サンバルカンロボ

サンバルカンロボって、おもちゃを見るとずいぶんとずんぐりしたプロポーションなんですね。胴体はほとんど真四角の寸胴で、脚が極端に太い。なぜこうなるのかと考えてみるに…

コズモバルカンには機体を上下に貫く穴が2つ開いている。この穴がロボの時のウエストのくびれに相当するんですね。穴が目立ってはまずい（飛行メカとして妙な感じになってしまう）ので、くびれをなるべく小さくしているわけです。

そこでこのアレンジ版デザインでは、穴を大きくした上で他のパーツで隙間を埋めるという解決策を考えました。

できれば肩の位置は固定で前腕をウエストにもってきたかったのですが、機体を薄くして飛行機らしくするというもう一つの方針と両立できず、今のように肩をウエストへ、前腕は脇にはみ出るという配置になりました。

（コズモバルカンの変形は今見ても関心する大胆なものですが、残念なのは前腕を取り外す方式になっていることです。前腕がそのままでも（拳は外すとして）充分変形可能なように思えるんですけど、なぜなんでしょうねえ）

脚が太いのは、走行メカとしては異様に上下に長いブルバルカンを少しでも安定感のあるものにするためでしょう、

アレンジ版では脚のうちで膝部分だけを太く、スネは細目にしました。ブルバルカンの時は膝がスネの外側に来るので、スネが細いのはわからなくなります。全体のデザインは高さを抑え、前後を長くして安定感を増しています。

顔は元デザインの額にある太陽のエンブレムを大型化してみました。下半分の扇形が目のように見えるという効果を狙ったつもりだったのですが今一つで、いつもののっぺら坊な感じになってしまいました。