しゃぼん玉
プロローグ:準ってこんな子
 ひとりの男の子がいます。
 さっきから、しゃぼん玉を吹いています。
 しゃぼん玉は、春風にのってどこまでもどこまでもとんでいきます。
 きらきらと光るしゃぼん玉をひとしきり眺めたあと、彼は次のしゃぼん玉づくりにとりかかります。
 そんなことを、飽きもせずにずっと繰り返しているのです。
 彼の名前を準(じゅん)といいます。

 準は小学校の4年生です。4年生でしゃぼん玉遊び??。ええ、たしかに彼はちょっと幼いところがあります。
 でもその反面、ひとりであれこれ考えたりするのが好きなので、彼なりの人生観(?)を持っていたりします。
 ひとりで遊んでますが、本当は寂しがり屋です。おとなしい性格なので、友達はたくさんはいませんが、仲良しの子といっしょに遊ぶのは大好きです。
 そして・・・って、あまり最初からあれこれ言うのはやめましょうか。それはおいおい明らかになっていくでしょうから。まあ、どこにでもいる普通の子だと思って下さい。

 これから、準を主人公にした絵と物語を書いていきたいと思います。
 10歳の男の子が日常経験するようなことを、短編連作という形で作品にしていきます。
 準がかわいく見えるシチュエーションを、いろいろ思いついていきたいと思います。
 物語には他に登場人物が出てきますが、絵は準しか描きません。それは、作者のこだわりと思って下さい(他の絵は描けないんじゃないの?という当然の疑問はあると思いますが・・・(^^;)。

 ところで、準は何者でしょう?。
 私Meteorの子?。もしかしたら、そうかもしれません(^^;。
 子ども時代のMeteorでしょうか?。そうとも言えるでしょう。
 現在のMeteorの分身?。これは間違いなくそうですね。
 そして、もしこれを見て下さるあなたが準に感情移入していただけるならば、準はまさしくあなた自身になるでしょう。

 それでは、準になって物語を楽しんで下さい。

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