手足口病は、口のなかの粘膜や手足,(そしておしりにも)に水疱ができる伝染性のウイルス感染症です.
ふつうは軽症で,数日の経過で自然になおる病気です.
しかし,最近,東南アジアのいくつかの国で,脳炎を併発して急死した小児例が報告されています.
日本でも1997年に,死亡あるいは重篤な神経症状を合併した症例がごく少数ですが経験されました.
かかりはじめの2-3日の症状の変化には注意し,ぐったりして元気がない,はげしい頭痛・嘔吐を伴う,高熱が2日以上続く, ような場合は慎重に対処する必要があります.
このような症状があるときは,はやめに受診してください.
原因としていくつかのウイルスが考えられています.