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 ゲーム屋バイト日記 2001年9月分 →2001年10月へ

【キズ有り商品の扱い】 2001/9/27(木)
 未研磨のソフトが貯まっているというのに研磨機が使えないらしい。確かにすぐにエラーが出て仕事にならんので、研磨用のスポンジがもう寿命なのかと思っていたら、そうではなくて研磨剤のせいらしい。というのは、純正品でない研磨剤を使っているので、スポンジがその研磨剤を吸いすぎてヘタってしまうとのこと。という訳で、新しい研磨剤が来るまでディスクに傷ありの商品は貯まる一方で、しかも備品は本社から送られてくるもの。本社はおそらくこの安物の研磨剤を何本も買ってしまっているだろうから、使い切るまで純正品を買ってくれない…。変なところでケチるから、もう!!
 これでは埒があかないので、プレイに支障のない程度の傷のものは「キズ有り500円引き」として展示に出してしまうことに。前に研磨機がワンダリングしていた頃にも研磨が追いつかないのでキズ有りのまま出していたことはあるのですが…。ただ、出し方があんまりってゆーか、自分の感覚からするとどうも…(汗) そりゃ値引き商品だというのが明らかに判るように展示するのは道理ですが、面で展示してあるソフトがことごとくキズ有りのラベル付きというのはあんまりな…。比較的最近の新聞だったか業界誌だったかで、新古店的なスタンスの中古ゲーム店が「消費者の立場でみれば、指紋や傷など前のユーザーが使った跡が見える商品は購入したくない」として徹底的なクリーニングを心がけているというコメントが載っていたのですが、私としてはそれは同感だし、第一、ケース割れやディスク傷の商品ばかり出している店となるとロクなも店じゃないというイメージになりやしませんかね。
 とはいえ、問題なくプレイできるのなら出来るだけ安く買いたいというユーザーも居るのは確かだろうし、値引きで出すこと自体が悪いとは言わない。ただ、それならそれで区画を分けて、キズ有りなどのアウトレットのため値引きのソフトだけ独立した棚やワゴンに集めて出した方が、お客さんとしても選びやすいのではと思うのですよ。そう提案したところで一つ棚を確保するほどスペースに余裕がないとか、ワゴンを買ってもらえないとか却下されるのが目に見える気はするのだけど…。

【売場を間引こう】 2001/9/24(月)
 今日ちょうど価格変更が入り、プライスシールの貼り替えに追われているところで、先週の日曜に言っている膨大な中古在庫をそのまま展示に出すことの問題を提言してみましたが、言ってみるもので展示本数が過剰なものは下げてストックすることで話がまとまりました。現場レベルで対応できることなら話が早いのですけど。本数を減らしたところで面を向けて陳列できるタイトルも増えるし。が、間引く本数が多すぎて値札剥がすのが追いつかないぃ!おわぁ。

【今日は真・三國無双2】 2001/9/20(木)

 今度はゲーム屋の話。PS2の「真・三國無双2」は予約分を除いて70本が21時頃完売。今回、コーエーは土曜日も出荷をするとの話ですからメーカーもかなり数を用意しているのだろうとは思いますが…? しかし前作で実証済みとはいえ人気高いですね、このシリーズ。自分は…ちょっと抵抗強いですけど(笑) いや、エンターテイメントとしては良くできているというのは試遊してみて解るし、だからゲーム的に許せるのですが。うーん、コーエーのアレンジのセンスが苦手なんだろうか自分。決戦2も結構売れていたのだし。

 さて、今日は前代未聞の事件が。別段めずらしいとか意外な話ではなく、起こっても不思議はないのですが、よもや本当にやるとは!というもの。FFX以降、大きいタイトルはダミージャケットの展示に切り替えているのですが、真・三國無双2で一件、展示に出ているモックをそのまんま売ってしまったとの話…(汗) 他店からの応援要員の人ならやりかねないと思っていましたが、まさか自店のスタッフがそれやるとは!! だって、ダミーはキーパーに入れて現物と同じ展示にするのはやめてモック生のままの見本展示にしたのに。←紛らわしいからでなくてキーパーの数が足りないため。
 それでお客さんから「買ったら見本で中身がなかった」との電話があった時に、横で聞いていた私などはまず「万引きしておいてそう言ってきたんじゃないか?」と思ってしまったくらいなのですけど、レシートの提示を求めればすぐ判ることなのだしそれはないか。実際、POSの在庫データと実在庫数を確認すると実在庫が1つ多い。本当に売り間違い。が、電話に出たスタッフが次に「都合の良いときにご来店下さればお取り替えします」と言ってしまい、「あちゃ〜」と頭を抱えたら案の定です。どうしても今日やりたいから届けに来い!とお怒りに。完全に店のミスなのだからお客さんを呼びつけるのはNG。前にもこういったケースがあったのに過去の教訓を覚えていないのかな〜(汗) あるいは、ここの店ってそういうマニュアルなのか!? まさか。

