国指定史跡 白石稲荷山古墳 |
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所在地 藤岡市白石1365ほか 所有者 飯玉神社ほか |
古墳は、鮎川左岸の上位段丘面東端に占地する前方後円墳である。大きさは全長175メートル、後円部径92メートル、くびれ部幅50メートル、前方部幅約148メートル、後円部高13.5メートル、前方部高6メートルである。昭和8年の調査で、墳頂部から東槨(全長8.2メートル、幅90センチ)、西槨(全長5.3メートル、幅40センチ)二つの竪穴式礫槨が確認されている。出土遺物は鏡、直刀、装飾品類(石枕・刀子・案・杵・坩・箕・釧・勾玉・屐など)などのほか家、短甲などの埴輪がある。 本墳は十二天塚古墳や十二天塚北古墳を陪塚とし、5世紀前半に造られた東日本を代表する古墳の一つで、豊富な副葬品から当時の生活文化を考える上で極めて重要である。 |
藤岡市教育委員会 |