スタッフに対するお知らせメール
以下は 1999/7/3 に FHPG と FMHP のスタッフ全員に同報したメールです。送信の宅象となった方は次の通り（順不同、敬称略）。
かわはら,もは,モスリン,しかゆき,びぶ朗,うずら,ＦＵＮ,ともひろ,臥龍鳳雛,ぶいあい,odahide,かっしい,ton'-up' boy,くちきママ,昼寝中のオオカミ,中島 靖
FHPG,FMHPに対する要求
こんにちは。水無月ばけらです。
このメールはかつて FHPG, FMHP の運営に携わっている／いた方全員に送付 しています。
さて、私に対して行われた除名処分について、私は様々な釈問をし、回答を 求めましたが、除名の理由として納得できるような回答はほとんど得られてお らず、特に「私の行為によってどのような損害が発生したか」という釈問に対 しては何らの回答も得られてはおりません。
また、nifty:FHPEXP/MES/18/12746 では、「あれは個人的な印象を述べたに 過ぎない」などという態度でもって過去の回答を翻す態度をとられています。 マネジャーがこのような態度をとられるようであれば、FHPEXP/MES/19 で行わ れた問答に対する回答はもちろん、FMHP/MES/18 での回答やメールでの回答も あっさり翻される可能性があり、過去の回答は全く信用できません。
また、ローカルルールを改訂するというマネジャーの誓約も実行される気配 が見られません。
私は除名処分に関して特に要求を出すことなく、FMHP/FHPG 運営陣の誠意あ る対応を期待する所存でありましたが、以上のような経緯を見ますと誠意など は期待できそうにありませんので、こちらから要求を出すことにいたしました。
私が要求するのは以下の四点です。
FHPBGN, FHPEXP, FHPART, FMHP の各フォーラムにおいて、過去に会員除名処分とアクセス拒否が行われた事実を告知する。
その処分が不当なものであったことを認め、同様に告知する。
マネジャーの個人的な嫌がらせであったことを明記するのが望ましいが、不当であったと認めれば良しとする。
その処分が撤回されたことを告知する。
不当に除名された会員（私のことですが）に対して、損害賠償及び慰謝料として三十万円 ( \300,000.- ) を支払う。
よろしくご検討のほどをお願いいたします。
もちろん、この要求を拒否してもフォーラム側が不当に不利益を被ることは ありません。ただし当然ですが、最悪、ニフティとフォーラムマネジャーおよ びフォーラムスタッフを被告とした民事訴訟が提起されることが考えられます。 その際には上記の要求が繰り返されるのに加え、賠償金額が百万単位に膨れ上 がり、訴訟費用も請求請求されます。なお、訴訟上の主な争点は、
そもそもフォーラムは会員を除名できるのか。
除名処分は適当であったか。
故意に損害を与えた者が会員規約12条3項を持ち出すことは民法1条や民法90条に反しないか。
ニフティに使用者責任があるか。
スタッフにどの程度の責任が認められるか。
と言ったところだと思われます。
三番について少し補足しておきますと、まず、問題の除名処分は、マネジャ ーの個人的な嫌がらせであったと判断しています。これに関しては nifty: FHPEXP/MES/18/12362 で述べているとおりですが、反論等が寄せられていない ことから、マネジャー側も個人的な嫌がらせであったことを消極的に認めてい るものと判断しています。民法709条では故意又は過失を不法行為の要件とし ていますが、今回の件は明らかに故意であると判断されます。
そこで、たとえばニフティサーブ会員規約12条3項などが持ち出された場合、 故意によって相手に損害を与えた者が契約上の条文を楯に賠償を拒むと言うこ とになります。これは民法90条や民法1条に照らして許されないことでありま す（いわゆる公序良俗違反です）から、裁判所はこの会員規約自体が無効であ るとの判決を下すことが予想されるのです。
参考:ニフティサーブ会員規約12条3項
3.ニフティはニフティサーブの利用により発生した会員の損害全てに対し、 いかなる責 任をも負わないものとし、一切の損害賠償をする義務はないも のとします。