【衝撃!ゴミ箱にゲームソフト】 2001/9/20(木)

 これは昼間にコンビニでバイト中の出来事です。
 最近ゴミの回収業者が非常に厳しいので、ゴミ箱の中身がちゃんと分類されているか調べないといけません。弁当のゴミを缶やペットボトルと一緒に袋に入れて捨てるのやめれーっ!! 燃えるゴミの中から缶とペットボトルを素手でさらい出す気の滅入る作業を片づけて、缶専用ゴミ箱の方の方を見るとまとめてポリ袋に入れてあるゴミが……こりゃFF9じゃないか!それも10本ほど。てことは、捨てたのはオーナーだろうと察したのですけど、じゃあ燃えないゴミは缶と一緒で問題ないのか…。いや、それはこの際おいといて、こう封も切られないまま捨てられるのはあまりに商品として不憫なのでサルベージ出来ないものか考えつつ、見咎められたらゴミの分別と言うつもりで缶の山から引っぱり出して、別のビニール袋にまとめて入れておくことに。

 コンビニのFF9が大余りで腐ったというのは昨年の日記で書いているとおり。コンビニでは仕入れたゲームソフトを返品可能というのはデジキューブから自動で納品される分についてのみ。店舗の判断で追加して仕入れた分は対象外です。当然ですね。自分の業績を伸ばしたいFCの強い推しで大量に仕入れたものの、余ったときが悲惨です。システム上、定価販売に徹しているだけに他の小売・量販店にまともに出回りだし、さらに中古で安く買えるようになったらもう絶対に売れません。しかしワゴンセールのような捌き方もできないときている。ある程度はFCが責任を取って本部へ商品移動などの措置を取って片づけてくれるものの、それも限度がある。年始めくらいまでは移動でなんとかしているのを見た覚えがあったのですが、最近は在庫を見ないと思ったらまだ抱えていたとは(汗)

 さて、この大量にFF9が捨ててある現場に直面して、色々と脳裏に浮かんだことは…。
 FF9はいずれやる気はあったし、捨てるくらいなら貰いたいのになあ、とはまず思いましたけど、捨ててあるということは廃棄処理をしたということ。そして。廃棄したものが実際には誰かの手に譲渡されていたりするのは税法上問題有りらしい。脱税にあたるんでしょうね。だから期限切れの弁当なども店員が食べちゃいけないんですよ。全部本当に捨てます。で、捨ててある物を拾う分には問題がなさそうですが、これが店員となるとやはりマズイんだろうなと。また、店としても大損失を出しているだけに、中古屋に売れば多少なりとも元手を回収できそうなものを…とも思うのですが、同様に廃棄処分の壁と、そうでないにしても独自にやっている店と違ってFC店だけに経理上認められないはず。となると、やっぱりこのまま捨てる以外ないだろうなあ…。それに、ここで見つけたのを幸いと貰っていくとしたら、自分はそれをどうするのか。自分で遊ぶのなら、ゲームをプレイするには相応の代価を支払うべき(と云おうか、金を払っていないゲームをプレイしてもそれほど思い入れが湧かない)と思っていますし、くれるというのを貰うならまだしも、拾ってまでは…。だったら中古に売るのかとなると……それはあまりにも賤しいと思うのですよ! 誰かそうする人が居たところで文句はつけないけど、自分がそれをやるのは許せない。──じゃあ、私が回収したところでどうするものでもないじゃないか。で、FF9だけまとめたビニール袋はそのままゴミ置き場の方に置いておいたのでした。もしかしたら途中で誰かの手でサルベージされるかもと祈りつつ。

