ライバード

ライバードを取り上げるにあたって第一の課題としたは、操縦席の扱いです。車から人型になる時どう考えても人が乗るスペースは縮小しているはずで、助手席に人が乗ってたらどうなるのかという疑問を禁じ得ないわけですが、これを車の時のコクピットスペースを保ったまま人型に変形させられなないものかと思ったのです。

以前『ガルビオン』のゼクターを描いた経験から、操縦席がそのままで変形したらアーマードトルーパーを横に伸ばしたような肥大した胴体にならざるを得ないだろうと予測していました。

ところが実際に描いてみたら、予想外に身長を伸ばせたため相対的に操縦席は小さくなり、胸部にうまく収まったんですよ。そこでさらに攻めの姿勢を強め、ドアの部分は上腕あたりに持ってくるつもりだったのを胸の位置に残すことにしました。さすがに胸の幅が広くなりすぎなのでその分を肩アーマーで隠すという小細工をしてあります。そのせいで肩の動きが制限されるという問題が生じましたが、この点は「腕を前に出す時だけ肩アーマーが動く」という設定にして回避しています。ドアを他所に移せばもっとプロポーションが向上し肩の動きも自由になるのですがね。

 

 

 

変形