9月18日の続き
いよいよ静内S.Sへ到着。
昼飯を食べていて見学開始から5分ばかり遅れてしまった。
すでに見学者が厩舎を取り囲んでいる。
ここの牧場はアロースタッドと同じく厩舎の外から
首を出している馬を見学するスタイルらしい。
昨年までは放牧地を見学できるスタイルだったらしいが
近年マナーの悪い見学者による被害が増えてきた為、今年から
見学スタイルを変えたらしい。
ウイニングチケット、サクラローレルなどの人気のある馬は
さっそく人だかりが出来ている。
先にウイニングチケットを見るつもりだったが
ウイニングチケットはなかなか顔を見せてくれない。
5分待っても顔を見せないので先にサクラローレルを見る事にした。
サクラローレル発見。(右の写真)
しかし全身が見えないとやっぱり感動も半分だ。
でもその姿が見れただけでもやっぱり嬉しい。
この馬で始めに思い出されるのは春の天皇賞だ。
ナリタブライアンとマヤノトップガンの2強対決に注目が集まっていた天皇賞。
ほとんどの競馬ファンはブライアンとトップガンが叩き合う様をイメージしていたと思う。
自分もその一人でだった。サクラローレルも注目の1頭ではあったが
ブライアンを葬ってしまうとは考えてもいなかった。
最後の直線で外から白い帽子のサクラローレルがアッサリと
ブライアンを差し切った瞬間、頭の中が真っ白になってしまったのを覚えている。
そして有馬記念。横山典弘を男にしたあの有馬記念。
メンバーも揃って良いレースだった。
アンチ横山典弘の自分は馬券を外したものの心に残るレースだった。
ゴールの瞬間喜びを爆発させる横山典弘の表情が心地良かった。
そんなサクラローレルが目の前にいるのはやっぱり感動的だ。
さてお次はウイニングチケットだ。(左の写真)
サクラローレルを見た後再びチケットを見ようとしたが彼は姿をあらわさない。
余りにも長い時間顔を見せないので多くの見学者も半ば呆れ顔になっていたが
牧場のスタッフが彼の名を呼ぶとアッサリ顔を出したではないか。
見学者が一斉に殺到して写真を撮り始めた。
しかししばらくするとまた彼は顔を隠してしまった。
今日は機嫌が悪いのか、それとも見学者など見飽きているのか
今回は仕方ないのであきらめよう。
ウイニングチケットよ。また来年会おう。
この牧場にはその他にサクラチヨノオー、ホクトオー、ユタカオーにサクラチトセオーまでいた。
サクラチトセオーも素晴らしい馬だが紹介するのはまた別の機会にしよう。
静内スタリオンステーションに別れを告げて次の牧場はアロースタッドだ。