【ああっ、いつの間に!】 2001/9/17(月)

 先週、「CAPCOM VS. SNK 2」が発売された後、じゃあ代わりに予約コーナーに入るのは…と思ったら「メタルギアソリッド2」。どうせまだ待たされるだろうとしばらく頭に置かないことにしていたので、ええっ、いつの間に発売日決まったよ!?年内に出ちゃうの!? とか思っていたところ、さらに発売が繰り上がりで11/29のようで。うわあ、それまでにPS2本体買えるかな自分。メタルギア2が出るまではPS2は必要ない、翻って言えばメタルギア2が出たらそのために買うと思っていたのですけど。ただでさえPS版「ドラクエIV」が11/22というのも自分にとっては間が悪いというのに…クリスマス時期くらいになればまだともかく、自分が一番忙しくなってくる11月下旬になんでこう集中して〜っ! しかしドラクエIVに関しては発注数FAXの数量が空欄だったあたり、当然のように配分の模様。そうでない訳がないだろうなあ、エニックスだから。

 そういえば、昨日分日記で中古の話が出たついでに、TSUTAYAが中古を開始するのことで、CCCに絡んでネタになる話がなくもないのですけど、まあ直接TSUTAYAの話ではないし2年も前の事で大した話でもないし、まあそのうち気が向いた時にでも。

【中古の在庫が激増中】 2001/9/16(日)

 もう、ヤバイくらい買取が増えています。てゆーか、買取価格が高すぎ。でもって、それでも在庫が集まってきたら徐々に価格下げていけばいいところを、ココの場合は本社が一括でマスター価格設定を変えない限り自店だけ下げることができないので、十何本も在庫抱えてもなお高値で買取り続けることになる。買取価格が高いので、中古価格もおいそれと下がらない。しかし在庫は貯まり続け、仕方なく仕入れ割れする売価にしてからやっと動き出す…というサイクル。もちろん、チェーン店であるからには店舗間で在庫量の調整をして…となるはずなんですが、店の規模的な問題なのかもかえってウチの店に他店舗から山のように中古商品が送られてくるのです。週2回。PSソフトに関しては保管場所もないので、在庫は全部展示に出すことになっているのですが…もう棚も一杯一杯。大体、同タイトルが10本も並んでいたって割と新しめの人気タイトルならともかく、これが1〜2年前のものだとボリューム感よりむしろ「これだけ余っているなら待っていればまだ安くなるな」とか見透かされるだけじゃない?? で、実際、その大量に展示に出ているタイトルのプライス貼り替えを毎週やらされるんだから勘弁して〜っ!
 と、朝から4時間ほとんど買取しかしていない状況にキレ気味。そもそも私はゲーム売る人に良い印象を持っていないから買取の相手すること自体が好きじゃないのにーっ!←そりゃ根本的に中古店が向いていないんだろう…。でも確かに入った当初は新品専門店だったワケで。
 しかし、先週のミーティングに際してクギさされたのですが、この店の8月の新品売上の前年比がなんと29%とのこと。なっ、3分の1以下〜っっ!? 業界的にも悪いだろうとは思っていましたけど、ここまで悪かったとは…。それで、粗利の高い中古を主体にしていく方針なのは解りますけどね…。それだったら店の看板を中古店としてそれなりに名の通っていた「○○」から変える必要性がなかったじゃないか。別のブランドイメージを作るために新名称の店舗に切り替えたはずなのに。……ま、それはタテマエ的な話で、SCEの目が厳しかった時代に正規取扱店の看板を得るためにクリーンなイメージの店舗を用意したって事情も解っていますが。
 ──が、考えてみたら前年比って…昨年の8月といえばドラクエVIIが出ていて、会社始まって以来の売上を記録したんじゃなかったかっ?! そりゃあの、ドラクエと比べられたって…(汗) 3日も経ってから気が付いた自分も相当鈍い。

 ん? そういや今日になったらもうゲームキューブは売ってませんな。品物がない「売ってない」ではなくて、在庫はあるけど買っていく人がいなくて販売していない意の方。

【発売に混乱。イヤ売場じゃなくて店が 2001/9/14(金)

