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新宿区

淀橋台西部(新宿区 戸山・若松町)     四谷台地(若葉・須賀町)   (荒木町)

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夏目坂 なつめざか 

傾斜 ☆☆☆☆☆ (4度・7%)
長さ  ★★★☆☆
由緒 ★★★☆☆
美観 ☆☆☆☆☆

新宿区は、西と北に神田川、東に外堀、南に千駄ヶ谷の谷筋があり、それらに囲まれた高台の区と言える。淀橋台は区の南東部の台地で、南北に枝分かれしている(地形図参照)。

神田川の谷筋に位置する地下鉄早稲田駅付近を起点に、淀橋台北部を北側から上るのがこの坂。

坂の麓は夏目漱石生誕の地と言われ、坂の名前は父親が自分の姓から名づけたという。

坂を上って右手にある古い標識はもはや読めなくなっていた(ポインタを画像へ)。




下戸塚坂 しもとつかざか 

傾斜 ★☆☆☆☆ (7度・12%)
長さ  ★★★☆☆
由緒 ★☆☆☆☆
美観 ★☆☆☆☆

夏目坂を少し上り、最初の信号で右に折れてそのまま進むとこの坂に至る。上りきればようやく淀橋台北部の頂上部分(若松町)である。




(箱根山通りの坂) 

傾斜 ☆☆☆☆☆ (4度・7%)
長さ  ★★★★★
由緒 ★★☆☆☆
美観 ★☆☆☆☆

地下鉄早稲田駅から西進し、早稲田大学文学部と戸山公園(箱根山地区)の間を上るとても長い坂。

この坂の頂上部分には国際医療センター(旧陸軍病院)、総務省統計局など国の機関が多い。




(箱根山地区内の坂) 

傾斜 ★☆☆☆☆ (9度・16%)
長さ  ★☆☆☆☆
由緒 ★★★☆☆
美観 ★★☆☆☆

戸山公園(箱根山地区)には東京23区で最も高い山と言われる箱根山があり、この坂はその中腹にある。

江戸時代に尾張藩の庭園に作られた人工の山なので自然の地形とは言いがたいが、東京の地形を語る上で外せない場所である。頂上には標高44.6mを示す標石も(ポインタを画像へ)。

23区内で最も高い「山」であることは間違いなさそうだが、標高が最も高い地点は練馬区石神井高校付近の54mらしい。



椎木坂 しいのきざか  

傾斜 ★☆☆☆☆ (6度・11%)
長さ  ★★★☆☆
由緒 ★☆☆☆☆
美観 ★☆☆☆☆

淀橋台北部の西側は新宿7丁目付近が谷筋になっている(地形図参照)。「東京の凸凹地図」という書物によると歌舞伎町付近から流れていた川の名残だとか。

この坂は明治通りから大久保通りに入って右側にあり、ちょうどバイパスのような形になって淀橋台北部を西から上る(一方通行の関係で車はバイパスできないが)。

途中右に折れてさらに上り(ポインタを画像へ)、東戸山中学に至る。



(西向神社脇の坂)  

傾斜 ★★☆☆☆ (14度・25%)
長さ  ★☆☆☆☆
由緒 ☆☆☆☆☆
美観 ★★★☆☆

新宿6丁目の大久保中学と西向天神社との間にあり、同じく淀橋台北部を西から上る坂。

おそらく名前が付いていない坂だが、木々が生い茂ってトンネル状となり、ひっそりとした雰囲気を醸している。

手前にネコをあしらった杭があるのもかわいい。

現在は右側の中学校が改築されたのを契機に小奇麗にリニューアルされている(リンク先参照)。



梯子坂  

傾斜 ★★★★☆ (21-22度・38-40%)
長さ  ★☆☆☆☆
由緒 ★☆☆☆☆
美観 ★★★☆☆

この坂は抜弁天(厳嶋神社)付近から北に入った路地にあり、やはり淀橋台北部を西から上る。

坂下には昔ながらの銭湯とコインランドリーがあり、坂の途中にもアパートがあるので、意外と人通りが多い生活道路である。

坂上の標識のバックには永福寺の卒塔婆が(ポインタを画像へ)。

傾斜ランキング細坂部門第1位にランクイン(最下部は26度・49%)。



禿(かむろ)坂 

傾斜 ☆☆☆☆☆ (1度・2%)
長さ  ★★★★☆
由緒 ★☆☆☆☆
美観 ☆☆☆☆☆

靖国通りは外堀から市谷駐屯地を経て富久町付近まで谷筋になっており(地形図参照)、富久町の交差点から斜め右に入って淀橋台北部の根元部分を上るのがこの坂。

傾斜は緩いが長い坂で、上るにつれて道幅が狭くなる。

坂上と坂下に標識があり、どちらも文字が消えかかっている。写真は坂上の方(ポインタを画像へ)。



禿坂(側道)  

傾斜 ★★★★☆ (21度・38%)
長さ  ★☆☆☆☆
由緒 ☆☆☆☆☆
美観 ★☆☆☆☆

禿坂を上る途中、左側にあるマンションの脇にある坂。上りきると靖国通り(安保坂)に抜ける。

2段階の傾斜になっており、下部は13.5度(24%)。

こういういかにも人工的な坂は情緒に欠けるが、角度は測りやすい。

傾斜ランキング番外にランクイン



淀橋台西部(新宿区 戸山・若松町)     四谷台地(若葉・須賀町)   (荒木町)


