ご存知の方はアクロバンチの元デザインを思い浮かべていただきたいのですが──
胸飾りの先端にバンチャーファルコン(飛行機)のコクピットがありますね。この中に乗り込む人物の大きさを想像してみてください。
そして肩がバンチャーアロー(バイク)のシートになっている。この上に跨がって乗る人物を想像してみてください。
……地球人とゼントラーディか、というぐらいサイズが違いますね。アニメではバンチャーアローは通常の3倍はありそうな巨大バイクに描かれていますが、不自然な上に辻褄を合わせるのにはまったく足りてません。
アクロバンチを取り上げるにあたっては、この各メカ同士及びメカと操縦者とのサイズ比を矛盾のないものすることを目指しました。
まずはバンチャーアローをできるだけに対して大きくしますが、これは2輪で操縦者むきだしのメカとしての調和を考えると、私の感覚では通常のバイクの2倍ぐらいが限度かと思います。このバンチャーアローに合わせて他のメカをで小型化します。その結果バンチャーファルコンのコクピットは相対的に大きくなり、胸飾りには到底収まらず胸全体を占めるようになりました。バンチャーホーネットは元々コクピットが大きいのでデザインに影響は及びません。
 
 
 
特に意味はないけどアクロバンチの顔は遮光器土偶をイメージしました。
バンチャーアローは、こんな巨大なバイクが実際にあったとしたら普通のバイクと同じデザインバランスにはならないだろうと思って、タイヤが小さく車高を抑えた形状にしました(腕への変形には好都合です)。また、せっかく個別の名前がついているので、2台が同形ではなく一方をバイク、もう一方をエアバイクと差別化しました。
バンチャーホーネットもそれにならって片方をホバーメカに。
 
 
バンチャーアロー・ハーレー |
バンチャーアロー・タキオン |
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バンチャーホーネット・シグマ |
バンチャーホーネット・ラムダ |
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「バンチャーアローは基本的にタイヤで走行するメカで、空を飛ぶ時は前輪がホバーユニットに入れ替わる」のだと思い込んでいたのですが、調べたところ前輪タイプは玩具だけの存在で、本編には登場しないらしいです。ということは常に飛行しているメカなんでしょうか。大きな後輪は何のためにあるの?