No1317 2003.9.15

商工ニュース広島

ものづくり部会
   子供たちに伝統の技を



 8月9日(土)かねてより依頼のあった、古田公民館主催の『こどもをミソに町づくり隊』という企画に参加してきました。

 これは、小学生低学年の生徒が30名ほどと、その父兄、広島工業大学の生徒数名で「自分の町に根付いた家ってどんなものなんだろう」という所から始まって、最後は「子供たちが考えた家を実際に作る」というものでした。
 子供たちが想像した家を、広島工大の学生が設計図を書き子供と一緒に家を作りました。



 当日は、ものづくり部会より、益原さん(東雲支部)、山持さん(大河支部)の2人に手伝いに行っていただきました。
 学生が作った設計図を見た大工が「設計図を現場の大工はどうみるのか」「仕事のだんどりとの関係で、どういう設計にしなければ実際に使えないのか」を学生に教授、そのひとつひとつに学生がうなづいていました。
 子供たちも、ノコギリや金づちの使い方を教えてもらいながらの作業です。
 子供たちからは、「大工さん、大工さん」とあちこちから声がかかり、ものづくり部会の2人も顔を緩ませ、親切丁寧に教え一緒になって家を作りました。


 完成するまでに予定の時間をだいぶオーバーしましたが、完成した家を見てみんな大喜び、参加した2人も、「子供の笑顔が一番じゃね」と満足そうでした。

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