2000年3月31日(金)

本日の追加は、大塚純子「ひとりきりのgraduation」。とは言い
ましても、この人の歌は聴いた事がないんですけど。“最後の教室
をそっとぬけだした 帰りのバスが混む前に 卒業式なんてどうでも
いいと思ってた”。キライだった制服のスカーフからエスケイプした
ままだった彼女は、ある日(半年、いや1年後でしょうか)スーツを
着た同級生の悪ぶってた「君」に再会します。そして次のように歌
うのです。“教室、制服も過去へかわっていったと気づいた きっと
今日がgraduation”、“時は確実に強く 私の背中を押してく ひとり
きりのgraduation”。この曲の追加で、計195曲になりました。

さて、「Sakura Special」は本日が最終更新です。2月11日のプレ
オープン以来50日間、連続更新してまいりました。御覧頂いた皆
さん、メールで曲情報や激励を下さった皆さん、本当にありがとう
ございました。本サイトはひと足お先に終了させて頂き、スマオさ
んの「SAKURAKEI 2000」のグランドフィナーレにバトンタッチした
いと思います。「SAKURAKEI〜」終了後につきましては、まず当
方のメインサイトからのリンクは解除し、バナーも外します。但し、
データはそのまま生かしておきますので、ブックマークを付けて頂
いている皆さんはそのまま御覧になれますし、「SAKURAKEI〜」
からこのページへのリンクも継続するはずです。投稿用フォームは
本日付けで削除させて頂きます。また管理の都合上、グランドフィ
ナーレ後のこのページのBGM用MIDIデータは、全て外させて頂き
ます事を、何卒ご了解願います。                 

歌というのは不思議なもので、その1曲さえあれば、どんな多くの
言葉や写真よりも雄弁に、そして鮮やかに、ある時代を自分の中
に甦らせてくれる事があります。今回の掲載曲計195曲。皆さん
がこれらを全て聴くという事は多分ないと思いますが、そんな歌は
入っていたでしょうか。                        


2000年3月30日(木)

本日の追加ですが、まずサーカスの「愛のキャンパス」。“青春は
愛のキャンパス もう二度とは戻れない 卒業する日が来たの サヨ
ナラは誰のせいでもないわ”、と歌われます。次は
森田童子「春
爛漫」
。“桜の花びら踏んで歩いた 君と肩くんで熱くこみあげた 春
よ 春に 春は 春の 春は遠く”、というこの人らしい曲です。特に卒
業という言葉は出てきませんが、この時期の別れ、満開の花と自
分の孤独感との対比が歌われています。“哀しい夢 花吹雪 水の
流れ ンーン ンーン 春爛漫”。もう1曲、
アグネス・チャンが一時
期カナダに留学していた頃に出したLP中の曲、
「卒業」です。“誰
かに出会うたび別れはあるのです 青春のページに刻んだ文字よ
いつもの笑顔で笑いかけて下さい あなたには涙は 涙は似合わ
ない”、というまさにこのページ向きの曲なんですが、カナダの大
学なんで、卒業は秋なんですよね。歌詞の中にも1ヶ所「秋」と出
てくるんですけど・・・、いいでしょ?ここまできたら、そのくらい。と
いう訳で、そこには気付かなかった事にして追加します。この3曲
を追加して、計194曲になりました。残りあと1日です。    


2000年3月29日(水)

日付が変わったばかりですが、年度末でバタバタしてますので、
今のうちに書いちゃいましょう。今月一杯で、更新は終了するつも
りですからね。さて、99曲から始まったこのリストも190曲のライ
ンを昨日付けで超しました。さすがに200曲の大台は無理かと思
いますが、とにかく行けるとこまで行ってみましょう。本日の追加
は、
野田幹子「School Days」
。一昨日の追加曲と似たタイトル
です。“退屈な授業ぬけだし 待ち合わせたこの店で はしゃぎあう
笑い声が響くフェアウェル・パーティ”、共学ではなくて女子大の雰
囲気ですかね、これは。“忘れない My School Days それぞれの
夢を見て お互い別の道歩いてゆくのね”と歌われます。これで計
191曲になりました。残りあと2日です。             


