ライダー話日記特集 その4

【ゼクロス】 2001/9/21(金)
 TVでは特番1回のみで媒体は雑誌連載企画だったという「仮面ライダーZX」のビデオを借りてきました。どうやら村枝版『仮面ライダーSPIRITS』の鍵が「ZX」らしいし、忍者ライダーというのも気になるし、某掲示板でいい試合しているし(←謎。近頃どこに入り浸っているかが判る)。
 これは84年作で、やっぱりこの頃になると特撮技術が大分向上していて安心して見ていられたのですけど、どうしてもツッコミ入れずにいられない点が。基本通り悪の組織に改造されたZX、途中まで組織のために働いているのですけど、事故をきっかけに記憶が戻って組織に反旗を翻すことに。その戦いの中で歴代の仮面ライダーと遭遇するが、最初はライダーを敵の改造人間と誤解して戦うことになってしまう。誤解が解けた後、V3=風見志郎たちはZX=村雨良に仮面ライダーのことを教えるのですが…。そこでおもむろにビデオを見せるんですよ(笑) てゆーか、戦いの模様を撮っていたんですかアンタ達…?! 歴代ライダーを紹介するセリフに被せて映像を流すあたりが妥当と思うんですけど。それよりいい大人の男4人してビデオ見ている様が妙にウケたのでした。

【コレが説得だ!】 2001/9/22(土)

 北海道のフクロウ土産を持って藤条さんが遊びに来ました。そこで私のここ最近の特撮へのハマリっぷりの話に。ここまでハマるとは、ということもあるでしょうが、付き合いの古い友人から見ても尋常じゃないのは、キャラに敬称付きという点でしょ。私は日頃、意識的にでない限りキャラクターに敬称付けて呼んじゃったりはしませんから。唯一の例外で「ギース様」(餓狼伝説)がありますけど、これはカリスマ悪役ならではの呼び方ってもので、むしろゲーム誌からしてギース様と呼ばない方が少なかった気さえしたり(笑)。
 で、「結城さん」はと云うと。6日の日記で書いているように劇中の助手達の呼び方に倣ったのというのは、そう呼ばないといけないような気にさせられた(??)からなんですよ。ネット上で見ても結城丈二は「さん」付けで呼ばれていることが多いのも同様の理由なんじゃないでしょうかねー。が、そうは言っても知らないものは理解しようもない。疑問を差し挟むなら見てからにしろ!と、勢いでライダーマン登場編の43.44話を見せることに。(スカパーの放映を待たずダビングするつもりでZXと一緒に借りてきていたのよ。)
 改めて見てもやっぱり助手達の結城さんへの尽くし様はただ事じゃない。処刑されようとする結城さんを助けるために仲間の戦闘員を硫酸プールに突き落とし、自分達の身も省みず一緒に脱走し、さらには「結城さんのためだ」の一言で肉親を巻き込むことさえ厭わず、追っ手に見つかった際には「死んでも結城さんを守るぞ!」と無謀にも立ち向かい…。な、何が彼らをそこまでさせるんだっ!? そこまでの人望を見せつけられると、この人は呼び捨てにする訳にいかんだろうという気にさせられます。その様を見せつけられた藤条さんもとりあえず納得した模様? よーし、うんうん、よぉし。現物の説得力に勝るものはなし。←説得というかこれは洗脳か…?

 この2、3日は毎日のように詰まっていた「特撮大戦」もクリア。ウルトラマン&巨大ロボ系のLサイズユニットは各1体を除いていなくなるとは耳にしていたし、実際、ラスボス戦にLユニットは出番ないのですけど、あまりに気前よくユニットが離脱していくので惜しい気も。つくづく昔から特撮の最終回は差し違えで自爆が多いのね…(汗) ファーストプレイで最後まで居たのは、ウルトラ兄弟はセブン、ロボはレッドバロン。初代ウルトラマンとジャック、ジャイアントロボとワンセブンが原作の最終回のエピソードで姿を消すことになった模様なのですが……クロスオーバーのゲームで最終回をそのまま再現して、実際それ以降そのキャラクターを使えなくする必要性があるのか疑問。他の作品が絡むことでifの展開を実現できることに意義がある気がするのですけどねー。生存していれば博士に転向してくれる結城さんはまだ救いがあったんだなあ。
 バイオ系をクリアしたところで続いてメタル系で開始。今度は別のルートに進むつもりですけど…ライダーマン編を外すのは心情的にツライ…。

