第3回 C−CAR 12hour
ENDURANCE
呉Mサーキットの売り"ハードな走り"の象徴12時間耐久も3年目を迎える事になりました。
今年は赤穂のスタジオKのメンバーを迎えてチーム戦となり昨年までの個人戦とはまた趣の違った戦いとなりました。
いつもの通り、一参戦者としての視点から今年の12時間をレポートします。
11月1日は土曜日で休業日、朝から体力を貯め込む為に午前中も寝て、午後も寝ておりました。
初年度13年は就業日だったのでそんな事は出来ずにレースに臨んでシンドかったので去年から必然的にそうすることになりました。
午後5時5分発のフェリーで呉へ、午後7時呉港着。いつもの通り沖本さんに迎えて頂き、7時30分サーキット着。既に渡辺さんがセッティング中。「オーっ、C9ですね!」順調な仕上りのように見て取れました。
我がチーム小松/山口はボディーを私山口、シャシーを小松さん担当と分業にしたので小松さんが来るまで自分のシャシーで走ろうとリード線を繋ごうとしているところへ小松さんが見えました。
シャシーを受け取って結線しようとしますがライト線の先端をコネクター加工していなかったのでガイドに差し込むのに苦労しました。
小松さんのモーターリード線にはちゃんと加工されており、配慮がたりなかった事が後悔されました。レース本番では何回もモーター交換を小松さんにして頂いたので大変申し訳無い事になりました。
車の挙動は最初、コーナーでジャダーが出ていましたがタイヤ交換等コマツチューンによって重量車ではありますが充分コンペティティブな仕上りになりました。
今年のレースポイント
今年はチーム戦で、各チーム2名の総勢12名での競技になりました。
初年度はTカーが許されましたがそれでは耐久の意味が無いと言うことで1シャシー1ボディーになりました。
セミナイト、ナイト時間帯には前2灯後2灯の点灯が義務づけられました。コースアウトしても最低10秒以上点灯することも義務づけられました。全車、回路を搭載したようです。
かわりに内装は必要無いと言うことでウィンドウは塗り潰して良い事になりました。しかし、結局塗り潰したのは沖本/正木組だけでした。
工具を使うトラブル、ドライバー交代は5分間のピットインが義務づけられました。結局これが最終的に勝負の決め手の一つになりました。
参加チームと車両・予選
赤穂Aチーム
肥塚さんと杉原さんのチーム
車両は美しいライムグリーンメタリックのC9
素晴らしい高輝度青色発光ダイオードのヘッドライト、Mサーキットは何回目かで走りに最初遠慮が見えましたが予選タイムは7.802秒で十分コンペティティブでした。
クラッシャーK(赤穂B)
平野さんと横田さんのチーム
ミノルタトヨタ88CV清潔感溢れる美しい仕上がり。Aチームと同じく青色発光ダイオード予選タイム7.796秒でAチームを上回りました。
チームアホアホ
呉のエース鈴木選手(アホアホマン)とEXCITINGの渡辺さんのチーム
渡辺さん製作のC9をマジカルハンド鈴木選手がチューンして必勝を期しましたが予選ラップは鈴木の腕を持ってして7.151秒、正木/沖本組に僅かに及ばず常勝鈴木の行手に微かな暗雲が…
チームオエ(何故オエなんか解りませんが)
重鎮正木さんとオーナー沖本さんのチーム
電線C9と767を走り比べて767に決定
前述のようにウィンドウ塗り潰しでありますがマウントサイドにウェイトを配し安定感は抜群。予選ラップは7.119秒でトップ、他を圧倒することとなりました。また、この安定感が最終的な決め手になりました。
オドバンチーム
堂野崎さんと竹内さんのチーム
デンソートヨタ88CVこれも中が有り、ドライバーが載っていました。
予選は3番手で7.324秒
堂野崎さんが来る前にコッソリ走らせてみたらとても走らせ易かったです(スイマセンです!)。我々はMサーキットの良心です
(私が勝手に決めた!)
チーム小松/山口
ヨーストポルシェ962C
予選は7.444秒まずまずのラップ。唯一リヤウィングが一体の車両でアドバンテージがあると考えていましたが結果はそうはなりませんでした。…
前 半 戦
11月1日午後11時30分、1コース赤穂A、2コースチームアホアホ、3コースクラッシャーK、4コースチームオエ、5コースチーム小松/山口、6コースオドバンチームでスタートしました。
チーム小松/山口は私山口が第1ドライバー担当、先は長いし基本的な速さはオエやアホアホに負けてますのでボディーのタフネスを頼りに淡々と走る事を胆に命じました。
スタートしてたった10分で早くもアホアホの渡辺さんにトラブル発生C9のフロントスポイラーが割れました。イヒヒヒッ、よっしゃあこれで30周貰ったぁー!
