除名墓場

会談とか

会談の概要

1999/7/16 に某所で会談が行われました。会談の目的は、FMHP,FHPG 不当除名処分に関する調停です。ニフティ側の参加者は、除名処分を行った張本人の平井マネジャー、フォーラム部の課長さん、法務課の課長さん、のお三方。こちら側の参加者は私と、法務課の課長さんに対抗すべく助っ人として来てもらった法律に詳しいS君の2名。それから第三者として、会談が行われることを知って遙々横浜から駆けつけてくださった がうがめら さん、以上あわせて六名が会談に参加しました。

会談の内容を公開したり会談の内容に関して意見を述べることは別に禁止されていないようなので、特に印象に残ったところだけ述べておきます。

ルール違反とか

最初に口を開いたのは法務課の課長さんでした。開口一番、「ある人と交渉しているのに別の人にメールを送るのはルール違反だと思いませんか?」と言われたのですが、正直、何のことだかさっぱり分かりませんでした。「何の話ですか?」と尋ね返すと、どうやら問題のSYSOP宛メール14通のことを言っていたようです。

問題のSYSOP宛メールはマネジャーとの交渉の内容とは無関係で、しかも特定のスタッフ宛に送られたものではなかったのですが、その辺りの事情はあまり理解されていないようでした。どうやら平井さんは、ニフティの側に「私と交渉してくれとお願いしていたのに、いきなり別のスタッフにメールを送ってきた」などと説明していたようです。さもありなん。

マネジャーの裁量

で、ニフティ的には「マネジャーには広範な裁量」が与えられているので、除名とかはへきへきだそうです【謎】。その判断が正当だったか不当だったかについてはニフティは判断しないが、マネジャーの判断が100%間違いであるとは言えない、という事だそうです。

デュープロセス

で、マネジャーの判断にもデュープロセスの適用があるのだそうです。何だか良く分かりませんが、要するに不当な除名はやっぱ駄目と言うことらしいです。

ニフティに言われないと反省できない?

基本的にマネジャーは除名処分の不当性を認めないという立場でした。

まず FMHP の除名が不当だと言うことは認めましたが、周知の通り、これは自分から認めたわけではありません。マネジャーは「運営者が同一なので FHPG の行動を理由に FMHP の除名が出来る」と豪語していたわけです。ニフティの側から「FHPG と FMHP は区別しないといけない」と言われて初めて、不当性を認めています。

で、マネジャーは FHPG の除名は正当だと突っぱねるわけです。課長さんたちも当初は「FHPG の除名処分は不当とは言えない」と言っていたのですが、私の側が「ローカルルールでは運営妨害の際には警告が与えられることになっているのに、それがなかった」と主張すると顔色が変わり、「発言態度についての警告を事前の警告だと考えられないか」という主張が「それが事前警告でないことはマネジャーに確認済み」という事実の前にうち砕かれるとさすがにこれは不当だと思ったらしく、その辺りは詳しく協議するので時間が欲しいとか言うことになりました。概ね私の勝利だと思います。

やはりマネジャーはニフティに言われないと態度を改められないのですね。

無視って……。

マネジャーは例によって「私にも時間は有限」などと仰り、「だったら無視すりゃいいじゃないですか」と言うと「だから無視するために除名処分とアクセス拒否とメール着信拒否を行うという手間がかかったんじゃないか!」とか絶叫されました。

それって無視とは言わないと思いますが、ここで私が失笑をこらえなければならなかったのはそのためではありません。考えても見てください。マネジャーの行った除名処分はどういう結果を招きましたか?

この除名処分が無ければ、「除名の理由を説明せよ」という発言がなされることもなかったでしょうし、その発言が削除されることも、ツリーが増殖して新会議室を開設せざるを得なくなることも無かったのです。もちろん、その後の数々の発言と警告処分、再度の会議室創設、その場におけるスタッフ辞任宣言、などなども無かったでしょうし、会談の為に日程を調節することも、三時間も費やして会談を行うこともなかったでしょう。

もちろん、私が権利回復のために何十通ものメールを書き、何百もの発言をする必要もなかったわけですし、六法全書を何度も読み返したり、警察の取調室で事情を離したりする必要もなかったわけです。

さて……マネジャーが除名処分を行ったことによって、誰がどんな得をしたのでしょうか。私は件の除名処分が嫌がらせだと判断していますが、この結果を見れば、まさに嫌がらせ以外の効果がなにも発生していないと言うことに気付くのではないでしょうか。

巻き込むなってあんた

マネジャーは何か「スタッフとかニフティを巻き込むな」とか寝ぼけたことを言っていましたが、私だって好きで巻き込んだ訳ではありません。誰の撒いた種だと思っているのですか?

少なくとも、マネジャーがメール着信拒否を行わなければ巻き込まれずに済んだ人間がいると思うのですが、その辺りの反省は全くないようです。

メー大公開は断られました

平井さんと私とのメールのやりとりを WWW で大公開させてくれ、とお願いしてみましたが、なんだかぐだぐた言われて断られました。コミュニティ内部の問題はコミュニティ内部で処理すべき、とか何とか言っていましたが、「公開してなにかまずいことでもあるんですか?」という質問に明確に答えられなかった辺り、かなりアレです。

ホペとか

なんか法務課の課長さんが警察沙汰の話とか削除して欲しいとか一瞬口走ったような気がしましたが、突っ込んでは来ませんでした。利用規約的にニフティは理由なしにメホペを見られないという事になっているので、そのあたりを突っ込まれることを危惧したのでしょうか。ともかく、利用規約は形骸化しているようです。

ちなみに、ニフティは私のサイトを無断で丸ごとコピーして WWW で大公開したことがあります。CSS のテストのためにコピーしたのだが削除するのを忘れていた、という事だそうですが、無断で複製したものを WWW で大公開した事には変わりありません。まあ、わたし的には全く問題ありませんが。


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水無月ばけら, MINAZUKI Bakera
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