イシノサンデーってどんな馬?




イシノサンデーの血統について

イシノサンデー
5月25日下総種付場にて

イシノサンデー サンデーサイレンス ヘイロー Hail To Reason
Cosmah
ウイッシングウェル Understanding
Mountain Flower
ジェフォリー アリダー Raise A Native
Sweet Tooth
JEFFO Ridan
Silver Service

父サンデーサイレンスはケンタッキーダービー、ブリーダーズカップクラシックなどG1 6勝。
日本で種牡馬になってからは日本の競馬界の血統地図を大幅に塗り替える大活躍ぶり。
代表産駒を書いていたらきりが無いくらいの活躍でこれからも名馬をドンドン輩出していく事だろう
と思われる現在日本最強種牡馬。

母ジェフォリーはアメリカで16戦3勝。ニジャナS1着、ハリウッドオークス2着など。
産駒としてアリダースルー(5勝)がいる。

母の父アリダーはアメリカで26戦14勝。フロリダダービー勝ちなどG1 6勝。
競走成績もさることながら世界の競馬界に与えた影響は著しく
アリシーバ、サラトガシックスや「サンデーサイレンスのライバルだった」イージーゴアーなど名馬を輩出
日本でも既にカコイシーズ、クリミナルタイプやあのリンドシェーバーなどが
種牡馬として活躍をしている。



イシノサンデーの現役時代について


95年度の成績

レース名 着順
新馬戦 函館 1着
オープン 函館 3着
黄菊賞 京都500万下 1着
ラジオたんぱ賞3歳S 阪神GⅢ 2着

新馬戦はユノペンタゴン以下を押さえ勝ち上がるが松永幹夫に乗り替わったオープン戦では3着。
その後500万下の黄菊賞でエイシンガイモン(後に関屋記念(GⅢ)を連覇)を破り
1番人気で迎えたラジオたんぱ杯3歳Sだったがオリビエ・ペリエ鞍上(だと思う・・・)の
ロイヤルタッチ(後の皐月賞、菊花賞共に2着馬)にアタマ差負けて来年へのリベンジを誓う。

イシノサンデーよーん
6月14日下総種付場にて

96年の成績

レース名 着順
ジュニアC 東京 1着
弥生賞 中山GⅡ 3着
皐月賞 中山GⅠ 1着
日本ダービー 東京GⅠ 6着
セントライト記念 中山 GⅡ 4着
京都新聞杯 京都GⅡ 5着
スーパーダートダービー 大井 3着
ダービーグランプリ 盛岡 1着

年が明けて96年。
初戦のジュニアCを白星好発進で迎えた2戦目の皐月賞トライアル弥生賞だったが
1番人気に推されたもののダンスインザダーク(後の菊花賞馬)に敗れ3着・・・・・
期待外れのレースにガックリしたファンも少なくなかっただろう。

しかし勝利の女神はこの馬を見捨ててはいなかった。
運命のレース、皐月賞(G1)を迎える。
昨年の3歳王者バブルガムフェローと武豊のダンスインザダークが「骨折」「熱発」で欠場。
にもかかわらずイシノサンデーは前走の負けが効いたのか4番人気でのレースとなった。

しかし結果は四位洋文鞍上のイシノサンデーがロイヤルタッチ以下を引き連れて快勝!
今までのうっぷんを晴らす勝ちっぷりであった。
ジョッキー四位洋文にとっても嬉しいクラシック制覇の瞬間だった。

余談であるが私は弥生賞でイシノサンデー流し馬券を敢行して玉砕
皐月賞ではイシノサンデー切り馬券でまた玉砕していた。
その後もイシノサンデーの馬券を買えば玉砕、買わないと連絡みと言う悲劇が続いた。

その後ダービー、セントライト記念、京都新聞杯と戦ってゆくのだが
いずれも成績は芳しくなく、4歳秋で地方との交流戦に2鞍出走し
11月盛岡で行われたダービーグランプリではユーコーマイケル以下を退け
ダート王となって4歳シーズンを締めた。

イシノサンデー5月25日
イシノサンデー(5月25日下総種付場にて)

97年の成績

レース名 着順
京都金杯 京都GⅢ 1着
川崎記念 川崎 6着
フェブラリーS 東京GⅠ 9着
サンケイ大坂杯 阪神GⅡ 6着

年明け初戦いきなり京都金杯を狙ってきた。
その当時の私は「まさか使って来るとは・・・」と言うのが正直な気持ちだった。
金杯と言うと岡部幸雄がステージチャンプで負けた金杯を思い出してしまい
当時私はイシノサンデーの熱狂的なファンではなかったものの
イシノサンデーの出走に一抹の不安を感じていた。

しかし四位洋文とイシノサンデーのコンビは皐月賞馬にしては
不本意な3番人気とトップハンデを嘲笑うかのようにあっさり優勝してしまう。
個人的にはこのレースがイシノサンデーのベストレースと思っている。

その後は川崎記念では「砂の女王」ホクトベガの6着
中央のダートG1のフェブラリーSではシンコウウィンディーの9着
サンケイ大坂杯ではマーベラスサンデー(後の宝塚記念馬)の6着と破れた。

98年の成績

レース名 着順
AJC杯 中山GⅡ 6着
京都記念 京都GⅡ 2着
中山記念 中山GⅡ 5着
サンケイ大坂杯 阪神GⅡ 3着
天皇賞春 京都GⅠ 9着
安田記念 東京GⅠ 6着

前年からの長期休養を挟んで春先から芝路線に戻して
戦いは再開されたが・・・

メジロブライトがブッチぎったAJC杯
ミッドナイトベットに惜しくも差し切られた京都記念
サイレンススズカが逃げ切った中山記念
エアグルーヴ、メジロドーベルで決まったサンケイ大坂杯
メジロブライトの天皇賞
タイキシャトルが鬼脚見せた安田記念・・・

つねに皐月賞馬として期待され善戦したものの及ばず・・・
ジョッキー四位洋文を男にした馬は
98年に静かに引退した。生涯成績22戦6勝。


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