どこかで書き綴っておこうとずっと思っていたものの、何から書いたものか。

 Twitterで日々呟きつつ、折をみてまとめておこうか、と思っていたのが、
・自分がエヌアインで目指していたこと
・格ゲーの女性プレイヤーの話題あれこれ

 なのですが、書いておこうというのも、それがもう自分の中ではほぼ過去のことになったから。

 アカツキの日記をまめに書いていた時期にこの話題に触れていたこともあったかも、と思ってちょっと辿ってみたものの、おそらくある程度自分の中で整理がついてから、と思ってか意外と触れていない。
 最後に書いていたあたりの「遠征と一年前のはなし」や「40代説」のあたりに共通する部分はありますが。

このゲームで目指していたことの話。(2015/1/1)

 まず、前提として。
 現在、アカツキ電光戦記とそのプレイヤーとは完全に縁が無いので、ここを見ている人がいるとすればエヌアインから入っているのが多数のエヌアインプレイヤーかと思います。そうなると、やや実感しにくかったり私の記憶も不正確な点もあるかと思います。

 アカツキ電光戦記も比較的当初から女性プレイヤーが多く、同人版からの流れか当時のmixiの普及か、あらかじめプレイヤーの身内的なコミュニティが完成していたように思います。
 また、操作の簡易さからまったくの格ゲー初心者も少なくない。そこはエヌアインでも共通している点ですが。
 私も格ゲーから10年以上離れていて、これなら動かせそうとやってみた口ですからね。

 そんな中、おそらく電光大戦の初期のうちだったかと思いますが、
「全国大会に初心者や女性プレイヤーは邪魔」という意見をどこかで見かけた覚えがあります。

 まあ、別段めずらしい話でもないのです。むしろ当時なら出てきても当然。
自分が見かけたときも、だから憤慨したとかそういうことはなく、「やっぱりそう思う人はいるよね」くらいのもので。

 いろいろプラス・マイナス面はあれ、初心者から上級者まで固まった集団になっていたアカツキプレイヤーでしたが、そのうちガチ勢VSエンジョイ勢の対立が表面化したり、2chやしたらばなどの掲示板の攻撃的な書き込みが見られるようになったり(匿名、ただし人が限られるだけに発言者のアタリをつけるような)プレイヤーの狭さ故の問題が顕在化することに。
 私は電光戦記の時は、思うところあって他のプレイヤーとあまり交流を持たなかったし、従って状況の背景を知る由はなかったですが、むしろそれはそれで普通かもしれないとして。
 また、この「全国大会に邪魔」のくだり、2chあたりかと当時のスレッドを後年辿ってみてダイレクトなものは見つからなかったので、形に残るものではなかったか、あるいは近い話が記憶の中で極端に受取られていたのかもしれません。

 ただ、(ここでは公式全国大会である電光大戦が)競技として最高を目指す、カジュアルな人お断りという前提で開催されているならば然るべき主張として、そうでないのだから、一価値観で参加者を排除しようという見方でしかない。
 でも、そんな話は理屈で反論したところで相手は聞き入れる訳がないのです。そもそも匿名掲示板だと相手など判らない(笑) まあ、そういう空気なりが対立相手といえるでしょうか。

 ここで殊更、目にもの見せてやりたいとか思ったのでもないのですが、「存在が邪魔」と最初から否定される謂れはない。そういう見方を引っ込めさせるには、存在を認めさせるだけの実績があれば云えなくなるよね?と。
 あるいは、このテの人は初心者から始めたプレイヤーや女性プレイヤーが実績を挙げたところで、「ゲームのレベルが低い」と言い出すのがオチという経験則。
 そんなことはこのゲームが好きで楽しんでいる人には関係ナイことだと思いますけどね。

 自分として望むことは、あくまで“やりたいと思った人が最初から、一概に排除されない状況”であって、初心者・女性プレイヤーが大会に出ることを奨めたい、増やしたいという意図は特にないのです。そこまで労力をかけてやりたい訳ではないので仲間内で遊べれば十分、というのもゲームの遊び方。コイン入れてやっているのに人のやり方をどうこう云う筋もなし。

 そして、その目的からすると、自分としては“大会クラスでタイトル保持者ともそれなりに勝負できる”ところまで行ければ十分という考えなのですが、妥協と見るか条件的に適正と見るか。

 その後、エヌアインのリリースが決まっていた頃、プレイヤー層の対立的が特に荒れていた影響もあるのか、あるいは単に電光戦記やっていたけれどエヌアインが合わなかったり、自身の環境の変化と要因はいろいろでしょうが、エヌアインの稼働初期にはアカツキ電光戦記から継続していた女性プレイヤーはだいぶ減っていたように思います。