【今月の『仮面ライダーSPIRITS』】 2001/9/26(水)
 今回に関しては説明するだけ野暮っていうか、読んで解る人だけ解ってくれ!てことで。しかし、仲間内に『ライダーSPIRITS』読ませまくってはいるものの、今月号はさすがに原作を知らなくても楽しめるという訳にはいかないかも。自分が先週「ZX」を見ておいたのは絶妙のタイミングだったようで、それを心底幸運に思いました。もろにZXとリンクしていて「まだストロンガー編なのに、ここでこう来るかーっっっ!!」と言うしか! その上、ついにこの顔合わせが…うわああ!!! 来月の2巻はアマゾン編までで、今回の話は3巻を待たなくちゃいけないなんて…ああもう、それまで我慢できそうもない。観念してマガジンZ買うよぅ。
 椎名高志が、ストロンガーを格好良く描くのは無理だろうと言ったところ、そのプロットを聞かされて唸ったという話をご自分のHPに載せていたので(あ、その日記はもう消えてますので。ちなみに椎名百貨店はココ、ストロンガー編はずっと楽しみにしていたのですよ。それがコレのことだったのか、怒濤の展開に圧倒されまくり。城茂が本当にTVのまんまバラのプリント付きGジャン+S字入りTシャツだったことに大笑い。
 それにしても、今号を読んで実感したのは、村枝賢一は「漫画が上手い」漫画家なんだなーと。もっと絵が巧い作家やストーリーが濃い作家は大勢居るとは思うのですよ。しかし村枝サンの場合は「魅せ方が上手い」というべきか、漫画としての見せ方を心得ている人だと思うのです。

【PS版「V3」】 2001/9/27(木)
 なんだか仮面ライダー日記と化している部分がありますが、なにしろ現在になって過去の膨大なシリーズのビデオやらゲーム化作品を追いかけようっていうんだからタイヘンな訳で。
 で、本当は「スーパー特撮大戦2001」と同時に買うつもりだったPSの格ゲー版「仮面ライダーV3」をやっとプレイです。どうせバンダイのことだから待っていれば廉価版を出すだろうと様子を見ていたのですけど、11月にも予定がなかったので。
 かなりファン心理を掴んでいて出来も良いとの評判は聞いていましたが、製作が「KAZe」だったんですねコレ。格ゲーも作るんだー。う、3Dだけにバーチャ系の技コマンドなのが慣れていないのですけど、目的はとにかく一旦クリアして、ストーリーモードクリア後に出るライダーマン編をプレイすること。変身前でも戦えるし〜♪ 幕間のポリゴンデモも変身しているかどうかで展開が変わってなかなか出来が良いと思うのですが、一号、二号、V3とちゃんと本人が声を当てているのに、敵方は首領の納谷悟朗さん以外は別人になっているのは残念。沢りつおさんあたりはまだ現役じゃなかったっけ…? それに問題は結城さん。誰か近い声質の人がいるかなと心配していたのですけど、かなり似た感じの人で、かけ声もちゃんと「やあ!」って言ってる〜♪ アーム交換がまるっきり隙になってる〜。朝5時までかかって全員分のストーリーモードをクリア。

