ゲーム屋バイト日記 2001年1月分 →2001年2月へ

【ついに私もドリームキャストユーザー…か?!】 2001/1/29(月)

 2月の給料でドリームキャストとギガウイング2を買うべく、週6&週4のシフト(休日がないです…)で現在頑張っていたところなんですが──思いの外早く買えてしまったんですよ!ドリームキャスト。
 例の大雪の27日。雪の中わざわざDC本体の買取りが持ち込まれまして、やけにキレイだと思ったらうちの店で一週間前に購入された物。しかもネット未接続でドリームパスポートやマニュアルの封も切られていない。一緒のシフトの人と「例の撤退報道のおかげでDCはもう終わりだと思ったのかな…?」なんて噂したりして。で、この超美品でネット未登録のDC本体、これが中古DCは在庫2台目で社販の条件が成立する…!(※社員割引が適用されるのは、在庫が2個以上ある場合に限られるのです。また、極度に品薄状態のものも除外。)
 今後中古DC本体が入って来るにしても未接続のものが入ってくるとは限らないし、買うなら今しか!
 問題の資金は、今なら1万円だけある…。実はちょうど昨日ネットオークションに入札していて、それが落札できていたらお金なかったのだけど、終了間際に急激に高騰したので降りたんですわ。ただ、この1万円というのが、今は亡き祖母から貰った高校の卒業祝いで、どうしても欲しい物があった時に使おうと思ったものの、1万円という微妙な金額でちょうどいい使い道がなく(社会人になると小遣い程度の金額だし自分で出せるからね)、かといって税金の支払いだの借金返済だのに使いたくはない! で、形見代わりに何年もずーっと手を着けずにいたお金だったんですよ。それをゲーム機買うのに使うのが有効活用かってものですけど、オークションで手に入れようとしていたのもサイバーフォーミュラのOVAだし…(汗) ゲーム機にしろアニメのビデオにしろレベルは一緒だ……。ううっ、ごめんよおばあちゃん。でも有り難く使わせていただきました。

 が、オチがありまして、金銭事情により買えたのは本体だけ。メモリすら買っていないんですわ(爆)
 しかも、今日店に行ったらDC版「ギガウイング2」売り切れているし! 中古で在庫があるな…と安心していたギガ1の方もなくなっている?! てことはギガ1、2と併せて買っていった人がいるんだろうな。ユーザーがいるってことは同じファンとしては喜ばしい。だから売り切れていてもそれはそれで嬉しいことであって悔しくないぞ!ないったら!

【テンバイヤー続出】 2001/1/29(月)

 テンバイヤーとは。
K氏「またバイヤー来るのかなあ」
みら「バイヤー?何の?」
K氏「ほら、あの転売の。きっと「がんばれ○ッポン」買っていくんだよ」
みら「あー、転売屋ね。なるほど、バイヤーには違いない」
K氏「転売屋……転売のバイヤーだから“テンバイヤー”だ」
──というセール前日の会話から生まれた、転売目的の客に付けた呼び名です。
 さて、つい先日、立川北口に某量販店がオープンしたのですが、オープン告知チラシが新聞折り込みに入ったのは結構前のことだったので、どうも皆オープン日を失念していたのですよ(※その量販店対策にわざわざ23時まで営業時間延長しているのに…)。
 で、昨日の人が気付いたことには、やたら買取りの多いソフトがいくつかある。しかも持ってくる人が揃って同じタイトルの取り合わせ…これはもしや!と。そこで北口に偵察に行ったらもうオープンしていて、案の定、そこで1,980円の特価になっていたタイトルだった訳ですね。教訓・競合店のオープン日は覚えておきましょお…。
だいぶ間抜け気味なうちの店では数件はそのまま買い取ってしまったのですが、価格調査したところでそれらのタイトルは買取価格を1000円に引き下げ対応。そしてその後に来たテンバイヤー達に「こちらのソフトは現在1000円の買取りになります」と言った時の、「えっ?」と当てが外れた顔といったら(笑)。ざまぁねえぜ!