2000年3月28日(火)

本日の追加は、広末涼子「明日へ」
です。生まれ育った街を離
れ、一人暮しを始める女のコ。“カバンに詰め込んだ夢と思い出た
ち これから始まってく新しい生活”、“「くじけず頑張れよ」「これか
らもよろしくネ」 何度も読み直したみんなの寄せ書き”。特に春を
限定した歌詞にはなっていないのですが、昨年の2月に出たシン
グルですので、そう解釈されることを前提にしていると言って良い
でしょう。彼女は心の中で呟きます、“ねぇ ほんとは不安だよ”。そ
して、“ねぇ 新しい街で 一人だけど《独り》じゃないよね”。この思
いを支えに、彼女はこう歌います。“負けないように 輝けるように
走り続けたい 明日へ”。これで190曲になりました。      


2000年3月27日(月)

本日の追加は、ハイ・ファイ・セット「Good-bye school days」
です。“キャンパスを出てゆく その日はいつか来るとわかってた
のに 今日のこの寂しさ 涙があふれる”、と始まるこの曲は、少
し悲しい卒業ソングでした。“Good-bye school days 春が来る
のに 誰もが言葉少なくて それぞれに別の道へと歩き出すの 同
じ思い胸に”。そして彼女は、“新しいスーツのあなた違って見え
る どこかへ遠く 遠く 離れてゆく このまま会えない そんな気が
する”、とこの手の曲にしては珍しい位、悲観的に歌います。これ
で計189曲になりました。                     


2000年3月26日(日)

楠瀬誠志郎「きっと何処かで〜You are my friend」が本日の
追加曲です。卒業後も変らぬ友達でいよう、という約束をテーマに
した曲で、“卒業式のフォトグラフが色褪せても 変わらない君との
約束”と始まり、“You are my friend いつもどんな時でも 悲しい
恋いをいくつ重ねても You are my friend 遠く離れていても どこ
かで逢えるさ 歩いて行こう”と終ります。これで計188曲になりま
した。                                 


2000年3月25日(土)

本日の追加は
おはぐみ「さよならのかわりに」。朝の子供向けテ
レビ番組『おはスタ』の中で歌われている曲で、何でも元々は廃校
になる学校の為に作られた歌なのだそうで、この春に卒業式で歌
われる事も多かったそうです。この曲の情報は、結香ママさんとそ
の小4の娘さんからのメールで頂いたものです。ありがとうござい
ました。“あの時あの日の思い出は 明日に強くなるため 旅立つ季
節は涙みせずに ありがとう”。先生や友達、自分を助けてくれた誰
か、その人たちのおかげで「どんなときもがんばれた」事を「忘れな
いよずっと」、サヨナラではなく「ありがとう」で別れようと歌います。
“それぞれに道は別れても 夢は忘れないでいよう いつかまた会え
る日まで みんなにありがとう”。これで計187曲になりました。


2000年3月24日(金)

本日の追加は
SMAP「ずっと忘れない」。卒業式の日の歌です。
その日の朝、バス待ちの列で「おはよう」と微笑む彼女の制服姿を
見るのも今日が最後。“ホントの気持ちをつたえずに過ごした日々
を悔やんではいないさ”という、あえて“友達のまま君といた”彼の
気持ちは本心なのか、それとも強がりなのか。「つたえられずに」
ではなく、「つたえずに」という部分に彼の意思を感じます。やがて
離れなければならない事を知っていたからこそ、「つたえずに」いた
のでしょうか。“卒業式が済んでシャッターを切る音がする ふざけ
て近づけた顔 日付を残してる”、という彼の最後の未練。でも“見
上げた桜を 風が散らすたびに せつなくなるけど ずっと忘れない”
と彼は歌います。そして最後に、“そう サヨナラはきっと 終わりに
することじゃなくて 何かが始まってゆく スタートと同じさ”と。これ
で計186曲になりました。                     


2000年3月23日(木)

