No1316 2003.9.8

商工ニュース広島

横浜商工交流会に参加して

 今回のテーマ「人間復権の経済、社会へのチャレンジ」は地域社会の主人公である、市民がなおざりにされている出来事が多発しているので、このテーマにしたそうです。参加者は二千名を越えていました。

 2年前に比べて気づいた点は、参加者がものづくりの中小業者をはじめ、海外で成功した比較的規模の大きい企業家、大学教授や大学生、横浜市の職員、市会議員等多岐に渡っていたことです。

 展示会場の製品、商品が社会のニーズ応えた、買いたいものが多く展示されていました。売れる製品レベルまで、向上していたことに感心しました。

 また、今まで大学と交流できるのは、大手企業だけと思っていましたが、いま各地で中小企業と地域の大学との交流が進んでいることに驚きました。いま大企業はどんどん海外へ出ていって、国内が空洞化しています。地域経済を支えるのは、中小企業しかありません。「地域経済の主人公は中小業者になった」とのお話が大学の先生からありました。

 また、ヨーロッパに旅行して日本の町並みとの違いは、「サラ金の看板がない」「自動販売機が設置されていない」「24時間営業のコンビニがない」ことでこれらのものは、いきあたりばったり人間、計画性なし人間や、創造力欠落人間をたくさん製造することに気づいたそうです。

                        【鍵田副会長 記】

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