 ちなみに、参考までにその1,980円の特価タイトルは何かというと、
PS「SDガンダムGジェネレーションF」
PS「パワーショベルに乗ろう!」
PS2「スーパーパズルボブル」
…と、もうひとつあったんだけど何だっけなー。(※PS2の「サンライズ英雄譚R」でした)

【雪かき】 2001/1/27(土)
 昨夜遅かったし静かだしで昼過ぎまで眠りこけて、3時頃になりようやくカーテンを開けてみると…うわ!雪降りまくってる! この冬一番になろうかという雪ですが、電車は動いていることでバイトに行かないと。しかし、この雪の中に駅から離れた店に誰が来るよ?──と思っていたら、それが引きも切らず来るんですわ。夜には雨に変わりじきにそれも止んだのですが、それにしたって雪道を…。
 一緒のバイトの人と「こんな日にわざわざ、皆そこまでしてゲーム欲しいものなのかっ!?」「雪で出掛けられないから家でゲームを…なら解るけど、そのために遊ぶゲームを買いに出掛けるとしたら変じゃないか???」と真剣に話していたのですけど。ま、お客さんが来ることに文句を言う訳にはいけませんが、それにしても謎…。
 それはともかく、店の前の歩道は雪かきされていないもので、足下がかなり危なっかしい。それに明朝に凍ってしまうとますます厄介。しかし雪かきしようにも、スコップはまだしも有効アイテムのちりとりもない。いや、あるにはあるけどフタ付きで使えない形状。とりあえずデッキブラシで掃いてみたら…と試したところ、踏み固められてアイスバーン化しているので無理とのこと。それじゃあ割って剥がしていったらどうだろうと思いついたのが定規。これがかなりイケる。ちょっと掘り崩したところにガシガシ定規突っ込むと、アイスバーンが固まった状態で路面からそのまま剥がれるので、ブロック状に取れた雪塊をぽいぽい車道側に投げ捨てる。おもしろー。

【ひたすら鬼武者売ってます】 2001/1/26(金)

 水曜は、「鬼武者」は箱積み状態だったのでどれだけ入ってきていたのかは判らなかったのですけど、金曜夜でまだ120本以上残っていて「あれ〜?」と思ったら、一応昨日で180本ほどは売っていた模様。消化率55%。週末までちょうど保つくらいかなー。が、金曜だけに夜になっても人が切れず、レジに並ぶ人は鬼武者、鬼武者、鬼武者……あー、もう飽きた。同じモン延々売るのは! レジ打つのに物がなんだろうがあまり関係はないはずなんだけど。
 結局、閉店間際の3時間だけでも、普段の日の1日分くらいの売上を記録。PS2ユーザーの「鬼武者」購入割合というのはかなり高いのかなあ。自分が興味ないものであまりピンと来ないのですけど。
 それはそうと、年末ビッグタイトルが発売されて以降、相変わらず多いPS2本体の問い合わせ。今週2回入ってきたのが1回目3台、2回目6台。なめてんのかーっ!! ってなものです。

 そうそう、ドリームキャストに関して昨日FAXが来ていたのですが、昨日分の日記にリンク張ってるセガのページをプリントアウトしたものそのまま。結局、この件にはこれだけですか。

【ドリームキャスト生産停止の方に関して】 2001/1/25(木)

 昨日帰りが遅かったもので、DCについては明日ゆっくり…と思ったら、今日は今日で睡眠足りてないものだから夕飯食べた後爆睡してしまいましたわ。丸1日半経ったところで改めて。
 ドリームキャスト本体が3月末で生産停止、以降は他ハードも含めてのソフト供給に移行すると報じられたのが24日夕刊でのこと。それに対し、セガの否定の公式コメントがこちら。まぁ、否定しきっている訳でなく曖昧な表現で通していますが。このコメントが出た後も、25日朝刊で決定事項として解説を組んでいる新聞もありまして、あまり状況が変わってはいないというところ。