 そもそも稼働当初はプレイヤーが定着するかどうかで、継続プレイヤー組はイベントがあればかなり遠方まで積極的に参加していたもので、いちびりさん、あーくさん、たてさん、ゆきなさん等初期を支えてくれていた方々は本当にお疲れさまというものでした。
 私はまず頭数というつもりではいたものの、「もし、始めてみたいという女の子がいた時に他に女性参加者が誰も居ないという状況だと参加しづらいかもしれない。やりたいという気持ちが強ければ放っといても出てくるだろうし、また他に居れば参加してくれると限ったものでもないけれど、母数が多いゲームとは訳が違うのだから、人口が少ないゲームでも女性プレイヤーが参加していて「それが当たり前」という状況にしよう」という思惑で、行ける所には全部行くと決めていました

 一方、それが特定個人となることには「ソレじゃない感」はあったのですが。
 まだ拭いきれてはいないものの、ゲーセンのプレイヤーに特定個人ではなく匿名性を求めたいので。所詮狭い業界で前作からやっているのだからと割切って、エヌアインではTwitterやっていたり、プレイヤー間で付き合いをそう避けてはいない次第。

 そうした意図でイベントに出て行く必要はもう無いな、と思ったのは、九州で七海さん主導で対戦会を開くようになったあたりでしょうか。
 時代の流れで女性のプロゲーマーも居る現在、あからさまにそういった話が出ることもありませんし。

 そんな頃、立川ランバトで初めて優勝して、まあ日常的にやっている大会なんですが、上位と渡り合えるというところまでは行きたいという一つの目標にも辿り着いていたんだなあと。立川ランバトは2013年に3回優勝していますが、一応はそれぞれしん塞、大王塞、ひのうえ鼎を倒してはいるから!(>_<)

 時折呟いていますが、「もう自分にこのゲームでの“目的”は無い」というのは、今や女性プレイヤーだからで排斥やカテゴライズの状況が薄くなったということ。決してネガティブな話ではなく、逆に変えたいと思っていた状況はもう実現しているということなのです。

 
 属性で否定的意見が出るのなら、文句を言わせないようにするしかない。
 しかし、そうしてやってきたことで個として認識されるようになると属性との関連は薄くなる。
 女性プレイヤーでも優勝争いに食い込めるのだから参加すべきでないとの見方は不当、という論拠ができたところで、「みらさんだから」と切り分けられるようだと、あれ?なんかチガウな(´・ω・`)と。
 とはいえ、元はそのカテゴライズで一概に否定する風潮をなくしたかったのだから、「そういうプレイヤーも居る」という見方はそれこそが望んだ結果なのではないか。
 一抹の納得しきれない部分があっても、判断するのは自分ではなくあくまで第三者。
 自分が行動なんてものは、自分の意志の実現のために動かせる唯一の駒でしかない。
 行動原理は他のプレイヤーが参加しやすくするため、というようにも見えますが、あくまでカテゴライズの状況が自分には不本意だから変えたかったまでで、それで他のプレイヤーはどうするかは別の話。

 それだけを目的にしていたかというと、好きなゲームをゲームそれ自体以外の要因で阻害されるのは嫌だな、というだけのことで、あとは自分自身やりたいゲームを楽しみたいというのは別物ですから。
 プレイヤーとしても志はあんまり高くないけど、どこまでやれるかやれるだけやってみようというつもりはあるので、あとは気の済むまで対戦しているかと思います。4年半、全然飽きていないですからね。出来ることが増えたら、それだけ楽しいし。
 2014年は、電光大戦は大雪による遅延で当日予選に出られなかったり、宇宙最強は酷い風邪が治らなかったりでしたが、帝都大戦では初代&3代目宇宙最強という勿体ないほどのチームメイトに恵まれ決勝ブロックまで残れたりと、ゆるゆるやりつつ進歩も感じられたり。

 

 ああ、あと、なんとなく誤解されている節があるというか、妙に気を遣われているようにも思ったりなのですが。
 確かに私は大会等で女性プレイヤーでどうこう、と云われることは少ないですが、実際のところそう区別する風潮でもないならそれはそれで善しとして。云われるのが嫌いというつもりはあんまりないですよ。
 不思議なほど触れられないなーと思っていると、普段行かない店や別タイトルだと普通に実況で云っていたりするので。しばらく前、動画で自分の試合を見ていた他地域の人に、実際会って女性プレイヤーと知って驚いたと云われたり。
 話題的にわざわざ男女云う必要がないといえばそうだと思うものの、それは○○だからこう、というカテゴライズに繋がるのはどうかなというだけの話なのです。

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