 普段、発売日にあたる木曜日は以前のままの朝10時開店ですが、他の曜日は11時開店。なにか発売されるものがあっても木曜日でなければ11時開店。それほど見込んでいないキューブの発売日でもそれは変わらず。駅向こうの量販店は朝7時開店にして対応するそうですが。

 念のために、と朝番に入ることになったものの、目が覚めたのが10:40。いつもだったら家を出るギリギリの時間です。さすがに愕然としましたわ。ともかく顔だけ洗ってすっ飛びだしたのが44分。店に電話入れておこうと思ったら携帯すら持っていないし! …が、間に合いました。1分前。新記録です。交替じゃなくて開店の時に入りなんだからそれじゃマズイんですが、開店前に待っているお客さんもいなかったし、まあ2人いるところに応援だし、急遽決まったんだから許してプリーズ。──が、あれ? 1人しかいませんよ? チーフが「ヘルプが来ない可能性もあるから念のために」と云っていたのですけど本当に来ないじゃないか。そもそも今日は本社でミーティングということで、社員はそちらに出席だろうし…じゃあなんでヘルプ予定に入っているのーっ!! それで念のため、か。やむなくチーフにはミーティングを欠席して店に出てもらうことに。

 と、そんな次第で開店から居られる限りで14時まで入っていましたが、ゲームキューブは予約分のみというところ。それだって開店してすぐ買いに来るといった体でもないですしね。同発タイトルも少ないところで、よっぽど興味がないとすぐに欲しいってものでもないんじゃないかと。ラインナップも、このゲームをやりたいからハードごと買うという物ではなく、キューブで遊ぶためのソフトとして用意されているという印象で。
 自分としては、ハード自体にはやりたいゲームをプレイするための環境という価値しか感じないので、従って新ハードにはさほど興味がないのですけど、仕事で関わる以上、興味がないからと頭に入れていない訳にもいきませんからねー。新ハードは色々尋ねられることも多いし、こちらも扱いに不慣れだしで、実作業以上に神経が疲れます。だからとは言えませんが、最初に売った2件は保証書に印を押し忘れる不始末。どうも最近、保証書は外箱というのに慣れていたもので(汗)

【主にCAPCOM VS. SNK 2】 2001/9/13(木)

 今日はとにかく朝からDC版「CAPCOM VS.SNK 2」ばかりが売れていたようで、予約分を除き完売後も問い合わせが引きも切らず。週末のリピート入荷が間に合うかはあやしい模様らしいですが…。片やPS2版の方はというと余り気味で、DC版が売り切れてから動き出したというところ。また、PS2「エースコンバット04」は、午後3時くらいまではまったく動きがなかったのですが、夜はカプエス2が切れていることもあってかAC4の独壇場。

 ついでに、まあ前日にもなって多かったのが明日発売のゲームキューブの問い合わせなのですが、予約埋まりきってはいないし。しかし、その前日にもなっていながらキューブの予約割引の割合(本体はともかくソフトは割引適用される)が判っていない混乱ぶりで。いや、もしや今までスタッフが誰も確認しなかったのか? ちなみに「ルイージマンション」以外はセール価格で予約割引以上に安いんですけどね。なにしろ本体入れるために抱き合わせで仕入れて余っているから。結局その割引率は、閉店後になって仕入れ主任に携帯のメールで確認取れたのですけど。どうも先行き不安になっていたら、新ハード発売だというのに明日のシフトは自店の人間が1人であとは他店の応援の人が1人。チーフは本社で発注等のミーティング。やる気なさげなのはともかく大丈夫かな〜(汗) と心配していたら、家に帰った後に念のため朝番に入るようにとの連絡。その方が自分的には心配しなくて済むのでいいのですが(自分が役に立つかはともかく現場の状況が判ることが安心)、0時半にもなってから朝番入ってくれというのはちょいキツイんですけど〜っ。

【こんな時でも…】 2001/9/12(水)