ところがところがその7分後、我が962の車体の下からガーガーと異音が。ストップして確認するとマウントネジが2本ズレている。工具を使う作業はピットインが申し合わせ事項、無念の想いとともに5分のピットストップへ。
「先は長いんですから大丈夫!」小松さんの冷静な対応に励まされて5分のピット作業後にコース復帰しましたが、この間に順位は当然最下位、アホアホにハンデもらったと想ったのが帳消しになり全チームにビハインド。
同じトラブルがクラッシャーKにも発生、チームオエにも0時30分頃ライトユニット、0時45分にはモータートラブルが襲いかかりました。
≪セミナイト≫
0時30分からセミナイト走行、チームオエはライトトラブルのピットインを利用して正木さんから沖本さんにドライバーチェンジしました。
セミナイトとは言えこれは結構暗く、ヘッドランプが無ければかなり走行に支障がありました。
淡々と走る6コースオドバンの竹内さんを追い上げますが、5分ストップしたらまず30周のハンデを背負うこととなり、これを挽回するのにまともな走行では1時間以上かかる事が判明。竹内さんの車は基本的に速いのですが、何回もラップ出来ていたのでずっと上の順位かと勘違いしていて、小松さんに後から教えてもらうまで負けていると思っていませんでした。
「竹内さんノートラブルなんですよね。」
「そうですよ。」ガガガーン!甘かった。
12時間もあるとは言えこれは数10周単位のシビアな戦い、クッソーッ頭来たもう行くところまで行くぞ!!後からは「行けるところまで行って」の小松さんの声も掛かって来ます。
とするうちにオドバンがボディートラブルで1時40分にピットイン。アホアホは2時26分にウィング外れでピットインして渡辺さんから鈴木選手に交代しました。相次ぐ各チームのトラブルで我がチームは2時30分前一瞬だけトップに踊り出たような記憶がありますが勘違いだったかもしれません。
≪ナイト走行≫
2時30分から2時間ナイト走行になりました。本当に真っ暗!ヘッドライトがないと絶対走れません。流石にちょっとビビりました。
搭載のダイオードは明るいと想っていたのですが全チームの中では中ぐらいの明るさでした。
赤穂チームの青色ダイオードが幻想的なほど明るくまた視認し易く素晴らしかったのです!
2時42分、ルーチンのドライバー交代で小松さんに。ついでにモーターも交換しました。操縦台から離れると背中から腰、足、腕と強張ってバリンバリン!それでも興奮して眠気なんまるでありません。
隣4コースのチームアホアホもエース鈴木を投入して必勝を期しており、小松さんの走りにも気合が入ってきました。他チームも色々トラブルがありましたが4時30分まで2時間にも及ぶ幻想的なナイト走行が続きました。
3時半ごろチームアホにまたウィングトラブルでドライバーが鈴木選手から渡辺さんに交代しました。チームオエはずっと沖本さんで押し通す作戦。既に上位を狙うチームはトラブル無しでのドライバー交代はしない作戦となり必然的に1人の担当時間が3時間を越えるような状況になってきました。
オドバンチームについては小さなトラブルが頻発しその度にドライバー交代したので比較的ドライバーの担当時間が平均していたようでした。
我がチームも後半は小松さんで押し通しましたが、4時50分頃チーム最大の危機が訪れました。気合の入ったドライブを続けていた小松さんでありましたが、バンクから飛びだしボディーが破損しました。その前から何回か飛び出して事無きは得ていたものの嫌な予感がしていましたが、バンクのスロットルオンのタイミングが僅かに早かったようです。
ヘアピンマーシャルから駆けつけてみるとボディーがリヤホイルアーチのところで前後に真っ二つ。
顔面蒼白!ここは冷静冷静に!まず、ゼリー状瞬間で仮留めしてシューグーを裏から塗りつけました。
約9分もの長時間のピット作業の末、小松さんで復帰。後からぶつけられるとまたピットインですから慎重にドライブしてくれました。その間にシューグーも乾くし。
5時30分に嵐のような前半が終了
結果は
1位 チームオエ 2,606周
2位 チームアホアホ 2,563周
3位 チーム小松/山口 2,431周
4位 オドバンチーム 2,168周
5位 チーム赤穂A 2,163周
6位 チームクラッシャーK2,136周
でした。
後 半 戦
最初の予定では5分のインターバルでしたが、準備やコース変更等で後半のスタートは午前5時40分頃になりました。
チーム小松/山口は今度は2コース。小松さんが前半の後を走ったので第1ドライバーは山口でスタートとなりました。
ボディー損傷の件があったので、最初の30分はかなりペースを落とし用心深いドライブとなりました。インターバルで小松さんがモーターを換えてくれていたので、ゆっくり走ってもチームオエやアホにはちょっと及ばないものの他チームには十分対抗できました。
