第４章　実施後の効果
　私たちの企画案を実施した場合の効果については，参加者の生涯教育に対する意識の
持ち方の程度により多少の差は出るものと思われます．
実施することにより参加者にとっては的確な情報収集ができることは確実です．
　一年を通じて毎週何かの講座が開かれているという一大特色の分科会形式で行った場合，
専門外の知識を吸収することも出来、或いは専門の中での情報交換など受講者にとって
色々な出会いの可能性を含んだ卒後教育となることが予想されます．
その他種々な波及効果も期待出来ますが，少なくとも開講初期の目標は卒業生の生涯教育に
ついての動機付けが出きれば成功ではないでしょうか．
　また，薬学部の同窓会としてある「薬友会」と薬学部の教職員との交流も今以上に活発となり
両者が良い意味で啓発しあうことになればと思っています．
そして近畿大学の更なる発展をこの薬学部が中心となって大学全体の牽引役になることを願っています．


あとがき
　薬事制度研究会卒後教育調査班は，各委員公私ともに多忙な中を計４回の会議を持ち，
その間担当するところの原稿をＦＡＸでやり取りして毎日が会議を開いているようでした．
各委員や参与の方々から最大限の知識を結集し今回の提言の中に記述することが出来たことは、
各委員の母校を思う気持がそのようにさせたのだと思っております．
　卒後教育調査班の発足後約２ヶ月という短期間で纏めたため全てを網羅していませんが，
今回の提言では開講するに当たって最低必要な手続きについて，特に模索し実施するに当たっての
特色や独自性そしてこの条件下での私たちの協力範囲を明確化しました．
　私たちが持った数回の会議で全員一致を見たことは，種々考えてシミュレーションするだけに
終わったり机上で論議するだけでなく先ず実行してみることであるという結論でした．
　この提言を参考として卒後教育を実施の方向に一歩でも前進の動きを示していただければ幸いです．


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