本日の追加ですが、知人から
チェキッ娘で「ありがとう」という曲が
あって、それがサクラ系っぽかったんじゃないかと聞かされ、歌詞
を見たところ、確かにそうもとれるようなものでしたが、むしろその
C/Wの
「はじまり〜Departure 2000〜」の方がもろそういう歌詞
でした。“卒業は新しい始まりだね 広がるこの空 自分だけの生き
方探して歩きだすよ これから明日から別々でもきっと大丈夫さ”。
という事で、こちらの方を取り上げます。続いて
BAKUFU-SLUMP
「夕焼け物語」。“クラス会の日が近づいてくる 二年ぶり 君に逢
えるかもしれない 言いたくて言えなくて あの春の日に”、という歌
い出しで、「卒業」そのものではなく、その日彼女に告白出来なか
った後悔をテーマにした曲です。“ah 桜の下 ah 肩並べて ah 撮
った写真は今も本棚に”、そして最後に“夕暮れ 空を染め上げた
青春 あの時は遠く 遠く”となって終ります。この2曲を追加して計
185曲になりました。                        


2000年3月22日(水)

昨夜は新宿ロフト・プラスワンというライブハウスで行なわれたトー
クイベント、「ど〜うなってるの!?大滝詠一〜2001年ナイアガラの
旅」というのを見てきました。これは大滝氏と氏の個人レーベル《ナ
イアガラ》(大・滝ですね)を知らない人には全く判らないと思います
が、氏の最後(最新でもある)のアルバム『イーチ・タイム』からすで
に16年。この当時に出回っていた今後のアルバム予定があり、そ
れによると2001年3月21日(『ロング・バケイション』の発売日でし
た)には『2001年ナイアガラの旅』というアルバムを出す、とあった
のです。予定の中にあったその他の数枚は、すでにタイムアウトと
なり、残るは来年のこのアルバムのみ。という事で評論家の萩原
健太・能地祐子夫妻、「レコードコレクターズ」誌の寺田編集長の
司会による、残されたこの1年間、楽しい夢を我々ファンは見ようで
はないかという主旨で、昨夜3/21(ナイアガラ記念日)に行なわれ
た訳です。19:30から始まったイベントが1時間程過ぎた頃、司会
連だけで極秘に進められていたプラン(会場関係者も知らず)、何
と大滝氏御本人の飛び入りという事態となり、キャパ200人足らず
の会場は騒然。20分ほどの休憩をはさみ、それから質疑応答を含
めたイベントが延々続き、終ったのは何と日付も変った0:30。高校
の頃からずっと聴いていた大好きなアーティストを目の前にした約
3時間半、私にとっては至福のひと時でした。そんな訳で、その後
駅までダッシュして、何とか終電で帰途についたものの、昨日分の
更新はタイムリミットを1時間半程過ぎてしまいました。ちょっとズル
ではありますが、文章は昨日早朝の時点でほぼ出来上がっていた
ものですし、まさかあそこまで長時間のイベントになるとは思えな
かったという事で、何卒ご容赦下さい。それにしても、昨夜のイベン
トはまた「伝説化」されてしまうんでしょうね。            

さて、前置きが大変長くなりました。本日の追加ですが、
村下孝蔵
「遠ざかる日」。所謂「卒業ソング」ではありませんが、故郷に残
してきた恋人との想い出を歌った曲です。“あの頃君はまだ学生で
卒業したら迎えに来ると約束したね 校舎のかげで旅立つ前に 愛
の意味さえ知らない頃”。バスの窓から遠ざかるのは“夕暮れの街
角”、そして“あの頃のときめき”。主人公は、君の“風に揺れた青
いマフラー”、“涙に濡れた長いまつげ”を今もまだ思い出していま
す。もう1曲ネタがあったのですが、書き込みが長くなったので、明
日に追加します。これで183曲になりました。          


2000年3月21日(火)