 まず、最初に言っておきますと、私はこの件については真偽のほどはあまり重要でないと思っております。問題は、今この件が大々的に報道されてしまったこと。

 最初記事を見たときは、既に他ハードへのソフト供給も始まっていることだし、いつそうなっても不思議はない雰囲気だっただけに「あーあ、ついにか」とは思ったんですよ。
 ただ、この時期に発表するのはどう考えても間が悪すぎる。相変わらずその辺ヘタだなーっと怒ってみたものの、そもそも、どの報道を見てもセガの発表によるとは書いていない。確かにもし決定事項だとしても今報道する必然性がないのだし。それにしてはこの一斉報道。じゃあリークしたのはどこ!?
 間が悪いというのは、まずファンの期待度が高くハードを買わせるキラータイトルとなり得る「サクラ大戦3」の発売前で、またハードの牽引役ほどの爆発力はないものの「ファンタシースターオンライン」は現在進行形で通信プレイが盛り上がっていて口コミでの広がりがある。そこへ今、ハード生産停止の報が流れるということはプラットフォームの未来を閉ざすということです。DCを持っていない、ソフト次第で買う可能性のあるユーザーにしてみれば、「サクラ大戦3が出るから買おうと思っていたけど、じゃあ待っていればPS2に移植されるだろう」と考えるだろうし、現在DCが唯一アドバンテージを持っているネットワーク分野でも、「それなら今後の広がりは期待できないんじゃないか」とやる気をそがれることにもなるでしょう。
 ついでに、アーケードの方でもかなりの大手メーカーが採用しているNAOMIの上位互換性基板「NAOMI2」が発表されたのに対し、ナムコがPS2と互換性のあるシステム246をリリースと、2大高性能基板の対決となっているところで、そっちも影響受けるんじゃないのかな…とは気になるのですけど、まあこれはNAOMI基板だから移植が早いというだけで、そのためにプラットフォーム選んでいる訳でもないか。
 ともかく、一度報道された以上真偽はどうあれメディアは撤回しません。ライトユーザーにしてみればこれは決定事項として認識してしまいます。そして、このイメージを払拭できるだけの材料がもうセガにはないためにその打撃は大きいはずです。
 あの「ダービーオーナーズクラブ」のオンライン版や「アウトトリガー」など、ハードを買わせ得るようなネットワークゲームが今後も予定されているのですけどね。今DCが見向きもされなくなるには勿体ない。どちらにせよ、セガはこの先もハード・ソフトを供給し続けることでしかこの報道を払拭することはできないのですが。

 ここからはまったく個人的な憶測。火のないところに煙は立たないと言いますし、そもそも煙が上がらなかっただけでしょっちゅう火は出ていたという気がしますし、今年度をもってDC本体の生産終了というのは、実際その路線が検討されていたのだろうとは思うんですよ。そりゃ赤字を切るとしたら今年度の決算を区切りにするのが妥当だろうし。ただ、その場合でもそれは上記の事情から、せめて「サクラ3」が出るまでは伏せておかないとまずいし(直後に発表してもダマシ喰らったとユーザーが怒るだろうけど)、PSの生産終了時はまったく知らないうちだったでしょ? 正規取扱店では聞いていたくらいで、ユーザーにはまったく知らせなかったはず。勿論、下位互換のPS2が控えていたということもありますが、旧PSの生産終了が公になっていたらもっと急速にPS用ソフト市場も縮小したはず。だから、もし本当でもバレないように…とするべきであって、報道の真偽は問題じゃないという訳。どうもこの報道の出所には作為的なものを感じるのですけど…。
 もっとも、今日になって今後のラインナップを見たら、確かにハード供給を完全終了するとも思えませんね。

【鬼武者前日】 2001/1/24(水)

 新作展示に加えて、店内レイアウトとセール準備も本日中に完了しなければならず、4人体制で臨むことになったのですが──狭いところに人口密度多すぎで動けませんがな(爆) 本当は今月、上からはバイトの時間数を大幅にカットしてこれ以上は増やせないと云われているそうなのですが、この店の社員さんがなんだかんだと理由をつけて増員体制にして、シフトを増やしてくれています。実際、でないと業務が回らないんだから。
 さて、鬼武者の初回特典に付くメイキングDVD、噂では生産数の25%と聞いているのですが、先着予約分のところが後から追加が来て予約者全員に行き渡ることに。てゆーか、ちょっと余るので店頭分にも先着で付けられます。え、100本? なんでそんなに用意できたんだろう。掛け高で追加とも思えないし、メイキングDVDの生産数量自体増えたんですかね。しかし、予約分と通常販売分を分けておかないと混乱する。さらに、ソフトの同梱物に印刷ミスがあったようで訂正チラシが来ている。さらに、セールの手配りチラシを袋詰めしなくちゃいけないし、店のアンケートハガキも付けるよう言われている。
「……予約分は最初から全部袋詰めしておきましょうか」
「朝イチで何人も来られたらこれ絶対手間取りますね」
 かくして、ドラクエ7以来の、袋詰めして渡すだけに出来るよう準備することになる。これだけ色々入っているとめちゃめちゃ邪魔。

