デハ70形



登場時〜玉川線時代

デハ70形71〜78号登場時 昭和17年に川崎車輌で製造され昭和18年に71〜73号が、19年に76〜78号が、21年に74・75号が入籍しました。このころの集電装置はポールです。
デハ70形71〜78号ビュ-ゲル時代 昭和23年に制御方式と主電動機を変更し、24年には集電装置をビュ-ゲル化、連結器も取り付けられました。
デハ70形71〜78号ビュ-ゲル時代 …?上の部分も緑色に塗ってみました。デハ70形は登場時からデハ60形と違って両端扉は2枚引き戸です。
デハ70形71〜78号パンタグラフ化 昭和31年に集電装置をパンタグラフに交換されました。昭和39年から40年にかけて車内灯を蛍光灯化されました。玉電塗装の71〜78号です。
デハ70形奇数車連結二人乗り化 昭和42年から43年にかけて連結二人乗り工事が行われました。片運転台化され運転台側の窓が正面から向かって左側にも窓が作られ、正面は非対称になりました。
デハ70形偶数車連結二人乗り化 両端扉も変更されました。72・74・76・78号の偶数車です。

世田谷線化後

デハ70形奇数車 玉川線廃止後、世田谷線後の緑色に塗り替えられたころの71・73・75・77号です。
デハ70形偶数車 玉川線廃止後、世田谷線後の緑色に塗り替えられたころの72・74・76・78号です。
デハ70形奇数車 東急マークを貼った71・73・75・77号です。
デハ70形偶数車 東急マークを貼った72・74・76・78号です。

車体更新〜末期

デハ70形奇数車 昭和53年から57年にかけて車体更新が行われました。この更新工事で正面スタイルなど80形と似ています。奇数車の71・73・75・77号です。
デハ70形偶数車 連結側の正面窓は2枚になりました。側面の窓は下段固定・上段下降式になりました。偶数車の72・74・76・78号です。
デハ70形奇数車 平成元年からそれまでのオデコ1灯式から腰部分に移設し2灯シールドビームになりました。平成6年には車内警報装置を取り付けました。奇数車の71・73・75・77号です。
デハ70形偶数車 平成6年から8年にかけて台車・主電動機を更新し、高性能化しました。保安ブレーキも取り付けられました。偶数車の72・74・76・78号です。

デハ70形は世田谷線において最も古い型式となりました。半世紀もの間世田谷の町を走りつづけ、最後の日も多くの人に見送られました。
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