本日の追加曲は、
ブレッド&バター「あの頃のまま」
。“6時のタ
ーミナルでふりむいたきみは 板についた紺色のスーツ 今でも気ま
ぐれに街をゆくぼくは 変わらないよ ああ あのころのままさ”。「卒
業」というより、卒業後、違う道を歩んだ二人(男同士ですね)の再
会の曲です。“人生のひとふし まだ卒業したくないぼくと たあいな
い夢なんかとっくに切り捨てたきみ”。「卒業」をただの現実的な儀
式と割り切るか、それとも自分の内面的な問題としてこだわるか、
これはどちらも正しくて、もしかしたらどちらも間違っているのかも
しれません。最後に “For myself For myself 幸せの形にこだ
わらずに 人は自分を生きてゆくのだから”と終るこの曲は、ユーミ
ンの変名である呉田軽穂によるものですが、決して字数の多くは
ないその詞の行間に、聴き手がいろいろなストーリーを思い浮か
べるイイ詞です。今日の追加書き込みは、少し遅れましたがこの
1曲のみ。これで計182曲です。                 


2000年3月20日(月)

本日の追加曲は、ザ・コブラツイスターズ「サクラサク」
。これは
中古レコード店のY店長から教えて頂きました。ありがとうございま
した。これも所謂「卒業ソング」とは少し違いますが、「サクラ系」の
雰囲気は充分出ている曲だと思います。“僕らもいつか大人になる
んだろう それでも相変わらず失ったり探したりして 風に花びらが舞
い散る中で生きてゆくよ”、といった個所があり、最後に “春のうら
ら 春のうららかな サクラ サクラ咲くよ”、と終ります。これを追加し
て、計181曲になりました。                     


2000年3月19日(日)

本日の追加曲は、キャンディーズ「微笑がえし」
。アミューズさん
からメールを頂きました。この曲は、リストを作り始めた頃に頭の中
にはあったものの、歌詞がはっきり思い出せなかったので、保留に
したままでした。「卒業」という言葉こそ使われていないものの、解
散=卒業というイメージで曲が作られているのは確かです。“春一
番が掃除したてのサッシの窓に〜”という歌い出しでも判るように、
キャンディーズのヒット曲のタイトルが、あちこちに散りばめられてい
る歌詞でした。最後に“アンドゥトロア 3歩目からは アンドゥトロア
それぞれの道 私達 歩いて行くんですね”となって終ります。解散直
前の'78年2月に出たこの曲は、彼女達の初の第1位となりました。
アミューズさん、ありがとうございました。これで計180曲です。


2000年3月18日(土)

本日の追加曲は、浜田省吾「遠くへ―1973年・春・20才」
。卒
業というよりも、「入学」寄りの曲かもしれませんが。“やっと試験
に受かったと喜び勇んで歩く並木道 肩にセーターとおろしたての
バスケットシューズ 長髪をひるがえし駆け上がる校舎”、という歌
い出しで、“初めてあの娘に出会った朝は 僕は20才でまだキャン
パスも春”と続き、“遠くへ 遠くへと願った日々 真直ぐに見ておく
れ 僕は泣いてる 君のために”、というリフレインでした。これで計
179曲になりました。                        


2000年3月17日(金)

あきさんからメールで教えて頂いたのが、ARCH(アーチ)「新しい
光」
。卒業とは出て来ませんが、春の旅立ちっぽい、というコメント
が付いてました。'98年のシングルですが、“雪は溶けて流れに変
わるから 今はどこか歩いて行けるはず”、“溢れる言葉を重ね合
わせ ここから旅立つ 今はどこか歩いて行けるはず”、というコメン
ト通りの歌詞が出てきます。あきさん、ありがとうございました。も
う1曲は、先日シングル曲を追加した
Raphael「さくら」。“君と過
ごしたふたつの春は今も僕の中”、“春風が僕に触れた、、、ひと
りの僕に触れた、、、”と歌われます。これで、計178曲です。 


2000年3月16日(木)

昨日の追加曲を見て、この曲はどうでしょうか、というメールをくれ
たのは高橋さん。予餞会とかで歌った記憶もあります、というその
曲は
「今日の日はさようなら」。私は昔、森山良子のシングルのB
面に入っていたのを持っていましたが、この人の曲という事で良い
のでしょうか。“いつまでも絶えることなく友達でいよう”、“今日の
日はさようなら またあう日まで”。日本のフォーク黎明期のスタン
ダードでした。これで計176曲です。               



2000年3月15日(水)