 店に行く早々「世界が動いてるって時にゲーム売ってる場合じゃないよ!」とか話し合っていたりするのですけど、かといって直接的にどうこう…って話でもないのだから普通に仕事するしか。でもって、「こんな日にゲーム買いに来ている場合かーっ!」と思うのですけど、こうテレビがどこも同じ時だからこそゲーム買いに来るのかも。
 明日から折り込みチラシ&手配りチラシのセールだというのに、手配り用が届いたのは今日の夜だわプライスカードは出来ていないわで準備が大幅に遅れる。明日に備えてメイン展示を「CAPCOM VS. SNK2」に、カウンター横の予約アピールを「真・三國無双2」にしたところ予約急増。

 展示準備を終わらせた所で、バックルームでニュース見ていたんですけど、テロのおかげで「エースコンバット4」のCM自粛するんですってね。確かに間が悪いわなー。

【ジオニックな日】 2001/9/6(木)
 店を入ると真っ正面にジオンの旗敷いた展示台にデモ映像、上からは「ジークジオン」の吊り下げポスターと、「ジオニックフロントに賭けてます」的に前面に押し出した展示を反映してか、今日の売上の半分以上を支えたのがコレでした。それでも消化率は7割か。次に「シェンムー2」というところですが、シェンムー2の方はあまり入荷本数が多くないです。ジオニックの半分くらい。PS2の「遊戯王 真DM2」はこれがまた動かないんですわ。もっともPSの前作も限定版が後々まで残っていたり、そう売れたものではないのですが。「スーパー特撮大戦2001」はちょっと訝しんだくらい入荷数が少なかったのですけど、おかげで助かりましたわ。予約者のみかな。同ジャンルのSLGとなったところでジオニックとぶつかったのが痛いし、そうなると明らかにグラフィック的に見劣りする(PSですしね)。それでもプロモビデオはイイ感じでデモれば効果ありそうながら、入荷数的にウチでは全然力入れなかったら然るべき結果になったというところ(おかげでビデオは家にある)。それと、ジオニックは設定的には結構マニアックですけど硬派を貫いた作りなのでイメージ的にはそうマニア限定じゃない。

【展示入れ換え】 2001/9/5(水)
 入り口正面のメイン展示を「デビルメイクライ」から「ジオニックフロント」に入れ換えです。それに伴って予約受付中の棚を「ジオニック〜」から「CAPCOM VS. SNK 2」にと入れ換え。20時の時点でメインのディスプレイやソフトの展示準備があらかた出来ていたので楽勝かと思いきや、最近は大きいタイトルは見本展示にしているので(基本的に現物ですが、モックでも引っ掛けでわざわざOPP袋に入れてキーパーに入れて現物と紛れて展示してみたりもする(笑))、ジオニックやシェンムー2のモックを用意しなければならないわ、次週作の予約受付アピールを作らないといけないわで、結局2時間の残業。
 準備しながら言っていたんですけど、ジオニックフロントは7月の予定だったのが9月に延びた訳ですが、9月に発売となったのは正解ではないかと。待っているユーザーにとってはともかく、店やメーカーなど売る側としては。というのは、6月の日記でも言っているように一見してガンダムとは判りづらいタイトルだけに、7月の時点でリリースしてもまだ認知度不足だったように思いますし、市場としてもFFXが直後に控えていてはそう力を入れられないでしょう。いくら客層が堅いとはいえ一般層の売上にも影響するでしょうし。PS2では特に目玉のない9月なら違ってきます──ゲームキューブはありますけどそれこそハード的に競合はしないでしょ。プロモーションも、TVCMは私は未見ですがスタッフ間では好評です。ジオン軍って託児所完備なんですってねー。別バージョンのデカいコギャルのジェットストリームアタックもちょっと見てみたい…(黒い三連星だからガングロのコギャルなの??)。
 ついでに、先月末に私が思いっきり買うと宣言している「スーパー特撮大戦2001」は、店員なので前日に買うことはできるのですけど……私はコレ値崩れる可能性も高いと見ているので、ちょっと様子見てみようかと見送ることに。それ以前に、店もそう数を突っ込むとは思えないし、出回り過ぎなきゃ別に崩れやしないでしょうが。まあ、ちゃんとデモやればその分は着実に売れる類の物だろうとは思うのですよ。あるいは結構売れれば戻りも早そうだから中古待ちのセンも…。しかし雑誌のレビューはそれほど悪くなかったな…などと、アンタ期待しているんじゃないのか?!ってな読みをしております(苦笑) いや、そもそも持ち合わせ自体もないのですけど。