【Wake UP, ザ・ヒーロー 燃え上がれ〜♪】 2001/9/28(金)
 給料日。ここぞとばかりに1ヶ月我慢していた分の買い物です。なにしろ今月は9/1にして給料を使い切っていたもので…(汗) メイン買い物は、仮面ライダー初代〜クウガまでのOP・ED曲を収録のCD「仮面ライダー ソング&データファイル」。ZXの主題歌と、BLACK、RXのOP曲が目当てだったので、聞いているのは2枚目のディスクだけなんですが。しかし、CDを買おうと思い立ったBLACKのOP曲…ダメだ。曲と映像が格好イイのでTVで見る分には大丈夫なんですけど、CDで聞くとボーカルがはっきり聞こえちゃうワケで(しかもこの収録されているのがエフェクトなしバージョン)、倉田サンの歌だけ聞いちゃうとキツイ。歌なしのメロオケで聞くと屈指の名曲なのに…(汗) 多分カラオケで歌っても元の歌よりも下手になることがなさそうなのは安心ですが(失礼な…言い過ぎか)。逆に、ようやく宮内タカユキの本物の歌で聞いてみたら、ここまで格好良かったのか!!というのが「RX」。MASKED RIDER LIVEで別の人が歌っても良い曲だったのですけど、もう「RX」だけ延々と回り続けています。それと「ドラゴン・ロード」。
 あとはPS用メモリーカードを買ってきて「スパヒロ」「特撮大戦」など特撮系ゲームの保存版イベントデータをまとめて入れてみたり。(しかもこのメモリーカード「結城さんメモカ」なる呼称がついていたりします…)

【TVも購入〜】 2001/9/29(土)
 月初めにスカパー用のチューナーと新しいビデオデッキを買ったもののテレビが旧式すぎて繋げられなくなった…という間抜けな状況で4週間我慢しましたが、ついにテレビも新調しました。入力端子が3つあるのでビデオ・チューナー・ゲーム機と全部使えます♪ フラット画面だしS端子もあるし。しかし、1ヶ月にこうも家電総入れ換えとは勤めていたときよりよっぽど出費が派手です。ここでデジカメも買っておきたいところながら、「財布に入っている金を使い果たすまで買い物をする」性癖は我ながらコワいので、あとは借金返済に回すことにしておこ…。こう書くと相当に金遣いに見境のないかのようですが、予定外の買い物はしていないし、代わりに遣わない時はまったく遣わないで何週間も過ごすワケで、つまり金遣いの落差がかなり激しいというのが正確なところかと。

【月曜は特撮デー】 2001/10/1(月)

 もはや一過性ではなさそうなにわか特撮ファンぶりですが、3ヶ月前までまったくの素人で、今だからいくらでも調べようがあって急速に知識が付いているだけです。わざわざ日記を読んでいる奇特な人も、せっかくだから一緒に詳しくなっておきましょう(笑)
 かといって、特撮というジャンル自体が好きになったかと云うには少々ちがって、「断片的な知識があるから懐かしさや確認のために見る」「好きな役者の出演作を追いかける」「見てみたら面白かった」の3パターンのどれかで個々の作品を見ているというところ。だから最近の作品にはほとんど興味がないんですよ。
 しかし、特撮系の話題での発言を見ていくと私の生年は特定できますね。「仮面ライダーV3は生まれる前」で、「ゴレンジャーは年代的に見ていない(生まれていないとは言っていない)」訳で。まあ元々ある程度の年ぼ齢は判るようにしているし、隠し立てしている訳じゃありませんが。