本日の追加ですが、石川さんより「卒業ソングと聞いてすぐ浮かぶ
のは、私の場合
『仰げば尊し』『蛍の光』なんですが、変でしょう
かね?」、とメールを頂きました。・・・いやいや、とんでもない。す
っかり忘れてました。そりゃそうですよね。こういう基本抜きでポッ
プソングばかりをまとめたって意味ありません(と私は思います)。
ただこの2曲、「蛍の光」の曲はスコットランド民謡という事になり
ますが、この日本語詞は作者不詳ですし、「仰げば尊し」は詞・曲
とも作者不詳です。「蛍の光」は、元々英米では年末にしか歌わ
れませんが、日本では卒業式や閉会式などの別れの儀式に使

れるようになりました。これは、映画「哀愁」が日本で大ヒットした
際、この中で使われた「蛍の光」が「別れのワルツ」という曲名で
レコード化されて、このレコードも人気となったのが遠因じゃない
かと思いますが、外国人から見た場合、年末以外でこの曲を聴く
というのは奇異に感ずるようです。しかし外国曲ではありますが、
日本においては「卒業ソング」としての独自性を持つ、という意味
でも追加して良いと思います。所謂ヒット曲と違い、歌手名は特定
出来ませんから、リストの末尾に載せる事にします。石川さん、あ
りがとうございました。これで計175曲になりました。     


2000年3月14日(火)

本日の追加は、鈴木あみ「Don't need to say good bye」です。
アミーゴさん、toraさんからメールを頂きました。ありがとうござい
ました。1月末に出た曲で、私がこのリストを作り始めた頃には、す
でに大ヒットしていたのですね。このCDジャケットには見覚えがあ
るものの、普段TVの音楽番組を殆ど見ない私は、このメールを頂
くまで全く気が付きませんでした。18才の彼女が歌う曲でこのタイ
トルだとすれば、すでにその時点で「卒業」の匂いがプンプンして
おります。迂闊でした。“You don't need to say good bye 卒業
でも You don't need to say good bye このままでも”というリフ
レインが出てきます。これで計173曲になりました。      


2000年3月13日(月)

本日の追加曲は、松任谷由実「冬の終り」です。高校3年のときに
仲違いしてしまった友人と、そのまま仲直りする機会もなく卒業して
しまった事への後悔の念を歌った曲です。“試験休みが明けたなら
あやまりたいと思っていた あれから顔を合わせることもなく卒業し
てしまった”。口もきかない状態のときに、その友人から最後に不意
に渡された手紙。でも、“わけもなく不安だった”彼女は、“何を綴っ
てもうそになりそうで返事を出せず 月日は流れ”ます。そして“冬の
終りが来るたびに あなたの文字を思い出”しているのです。これで
計172曲になりました。                        


2000年3月12日(日)

佐藤さんからメールを頂いたのが、井上順之「お世話になりました」
特に季節感を歌ってる訳ではありませんが、大学の卒業っぽいので
はないかとの事。これは’71年の曲ですが、井上順之とは今の井上
順の事で、当時数年間だけこの名前に改名してました。“明日の朝こ
の街を僕は出て行くのです”、という主人公は、「下宿のおばさん」の
優しさ、金がないときでも煙草を“あとでいい”と売ってくれた「煙草屋
のおばあちゃん」、将棋仲間の「そば屋のおじさん」に、“お世話にな
りました”と歌います。このような学生生活は、もはや古い映画かテ
レビドラマの中にしか出てこないのかもしれません。彼が街を出るの
は、卒業か、それともドロップアウトなのか、途中まではよく判りませ
ん。しかし彼は学校ではなく、自分の暮した環境や出会った人々に
対して最後にこう歌います。“何もかも忘られないよ”、“誰もかも忘ら
れないよ お世話になりました”。この清清しさは、少なくとも彼の胸
の中ではドロップアウトでない事を証明している、と私は思います。と
いう事で追加。佐藤さん、ありがとうございました。これで計171曲
になりました。しかしこのページを始めてから1ヶ月、よくもまあ1日
も欠かさずに更新が続いたものだと、我ながら感心します。    


2000年3月11日(土)

