幼稚園の提案

敷地面積8000m2(約2420坪)の敷地での幼稚園の計画です。 園庭を中心に平屋の園舎が大きな円弧を描くように配置され全ての保育室がお互いに緩やかな関わり合いを持つことができます。テラスを介して外部と繋がり自然を積極的に取り入れたセミオープンタイプのプラニングです。

幼稚園 模型 全景
幼稚園
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幼稚園<職員室> 1階職員室は通り側と園庭全体を見渡すことができます。2階の展望室(図書スペース)と園長室(応接室)は園庭の緑が見渡せる楽しいコーナーにもなっています。職員室前のデッキはこども達の送迎をスムースに行うことが出来る場所にもなります。
幼稚園<体育館> 今後バレエや音楽教室など園関係者以外の人々が利用する可能性も考えられる施設ととらえ 園庭を横切らなくても外部から入りやすくかつイベントの時は園庭とのつながりと外部から(保護者)そして園舎から(園児)全ての人がアプローチしやすく管理しやすい位置と動線を確保しています。また、楽しいイベント等の雰囲気が外にも伝わるように大開口を設け開放的に計画しています。
幼稚園<保育室> のびのびと手を広げたようにまあるく保育室を配置することにより一体感をもたせていながら保育室の向きが変わることにより様々な個性ある部屋としています。どの部屋からもデッキを介して表裏両側の園庭に出入りすることが出来ます。大開口を設けていますので風や空気の流れも良好です。保育室が隣り合うところは界壁を取り払い2室を1室で使うなどいろいろに展開出来ます。丸い天井に包まれたロフト部分(デン)は日常とは違う楽しく親しみやすい空間です。すみっこのほうは低くなっていて包まれるような空間です。トップライト(天窓)は空を見ることがでるだけでなく内部の空気の流通を助ける役割もあります。
幼稚園<デッキ> 廊下状のデッキの部分は季節や場面ごとの楽しみかたが出来る半屋外空間です。透明の庇で光を取り入れます。雨の日の遊び場にもなります。
幼稚園<第2の園庭> 園舎の裏側にできた新しい小さな庭は表側の庭とは趣を変えます。少し隠れた場所として様々な場面を展開することにより園児の個性に柔軟に対応できます。
幼稚園<プール> 夏はプールにその他の季節は水を抜き円形劇場などとして通年利用できます。
幼稚園<美術館・コミュニティ室> 色々なアーティストの作品を展示しその美術作品に触れる事により子供たちの感性を育みます。ベーシックな形態の建物は作品を引き立て周辺を池が取り囲む静かな空間です。深く窪んだ開口部は重厚な雰囲気を醸し出し外部からの収納スペースにもなっています。2階は北側を収蔵庫・アトリエとし南側は保護者・地域の人との交流のスペースとし多用なニーズに応えられるように計画しました。
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