ライダー話日記特集 その6

【で、正月から更新作業なのです】 2002/1/1(火)

 元旦といえど仕事は普段通りにありますので、更新作業で年越しした後は、冬コミの疲労が回復してはいないのでいつもよりはちょっと早めに寝て、午前中遅すぎない程度の時間に起きてきて、大量の新聞を読みつつ雑煮食べて仕事に…といったところです(おせちは苦手)。帰ってきた後は、つい今年も筋肉番付を「ちょっと時間長すぎ…」とか「室伏の実力が飛び抜けすぎでいまいちつまらんなあ」などと思いつつ最後まで見てしまい、それからまた更新作業に。

 ふくろう掲示板を閉めた処理の後もずっと更新作業をしていたというのは、これは『仮面ライダーSPIRITS』部屋の突貫工事。11月末に暫定TOPだけ設置して、「02年より本格始動…」としておいたのを正式に作り直しているのですが、なにも文字通り02年から、と年明け早々から取りかかっているのとは少々事情が違うのです。事実「年も明けたしいよいよやるぜ!!」という意気込みも入っているのはそうなのですが、それより「02年になってしまったからには作っておかないとヤバイぃっ!!!」という状況になったからなのです。
 現在のところ、ネット検索エンジンで最大手といえるのが、ディレクトリ型ではYahoo!、ロボット型ではGoogle。そしてヤフーでもディレクトリにない語句の検索では、以前はgooを導入していたのを現在ではGoogleが使用されていることから、Googleのシェアは最大に近いといえるでしょう。ただしGoogleはページが検索に反映されるまでに時間がかかり、その期間がどれくらいかは私は知らなかったのですが…。
 冬コミ前後に、うちのトップページへのアクセスに、仮面ライダーSPIRITS部屋を経由して来るケースがちらほら目に付きまして、しかしまだ暫定設置のSPIRITS部屋からトップへというのは妙だな…??と首を傾げて思い当たったのが検索。自分も常々、定期的に『仮面ライダーSPIRITS』関連ページの検索をかけては「くそおぉ、サイトがない!!」などと悶えていましたから、試しにGoogleで検索……案の定。SPIRITS部屋“魂”がGoogle検索に引っかかってきちゃったのか…。しかも、こともあろうに随分上の方に来ちゃってる。何故よっ!? Googleのランクって基本的にリンク数で決まるはずじゃあ…(いや語句の一致度でランク上がっちゃったのか)。
 かくなる上は…。『SPIRITS』サイトを捜しまくってはなかなか巡り会えない切なさは自分も体験済み。だったら、検索して来た人に応え得るよう、ある程度のコンテンツを用意しておくしかあるまい! 本日中はまだ繋がらないながら、こうして年明けSPIRITS部屋強化週間の幕開けとなったのでした。

【見切り発車】 2002/1/3(木)
 『仮面ライダーSPIRITS』部屋をなんとか形にしてオープン。メインにするつもりのエピソード紹介に力入りすぎて、ここだけで一日がかりになり、年賀状も手つかずのうちに2号編語るとえらいことになりそうなので、エピソード紹介はまだ1話だけに。うーん…どうも話の要約がヘタなのかもしれない。思い入れが入りすぎてダイジェスト化するのに削るに削れないんすよ。
 もうちょっとプロの仕事っぽく切るべき所は切ってすっきりまとめられませんかねー。そりゃ編集系のプロじゃないにしても、ゲームのコメント書き4000タイトルやってきた人間なんだから、自分よ。いや、単にモノが捨てられない奴なのか。

【重ねて言いますが…ココまでやるの初めてデス】 2002/1/4(金)
 仕事上がれたのが普段よりちょっと早めで、地元の本屋の閉店にギリギリ間に合ったので、ただいま友人に貸し出し中の『仮面ライダーSPIRITS』2巻の2冊目を買ってきました。…2冊目。手放すのが嫌ならそもそも貸さないので、別に貸している間に読みたくなったとか、サイト作るのに手元に必要だからという訳ではありません。むしろ、最初から2冊目を買うつもりだったから元々持っていた方は心置きなく貸したのです。
 それにしても私は連載の雑誌を買ったり、省スペースのため文庫版を買い直す以外で同じ漫画本を買ったりはしないタイプです。雑誌は…空飛ぶイナゴが表紙なのを見たら思わずあの厚すぎるマガジンZを今月も買ってしまい、『SPIRITS』だけ切り抜いて資源回収ですが…。単行本2巻については──自分はあんまり本の保管状態が良くない方なので保存用に2冊あってもいいとか、自分用に1冊は持っていてもう1冊は貸出し用にして布教しようとかいう考えもあるにはありましたが、しかしその最たる理由は、『右腕の記憶』に前編って付いていない版を買ってやるーっ!!(泣)(初版の前編の誤植を見ると悔しいから)ということだったりします…。我ながらやり過ぎの気はします。