また、この訴訟と平行する形で、FMHP/MES/18 における中傷発言に対し、刑 法230条の罪を問うべく刑事告訴を行う可能性もあります。nifty:FMHP/MES/18 /781 の発言に対しどのような処分を行ったか、という釈問にどのような意味 があったのかお分かりでしょうか。ハッキリと注意したという回答が得られて いるならともかく、そうでなければこの告訴によってフォーラム管理者やニフ ティの責任をも追求することが可能となるわけです。
……もちろん、以上述べましたのはあくまで最悪のケースでありまして、フ ォーラム側の対応によっては示談で解決する可能性が多分にあるということは 言うまでもありません。かく言う私も、示談による解決を望んでいます。
ローカルルールによると、除名処分を行う主体はマネジャーでも SYSOP で もなく、FHPG もしくは FMHP であるという点に注目してください。つまり除 名を行った主体はフォーラム運営者全員であり、フォーラムスタッフとして名 を連ねている方にはことごとく除名処分についての責任があるものと考えられ ます。除名処分が平井さんの独断であったという噂も伝え聞いてはおりますが、 それはフォーラム運営者内部の問題に過ぎず、私の与り知らぬところです。
従って、訴訟に発展した場合はマネジャーと SYSOP ばかりでなくスタッフ の皆さんをも被告とさせていただくことになります。「私は除名処分にかかわ っていない」という主張は、申し訳ありませんが、私にではなく裁判所に対し て行ってください。
また、スタッフの皆さんは、フォーラム運営の内情に関して裁判所での証言 を求められる可能性もあります。出頭命令を無視しても構いませんが、理由な く出頭を拒否すれば過料に処せられるのでご注意を。
さらに、除名の経緯に関する運営会議室の過去ログやメールのやりとりが証 拠として採用される可能性もあります。皆さんの発言やメールが裁判所に提出 される可能性は、かなり高いものと考えられます。
というわけで、本件は、FMHP, FHPG のフォーラム運営に携わっている（現 在携わっていなくとも、除名処分が行われた当時携わっていた）皆様にとって 他人事ではないのです。
平井さんのやり方というものを考えますと、平井さんがスタッフとの協議も 抜きに独断で要求拒否を決定する可能性がありますが、その結果として皆さん が不利益を被る虞が多分にあります。心の準備もないままいきなり被告にされ ても困るでしょうから、敢えて皆さん全員にメールをお送りした次第です。私 としても、この要求については当時のスタッフ全員で慎重な議論をしていだき たいと思っています。
それから、交渉が決裂した場合、この件に関するフォーラム側と私とのやり とりのすべてを内容証明郵便の形でニフティに送付する可能性があることを明 言しておきます。内容証明郵便の内容は手数料さえ支払えば誰でも閲覧できる ことになっていますので、回答は公開されてしまうものと心得てください。訴 訟を起こすに当たっては、示談交渉が決裂したという事実を客観的にも明らか にする必要があり、その手段として内容証明を利用する必要があるのです。も ちろん、nifty:FHPEXP/MES/18/12746 で示されたようなマネジャーの態度に対 応するという意味もあります。
そういうわけですから、このメールに関して *個人的な* ご意見がある場合 は、それが個人的な意見だということを明記してください。もっとも、私に意 見するより平井さんに意見した方が早い気がしますが。
繰り返しになりますが、訴訟に発展するのは最悪の場合であって、私自身は あくまで示談による解決を考えていることを重ねて申し上げておきます。
なお、長期に渡って返答がない場合にも示談交渉の意思がないものと判断さ せていただきますのでご注意ください。協議が長引き回答が遅れるようでした ら、その旨をご連絡いただければ幸いです。
では、回答をよろしくお願いいたします。
ミ☆ 水無月ばけら (bakera@star.email.ne.jp)☆ミ
のちにこのメールに関して補足のメールを送っています。
e-mail: bakera@star.email.ne.jp