ミュージアム・シティ・福岡2000
作家プロフィール【招待作家】

更新情報
= 2000.09.11アップロード
和田 千秋+中村 海坂■Wada Chiaki, Nakamura Unasaka(福岡)
<和田千秋>
1957年 大分生まれ
1982年 九州産業大学芸術学部美術科卒業後同学部研究科修了
1987年 長男が脳障碍を負って産まれたため、子供の機能訓練に専念
1992年 制作を再開し「障碍の美術」シリーズを発表(天画廊、福岡)

(主な展覧会)
1994年 「現代美術の展望-94 FUKUOKA 七つの対話・スタンスをめぐって」(福岡県立美術館、福岡)
1997年 「水戸芸術館アニュアル97 しなやかな共生」(水戸芸術館現代美術センター、水戸)
1999年 「子どものための美術展99 アート・スゥイート・ホーム」(広島市現代美術館)
2000年 「Yume no ato-Contemporary Art from Japan」(Haus am Waldsee, Berlin他)

<中村海坂>
1956年 福岡生まれ
1975年 表千家入門、77年学業修了
1982年 盆点取得
1996年 表千家九州茶道会館運営委員に就く
1999年 資格者取得

和田千秋は子供の障碍を通じて「障碍の美術」と題される絵画、 オブジェ、文章などを発表。社会への問題告発のみならず、 作家の目を通したひとつの現代美術の在り方を提示してきた。 「障碍の美術」とは障碍のさまざまな問題を扱う美術という意味の他に、 社会から切り離されて自立運動してきた現代美術を再び社会の問題に 向き合わせるという意味も含んでいる。今回、茶道家・中村海坂とのコラボレーションは 「障碍の美術 VII 障碍の茶室」と題され、障碍者と非障碍者が出会い、 交流できる場として障碍の茶室を設けようというもの。 従来の茶室はそのにじり口の狭さゆえに障碍者の入室を拒んできたが、 このプランによって車椅子でも入室でき、両者が自由に憩い、 歓談できる場が実現されようとしている。
** 招待作家略歴 **
阿部 浩二(大分) | マッティ ブラウン(ドイツ) | 八谷 和彦(東京) | パット ホフィー(オーストラリア) | シュー ジェンレン[許 拯人](台湾)
池水 慶一(京都) | キム ソラ(韓国) | パトリック ルブレ(フランス) | 小沢 剛(東京) | ナウィン ラワンチャイクン(タイ) | 和田 千秋 + 中村 海坂(福岡)

■ミュージアム・シティ・プロジェクト事務局(現地事務局)※2000年11月5日まで
〒812-0037 福岡市博多区御供所8-1 旧御供所小学校内
mail: gokusho@nn.iij4u.or.jp
電話ファクス(日本国内から)092-283-6205(2000/08/28午後より)
 ※従来の092-521-6772も自動転送させます。(2000/08/28午後より)

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