【同人古本屋へなだれ込み…】 2002/1/5(土)
 フクロウ展を見て、サンシャイン内で遅い昼飯だか早い夕飯だかを食べた後、探し物があったのでじまさん同伴のままK-BOOKSへ。探し物というのは、『仮面ライダーSPIRITS』のストロンガー編前編の載っているマガジンZで(立ち読んだ後で買おうと思ったらなくなっていた…)、K-BOOKSで雑誌は扱っているのかは知らないけど一応見てみるかと。結局、週刊・月刊誌の類はないらしいので、ついでに古本同人誌のフロアを覗いていました。
 そしてまた捜す自分の同人誌(大笑)。さすがに、どんどんマイナーへ移動している最近の本はコピー誌なのでないだろうと格ゲーあたりを見ていたのですが、今回は発見できず。
 とりたてて今欲しい物もないので、じまさんを探してみたら、有名作家のコーナーで今ハマっているという某プロ漫画家の同人誌を前に悩んでいる。プレミア本はショーケースの中に入っているのですが、それほどプロの同人誌に興味がない私としては──例外的に買っているのは、たまたま初期から見ていて、企画的にも面白い&ためになる島本和彦と、他の作家の作品とのクロスオーバーが面白い新谷かおるの2サークルだけ──「へぇ〜、この人こういう同人誌出していたんだ」などと珍しがりながら見ていたのですが、「こ、これは?!」と思ったのが、某ジャンプ系プロの特撮ジャンル本。表紙がV3と…結城さん!?(ライダーマンではなく本当に素顔の結城さんなんですってば) ど、どうしよう!! 表紙しか判断基準がない上にプレミア価格…。でも表紙が結城さんだし…。作家自体はわりと昔から読んでいる人で、熱血属性の人と踏んでいるのですけど…。そして発行が3年前となると今手に入る可能性は薄いかも。……よし、結城さんのためだ!!(by助手達) 2巻まで出ていましたが1冊しか買えるお金がなかったので、試しに結城さん表紙の1巻を買ってみました(2巻の表紙はクウガなのでまあいいやと)。この漫画家の同人誌の存在を知っている人が読めばどれのことか判りますネ(苦笑)
 ちなみに、中身は新旧(主に旧)の特撮とりまとめ本で、仮面ライダーは入っていなかったのですけど、ネタも半分くらいは分かるものだったし、その作家のキカイダー漫画は良かったのでいいか。表紙は結城さんだし(結局それに尽きるらしい)。

【修羅場のお供に。というか、洗脳?】 2002/1/12(土)

 休みのところで藤条さんと会うことになっていましたが、シフト交替で夜バイトに出ることになったし、ギガ2本もこの週末に入稿しないといけないので日中は原稿を進めたいし、と断りの電話を入れたら、療養中というのに藤条さんが家まで来てくれることに。

 加筆10ページがのしかかる状況ながら、
「BGVに適当にビデオ流すけど、仮面ライダーV3とBLACK、どっちがいいっ!!」
「…じゃ、じゃあV3」
 と、問答無用の二択でV3対ライダーマン〜ニセ結城の回あたりを見せて、シーラカンスキッドはどうやってニセ結城と入れ替わったかを真面目に話し合ったりしていたのでした。
(※何のことかというと、シーラカンスキッドが倒れているライダーマンを跨いで逃げて行くんですが、このライダーマンは素顔も結城さんの顔に整形した偽者。そして次回明らかになるニセ結城の正体はシーラカンスキッド。…てことは、V3の目を欺くためシーラカンスキッドも替え玉を用意して逃げる途中ですり替わっていたんだなっ?!)

