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帰省のついでに山陰巡り

(1997.冬)
年末に帰省する途中、兵庫県の城崎温泉に寄ってきました。

城之崎温泉・一の湯 城之崎温泉・一の湯

東京から新幹線で京都まで行き、山陰本線特急に乗り換えて約二時間で城崎温泉に着きます。改札を出るとすでに浴衣姿に下駄をからからさせながら外湯巡りを楽しんでいる人達に出会いました。この温泉の名物はなんといっても六つある外湯めぐりです(前は七つあったのですが、一つはなくなってしまいました)。

私も宿に着いたらさっそく浴衣姿に着替えて外湯巡りへ。宿泊客に宿が貸してくれる小さな柳籠にタオルと石鹸を入れて外湯の一つ「柳湯」に行ってみました。浴場には年末年始の休みと言うこともあってとにかく人が多い!湯の温度はそれほど熱くないのですが、人間の熱気で体感温度以上に熱く感じられます。その後、「一の湯」「まんだら湯」とまわり、湯の町情緒を充分楽しんできました。夕食は蟹料理。季節柄とてもおいしかったです。


城崎から岡山までは山陰本線の下りに乗って鳥取経由で帰りました。途中面白かったことと言えば、NHK連続テレビ小説の「ふたりっ子」のロケ地であり、主役の香子の夫になった森山四郎の故郷という設定の香住を通ることができたことです(観ていない人、ごめんなさい)。

天気が良い日で、単線を走るディーゼルカーの車窓から見える香住海岸はキレイな色の海と切り立った崖の眺めが交互に現れて飽きませんでした。番組を見ている人が多いのか、香住付近になると車内がざわめきだし、外の景色を撮影する人も出始めました(私もその一人)。このあたりはゆっくり泊まりに来たいところです。 

強風で列車が落ちたこともあるという高さ41.5メートルの余部鉄橋も渡りました。窓からは下の町で手を振っている親子連れが見えましたが、真下が見えるような鉄橋の構造にちょっと背筋が寒くも....


普通なら東京から新幹線で岡山まであっと言う間に着いてしまうのですが、今回のように日本海側をのんびり旅して帰ると少しずつ田舎に近づいているのが実感できて、喜びも増すものだと思いました。クセになってしまいそうな年末の旅でした。

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