No1323 2003.11.03

商工ニュース広島

第3回国保をよくする会総会開く

 ジャーナリストの矢吹紀人氏を講師にむかえて、広島市国保をよくする会の講演と総会の夕べが開かれました。

 矢吹氏は保険証を取り上げられ結局病院に行くのが遅く死亡してしまった北九州の女性の例や、リストラされノイローゼになっていた人が事故をおこした際、国保への加入手続が遅れたため、保険料だけさかのぼって請求されたが、療養費の保険給付はしないという大阪の例など、ジャーナリストらしく各地の具体例をあげて、「このままでは国保が崩壊の危機にあり、このことはとりもなおさず、国民の社会保障をうける権利の侵害だ」と話されました。

 そして、沖縄で国保の窓口負担金の免除を勝ちとった例をあげながら、「一人ではなくみんなで団結して、自治体の職員も味方にして、市民の医療と福祉を守っていくことが、重要だし、展望はある」と話されました。

 広島でも「よくする会」に相談された人のほとんどが、保険証の発行もうけ、保険料を減免されたりしています。

引き続き
 @国保料を引き下げ、減免運動を改善させる
 A保険証の取り上げは許さない
 B市役所の窓口の対応を改善させるを中心に運動を前進させること

    を確認して総会を終わりました。

国保は必ず改善できる
商工ニュース広島
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