牧場見学日記1997年秋編その4




9月9日 曇り

今日は少し曇りがち。しかし天気予報では雨は心配無いそうだ。
朝一の電車で静内から新冠へ。
今日のお目当てはナリタブライアン。
昨日やっとの事でビワハヤヒデを見たからには
弟のブライアンも見たくなったのだ。
新冠の駅に着いたもののCBスタッドまで牧場マップを
見ると10キロ位ありそうだ。
タクシーでも呼ぼうかと思ったが、歩けるだけ歩いてみる事にした。


新冠駅からオグリキャップのいる優駿スタリオンステーションまで
歩きで30分ちょっとかかった。
優駿SSからブライアンのいるCBスタッドまで更に1時間以上かかった。maaberasukuraun
朝の6時20分に新冠駅を出て8時ちょうど位にCBスタッドに
着いたので1時間40分かかった事になる。
結構長い道のりだったがたくさんの馬が見れたおかげで
あまり長さを感じさせず楽しい散歩になった。
ところで8時に着いたのはいいけれど見学時間は10時から
と言うので2時間待たなければならなかった。
しかし2時間などあっという間だった。
見学時間は10時からであるがジャパンカップ馬である
マーベラスクラウン(右の写真)は既に放牧されており時間前から
見学者用の駐車場の隅にある見学台から見る事ができた。
G1勝馬にしては放牧スペースが小さいのは
やはりセン馬だからだろうか。
すぐ横の放牧スペースにはシルクグレイッシュがいた。


しばらくするとブライアンショップが開店したので店内へ。
店内はブライアン一色であった。好きな人は行ってみるといい。
自分はこういうグッズにはあまり興味がある方ではないので
すぐに店を出た。(ちょっと外が寒かったので入っただけ。)
自分が唯一買うグッズを言えばマグカップくらいだ。
ちなみに静内で買ったライスシャワーのマグカップを今も愛用している。



naritaburaianその後ショップで売っていたアイスクリームを食べながら(寒いのに)
待っているとあっという間に10時になった。
牧場のスタッフが集合を呼びかけている。見学希望者がゾロゾロ集まってくる。
軽く3、40人はいる。今までの牧場とは人数が違う。
夏休みは終わっているはずなのにこれだけの人数を集めるのだから
さすがナリタブライアンだ。(左の写真)さすがCBスタッドだ。
この他にCBスタッドにはナリタタイシン、マイシンザン、レオダーバン
などが見学出来た。
中でもナリタタイシンはファンサービス旺盛だ。
見学者がやってくるとポーズをバッチリ決めてくれた。
最高だゼ。ナリタタイシン。
しばらく時がたてばマーベラスサンデーもやってくる事だろう。
そうなればもっと楽しみだ。



CBスタッドに別れを告げて次は新冠町農協畜産センターへ
ホワイトストーンを見にタクシーを呼んだ。
(この頃になると急に体が疲れて歩く気力もなかった。)
畜産センターへ行くべくタクシーに乗り込んだが
タクシーの運チャン(運転手)に
「今あそこは見れないよ」と言われてしまった。
訳を聞くと悪質なファンによるたてがみ切り事件が
あったらしくそれ以来見学中止になっているそうだ。
次はどこへ行こうか途方にくれていると
タクシーの運チャンがダイユウサク
を見に行こうと言うので一緒に行く事にした。



ダイユウサクは八木牧場種馬センターにいた。daiyuusaku
一緒に来ていたタクシーの運チャンに
写真を撮ってもらった。(右の写真)
写真左の男が私で右の馬がダイユウサク。
奥にいるもう一頭はセレスティアルストームという
種馬だ。(オークス2着のナナヨウイングの父)
そのほかには某テレビゲームで一世を風靡した
種馬ノーアテンションもいた。
そばに若い女性ファンもいたが
ダイユウサクの写真を撮らず、ノーアテンションの
写真ばかり撮っていた。



話は変わるが一緒に見に来たタクシーの運チャンは馬の写真撮影が
かなり好きらしく、別れ際に運チャン自身が撮ったらしい写真を
何枚か見せてもらったがめちゃくちゃキレイに撮れていて
羨ましかった。
特にヒシアマゾンを撮った写真はきれいだった。
馬界を走るタクシードライバーは馬を愛する男が多い。



旅の最後はやはりオグリキャップである。ogurikyap2
去年と変わらず草を食んでばかりいて一向に
こっちを向いてくれる気配はない。
あまりいい産駒は出てこないが
この馬は来年こそいい馬を出してくるに違いない。
そう信じて来年もまた見に来よう。
さようならオグリキャップ。
さようなら馬界。




1997年秋編終わり



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