No1315 2003.9.1
『地域のすみずみから中小商工業の再生を』というテーマのもと「横浜の歴史」「中華街の集客の秘密」などを学びました。
なかでも中華街や元町商店街は、この不況のなか年間1800万人にのぼる集客を誇っています。
これは、ディズニーランド・ディズニーシーを上回る日本一の観光スポットになっています。
中華街では、半径500M四方の中、約500件の店がありその内40%が、中華料理店です。
その中華料理店が、同業種でありながら中華24団体・行政・商工団体でスクラムを組み、街づくり委員会、協議会を運営しています。
また、ビールメーカーとのタイアップによる中華街ビールの開発等を行い、中華街の中で42%のシェアを占めています。
その反面各店は、個店主義を貫き、共同イベント、セール、統一定休日等は、一切行わないといった徹底振りも伺えます。
しかし、街ぐるみでの祭の開催や新しい事へのチャレンジには協力を惜しまないという面もあります。
こういった取り組みは民商活動にも当てはまることが多いと思いました。
これからの民商は実質主義、昔、何をやったかよりも、今これから何が出来るかを考えて行動していくことが、これからの民商を大きくして行くと感じました。
【井口支部 若松 記】