中北

 香川県人のうどん好きは、共通の体験=連絡船の立ち食いうどんを食べたこと、に始まると書いたが、その連絡船も、もうない。将来香川県人の共通の体験が、「恐るべきさぬきうどん」を片手にうどん屋巡りをしたことがある、に替わるのは確実と思われる。麺通団の田尾団長が「恐るべき…」を書くきっかけになったのが中北との出会いである。
 田圃と民家しかない狭い道を行って曲がると店はある。店は民家の納屋である。製麺のかたわら店をしている。こんな文章さっきも書いた気がするが…、麺は生き生きしている。
 小、大、特大という製麺所の基本的メニューにリクエストすると次々揚がる名物の香ばしい天ぷら各種あり。
 (残念ながら、廃業)


高松市勅使町1012
10〜14
定休日日曜日
駐車場あり


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