奥菜恵でこんな歌を見つけました。「Spring Field」、5枚目のシング
ルのC/Wだったそうです。“春風の思いがけないちからに背中押され
てしまう 振り向かず歩きだす人 見送る人たち 誰もが強い 春はいつ
も卒業するものがあるね そう今も”、というのが歌い出しです。でもこ
の人がこんなにCDを出してるとは知りませんでした。本日の追加は
この1曲。これで計170曲まで来ました。              


2000年3月10日(金)

カズさんからのご推薦は、尾崎亜美「FOR YOU」。てっきり高橋真
梨子に書いた曲だと思い、あれってそんな詞だったかなと見てみまし
たが、まるっきり勘違い。あれは尾崎亜美の書いた曲じゃなかったん
ですね。「あなたの空をとびたい」とか、何曲か書いていたので、あの
曲もそうなんだとばかり思ってました。この「FOR YOU」は初期の曲
で、“古い教室は想い出が悲しいほどしみこんでいるわ”、“声をかけ
たこともなかった もうすぐ最後の春休み”、といった歌詞が出てきま
す。弥生さんからのご推薦は、
Raphael「lost graduation」。最近
出たシングルです。歌詞に直接「卒業」云々は出てきませんが、“階
段を登りつめれば懐かしい扉 扉の向うの世界は僕を理解るのかな”
といった辺りに、それらしい雰囲気を漂わせています。今日の追加は
この2曲です。カズさん、弥生さん、ありがとうございました。これで計
169曲になりました。                          


2000年3月9日(木)

あきさんからのご推薦は、久保田洋司「上京」。必ずしも卒業の季
節の曲とは言いきれないかもしれませんが、というメールを頂きまし
た。“足を止めて振り向いてみた もうあの校舎僕を知らない 君といつ
も外を見てた窓を外側で今見てる”、“はなれていてもさよならじゃな
い もうあえないなんて言ったら君の頬をぶつよ”、といった歌詞です
が、確かに春のシチュエーションとは断定出来ませんし、かといって
特に季節感が盛り込まれている訳でもありません。しいて言えば、ひ
と昔前のロック的な感覚なら、中退→上京のパターンの方が似つか
わしいのかもしれませんが。君と外を見ていた窓を「今」外側から見
てるという事は、一緒に見ていた「君」は窓の中から「僕」を見ている
のかもしれません。となると、余計これは卒業の春を迎えた2人の物
語とは言いきれなくなります。しかしこんな風に考える事も出来るの
ではないでしょうか。たとえ春ではなかったにせよ、窓の中の「君」の
目に映っていたのは、新たな旅立ちへとサクラ吹雪の中を歩いて行
く「僕」の姿ではなかったかと。という事で追加します。あきさん、あ
りがとうございました。これで計167曲になりました。       


2000年3月8日(水)

hiroさんから、岡本真夜「宝物」のご推薦を頂きました。“今でも忘れ
ない卒業式の夜 「お互いがんばろうね」って約束したよね”、という歌
で、終盤 “あなたの声を聞くだけで元気になれる”、“あなたは私の一
番の宝物”、となります。hiroさん、ありがとうございました。本日の追
加はこの1曲のみ。これで計166曲になりました。          


2000年3月7日(火)

今日会社帰りに寄った中古レコード店で、シングル盤を眺めていたら、
2枚ほど発見あり。最初は
九重佑三子「高校時代」。番号から見る
と'69年か'70年のものと思われます。アルバムを見ながら、懐かしい
高校時代に思いを馳せる、という曲ですが、私は多分この曲1度も聴
いた事ありません。合格発表から卒業までの日々が歌われていまし
た。もう1曲は、
浅野ゆう子「卒業アルバム」。'76年の春頃の曲だ
ったと思いますが、この人は新人賞こそ取ったものの、この頃まで泣
かず飛ばずでした。この後の「セクシー・バスストップ」「ハッスル・ジ
ェット」等のディスコ路線で、タレントとしてようやく一息つけるようには
なりましたが、ドラマ等で活躍出来るようになるまでには、更に10年
を要する事になります。この2曲を加えて、計165曲になりました。


2000年3月6日(月)

