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Michael Pitつれづれ 前のページへ 次のページへ
 Part1

(2004.夏)

今年の7月17日から25日にかけて、カナダ・オーストラリア・日本の3カ国による「国際交流児童青少年フェスティバル2004 IN TOKYO」が東京にて開催されました。これに参加するため、イギリスからユニコーンシアターという劇団の芸術監督であるトニー・グラハムさんが来日しました(以下トニー)。

トニーとは昨年ロンドンに行った際にお会いしており、メールでのおつきあいをさせていただいていたので、今回の日本初訪問を心待ちにしていたのです。約一年半ぶりに会ったトニーは白髪が増えたものの、以前より男らしくなっていてとてもステキでした。

トニー・グラハムさんと トニー・グラハムさんと

日本に到着した翌日早々、スケジュールの合間を縫って日本の伝統芸能を観たいと言われていたので、歌舞伎を一幕物で観る予定を計画!ところが歌舞伎座へ到着するとなんと一幕見席の列に団体客が並んでいて私たちの目の前で入場中止にされてしまい、もう私はどうしたらいいか本当に困ってしまったのです。

このままではいけない!考えに考えた末、そうだ!江戸東京博物館にいこう!。これが正解!江戸時代の浮世絵や絵巻、着物、古地図など約2,500点、大型模型など約50点あまりが展示されていて、イギリス人にとってはめずらしいものばかりで大満足してくれました。

でも「ケイコ、やっぱり歌舞伎を観たい」。内心「また観れなかったらどうしよう」と心配しながら歌舞伎座へ戻ってみると、幸運なことに今度は入場することができました。トニーは歌舞伎の世界にすっかり魅せられたらしく、観劇している姿はまるで子供が初めて観るお芝居を面白がっているようで微笑ましかったです。「ケイコ、今日はとてもamusingな一日だったよ。Thank you!」と言われたときは、私もかなりハードな一日だったけど"よかった!"と心からほっとしたものです。
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