 先月スカパーに加入してから特撮系のビデオが貯まりまくり。「仮面ライダー」2号編と「宇宙刑事シャリバン」の最終回あたり録ってみたのに加えて、「ジャッカー電撃隊」まで加わってしまい、あと「仮面ライダーBLACK」もシャードームーン編に入ったら録るつもり。その他にも録るほどではないけど見ているものもあるしぃ。で、妙に特撮番組が集中している月曜日。「ゴレンジャー」「宇宙刑事ギャバン」「大鉄人17」「忍者部隊月光」ときて、今日はテレ朝で「仮面ライダーアギト」の特番があると色々な人から教えてもらっていたので、せっかくだから見てみるかと。アギトは先週初めて見て、確かにアクション的にはかなり格好良いと納得したので(撮影技術の使い方に疑問はありますが)。とりあえずアギトスペシャルは録っただけ。
 さて、「大鉄人17」と「忍者部隊月光」は上に述べた理由の2番目で、結城丈二役で惚れた山口暁さんの出演作だから見ている訳。なにしろ「東海大相模付属に行っておけば役者お辞めになった山口さんに学食で会えたはずなのにーっ!!」とか言いだしているくらいです。←イヤその頃は山口氏のこと知らないでしょ自分…? が、「大鉄人17」に山口暁さんがチーフキッド役で出ていると知ったのはつい先週。スーパー特撮大戦のデモビデオでOPだけは見ていたのに何で気付かなかったんだっ! クレジットで名前がひらがなだったせいか、まさか悪役やるとは思わなかったせいか。でも、いかにもエリートっぽい顔立ちだし悪役は似合うかも。実際、シリアスでかなり格好いい役柄の名悪役だったらしいのですが、番組自体の路線変更で途中退場なのだとか。もうスカパーの放送も22話まで来ているけどまだ出ているかな…と望みをかけたら、ちょうど前回がチーフキッドが死ぬ話だったらしい。がああん!! ……ま、しかし加入した時にはもう路線変更後の話に入っていたようですし、どっちみち間に合わなかったのか…。くう、こうなったら「大鉄人17」はDVDが出たら序盤だけ買うか!?

【好奇心は身を滅ぼすよ】 2001/10/3(水)
 なんてゆーか、自分は甘かった…。
 昭和版の「仮面ライダー」ばかり追っている私、友人に昔の仮面ライダーの同人でもやおいはあったのかと言われて(アギトは知らんけどクウガは割合高いらしいですネ(汗))、30年近く前でやおい同人誌って存在していないだろうと取り合わないでいたら……あったらしい。「BLACK」あたりは親友との対決もので主人公も美形だから、今の同人系のお嬢さん方にウケそうだなと思っとりましたが、「V3」でもアリなのね…。…… …… ……。あー、そりゃ放映当時に限らずとも時期が経ってから出た可能性もあるか。まあ、現在『仮面ライダーSPIRITS』を読んでカップリング主張をするヒトが居るのは知っていたし、それなら実写じゃないからとまだ容認できなくもないのですけど。
 ──しかし、昔「V3」でやおい同人誌があったというなら、見たくないけど読んでみたい。矛盾しているようですが、見たくはないのだけどどーゆー解釈で描かれているのかを知りたいとは思うってワケ(BLACKは解りやすいので別にいい)。その説明だけ得られればいいのだけど。いやしかし、ヘタに見て「目にフィルター」かかってしまうってのは避けたいし、余計な好奇心は身を滅ぼすと思っておこう。それ以前に今では探そうったって遭遇することもなさそうだけど。

【……やるか?!】 2001/10/3(水)

 「スーパー特撮大戦」攻略本を買ってきたところで、中断していたメタル系シナリオを順調に進めています。といっても攻略はゼンゼン見ていないです。一度はクリアしているのだから共通シナリオ部分は判っているし。攻略本を買ったのはひとえにシナリオ分岐条件を見るためだけ。
 そして本で確認して改めて、こんなんで分岐するかーっ!!と。カレーをおごってくれという大ちゃん、主人公が大人のメタル系ならともかく、高校生のバイオ系主人公にたかって応じる方が不自然じゃないですか〜(汗) 全マップを通るためには4回はプレイしないといけないのか。
 メタル系主人公を選んだ2周目では、メタル系というからにはと宇宙刑事シリーズ関連シナリオを重点的に選ぶように。それで敢えてライダーマンでなくベル・ヘレンが仲間になるシナリオに進んでみると、ライダーマン編では「復讐の戦鬼」だったタイトルが、ベル・ヘレン編では「復讐の戦旗」に。なるほど〜。誤植かと思ってた…。
 現在のところ29話目の「禁じられた言葉」まで来ましたが、ようやく各作品のクロスオーバー度の高いシナリオが出てきました。巨大なアンヌ隊員と女宇宙刑事アニーが攻めてくる…。そして科特隊のイデ隊員の「美人は大きくても美人ですねえ」というなんとも間の抜けたコメントが可笑しい。加えてミニスカートで格闘するアニーが巨大化しているワケで、刺激が強すぎるから主人公は近くに行っちゃいけないという警告がさらに可笑しい。なんだかシチュエーションを想像すると笑えます。