 増員体制ながらも終わったのは1時ちょっと前。ひとり女の子が終電の時間で帰ったものの、社員の人は終電を逃すことに。ドリームキャスト生産停止が報じられた件が気になるし、色々考えてはいたのですがとりあえず明日。あ、店にはなにも話入ってきてないっす。

【コーエーの中古が取扱中止に?】 2001/1/22(月)

 店に行ってみるとなにやらえらく様子が変わっている。次のセールに合わせて店内レイアウト変更の私事があったそうで、昨晩閉店後2時半までかかって棚替えをしたとのこと。ご苦労様…。しかも、始終電話が入っては指示内容が変わる。20時過ぎて言われたのが、中古のPSのシミュレーションの棚と、廉価版の棚を入れ替えろとの指示。これは…明らかにおかしいんじゃないか!?
ちなみに店内の一部を図にすると左のようになっていまして、中古のシミュレーションは左上にあたる2スパン。つまりBest・1500円シリーズと同位置の1列向こう。それを入れ替えるということは、中古PSソフトはシミュレーションのジャンルだけ切り離される訳で、お客さんはわざわざ回り込んで探すことになる。そりゃ廉価版の位置もこの状態ですでにヘンなんですが。これがスタッフおすすめコーナーと廉価版の位置の入れ替えというなら解るけど…。
さすが普段現場にいない人間の指示です(それにしたって図面見て考えられそうなことだけど)。
しかし、こちらが渋々従っている限り進歩はないワケで。
「抗議しましょう! 問題があると判っていて鵜呑みにすることはないし、大体あのヒトのことだから、言うとおりにした後でなんでこんな判りづらい配置にしたんだとか怒られかねないよ」と言い張り、今日は休みの社員さんに電話で相談した後、先輩バイトの人がエライ人に説得工作。
 その甲斐あって、スタッフおすすめを廉価版の位置に、一番手前にあたる上段右端のスタッフおすすめコーナーがあった場所にはPSの最新作、そのPS最新作があった手前から2番目に廉価版を配置することで話がつきました。なんでも機種を問わないので置き場の融通のきくはずのスタッフおすすめコーナーを一番手前から動かすのをしぶったのは、そのエライ人にしてみれば格別の思い入れがあるからだそうなのですけど…アンタは子供かい。(いや、確かにアンケート等によると好評を戴いているはいるようですが)
 ただし、こちらから言い出した案なのだし今日中にその案でのレイアウト変更を完了させなければならなくなったのですが──まあ、やはり言ってみるものだということが実証されたのだし。

 さて、そのレイアウト変更中に追われている間に、コーエー作品の中古を扱えなくなるので売場から撤去するように連絡が入ったのですよ。コーエーねぇ。エニックスといい独自流通をやっているところは強気に出てきますねえ。「中古ソフトを扱うならアンタのとこにはウチのソフト流さないよ」と脅せますからねぇ。そういわれると世紀取り扱い店としちゃ言うことを聞くしかありません。ま、買い取りは続けるんですけど。うちで売らないだけで。
 売場にだいぶ穴が開いたおかげでますます展示構成に時間を取らされ、終わったの0時。

【不穏な空気が漂いつつ…】 2001/1/19(金)

 いや、別にバイト先で人間関係のトラブルとかいう訳じゃなくて。しかし、秋に来たばかりの社員の人をはじめ、スタッフの4分の3が辞めると口にしている状況は不穏というより他ない。まあ、自分もそのうちの一人ですがね。辞めたいという事情は人それぞれにしても、大きな要因のひとつは上層部への不信感。やってられるかー!とキレ気味な社員さんは即座にでも辞めるつもりのようですが、私は諦観の域でそう差し迫った訳でなく「こんな店にいつまでも居るつもりはない」と公言しているだけですけど。