【休みでテレビ見てました】 2002/1/21(月)
 休みったって、シフト入れ換えの都合で夜は非番になっていたので、普段は家にいないから見ないテレビを見ていた次第。
 スカパーのファミリー劇場でやっている「宇宙刑事ギャバン」は、そろそろ父親と再会かなーとビデオスタンバイしてみたらビンゴ。「特撮大戦」の方でこのエピソードを知ったのですが、これは…リアルタイムで見ていたら泣くだろう!いやゲーム版の再現イベントだけで泣けた!! と、かなり衝撃受けまして、終盤の一連の話は録画しておこうと思ったんすよ。ファミ劇だとギャバンはしょっちゅう放送しているらしいのですけど。今回、42話目は父親の消息がつかめたところで、メインはむしろ電ちゃん(後のシャリバンこと伊賀電)登場か。わりと最終回まで間がある状態で次の主役が出ていたものだなあと構成に感心してみたり。次週の千葉真一(ギャバンの父・ボイサー役)が楽しみ。

【SPIRITSスカイ後編の前にスカイライダー最終回】 2002/1/22(火)
 ファミリー劇場でスカイライダーの最終回。録っていたけど、後半10分ほどでテープ切れました。昔のライダーの最終回はオトナになってから見るには脱力するんでまあいいや。母親の命を奪ったボウガンで首領にダメージを与えるあたりはなかなかなのですけど、首領…いきなり巨大怪獣だし…。2号とストロンガー以外は最終回でいきなりわらわら集まってくるし…。伝え聞いた「8人のライダーは宇宙に消えていった」というのを確認できたのでよしというところなんですが、宇宙に…消えたようには見えなかった…。
 スカイライダーは、まとまって実際の番組を見るのが初めて『仮面ライダーSPIRITS』版に先行したのですが、飛ばなくなった中盤からしか見ていないので、スカイの特徴といって頭に浮かぶのは、やっぱり先輩が入れ替わり立ち替わり助けに来ることとがんがんじいの存在。あと、前期EDと、後期OPの歌詞はかっこいい…かなあ。『SPIRITS』でスカイの要素をどう活かすのか、最終回見てますます想像つかなくなったのでした。

【進まないなあ】 2002/1/26(土)
 突如就職問題が差し迫り、禍根を残す辞め方となることに滅入った気分のところに、朝から寒い曇天模様。とりあえず、昼過ぎになってマガジンZを買いに本屋に出掛ける。2号編を熱く語ると気分も晴れるかもしれないとエピソード紹介書きだしましたが、3時間かかって前編も終わりゃーしない! イヤ別に気分的な問題じゃなくて文章力の問題で。

【ちょっと同人計画考えてみる】 2002/1/27(日)
 就職活動の結果次第では、個人での同人活動はやめることになるかもとは覚悟しているのですが、そもそもボッツ本が終わったら後は特に予定はないのですし。で、別ジャンルで考えてみると…。
 『仮面ライダーSPIRITS』はオフラインの同人でもやりたい気はするのですけど、描きたいネタがある訳ではなくて、SPIRITS部屋の内容を資料本みたいな形で出すのもいいかもと思っているくらいで。ネットだと名場面の画像載せられないんだもの〜。(でも『SPIRITS』のファンブックが出るらしいので、だったら別に同人でやることないか) 

【アギト最終回】 2002/1/27(日)

 「仮面ライダーアギト」はラスト3話になってからビデオ録りだしました。起きて見てはいるけど寝ぼけていて時々意識飛ぶので、ラストはしっかり見ておこうと。…が、この最終回5話前からの展開があまりにダレていたのでどうなることかと思った──というか2話前を録ったのを消そうかと考えてしまったほどで…。でも、先週は一気に話が収束してきて「これなら最終回でちゃんと締められるかも?」とちょっと期待。ラスト5話の構成に疑問はあるものの、それはまあ番組制作上の都合ってものもあったのかもしれないし、最終回への引きはあの「俺のために、アギトのために、人間のために」でよかったと思うので。それでも30分でどうまとめるのか不安半分、期待半分。
 結論から言えば、よく収集付けたと概ね納得して見られましたよ。最終回はOPなしでいきなり本編でフルに見せてくれたことや、半分近い戦闘シーンも見応えありましたし。ギルスは前振りナシでいきなり復活しちゃうのか…とか、結局氷川さん目はいいのか…とかツッコミどころはあるのですけど、過去2回蘇生させられた葦原涼に関しては死ににくい体質になっているんだろうと納得しちゃうので、「俺は不死身だ」以外に説明不要って気がするし、アギトでない氷川があれだけの戦いぶりを見せた&「ただの人間だ!!」の台詞が最終回を盛り上げてくれましたから。ラスボスとの対決をはっきり見せないことや生死不明でぼかすのはお約束かな…と肩すかしには思ったのですが、青年と沢木(仮名)の最後の会話で自分的にはOK。沢木の最期、シャンゼリオンの黒岩と重なる印象で胸がいっぱいに。そして、それぞれの後日談まで描いて、翔一(仮名)が無事だったことをちゃんと見せてくれたので充分と思えました。あとはレストランに可奈が居れば文句なしなんだけどなー。