 で、同人屋としてはこういう場面をそのままでも漫画にしてみたいと思うのですけど……これは自分にムリそうだし、難しいだろうなあ…。というのは、クロスオーバーのゲームという元々が同人的なものだし、「特撮大戦」のパロディにしづらいということと、さらに原作が実写ですから、そちらを全部見ている訳でないので絵を起こせない。それと、自分はこのかなり無茶なバランスのゲームをなんとかすることを楽しんでいるので、パロディ原稿を描きたいという方にそれほどモチベーションがないし。そうなると、むしろネットで何かというカンジかも…。攻略本が出た後で攻略サイトの意味も薄いかもしれませんけど、大手掲示板の情報がかなり頼りになったし。他にわざわざ「特撮大戦」を扱おうという酔狂なサイトが現れない限り、自給自足精神を発揮して──自分でやるか?! でもまだ2周目の半分なので、全ルート見てからだとえらく時期外しそうだしぃ…。

【特撮大戦2周目クリア…だけど】 2001/10/13(土)
 週1の休日、パソコン周辺機器類を見に行ってダラ外絵を描いて…という予定だったのですけど、出かけようとした矢先に洗剤の訪問販売が来たことで予定が狂わされれてしまうことに。いや自分が応対に出たワケじゃないので別に出かけちゃってもいいんですけど、人が来ている時に出て行きにくいなーとか思って、かといって腰を落ち着けて原稿も描けないし、とりあえず、と終盤まで来ていた特撮大戦の続きを始めてしまったのがマズかった。高難易度の対怪獣や巨大ロボット面ってどうかすると2〜3時間かかることもあるし…。狂ったようなバランスのレッドバロン面「大海戦」や宇宙刑事面「赤射・蒸着・焼結」のルートなんて二度と通りたくない程(しかしアレをなんとかクリアするのも醍醐味というかやみつきになってきた…)。
 訪問販売の人が帰ったのは2時間後で、なんだか出かける気もそげてしまうわ、特撮大戦はシナリオが大詰めだわで、そのまま特撮大戦をプレイし続けること8時間。おかげでメタル系をクリアしてしまいました。話的にはこっちを先にやるべきだったんだろうなあ。が、両方のシナリオをクリアしたところでやめときゃいいものを、見ていない分岐は気になるしメタル系でライダーマンルートも見たいしと、中盤の分岐前で止めておいた1周目バイオ系のデータからゴレンジャールートで再び始めてしまうことに。
 結局、今日一日スーパー特撮大戦2001しかやっていません! ああもう何やってんだか。

【村枝さん働き過ぎです】 2001/10/23(火)

 実のところ、『仮面ライダーSPIRITS』2巻は昨日のうちに早売りでゲットしていたのですよ。単行本2冊買えるお金はなかったので同時発売の『RED』8巻は置いといて(汗) まあ『RED』は今のところ連載で全部読んでいるし今回は過去の話だし。それより伊衛郎の目は無事なのか顔がどうなっちゃったかが知りたいのーっ!! 『ライダーSPIRITS』の方はXライダー編を未見だから。
 で、発売日前に書いちゃあ、ココを読んでいる『〜SPIRITS』読者も居ないとは限らないし、と思いまして。(遅れてUPの日記は後からまとめ書きのこともありますが、書いてあっても別の所が未完成なのでUPしないで後からまとめてアップロードの場合もアリ)

