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目黒区

中目黒台地(目黒区 中目黒)   

で位置を確認できます
は登攀画像へのリンクです


新道坂 

傾斜 ☆☆☆☆☆ (2度・4%)
長さ  ★★★★☆
由緒 ★★☆☆☆
美観 ★☆☆☆☆

目黒区は、北西から南東方向に流れる目黒川と呑川(のみかわ)が主要な谷筋となっている。中目黒台地(仮称)は目黒川の北東にある台地で、山手線恵比寿駅の南西に位置する(地形図参照)。この台地の北端付近、駒沢通りを中目黒方面から代官山方面へ上るのがこの坂。坂下で目黒川を渡る(ポインタを画像へ)。

東横線沿いに走る旧道が本当の新道坂だと主張する文献もあるとのこと(東京23区の坂道参照)。




新道坂の側道   

傾斜 ★★☆☆☆ (11-12度・20-21%)
長さ  ★★☆☆☆
由緒 ☆☆☆☆☆
美観 ★☆☆☆☆

新道坂の坂上付近から東に入った路地にある無名の坂。

最下部は路面の関係で16-17度の急斜面となっている。

くねくねと曲がりながら上り、坂上のマンション(シャトー代官山)に至る(ポインタを画像へ)。




別所坂 べっしょざか  

傾斜 ★★☆☆☆ (13度・23%)
長さ  ★★★☆☆
由緒 ★★★★☆
美観 ★★☆☆☆

同じく中目黒台地(仮称)を南西から上る坂で、東京共済病院の北に位置する(地形図参照)。

ジグザグに曲がりながらだんだん傾斜がきつくなり、しかも最後は階段になっているという、車にとっては意地悪な坂である。訪れた際にもちょうど1台の車が立ち往生していた(写真奥の白い車)。

坂下から少し上った辺りに標識がある(ポインタを画像へ)。

傾斜ランキング(東京23区)太坂部門第5位、総合ランキングでも第2位


別所坂を上り切った最後は階段になっており(20度・36%)、その手前に6基の庚申塔がある(ポインタを画像へ。庚申塔については目黒区サイトを参照)。

かつて別所坂の頂上付近には、江戸時代の北方探検で知られる近藤重蔵の別宅があった。彼は富士講(目黒区サイト参照)の人々の手を借りて邸内に富士山を模した山を築いた。この築山は安藤広重の「名所江戸百景」にも「目黒新富士」として描かれている。現在の別所坂から富士山は見えない。

中目黒台地は、江戸幕府の砲薬製造所、明治政府の火薬製造所、昭和に入っての海軍技術研究所を経て、現在は防衛庁第1技術研究所がある。東京共済病院もかつての海軍共済組合病院である。高台の土地は古くから御用地として利用されてきたが、中目黒台地はその好例だろう。



〜渋谷区〜

中目黒台地(渋谷区 恵比寿南)


観音坂 

傾斜 ★☆☆☆☆ (5度・8-9%)
長さ  ★★★★☆
由緒 ★★★☆☆
美観 ☆☆☆☆☆

渋谷区は明治通りと渋谷川が大きな谷筋となっており、山手線の渋谷〜恵比寿間もその谷筋に沿って走る。中目黒台地(仮称)は恵比寿駅の南西に位置する台地でちょうどその頂上付近が目黒区との境界に当たる(地形図参照)。

観音坂は恵比寿駅前から駒沢通りを1本南に入った筋で、中目黒台地を東から上る。上り切った所で別所坂の頂上部分につながる。

この道は目黒方面から麻布、江戸市中へ抜ける道として古くから利用され、坂下には1779年に建てられたという「道しるべ」が残っている(ポインタを画像へ)。



いなり坂 

傾斜 ★☆☆☆☆ (6-7度・11-12%)
長さ  ★★★☆☆
由緒 ☆☆☆☆☆
美観 ★★☆☆☆

山手線恵比寿駅の西口から線路沿いを南方へ上る坂。

中目黒台地(仮称)の北東部にある小さな台地を上る(地形図参照)。

坂下から上るとすぐ右手にレトロなボーリング場があり(写真)、その裏手には昔ながらの風俗街が広がる。

坂の左手の柵の向こうはすぐ山手線である(ポインタを画像へ)。


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