【上半期棚卸し】 2001/9/4(火)
 例年よりちょっと早い棚卸しです。年期入ったスタッフが相次いで抜けて人員も足りないところに増え続ける在庫(中古の)。どうなることかと思われましたが、他店からの応援を加えて6人の人員でわりとスムーズに終わらせられました。前回は棚卸しが終わり次第店を開けるようにとの指示で、その旨の貼り紙を出して混乱を呼んだ教訓から、今回は最初から1日休業としていたので落ち着いていましたし、実際、朝10時に始めて夜10時で終わるという通常の営業時間の範囲で収まっていますから。中古PSの在庫調査が1回4時間かかる以外は(2回数える)、中古PS2の方はそれなりに充実していますがまだタイトル自体が少な目、新品の在庫量は全面的に激減しているためにトータルではそれほど在庫数が多くなかった模様。──新品専門店としてやっていた一年前とはえらい違いで。
 また、今回は「取り替えっ子」(パクって代わりにキーパーに入れて置いたらしいソフト)が発見されることが少なかったので、それほど在庫の狂いはなくて済んだ模様。しかし、中古の戻りが多くて在庫が山ほどある大きいタイトルが、展示に出している数も多いのでチェックが甘かった模様。「スパロボα外伝」と「ティアリングサーガ」が5本も6本もパクられているーっ!! くそぅ!

【しみったれ】 2001/9/2(日)
 今月からは、新しくバイトが入るまで他店からヘルプ要員が来てくれるので休みを入れることが可能になりますが、8月半ば以降の緊密シフトでことごとく穴埋めに入らされたスタッフの1人は、過労とストレスで短期入院することに。2日で復帰してきましたが、そろそろ限界っぽいですヨこの店の体制は…。
 そんな中、今月からバイトの時給査定が変わった模様。貼りだしている募集要項では最低時給が700円から750円になっているので(ただし研修期間は703円)、じゃあ既存のスタッフについてはどうなるのかと物議を醸していたのです。しかし、703円って……以前に掲示板で700円だと都の基準以下ではとのご指摘がありましたが、やっぱりそうだったのですね。現在の最低賃金基準は703円ということか。普通はこうも露骨に最低基準そのままの金額を提示しないと思うのですが。その会社の意地汚さを露呈しているようでイメージに響きますから。せいぜい710円とかねえ。で、研修期間以降の時給のベースアップについては、今まで基本給にプラスされる能力給の項目が、高レベルのもの以外はあらかた基本の必須項目になったということ。で、研修期間内にすべての項目をマスターしないと採用されない。いや、そりゃあ働く側の心構えとしてはそうあるべきで、文句を言ういわれはないのですよ。しかし、時給の査定対象となると、アルバイトに要求する筋じゃないことまであるのではと。例えば、上乗せされる能力給の項目では「シフト作成に協力する。曜日指定・時間指定がない」とか云うんですけど…あの…アルバイトを何だと思ってます…?(汗) 皆が皆その店の専属バイトじゃありませんぜ? チーフの項目になると「なかなか出来ないスタッフに、あきらめずに何度も教育することが出来る」とあるのですけど、出来ないとクビなんじゃなかったの?と突っ込んでみたり。そして一番大ウケだったのが「人件費を毎月最小限に調整することが出来る」という項目。それって本音でもまず大声では言わないんじゃないの?(爆) それもバイト店員の能力査定項目として堂々と提示しないでしょフツウ。まあ、まず人件費を抑えるってのは道理なのですけど、前回に査定が厳しくなったのは、大半のスタッフの時給を引き下げて人件費を削るための粗探しが真相と聞き及んでいるので、結局ソレかとますます会社への信用をなくした訳。実際、古いバイトの人は更に時給が下がったらしく、これは上げるつもりもないのだろうと、もはやチーフを除いた全員が見切りを付けています。私は僅かとはいえ時給上がっていてすぐに辞める必要性はないのですけど、どうせ続けていくつもりがなくなったのは皆同じ。ここは結託して一斉に辞めてやってこの会社に目にもの見せてやろう!とか密かに話を持ちかけています(笑) とか言ってHPで大っぴらに喋っていますけど。本社サイドがココに気が付くこともないだろうとタカ括っているんで。

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