 とはいえ、仮面ライダーはつい最近にBLACKとスカイの最終回見たものだから、これくらいならと許せるってのはありますネ…。(※BLACKはシナリオはいいのだけど尺の余り様が…。スカイは…昭和のライダーってこういうものだからと納得するしか(汗))
 最終回を見たら、アギトは最初から話を見てみたい気がしてきたのですけど、全話見ると…きっと結末に納得いかなくなってくるんじゃないかという予感もしております。

【ファミ劇は今日からスーパー1】 2002/1/22(火)
 CS放送のファミリー劇場は今日から「仮面ライダースーパー1」です。スーパー1は客演がないので録らないつもりだけど、ひととおり見てみますかー。リアルタイムで見ることは可能だった世代なので、同年代の友人の中にはスーパー1の記憶がある人もいるのですが、特撮をあまり見なかった自分はスーパー1の存在自体を今になって知ったくらいですが、スーパー1の造形は割と好き。銀と黒のカラーリングや、蜂というか猫っぽい顔がストレートにカッコイイ系と思えるので。
 OPのひらがなテロップは心の準備が出来ていたのでまあ大丈夫。しかしごっついマシンに乗っているんスね、沖一也。Vジェットの横幅にちょっとびっくり。
 1話目は、NASAに惑星開発用として改造される場面が大半だったのですけど、ヘンリー博士が…なんというかインパクトありまして、博士を見るたびに「ハスラー君」という言葉が頭の中をぐるぐるしていたのでした(演じているのは「大鉄人17」で訛とオーバーアクションが怪しすぎなハスラー教授役の人)。この人の怪しいガイジン喋りは強烈…。話の方は、1話目では最後まで自分の意志で変身できないことに「意外と地に足のついた話運びしているんだなあ」と妙な感想を持つのでした。そして変身前から拳法アクションばりばりの次回予告を見て俄然興味が。さすが元グリーンベレー! 格闘が出来る人を起用するとアクションが見応えあるなあ。結構好きかも、スーパー1.

【古本屋めぐり】 2002/2/2(土)

 やっぱり一日休みになる日はいいっすねー。昼まで寝たらだいぶまぶたピクピクの頻度が少なくなりました(まだちょっとしてる)。休みのところで、更新を進めようとか原稿を描こうとかやりたいことはあるのですが、せっかくだから探し物を片づけるべく遠出して古本屋を回ることに。

 ただいまの探し物。マガジンZのバックナンバー、セガサターンマガジンの長坂秀佳特集の号、村枝賢一が寄稿している同人誌、某ジャンプ系プロ漫画家の特撮同人誌の続き。文庫版エリア88。
 最初は、普段行かない新古書店を回るつもりだったのですが、路線の乗り継ぎが面倒なのと、後ろふたつは同人系の古本か委託販売店に行く必要があるので、とりあえず中野のまんだらけを目指すことに。こういったところは漫画雑誌などはあまり置いていないんだなあ。が、調べが付いていた村枝さんゲストの同人誌をいきなり発見。もう一方のプロの特撮本は、委託を扱っていたけど在庫なし。池袋まで行くのはまたにして、アウトのバックナンバーを漁ってみたり、ブロードウェイ内のゲーセンでちょっと遊んでいきした。