 それにしても何がスゴイって、迫力に欠ける写植文字がちゃんと書き文字に直されていたり、違和感のあるアマゾンの「俺がいる!!」の漢字が「オレ」に直してあったり、ライダーマン編の時代設定がデストロン数ヶ月後→数日後と空白期間がなくなっていたり、某掲示板でファンに突っ込まれていた部分がことごとく修正されていること。ここまで反映されていると、編集部の人か作者が掲示板チェック入れているとしか…ネット恐るべし。しかし1話目を除いて唯一、前後編でなく読み切りのライダーマン編、「右腕の記憶 前編」となっているのは当てつけのつもりかぁっっ!!! 
 『〜SPIRITS』はだんだん面白くなくなってきたと云う人も居るようですし、それでも2巻収録の話でライダーマン編、アマゾン編が好評なのと比べて、X編はいまひとつの噂でしたが、原作知識なしに読んで結構面白かったですよ、X編。単に仮面ライダー自体が有名なのが「V3」までだから、それ以降の作品を題材とした話は思い入れがなくて盛り上がらないってことのような気も。見開きで銀色牛をライドルでX字に斬り裂く前編の決めシーンは「おおっ、知らなかったけどXライダーってクールで格好イイじゃん!!」と思ったんですけどねー。ついでに、結城アンリ派としてはX編でさらに確信を深めてるし(笑) 
 根拠1・神敬介がアンリに「結城さんに聞いてるハズ」というセリフ。
 根拠2・ヨロイ元帥の姿に化けた液体金属を前に銃を構えた手が震えるアンリ。ヨロイ元帥に深手を負わされたアンリに恐怖心があるのは当然だけど、その場に頼りにできる結城さんが居ないこともあるんじゃないのかなーと妄想してしまうワケですよ。
 あー、でもX編は単行本で通しで読んだから良かったけど、月刊連載で前・後編を単独で読むにはあんまり楽しめない話かも…。

 11月にとらのあなで村枝賢一のサイン会があるので、『〜SPIRITS』&『RED』は発売日になってとらのあなで買えばサイン会の整理券貰えるかなーとも思ったのですけど、休みなしの上にまた単行本同時発行だわサイン会をやるわと命削っていそうな村枝さんを、ファンの相手でさらに苦労させるのが気の毒でなんだかサイン会に行っちゃ悪い気がして。そりゃサイン会の整理券の枚数は決まっているのだから自分が行かなかろうと変わりはないのだけど。

【やる気を出そう】 2001/10/24(水)

 家に遊びに来たことのある友達連中だと、実際に物を見ている人もいるはずで嘘ではないと解るでしょうが、これでも私は、予定の原稿や誰かに約束したイラストは割合すぐに手を着けてはいるのです。で、下書きあるいはペン入れまでした状態で1年や2年放っておいたりするのですけど(汗) なんだろうなあ?? 下書きなど絵柄が決まったあたりで気が済んでしまうのかなあ。
 何にしても、キリ番絵にしろ同人原稿にしろ描こうと思っていた絵はいい加減貯まっているし、それには夜にバイトがなくて、体力的にも余裕がある時でないと(バイトが昼だけでも力尽きて帰るなり寝てしまうことが多いもので…)。と、思い立ったが吉日、樹液シートの効果か(?)わりと元気なところでガンガン描いてみています。しかし、描きかけのはやっぱりそのままにして、新しい原稿に手を出しているので、途中のままになるものがさらに量産される気もするよ…。

 ともかく、気の向くままイラストを描きつつ録り貯めたビデオを消化の1日。ビデオは宇宙刑事シャリバン最終回と、今月頭にやっていた仮面ライダーアギトの特番、東映チャンネルでやっていたアギト劇場版の前夜祭を見ましたー。

【村枝賢一週間?!】 2001/10/26(木)

