あとがき








だらだらと長い話にお付き合いいただいてありがとうございます。
(全部読んだ方いらっしゃるんでしょうか?いらっしゃったら、本当にありがとうございます。)
本当は、吉里吉里で選択肢無しノベルにしようかと思っていた話ですが、
暗すぎる・・・と思ったのでこういう形にしました。
(人物の服装がやたらと詳しく書いているのは、絵にしようと思っていたからです。)

ヘラルドがフアン・シエロに文句を言いに行かないのは、言ってしまったらシエロは素直に自分が悪いことを認めてしまい
「FOTOGRAFIA」の大火は起きないから、なんです。

きっとヘラルドは、大火の後ずっと(文句言いに行けば良かった・・・)と思っていたことでしょう。


この話のフアン・シエロは「FOTOGRAFIA」の回想シーンで罵詈雑言言い放った性格とは随分違います。
実はこの話とゲームの間にそう言い放つ性格になるための理由がありまして、
それが予定の3部作の最後になる筈なんですが・・・・・・できるんだろうか?本当に。

・・・これからもどうぞよろしくお願いします。

(ところで、この話で何が一番書きたかったかというと、
「ロサが薔薇の中に隠れてる」というヘラルドのセリフでした。それだけのために9ページ・・・。)

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