 3月の新作については、こちらの希望数だけとりあえずFAXしてミーティングには行かなかったのだとか。その数も個人的には不安な点もあるのですけど、なにしろ店の希望が反映された試しがないという話。「まあ、なるようにしかならない」「本社としても対応できる算段があってこの数なんだろう」と納得しておくしかないのです。

 とりあえず、うちの店に来そうな人に限定版以外でも手に入りにくいものを言っておくと…。DCは「サクラ大戦3」は配分の限定版はともかくも、通常版まで限定版と同数程度しか入れるつもりがないようなので、発売日に切れる可能性大です。ま、リピート取りやすいだろうと考えてるのだと思いますけどね…。それでも再入荷は土曜日だろうし。あとは、PSのリニューアル移植版「真・女神転生」は問屋の提案の10分の1以下とマジで少ないので欲しい人は予約が賢明です(ペル罰余らせたので懲りたらしい…(笑))。「ファイアーエムブレム」も予約しておいた方がいいんじゃないのかなあ。あと、固定ファンが確実にいる割に極度に絞っているPS「悪魔城年代記」は、さすがにもうちょい数入れるよう要望を出してあったけど…。

【決算期前にゴタゴタと…】 2001/1/17(水)

 3月のタイトルに関してはまだ分からない点が多いです。

 先週、ゲームボーイアドバンスについて書いていないのは、数がまったく未定だったからなのですが、こちらは未だ不明のままで予約受付すらできません。ただしソフトはいくらでも予約受けて大丈夫らしい。まあ、新ハード発売時には大抵ソフトは余るのだし。それはそうと、正式なGBAのカラーバリエーションが発表になりましたが、あのiMacパクったかのような暫定カラーのままでなくて良かったと思いマス。ホワイト・バイオレット・ミルキーブルーの3色で、ゲームボーイカラーのイメージカラーを踏襲しているような感じで。ついでにGBAに関しては、発売が3/21と正式発表されながらも私はまだ信用していなかったんで、どうせ今書いても延びるだろーと。しかし、同時発売ソフトもどっさり発表されて、ここまできたらさすがに出ます…かね。まだ半信半疑です。

 延期と言えば。もう耳にした方も多いかと思いますが、「グランツーリスモ3」のまたもやの延期。4月未定だそうですが。……こ、この期に及んで…いや問題は……2月はほぼGT3だけが頼みのゲーム屋、どうやって売上を立てるよ…!? 店で聞いて一同固唾を飲む思い。2月…DCの「ハンドレッドソード」と「西風の狂詩曲」は個人的に期待しているのだけど、DCだしそれで売上支えられるってことはないだろうし。

 で、DCといえば。「サクラ大戦3」の限定版はそりゃ配分なのですが、各店の振り分けが本決まりでないのでこれまた数が不確定だったり。2種類の限定版それぞれ15本くらいになりそうですが。

 明日発売のソフトの展示準備をしていての事。PSの「風雨来記」ってファミ通のレビューにあったなあ。旅行モノの恋愛アドベンチャーだっけ。ノーチェックだったけど絵は良さげだなあ……って、制作はフォグ!? これが1本しかないのはまずくないかっ!? 社員さんも知らなかったので、数がすごく売れるものではないけど…と説明。「久遠の絆」で固定ファンが着いているし、フォグ作品は「みちのく秘湯恋物語」の頃からビジュアル面の人気も高いだけに、コアユーザーの割合が高いうちの店では確実に需要がありそうなタイトル(この1ヶ月間に廉価版の「みちのく〜」が2本も売れているくらいだし)。でも、多分よその店でも入れていないと思う。でもってうちの店に探しに来るお客さんもいると思う。で、リピート発注しても多分生産数も少ないからなかなか入ってこないんだと思う。品薄商品をちゃんと揃えておくことで店の信頼度も高まるのにぃ。──と、発売日前から突っ走って考える私ですが、この予想図間違っていますかね?

