300系



 平成11年6月に世田谷線では実に35年ぶりに新型車が導入されました。デハ200形以来の連接車で実に44年ぶりです。また世田谷線初の冷房車となりました。この300系には標準の塗装は無く、編成ごとに独自のカラーがあります。車体全体をラッピング広告している編成もあります。ここでは多種多様なラッピング広告は省いて素の状態で紹介します。

登場時

300系 301編成登場時 新潟鉄工が製作しフラグドアはノルウェー製で東急車輛で組み立てられました。制御装置はIGBT-VVVFインバータ方式、ブレーキは回生機能がつきマスコンもT型ワンハンドルマスコンになりました。
300系 302編成登場時 平成12年3月に導入された302Fです。台車は301同様、旧型車のデハ70・80形で使われてたTS-332形です。座席モケットは301F同じです。この編成から両端扉付近まで塗装が施されます。
300系 303編成登場時 平成12年6月に導入された303編成です。302編成からA車(下高井戸より)に元空気溜が設置されました。また座席モケットが小豆色になり、この編成と304編成は屋根付近の塗装も白でした。
300系 304編成登場時 平成12年7月に導入された304編成です。301編成からこの304編成にかけて車椅子用リフトが取り付けられました。座席モケットは303編成同様小豆色です。
300系 305編成登場時 平成12年10月に導入された305編成です。この編成から定員増加が図れました。座席配置と形状が変更されました。座席モケットはピンクになりました。
300系 306編成登場時 平成12年12月に導入された306編成です。この306編成は正面据部に黒いラインがあるのが特徴です。座席モケットはピンクです。302編成からこの編成まで両端扉付近まで塗装が施されてます。
300系 307編成登場時 平成13年2月に導入された307編成です。この307編成からホーム嵩上げ後の導入です。そのため登場時からステップがありません。座席モケットはピンクです。
300系 308編成登場時 平成13年2月に導入された308編成です。この308編成も307編成同様にホーム嵩上げ時に導入されました。座席モケットは紫です。
300系 309編成登場時 平成13年3月に導入された309編成です。この309編成もホーム嵩上げ後の導入です。そのため登場時からステップがありません。座席モケットは紫です。
300系 310編成登場時 平成13年3月に導入された310編成です。この310編成もホーム嵩上げ後の導入です。この編成のみ台車を新しく新造しました。座席モケットは紫です。

ホーム嵩上げ後の301F〜306F

300系 301編成登場時 平成12年11月から12月にかけて301Fは制御機器類の大改修が行われ、下高井戸川に空気溜が設置されました。ホーム嵩上げ後の301Fです。
300系 302編成登場時 平成12年12月から徐々にノンステップ化に向け扉交換や仮埋め立てなどが行われていきました。こちらはホーム嵩上げ後の302Fです。
300系 303編成登場時 平成13年2月10日にデハ150形が引退したこの日の深夜にホーム嵩上げ工事が行われました。全車ノンステップ化が完成しました。こちらはホーム嵩上げ後の303Fです。
300系 304編成登場時 車椅子用リフト撤去は3月にステップの本埋め立てはホーム嵩上げ後の5月に行われました。こちらは304Fです。303Fと共にホーム嵩上げ後に両端扉上部以外にも塗装が施されました。
300系 305編成登場時 こちらはホーム嵩上げ後の305Fです。
300系 306編成登場時 こちらはホーム嵩上げ後の306Fです。

 平成14年にはICカード『せたまる』を導入し料金箱をICカード対応のものに換え、カードリーダの設置などの改造が行われました。

歴代車両図鑑メニューへ戻る
図鑑トップページへ戻る