【龍騎も見てみる】 2002/2/3(日)
 せっかく日曜の朝は起きる習慣ついているところで、「仮面ライダー龍騎」も試しに見てみましたよ。あまりに奇抜すぎて、ネットでウワサ聞いていた時はまるで信用しなかったくらい抵抗あるのですけど、番組的に面白いってのはまた別物なのだし、と。
 実際見てみて、これは…面白い…の…かも? と疑問符付きでいい感じとは思えました。シナリオはアギトほど視聴者置いてきぼりで突っ走ってないし(まあ井上敏樹脚本の場合は確信的っぽいのでアレはアレでいいや)、現代的かつ怪奇色あり。鏡の世界という斬新な設定も特撮効果で魅せてくれてイケる。ちょっとCG合成が目に付きすぎるけど、本来のターゲットの子供には明るい画面で派手な効果の方が受けるでしょう。デザインは「仮面ライダー云々」と考えなければまあいいや。仮面ライダーナイト格好いいじゃん…。個人的には主人公のキャラクターが好きじゃないのだけど。
 しかし、「仮面ライダー」のタイトルでやる作品?というのは疑問。別に改造人間でなきゃ許せないとは言わないのですけど、近年のライダーでは「アギト」に抵抗なかったのは、身体的な改造ではないものの普通の人間でなくなった者の苦悩や葛藤が織り交ぜられていたからだし、基本的なテーマはそこだと思っているので(クウガはまったく未見なので比較不能)。それよりカードで戦う人を仮面ライダーと呼びたくはないんですが。遊戯王か?!って。
 うーん、しかしそういうことは、ずっと話が進むうちに「なるほど、だからこそ龍騎は仮面ライダーなのか」と納得させる展開が用意されているのかもしれないし、今論じられないでしょ。最終的に「仮面ライダー」と納得させてくれるものだといいのだけどと思いつつ、まあそういうことを気にしなくても面白い番組ならそれはそれでいいし。と、朝起きられた時だけてきとーに見てみようかと思っていマス。合わないようなら見なくなるだけで。

【勢い余って仮面ライダーメモリアル】 2002/2/6(木)

 バイト先のコンビニで今週の新規商品で案内があったのが、フィギュア付き玩具菓子の「仮面ライダーメモリアル」。お菓子の発注は、特に大々的に展開するのでもない限りは任されているのですけど、個人的にコレはあまり入れたくなかったんすよ。理由は単純に、この店の客層ではそう数が捌けないと思ったこと。300円の値段でかなり出来の良いフィギュアなのですが、種類がアギトまでの歴代ライダーというならともかく、旧・新の1号、本郷猛、ショッカー戦闘員2種という、初代のダブルライダーでさえない1号に絞った取り合わせで5種。後にこのシリーズが続くとしても揃えようという購買層はかなり限定されるだろうと。そして、そこまでコアな客層以外については、あらかじめ中身が選べるだけに、特定の物が余ったときに処分が付かないことが見込まれる。そこで、特定種類だけ減ったときに格好つかないので、1ロットじゃなんだから2ロット、とりあえず様子見で動きが良ければ追加で、と店長には相談しておいたのですが、火曜夜納品で昨日店行ってみると……えーと、私が1ロットあたりの数を考え違いしていたのでなければ、こんなに取った訳ないな…。どうやらオーナーが勝負に出た模様ですが、ま、オーナーの判断で大量に入れることにしたのなら口を出す筋合いはないし、私の読みは店長には伝えてある。自分の発注ミスじゃないんだから知ーらないっと。

 果たして、80個入ってきたところに昨日1コしか売れていないので気の毒になったり、サンプルを見てライダーの目が気に入ったので、今までフィギュアは眼中になかったのですが、360度見られるモデルがあると役に立つかもと考えつつ新1号だけ買ってきました。なかなか格好いい。
 しかし「メモリアル」の続シリーズが出たら各ライダーだけは買ってしまうかも…という気も。藤岡弘監修の本郷猛には興味なくても、結城さんがフィギュア化されて出来が良かったらそりゃ買ってしまうかもしれないなあ…。