タケシさんからのご推薦は、織田裕二「歌えなかったラヴ・ソング」。サ
ビの部分は覚えていますが、そんな歌だったかなと思って歌詞を調べ
てみると、“最終日のゼミは長く 俺たちは汗ばみながら 胸の中で卒業
までの日々を数えてた”という歌い出し。確かにそういう歌だったんで
すねえ。“汗ばみながら”という個所がちょっと引っかかりますが追加。
スマオさんからのご推薦で、
シブがき隊の最後のシングル曲だった「君
を忘れない」
。歌詞の中には「卒業」「桜」といった言葉は出てきません
が、陽気で悲しい歌詞は自分にとっての「卒業ソング」だった、というメ
ールを頂いてます。サビで“君を忘れるはずなんかない 永遠のサヨナ
ラじゃない”、更に、人にあふれた街で「君」を見つけて “騒いでばかり
のあの頃に戻りたくなったけど 君を静かに見守っていたいよ” と歌わ
れます。アイドルの引退や、こうしたグループの解散、そうじゃなくても
当人の年令に合わせて、「卒業ソング」やそれらしい雰囲気を漂わせて
いる曲は、実はとても多いんですよね。この曲もその中の1つでした。
本日の追加はこの2曲。タケシさん、スマオさん、ありがとうございまし
た。これで計163曲となりました。                   


2000年3月5日(日)

YWさんからのご推薦は、山下久美子「! BYE BYE」。この歌、シング
ルが出た当時に結構よく聴いてたのに、すっかり忘れてました。“卒業
しても忘れないでいてね 遠くの空であなたを守ってるわ”と歌われ、最
後には “きっといつかどこかでまた逢えるよね BYE BYE”となります。
Takeさんからは、
リンドバーグ「I MISS YOU」のご推薦。高校3年の
1年間のお話で、“春休みも終わりの図書館 君が言葉をはじめてかけ
てくれた”から始まり、「始業式」「夏休み」が過ぎ、そして“明日から冬
休み 二人もう卒業ね”となります。卒業までに「I LOVE YOU」を相手に
伝えたい、という気持ちの揺れ動きを歌った1曲でした。YWさん、Take
さん、ありがとうございました。その他に見つかったのは、3曲目の登場
となる
南野陽子
「吐息でネット」。CMソングだったのでサビしか覚えてい
ませんでしたが、“卒業式にはなやぐ並木路 駈けて行く学生達 そうよ
あなたを愛し始めたのは ほらあの頃”、という歌い出しでした。もう1曲
森高千里
「コンサートの夜」。“卒業式の帰り みんなで行ったコンサ
ート 今でも大切な思い出”、そしてコンサートが終った後にみんなと一
緒の帰り道で見上げた星空、“ずっとこのままでいたくて 星空にアンコ
ールを送っていた”私は、“友達のことやこれからのことを 心の中でか
みしめていた”のでした。この4曲を本日追加しまして計161曲です。


2000年3月4日(土)

玉ちゃんさんからのご推薦は、ドリカム「未来予想図」。TとUがあるら
しい、という事位は知っていましたが、実は私はドリカムには割と疎いの
で、今回初めて歌詞を見ました。レンタル店で新しい2CDベストの歌詞
を見て、最初に目に飛び込んできたのは「未来予想図U」の歌い出し。
“卒業してからもう三度目の春”。ただ、この後に出てくる「アルバム」は
卒業アルバムというより、普通の写真アルバムのニュアンスが強いよう
だし、ちょっと引っかかりが。で、UではなくTの方だったなと思って見て
みると、こちらの歌い出しは“切ったばかりの髪が やけに大人にみえた
少しだけときめいてるから 今日はつなぐ手もなぜかはずかしい”。う〜ん
・・・これは「卒業」ですよね。勿論このシチュエーションが春ではない可
能性もありますが、普通に考えて、この春に(卒業して)就職する彼が髪
を切ってきて、その姿の新鮮さに少しときめきながらも、これからの2人
の未来への希望や不安を思う、という曲ですから、こちら(T)の方が今
回のテーマにはふさわしいように思います。Tの基点が彼の卒業・出発
にあるなら、Uの基点はそれからの3年の日々そのものと、これから先
の更なる希望と不安、という事になりますから「卒業」そのものとは少し
ずれますね。どうしましょう。とりあえず今日のところはTだけの追加とし
て、Uについては皆さんのご意見を待つ事にしましょうか、なんて書いて
たらメールが今入りました。みわチャンさんからで、「未来予想図」と
「未
来予想図U」
のご推薦。楽曲としては別々に存在してますが、むしろこ
の2曲を続けて聴いてもらいたいです、とあります。となると余り難しく考
えないで、2曲にすればイイのかな。玉ちゃんさん、みわチャンさん、あり
がとうございます。これで157曲です。しかし、だんだん1回当りの文章
が長くなってきて、自分でも困っております。              


