No1321 2003.10.20

商工ニュース広島

 10月10日、中小業者総決起集会でデモ行進を終えた後、広島民商「ものづくり部会」のメンバーで東京・荒川民商「荒川ものづくりに挑戦する会」と交流しました。


 事前の予想に反し(?)荒川民商からは、菅民商会長をはじめ「荒川ものづくりに挑戦する会」の仙幹事長、木村副幹事長及びメンバーの方々、更には顧問の都立航空高等専門学校の吉田喜一教授も出席されるなど、大歓迎を受けた広島のメンバーは全員緊張を隠しきれません。




 荒川民商では多重債務などの金融相談は出口だが、ものづくりの運動は商売繁盛の入口であるとして様々な取り組みをし工夫していました。

・公共の施設や機械を、積極的に活用していく「やどかり作戦」

・異業種交流を進めるためにも事務所での会議だけではなく現地にどんどん出ていくこと

・先般行われた横浜商工交流会へブースを出すにあたっても荒川区から40万円の援助をもらうなど、行政ともしっかりとネットワークを構築していること

 等々、参加した広島のメンバー一同驚きの声が上がりました。
「ものづくりに挑戦する会」の目的には、それぞれの技術やアイデアを生かし、「民商の方針に沿って社会に役立つ新しいものづくりに挑戦する事」を掲げています。
 
 また実際に、かばん屋さん作成の「ペットボトルの保温ケース」やお札をイメージした「ユニークな買物券」、折るたびに「表情を変えるパンフレット」を見せて頂き、更に吉田教授による紙飛行機をつかった航空力学の講習など盛り沢山で見るもの聞くこと全てが学習になりました。


 吉田教授からは産学官の交流・協同の重要性、地元に密着した高専のネットワークを通じて「高専の紹介はいつでも言ってきて下さい」と暖かい言葉も頂きました。


 広島民商からはフラワーフェスティバルから始まった「ものづくり共和国」の取り組みをはじめ、広島市の後援を取り付け、秋葉市長からのメッセージをもらった「ひろしま民商まつり」の取り組み、また「商売繁盛ブック」の取り組み等を紹介しました。



 5時半から始まった懇談はあっという間に2時間半たち、荒川民商に感謝しながら今後も「志を同じくする仲間として、お互いの更なる飛躍と、協同のネットワークづくり」を誓い合いました。

志を同じくする    全国の仲間と交流

東京・荒川ものづくりに
     挑戦する会と大いに懇談

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