【わりと暇】 2001/1/12(金)

 一昨日以来、キーパーに入った謎の在庫にないソフトは発見されていないのですが、それまでの発見された数本については、結局在庫マイナスでも気にしないで売ってしまおうということになった模様。…そりゃま、展示から下げて置いておいたってどうしようもないんだし、売れれば元もかからず売上になるんだけど…。3月の棚卸しが恐いです。9月は全店で一番在庫の狂いがない優良店だったのに。

 それにしても、金曜の夜にしては暇でした。今週頭にはすっからかんになっていた売れ筋も再入荷したんですけどね。自分的には、今晩あまりに寒いから出歩きたくもなくなるんじゃないかーとかいう気もしますけど。

【怪現象勃発】 2001/1/10(水)
 事の起こりはクリスマス前にまで遡ります。
 値札が付いていないけどこれはいくらか?と言ってレジに来たお客さんがいたのですが、どうやら中古らしい「頭文字D」のソフトは、値札も貼られていなければOPP袋にすら入っていない。剥き出しの状態でキーパーに入っていたんですよ。なにしろクリスマス直前で人は並んでいるし、訳の分からないまま袋に入れ直して販売したのですが、まさか買い取った商品をそのままキーパーに入れて店頭に出してしまったなんてポカをするものか!? チーフはこれ出したの誰だなんて憤慨していて、その時は、こんなことは過去に例を見ないものの誰かスタッフの大ボケだろうと思っていたのですが……。
 ところが、私が休みになっていた年末にも同じ様なことがあったそうなのです。てことは原因は自分ではないらしいと一安心したものの、そもそもこの店でそんなミスをするようなスタッフが思い当たらない。
 そして今日、中古シール・値札が貼られていない商品をチェックして回ったら──全部でPSソフトが6、7本。今度はOPP袋にこそ入っているものの値札等はなく、しかも、これがいずれもコンピュータ上で在庫がないことになっているのです。思い返せば、最初に発見された「頭文字D」も売った後在庫がマイナス1本に。
 あるはずのない商品が店頭に出ている。しかもキーパーに入った状態で!? じゃあ元々そのキーパーに入っていたはずの商品はどこへ?
 そこで出てきた説が、新手の万引きで、キーパーを外したあと空のキーパーが発見されないように手持ちのソフトを入れておいたんじゃないか、と。しかし、わざわざ自分のソフトを置いていくメリットはないのでは…? 確かに秋以降、空キーパーが発見されることが何度かあったのですが。
 私が考えているのは、同業者の仕業ってこともあり得るんじゃないかと…。万引きかどうかは別として。同じ型のキーパーを使っている店があって、また、店の人間ならではでキーパーの信号を遮断してセキュリティゲートを通る方法を知っていたとしたら。自分の所の余剰在庫を持ってきて置いている…とか。でも、この説にしてもやはりソフトを置いていくメリットがない。しかし、ゲートを通る方法を持っているとしたら店から持ち出すことも出来る訳で、万引きして棚が空いた部分に要らないソフトをキーパーごと置いていっているのかも。その方が、店内でキーパーからソフトを出し入れしているよりは無理がなさそうなのですけど。キーパーを外す道具を持ち込むにしても、結構力がいるものだし音も立つし、気付かれずにというのは難しそうですよ。今までの万引きでキーパーを壊して持っていくことはあっても、キーパーをそのままに、他のソフトと入れ替えてなんて試しはないんですから。
 近くに某悪名高いチェーンの中古ゲーム屋があるのですけど、そこの店長は時々自分の店で余っている商品をうちの店に売りに来たりするだけに、やりかねないような気がするんだけどなー。
 ともかく、今度から毎朝値札のチェックをすることにはなったのですが、皆の意見は、店の損害がどうこうというより、ともかく犯人をとっ捕まえて真意が聞きたいということですね。