 『仮面ライダーSPIRITS』2巻は発売日前日、フライング販売していなかった総集編は翌日にゲット。そして給料が出たところで『RED』8巻を買って、26日は『〜SPIRITS』連載のマガジンZ。と、やたら集中的に村枝漫画の週。マガジンZも、前編から盛り上がったストロンガー編の後編なのでよっぽどフライングで買おうと思っていたんですけど、昨日はバイト前に本屋に行けず。

 そのストロンガー後編ですが……とにかく、なるほどと唸るしか。展開に唸ったのが前編で、演出に唸ったのが後編。いや、そんな冷静に納得している場合じゃないだろ!?という熱い内容で、ストロンガーはビデオでちょっと見ているし設定の知識もあったから充分グッとくる話なのですが、まず見せ方で「上手い…!!」と思わせられた方が先に立つんですよ。これまでの『〜SPIRITS』のエピソードが、現代に仮面ライダーが居たら…という、割とリアリティを感じさせるものだったのに対して、今回はTV版寄りの話なのに充分感情移入させる。ストロンガーの格好悪さ(ダサ格好よさ)を忠実に描きつつ見事に逆手に取ったなあと。そのダサダサ加減を敵に思いっきり馬鹿にされちゃあ読者は肩を持ちたくなるじゃないですか。そしてあの「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、悪を倒せと俺を呼ぶ」の前口上をこういう使い方で魅せるとは! 能力的にも上のZX集団と戦って既に大ダメージを負っている城茂。この不敵な台詞とともに変身したストロンガーの姿はボロボロ…。勝った者が正義だ、今のお前達のどこが勝者だと吠える三影に、「あっそ、じゃあやっぱり俺が正義じゃん。これから楽勝で勝ってくるんだからよ」と切り返すストロンガー。椎名高志が参りましたと言った展開というのはこの変身シーンの方だったのか!! センターカラーで1号編以来の燃える変身シーンでした。う、でも『SPIRITS』でベストオブ変身シーンとは言いたくない気も…。私的には2号とライダーマンの変身シーンを上にしておきたい。

 もうちょっと『仮面ライダーSPIRITS』について語りますと、23日分で「1号・2号編」以降盛り下がっているということはないんじゃないのか、と書いていますが、でも2巻の話に作品を代表的するような名台詞がないのは確かかも? 1号編の「今夜はお前と俺でダブルライダーだからな」や、2号編の「キサマの作戦目的とIDは!?」「正義。仮面ライダー2号」や「お・れ・は・み・か・た・だ」あたりは、あちこちで引用やパロディネタにされたりと、『〜SPIRITS』を語ると真っ先に出てくる台詞なワケですが、そういった名セリフが生まれていない話はインパクト薄いかもなと。2巻だと、ライダーマン編の「また…償うために生き返ったんだな」、アマゾン編の「オレがいる!! オレが行く!!」が名台詞かなと思いますけど……あ、やっぱりX編は思いつかない…。でも2巻で一番パクられる台詞は「アイタ・ペアペア(気にしない)」かなあ(笑)

 次号の『仮面ライダーSPIRITS』は休載とのことで……まずホッとしました。好きな作品の休載で
よかったと思ったのは初めてですわ…。某漫画家T氏の場合だと「プロとしてのクオリティに達しない作品を載せるくらいなら休載してでもちゃんとしたモノ描け!!(怒)」と思いますけど、村枝さんの場合は話のテンションがえらい勢いで上がっている上に連続でセンターカラーまでやっているので「ちょ、ちょっと大丈夫…?!」と毎回心配で。そりゃ月刊誌だけに2ヶ月空くとツライのですが、このところの過密スケジュールや村枝氏の奥さんの4コマを見るだに、いい加減休んでくれないと倒れそうなんだもの。原作のTV版自体もストロンガーまでは一続きで、次の「新・仮面ライダー(スカイライダー)」までブランクがあったのだから丁度いいんじゃないかと。しかしマガジンZが大丈夫なのやら。2号に1回は『〜SPIRITS』が表紙なのは相当な依存度と思われますが。

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