東福院坂 とうふくいんざか 

傾斜 ★★☆☆☆ (10度・18%)
長さ  ★★☆☆☆
由緒 ★☆☆☆☆
美観 ☆☆☆☆☆

新宿駅南口前を走る甲州街道(国道20号)は、四谷・麹町台地の尾根をたどる形となっており、四谷駅付近で外堀の谷筋を越える。外堀の西側に位置する四谷台地(仮称)には、赤坂御所の池からつながる∋形の谷筋が東から切れ込んでいる(地形図参照)。

新宿区若葉と須賀町の間の通りがその曲線部分にあたり、この坂はそこから北東方向に入った筋である。



観音坂 かんのんざか 

傾斜 ★☆☆☆☆ (9度・16%)
長さ  ★★☆☆☆
由緒 ★★★☆☆
美観 ★☆☆☆☆

東福院坂の東隣の筋がこの坂。

標識によると、観音とは坂の中腹にある真成院の潮踏観音のことで(ポインタを画像へ)、「潮」の名は江戸時代以前に四谷周辺が海であったことを偲ばせる。おそらく現在谷筋となっている所が入り江だったのだろう。



鉄砲坂 てっぽうざか 

傾斜 ★☆☆☆☆ (6-7度・11-12%)
長さ  ★★☆☆☆
由緒 ★★☆☆☆
美観 ☆☆☆☆☆

観音坂の南の筋がこの坂。

あるサイトで「東京で一番急な坂」とされていたので喜び勇んで測定しに行ったが、思いのほか期待はずれな結果となった。おそらく文京区の鉄砲坂と勘違いしているのだろう。



戒行寺坂 かいぎょうじざか 

傾斜 ★★☆☆☆ (10度・18%)
長さ  ★★★☆☆
由緒 ★★☆☆☆
美観 ★★☆☆☆

観音坂と鉄砲坂の間に西方向に上がる坂。

この辺りはいわゆる下町風の街並みで、坂の途中には昔ながらの銭湯がある(ポインタを画像へ)。



闇坂 くらやみざか  

傾斜 ★★☆☆☆ (13度・23%)
長さ  ★★☆☆☆
由緒 ★★☆☆☆
美観 ★★★☆☆

戒行寺坂の坂上の通りへ南から上がる坂。

その名の通り薄暗い路地の坂であるが、写真は夕暮れ時に撮ったため一層暗い雰囲気となってしまった。

実際は四輪車が進入できるかわからないが、軽自動車くらいなら通れないこともない幅だったので傾斜ランキング太坂部門第4位



新助坂 しんすけざか 

傾斜 ★★☆☆☆ (11度・19%)
長さ  ★★☆☆☆
由緒 ★☆☆☆☆
美観 ★★★★☆

四谷台地(仮称)の南側をJR中央線から上る坂(地形図参照)。

新助という名の人が住んでいたことからこの名が付いたらしい。

坂上からは中央線と首都高が並んで見え(ポインタを画像へ)、坂下は中央線の暗いガード下へつながる。

人も車もほとんど通らずひっそりとした雰囲気。



(新助坂の隣の坂) 

傾斜 ★★☆☆☆ (14度・25%)
長さ  ★★☆☆☆
由緒 ☆☆☆☆☆
美観 ★★★☆☆

新助坂の東隣の坂。

坂上からは同じく中央線と首都高(ポインタを画像へ)。

傾斜は四輪車部門ではランクイン級だが、ガードレールで進入ができなくなっていたため残念ながらランク外。



出羽坂 でわざか 

傾斜 ★☆☆☆☆ 
長さ  ★★★☆☆
由緒 ★☆☆☆☆
美観 ★☆☆☆☆

新助坂の坂上へ東から上る坂。

坂下のガードをくぐるとガード下に車道が並行して走る珍しい場所が(ポインタを画像へ)。


淀橋台西部(新宿区 戸山・若松町)     四谷台地(若葉・須賀町)   (荒木町)


津の守坂 つのかみざか 

傾斜 ★☆☆☆☆ (6度・11%)
長さ  ★★★☆☆
由緒 ★★☆☆☆
美観 ★☆☆☆☆

谷筋の靖国通りから山筋の新宿通りへ上る坂。

写真の左側がスリバチで有名な荒木町。

元々は靖国通りへ開く谷だったのを盛り土してスリバチになったらしい(地形図では谷になっている)。

少し路地に入るとこのスリバチ感(ポインタを画像へ)。



(車力門通りの坂)  

傾斜 ☆☆☆☆☆ (4度・7%)
長さ  ★★☆☆☆
由緒 ★★☆☆☆
美観 ★☆☆☆☆

外苑東通りから新宿通りへバイパスする通り。

津ノ守坂と車力門通りとの間がスリバチになっている。

途中に坊主バーが(ポインタを画像へ)。



(策の池の石畳坂) 

傾斜 ★★☆☆☆ (14度・25%)
長さ  ★☆☆☆☆
由緒 ★★☆☆☆
美観 ★★☆☆☆

スリバチの底には策(むち)の池という天然の池がある(ポインタを画像へ)。

そこから車力門通りへ上る坂がこれ。

石畳がいい味を出している。

家康が鷹狩りの途中ここでムチを洗ったという。



(もう一つの石畳坂) 

傾斜 ★★☆☆☆ (10度・18%)
長さ  ★★☆☆☆
由緒 ★☆☆☆☆
美観 ★★☆☆☆

同じくスリバチの底から車力門通りへ上るもう一つの石畳坂。

このあたりは孤立感のある階段がいっぱい(ポインタを画像へ)。



仲坂 なかざか 

傾斜 (未計測)
長さ  ★☆☆☆☆
由緒 ★☆☆☆☆
美観 ★★☆☆☆

荒木町の階段の中で坂の名が付いているもの。

手前に土に埋まった標識があるらしいが写真を撮り忘れてしまった。


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