【3月新作ゲーム】 2001/1/8(月)
 埋まっている特典などないかとカウンター内をガサゴソやっていたら、3月分のPS新作案内が来ていたのに封も開けず埋まっているぅ!
 1、2月と寒い状況で、もう終わりかと思ったPSですが、決済前となるとさすがにそれなりにタイトルを揃えてくるようで。「スーパーロボット大戦α外伝」「エムブレムサーガ」あたりは本当に3月に出るのか怪しいような気もするんですけど。やたらマニア間で耳にするタイトルの「シスタープリンセス」(あまりに恥ずかしいサブタイトルにびっくりだ)はどれほどなのだろう。少なくとも何故今頃PSで…の「センチメンタルグラフティ」よりは期待できるだろうけど。ジャンプ物では「ワンピース」とアニメ版封神演技の「仙界通録正史」がありますけど、ワンピースは対戦アクションというジャンルだとどうだろう…。作品を考えると対戦もの向いているジャンルだと思うのですが、よほど出来が良くないと受けにくいジャンルじゃないかと。もっとも、原作が強いだけにCM次第という気はしますね。「仙界通録正史」は、原作・TV放映ともに終わっているだけにそれほど数が売れるというものではないでしょうが、名場面を集めてストーリーを作れるという新しい切り口に注目しています。欲しいとい思うファンは確実にいるのでは。また、SFCからのリニューアル移植としては今になって?と意外な「真・女神転生」ですが、12月末に発表されたばかり3月発売とは随分早いなあ。今の金子一馬氏の絵に描き起こされているだけでもインパクトある気がする…。コナミは発注が別なもので忘れそうでしたけど、こちらも「DDR4th」がある。PS2の「ZOE」は不安もあるのですが…。なにしろ、もろロボットアニメという路線はこれまでの小島監督作品とイメージが違いすぎる。ZOEは私も気にはなるものの、「メタルギアソリッド2」が出るまでPS2買うつもりないというくらいだし……こういう小島ファンは自分だけじゃないと思うんですけどね。あとはPS2ではそれほど目立ったものがないような。個人的に注目は「風のクロノア2」(これもPS2購入を検討のタイトルなの)。2のクロノアはアニメ絵がそのまま動いているような作りですが、クロノアはポリゴンが一番かわいいと思うのだけど……それはさておき、前作はどうも売れ方に地域差があった模様。クリスマス前の発売ながら意外とファミリー層中心の店で動かず、ゲーマー中心の店の方でよく売れていたのはナムコ作品だからかも。それと、PS2にキーボード同梱で「闘打」(あしたのジョーのタイピングソフトね)が出てきたりしますが、既にネット用の需要があったDCでの「ザ タイピング オブ ザ デッド」のヒットとは事情が違うだろうし、わざわざPS2でタイピングソフト買うかなー。
 あと、DCは3月発売リストは見ていないのですけど、3/22の「サクラ大戦3」がやはり目玉でしょう。
 「サクラ大戦3」「スパロボα外伝」「シスプリ」の限定版は早めのご予約をおすすめしますよ。いい加減に1ヶ月きって予約しようなんて悠長な考えじゃ駄目だって学習してくださいよう。

【ゲーム屋初出番】 2001/1/5(金)

 年末年始が20時閉店だったため今まで非番でして、営業時間が通常に戻って今日が年明けて初めての出番。

 いや、昨年3月から現場でバイトしてみて実感したのは、こう本社と切り離されて諸々の決定権のない店の現場にいると、商品情報・流通事情ともにどんどん疎くなる…。まずい! 現場修行&ブランクを空けないためにやっているバイトなのに逆効果じゃないか! そりゃ確かに市場過多・品薄タイトルといった現場の実状などは遙かに判るようになりましたが。
 特に、売場で手一杯な年末商戦の間はタイトルの動きこそ見ていても、ほとんどゲーム界の動きなんて見ている余裕がなかったし、今後のタイトルとかノーチェック。大方おだてにしてもチーフが「立川店で商品知識があるのは有田さんだけ」なんて言って、実際なにかと聞かれるだけに、ここらで情報仕入れ直さないと…。
 で、店行ってとりあえずやったことが、1ヶ月分のファミ通のニュース記事まとめ読みというあたり低レベルなんですけど(汗)。いや、だから基本的なニュースも押さえていなかったんですって。

 それにしても、会社なども始まったからか、営業時間が戻ったところで夜にやたら人が多く、21時以降の来客が目立ちました。やはりニーズはあるんだなあ。

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