【なぜか仮面ライダーづくし】 2002/2/21(木)
 バイトを辞めて就職活動に取りかかるまで、私が休みのうちにと藤条さんが遊びに来たところで、怒濤の仮面ライダー尽くしな日。イヤ別に必然性はあっての話なんだってば、少なくとも最初のうちは。
 そもそもは、SPIRITS掲示板のアイコンの元絵を見たいと藤条さんに言われたことに始まって、「(私が描くのに)一番無理してるっぽいのは筑波洋かな」と言われたもので(それはまあ確かにそのとおりでほとんど地の絵にしかならなかったんだが…)、「じゃあスカイライダー出演時の村上弘明を見てくれ!!」とスカイのビデオ上映会に。後期の髪型の筑波洋のカットがすぐに出てくれば済むハナシだったんですけど、たまたまテープが合っていたのが「やって来たぞ風見志郎」の回。ちょうどがんがんじい初登場の話でもあるもので、あれは本編からこーいうキャラだと学習しつつそのまま見てしまうことに。そして風見志郎…というか宮内洋がツッコミ所ありすぎで…(笑) 戦っているのはV3だけで後半は風見志郎が主役化しているし、ある意味(ヤな)スカイらしさをほとんど押さえている話を見せてしまった…のか…?? 
 そこで硬派なスカイらしさがコレ、と、前期EDを見せておく。前に電話でSPIRITSスカイ編の「それだけでもいい」の台詞と前期ED曲「はるかなる愛にかけて」の歌詞の関連を聞かれたもんで、歌を聴けば例のコマは納得でしょと。
 ただし、それだけで留まらずに、ZXってこういう奴なんだってば!とZXのED歌詞を見せたり(「黒い憎しみ」とか、「復讐色の哀しみ」とか、主人公の歌詞じゃないよ…)、この破壊力を思い知れ!!とBLACKの主題歌エフェクトなし版を聴かせたりとおまけが付くのだけど(後者は話のタネを超えてイヤガラセであり1番でリタイア)。
 さらに「今の撮影技術の仮面ライダーはこうなった」、とアギト上映会にまでなだれ込み。最終回だけ見ても判りづらいのでラスト2話。BGV代わりにのつもりで結構まともに見ていたり(苦笑)
 アギトの後に必然的に??シャンゼリオン大会になっているあたりもうワケ分かりませんが、謎の特撮しばりな会合の本題はなんだったんだっけ…? 人にあげてしまったPS版「シルエットミラージュ」の資料用ビデオの代わりに全デモ収録したテープを作ってあげると約束したので、そのクリアプレイを見に来たんじゃなかったか??
 まあアレですね。私に『仮面ライダーSPIRITS』と原作番組の繋がりを訊ねたりするとこうなるってコトです。いや、訊かなくても勝手に語りだしますが。(どっちにしろハタ迷惑だが興味を示す人間相手には容赦ないラシイ)

【嫌なら見なければいいんだが…龍騎。】 2002/2/24(日)

 でもって、好きな人も気分のいい話ではないから読まない方がいいと思うよ。

 たまに寝過ごして見ていない「仮面ライダー龍騎」ですが……見るとそれなりに面白いし、先は気になるのだけど…見ていて気分が良くないので、どうしたものやら。イヤなら見なければいいのですけど、出来れば見たいから困っている訳で。特撮シーンやアクションはかなり好きだし、シナリオも現代に合っていていいと思うんですよ。デザインも「仮面ライダーかなあ」と思うのを抜きにすれば別に嫌いではないし、動いているとイイ感じと思う。じゃあ何が「見るの嫌」と思わせるかというと…すいません、ここまでキャラクターがことごとく嫌いっていうのは初めてです…。
 私の場合、「好きな作品に好きなキャラクターがいない」あるいは「どのキャラクターも好きで、裏を返せば特に個々のキャラクターへの思い入れはない」ことも多いんですよ。アギトはこの例でしたが。そして、当たり前かも知れませんが、主人公が好きでないと群像劇でない限りはその作品自体も好きではない、というか関心が薄くなる。一番多いパターンが「登場人物の一人が強烈に好き(主に脇役)で、他のキャラもひととおり好き」というところ。キャラクター的に嫌いでも役柄としては嫌いでないということもあるし。
 これまでがそういう見方でしたから、この「どのキャラクターも好きになれない」というのは、自分的にカルチャーショックな事態。特に主人公…一番合いません。先輩女性記者の言い分そのままぶつけたいくらいですが、その先輩の方も共感できない。──はっ、それとも脚本としては、そういう「なんだよコイツら」的に狙って作っているのだろうか?! それで見ているうちにだんだん思い入れが湧くような展開にするつもりなんだろうか。あー、そう考えると納得できるような気もしてきました。…が、ダメです私。思い入れが湧くまでついて行けないかも…。

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