名演2008年1月例会 劇団文化座公演
原作/浅田次郎 脚本/八木柊一郎 演出/原田一樹
2008年のはじまりは愛と勇気と再生の物語
奇跡を信じて走る百マイル
1月22日(火)6時30分
23日(水)1時30分
6時30分
中京大学文化市民会館プルニエホール
(名古屋市民会館中ホール) 地図
あらすじ
解説
キャスト・スタッフ
関連サイトリンク
会費 月額一般 2600円 22歳以下 2000円
高校生以下 1300円
入会金 一般 2900円 22歳以下 2300円
高校生以下 1600円
新入会の方は、会費と入会金が必要です。それ以外の入場料は必要ありません。 くわしい名演の入会方法はこちら日程申込フォームはこちら(会員専用) かつて不動産会社を経営し、羽振りのよかった城所安男は、いつ死んでもおかしくない心臓病の母・きぬ江をおんぼろのワゴン車に乗せ、房総半島の漁村・鴨浦に向かっている。
バブル華やかなりし頃、何億もの金を動かし、毎日のように銀座へ繰り出していた安男も、バブルが崩壊するや、会社も金も失い、妻子とも別れてしまう。何もかも失い、無気力な生活を送る安男。別れた妻・英子に月々30万円の仕送りを続ける彼を支えているのはマリというキャバレー勤めの女だ。
そんな折、四人の子供を女手一つで育て上げた母親が重度の心臓病で入院する。実の兄弟も東京の高名な医師も見放してしまった母の命を救うには、もはや奇跡に頼るしかなかった。
天才的な心臓外科医がいるという、千葉県鴨浦のサン・マルコ病院をめざし、奇跡を信じてオンボロの車で百マイルの道のりをひたすら駆ける安男。
その道のりの中で、安男は無償の愛情、そして人の善意というものが確かに存在し、それに支えられて生きてきたのだと気づいていく。それは母の命を救うための、そして安男の自己再生への道のりでもあった。
「鉄道員(ぽっぽや) 」(1997年直木賞受賞)をはじめ、「壬生義士伝」「蒼穹の昴」など精力的な執筆活動で、数々のベストセラーを世に送り出し、幅広い年齢層の人々に圧倒的な支持を受けている浅田次郎氏。氏の作品の根底にある人間を見据える視点には、鋭くありながらも常に優しく、包み込んでくれるような暖かさがあります。その作品群の中でもひときわ光彩を放つこの「天国までの百マイル」も、そんな浅田氏の優しさが満ち溢れた作品です。
バブルで何もかも失った主人公が、母親の病気をきっかけに、真の人間らしさ、無償の愛情の存在に気付いていくというこの物語には素晴らしい人間賛歌があり、人間への無上の信頼が感じられます。12月より中国公演を行い、年明けに 名演の例会に登場します。
城所安男
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城所きぬ江(安男の母)
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佐藤まり子(水島マリ)
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英子
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城所高男(長男)
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城所秀男(次男)
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優子(姉)・インターン
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春名教授
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藤本医師
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曽我医師
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ダンプの運転手
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初老のタクシー運転手
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中年のタクシー運転手
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マリィ
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高男の妻・インターン
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秀男の妻・インターン
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看護師・インターン
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ウェイトレス
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ドライブインの客・インターン
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ドライブインの客・インターン
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<スタッフ>
関連サイト
劇団文化座ウェブサイト
http://www.bunkaza.com/劇団文化座旅公演日記
http://plaza.rakuten.co.jp/newbunkaza/田村智明さんホームページ「どっぐまんらんど」
http://tamura.tsukaeru.jp/
最終更新日 2007/12/14