浦野税金講演会に200人余が参加
10月5日、国際会議場で浦野広明税理士をむかえ、税金講演会があり、200人を超える人が参加しました。
全体の司会をやっていただいた『消費税をなくす会』の森脇さんより紹介され主催者あいさつにたった、那賀会長は「長引く不況のもと、小泉に対する批判の声は高まっている。衆議院選挙で、小泉自民党・公明党政権をうち倒そう」と、力強く呼びかけました。
プログラムの2番目は、民商会員による寸劇です。
八百屋のおじさんが、「民商の仲間とともに消費税の学習をして怒り、最後は署名運動に立ち上がる」というストーリーです。
板についた役者ぶりに会場からは、かっさいと「そうだ、そうだ」のいせいのいい掛声が飛びかい、楽しい催しになりました。
次はいよいよ浦野先生による講演です。
会場は、シーンと静まり返り、寝る人が一人もなく真剣にメモをとる人でいっぱいです。
「政府は所得が変らなくても、税金だけが増えることをどんどんすすめています」「トヨタ自動車は、年間売上の半分が輸出のため、売上が上がれば上がるほど、消費税が還付されます」という浦野さんの話にタメ息がもれます。
そして講演が終わるやいなや大きな拍手がわきおこりました。
「よくわかった」「税金のことがはじめて身近に感じられた」「またやってくれ」等などの声が会場のあちこちでかわされます。
90分間にもおよぶ講演で、浦野先生と会場内の参加者全員がひとつになり、民主的な税制をめざす気持ちが一体となりました。
続いて、各界各層からの決意表明があり、私達業者と一体になって、消費税の改悪を許さないことを中心に、税金をあるべき真の姿に変えていくための決意が各々の立場で語られました。
最後に、生活と健康を守る会の秦事務局長が音頭をとり、小泉税制改悪に反対しようと、ガンバローを三唱し、終わりました。
浦野先生には、講演終了後、著書の「サインセール」にも、協力していただき、ほんとうにありがとうございました。
しっかり勉強したので、これから署名に宣伝にみんなで大いにがんばりましょう。
みなさんに寄せられたアンケートより
・一般の人々に「痛みを」と、言いながらなぜ国会議員の方から始めないのですか?国家議員の方々はなぜ官僚の方々の言いなりなのですか?国会議 員さんがもっと強くならなければ財政問題は、変わらないと思います。(建設業 女性)
・めまぐるしく変る税制を理解するためには、度々学習をせねばならないと思います。(不動産 男性)
・日本経団連の奥田氏(トヨタ自動車会長)に、輸出は税金免除で結局は税金の返還が行なわれているということは、信じられないことであった。(自営業 女性)
・上に薄く、下に厚い税制が具体的な数値で示されて、あらためて現政権に対する怒りがこみあげてきました。(自営業 女性)
・消費税はいらない!公務員はいらない!政治家は半分にしろ!
(パート 女性)
・憲法を正しく使うようにさせる必要性を感じた。(建設業 男性)
・表だってわかりにくい税制にして、うらではしっかり増税している。これは今回のように学習しなければみえてこなかったと思う。(印刷業 男性)
・小泉の発言で、消費税をあげないといっていたが、実はそうではない事をしりました。(会社役員 女性)
No1321 2003.10.13