2000年3月3日(金)

2日連続で私がここで泣きを入れたせいか、情報メールが増えました。
やはり、殆どがタイトルにこれまでのようなキーワードが入っていない曲
なので、レンタルCD店等で歌詞を確認した上でこちらにアップして行き
たいと思います。とりあえずこれで170曲のラインが見えましたね。さて
本日の追加ですが、スマオさんから情報を頂きました
Kiroro「3人の
写真」
。メジャーデビューのシングル「長い間」(インディーズでは’96年
に同曲でデビュー)のC/Wとなった曲ですが、アルバムでは自筆のライ
ナーで、この曲のエピソードが書かれています。Kiroroの2人の高校3
年のクラスメイトで中学時代からの親友がいて、その人に贈った曲なん
だそうで、高校生活の思い出が綴られており、“涙みせないで 卒業して
もずっと友達”、“青春が終ったなんて言わないでね 3人の青春はこれ
から”と歌われています。もう1曲は由美さんからのメールで、「この前
『翼をください』を追加してましたが、川村かおりも歌ってましたけど」と
いうものでした。そうですねえ。これまで「卒業写真」(ハイ・ファイ・セ
ット/荒井由実)と「なごり雪」(かぐや姫/イルカ)は、どちらのヴァージ
ョンも有名である事から(ちなみにカッコ内の先の方がオリジナルとい
うか発表が早い方です)、アーティストをダブって載せてましたが、川村
かおりのヴァージョンも結構売れたんですよね?じゃあいいのかな、固
い事言わずに。という訳で追加します。スマオさん、由美さん、ありがと
うございました。で、急に思い出したのが
フィンガー5「恋のダイヤル
6700」
。“リンリン・・・”のリフレインの後で、“明日は卒業式だから こ
れが最後のチャンスだよ”と始まるのでありました。これで計155曲。


2000年3月2日(木)

本日の追加は「サライ」。夏場にやる『24時間テレビ』の印象があまりに
強いので忘れていましたが、サビは“サクラ吹雪のサライの空は”ですも
んね。どういう歌だったかと、改めて歌詞を確認すると、主人公の旅立ち
の日に、汽車の窓を流れて行く景色が“サクラ吹雪の・・・”なのでした。
加山雄三・谷村新司のデュエットでCDが出ていますので、この2人の連
名で「か」行にリスト追加します。これで152曲になりました。しかしメー
ルによる曲情報もあったとはいえ、昨日も少し触れましたが、そろそろ個
人による調査は限界になってきています。求む情報!いやホント。  


2000年3月1日(水)

早いもので、もう3月ですよ。オープンしてから20日、毎日曲を追加してき
たんですけど、さすがにキツクなってきました。メールが入ってないかなと
思ったら、HALさんから
赤い鳥「翼をください」の推薦が来てました。自
分の卒業式で、在校生が卒業生を送る曲として歌ってくれた思い出があ
るそうです。今では音楽の教科書に載っているそうで、サッカーでもサポ
ーターたちが歌ったり、何時の間にか単なるポップソングの枠を超えてし
まった名曲ですが、この春飛び立つ「サクラ系」の人たちにもふさわしい
のではないかと思えてきました。赤い鳥でこの曲のリードをとっていた山
本潤子が、ソロでもこの曲を出していますが、ここではオリジナルの赤い
鳥での追加とします。ありがとうございました。これで計151曲です。



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