夢の

インドアコンバット


TVドラマに出てくるような廃ビルでサバイバルゲームをしたい!朽ち果てたビルを駆けめぐり、BB弾をばらまく...誰でも一度は夢見たことがあるだろう...
短い期間であったけどその夢が叶った場所があった。今回はCQB主催のインドアコンバットのレポートを通してその幻の場所を取り上げたい。

から我々の間ではインドアサバイバルゲームには夢があった。「なんか廃工場でサバイバルゲームが出来る場所があるらしいぞ!」たったこれだけの噂でとりあえずサブマシンガンやハンドガンやホルスターを買った我々だった...もちろん噂は噂でしかなく、用意したアイテムはコレクションに加わっただけだった... 「今度神奈川県の横浜の廃ビルを借り切ってサバイバルゲームをやるらしい」行きつけのショップでその話を聞いたときは本当にびっくりした!あわてて連絡先を聞いてサバイバルゲーム仲間、そして引退した昔の仲間に電話をかけまくった。みんなコレクションと化していたアイテムを引っぱり出し、そして新しいアイテムをそろえにショップへ走っていった.....そして運命の日「インドアコンバット」の日が来た!

奈川県の東神奈川(横浜の隣)にそのビルは建っていた。入り口からもうTVドラマの廃ビルそのまんま!中にに入ると廃棄されたエレベーターが朽ちている(かっこいい!)!2階ブチ抜きのプラントが中央にでん!とある(しびれるぅ!)!何かの実験室もある(すげぇ!)!コンピュータールームには部屋一杯に旧式のコンピューターがあった!!!(やったぜ!)夢にまで見た景色が我々を待っていた!背筋がぞくぞくっとしたのを覚えている。

「刑事達の挽歌」という刑事シュミレーションサバイバルゲームまでやった我々である。何も考えずに行動するのは昔からだ!当日の我々の格好は黒のコートの刑事、テロリスト風の格好、アメフトのプロテクターで武装した兵士、この日のために買ったレザーの上下!と相変わらず爆走状態だった。ちなみに私の格好は「マフィア風に黒服にトレンチコート」で黒服は結婚式の2次会用に買った「イベントゲーム専用スーツ」である。もちろん我々だけではなく会場にはアメパトでのりつけたポリス、SWATにばりばりにきめた人、外人のおねーちゃん、などなどさまざまな人でごった返していた。あ!「拳銃王」小峰さんもいるぞ!(彼は我々のいた突入グループのリーダーだった)
はり夢のインドアコンバットにかけた人は多かったのか?会場は400人弱の人が参加している。ちょっとおおすぎかなぁ?

にいる少数のチームはフルオート、中に攻め込むチームは人数が多いかわりにセミオートである。また、バンカー(盾)で弾をよける事が許されている。準備OK!セーフティ解除!装弾だ!コッキングレバーを引け!(これはみんな電動ガンかガスガンなので必要ないがまねだけして雰囲気を高めた)小峰隊長が突入を指示した!4つある突入口(階段)からみんな飛び込んでいく、ゲームの始まりだ!
はまず階段で攻撃を仕掛けてきた。フルオートの音がこだまし階段では熾烈な死闘が繰り広げられた。混戦になりたちまち階段は渋滞になってしまった...セミオートで数に物をいわせて攻め込む兵士!フルオートで迎え撃ちされても屍を乗り越えるように攻め込んでいく...私の横にいた人が先頭部隊と無線で連絡をしている。「うわっ!」「??」「無線からフルオートの音と悲鳴がはいってきたぁ!」やられたのか?いくぞ!次は俺達の番だ!

ミオートの乱射で相手を制圧する。バンカーで弾をよけながら前進する。少しずつ相手を切り崩していく!私は持ち込んだスーツケースで弾をよけながら前進していた。
「よし!」手にしたMP5Kを撃ち、相手が下がったスキに仲間達と階段をかけ上った!が、それを待っていたかのように上の階段の手すりからSD6の銃口が覗いた「しまった!」
「パパパパパパパパパパパパパパパパパ.....」
「うわぁー!」体中にBB弾がヒットする!戦死だ....
戦死してセーフティゾーンへ移動する我々をすり抜けたくさんの仲間があがっていく。そして階段を制圧し、工場プラント内に突入した。プラントの影から応戦する敵、コントロールルームや柱の影から応戦する仲間達。そして敵は徐々に倒されていき、我々の勝利になった....

ちょっと物語風にしてみましたがこんな感じでゲームが行われました。突入口を変えて階段を上ったところからはじめたり場内にこもるメンバーを変えたり、人質をとったという設定にしてみたりして、一日中面白く遊べました。ただ、この第1回はちょっと参加人数が多すぎて階段で渋滞したことなどもありその辺はマイナスでした。少人数ならまた変わった感じで非常にアクティブに動けたでしょう(この後に少人数でここでゲームをやるときに誘ってもらい、また違った雰囲気でゲームが楽しめた)。
のインドアコンバットはその後も何回か続けられましたがこの廃ビルの改装が決定してしまい、現在では幻のゲーム場となってしまいました。非常に残念なことです。

コンバットコミック1995年7月号より転載。チームメンバーと黒服コンビで載せていただきました。小麦粉をビニール袋につめた偽ヘロインと場内禁煙のためチョコレートのタバコをくわえてきめているところ。

後になりましたが、この記事を掲載するにあたって館内突入中の写真と黒服2人できめている写真はコンバットコミック1995年7月号(Vol.98)より転載いたしました。写真記事転載を快諾していただいたコンバットコミックさんに感謝いたします。

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