5時40分から1時間はまだセミナイトが続いており、ライト点灯の義務が続いておりました。この間、オドバン、クラK、アホアホチームにそれぞれトラブルが有り、チームオエのみノートラブル走行。前半の大半を沖本さんがドライブしたので後半は最初正木さんが担当。最終的に4時間を超えるロングドライブとなりました。
チーム小松/山口としても前半でのトラブルがありトップのオエに175周も先行されているのでドライバー交代は極限まで切り詰めることとし、行けるところまで行く作戦を取りました。
兎に角、1,000周のチェックマークを入れることが最低のクリア要件と心に決めて走行を続けました。
ライバルアホアホチームは第1ドライバー渡辺さん、基本的に我が962よりC9のほうが僅かに上。しかし、走行時間によるモーターのダレによって速くなったり遅くなったりしますので、接近戦となるとこの期に及んでもやっぱりスロットレーサーの性でスプリント勝負を挑んでしまいました。
結果、どっちかがコースアウトするまで続く。勝負は何回やったか覚えてもおりませんが、大体半々だったような気がします。
アホアホは7時30分頃のウィングずれで鈴木選手に交代。ところが僅か5分後にモーターから異音!!アレーッ!って無念のピットインをしてみると何と何とモーターブラケットをちゃんとシャシーに締め込んで無かったと言う鈴木選手の単純エラー!!チーム小松/山口にはボーナスとなりました。よっしゃあ!
まっ、前半そう思った途端トラブルがこっちにも出たのでそんな事は考えずに…イヒヒっ
8時過ぎ、1,000周クリアしチェックを入れた頃からシャシーが路面を擦るようになり、8時10分に車高調整とドライバー交代を兼ねてピットインしました。5分のピットインで小松さんドライブで出ましたが、直ぐに同様トラブルで再ピットイン結局10分のピットインになりました。ウーン、やっぱり邪な思惑には天罰が下る。
8時39分に再びピットイン、この時、何トラブルでピットインしたのか、記入表に理由を書く余裕も無かったので思い出せませんがモーターは交換したように覚えております。
小松さんからはドライバーも交代してくれとの事なのでもう1回は代われるだろうと後半2回目のドライブを担当することになりました。がこれが最後の交代とピットインになりました。
各車モーターダレしているところを新品モーターで掻き分け掻き分け走る爽快感。赤穂の皆さんには申し訳無いが、15〜6周に1回はラップしていきます。
チームオエは記録では後半正木さんが9時30分くらいまでドライブした事になっており実に連続4時間のロングドライブとなりましたが、モーターとギヤの緩み調整とドライバー交代を兼ねて9時30分にピットイン沖本さんに交代。後小刻みに沖本→正木→沖本と交代した事になっております。
アホアホチームは8時30分頃鈴木→渡辺に交代、またまた渡辺さんと山口の張り合いとなりました。オエとアホが「山口さんが小松さんに代わるのと一緒に交代しましょうね」なんて言ってるのを無視し、最後までドライブする事を決意しました。(何てイジワルなんだ!)
アホアホチームは最後堪らず10時30分頃渡辺→鈴木に交代、この5分のピットインも何とか後半の周回でアホアホに追いつくことができた要因でした。
最後の1時間で何と鈴木ドライブのC9を我が962がラップするようになり20周ぐらいで抜いていくようになりました。
オオーッなんと言う快感でしょう。常勝鈴木をラップする。今迄のレースでは考えられない事です。
ゴ ー ル
11時40分過ぎに12時間が終了しました。後半は
1位 チームオエ 2,563周
2位 チーム小松/山口 2,513周
3位 チームアホアホ 2,511周
4位 オドバンチーム 2,242周
5位 チーム赤穂A 2,223周
6位 チームクラッシャーK1,847周
最終結果は
優勝 チームオエ 5,165周
準優勝 チームアホアホ 5,074周
3位 チーム小松/山口 4,944周
4位 オドバンチーム 4,410周
5位 チーム赤穂A 4,386周
6位 チームクラッシャーK3,983周
でした。
結局、予選で速い車が順当に1位と2位を占めました。
次にオドバンチームとチーム小松/山口が逆転したのはピットイン回数の差であっように見て取れました。
ドライバー交代の5分ピットイン義務はどのチームも一人の担当時間を長くすることとなりました。最長は多分前半の沖本さんの連続5時間であっように思われます。
この点は来年の改善課題となりました。
上記はレポート(プリント用)の参戦記の内容です。印刷としての形式を優先している為
ホームページでは読みづらい事をご容赦ください。
尚、優勝のチームオエの沖本さんからのメッセージがあります。
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