国指定遺跡 保渡田古墳群・八幡塚古墳(1/2)

群馬県群馬郡井出1514
(かみつけの里博物館)
北緯 36°22' 34.4" 東経 138°59' 20.8"
マップコード:94463140


 八幡塚(はちまんづか)古墳は、今から1500年前に造られた前方後円墳です。周囲には同じ頃に造られた大型の 前方後円墳が2つあり、保渡田古墳群と呼ばれています。
 5世紀の後半頃、この地には榛名山東南麓一帯を治めた有力な豪族がいたことがわかります。

<<古墳のデータ>>
墳丘全長 96m
墳丘推定高 8m
埋葬施設 舟形石棺・竪穴式石槨
出土品 碧玉製管玉・ガラス製勾玉・ガラス小玉・鉄製農耕具類など
その他 円筒埴輪の数:推定6,000個


 八幡塚古墳の道路を挟んだ反対側にあるのが「かみつけの里博物館」 (とりあえず、案内板のみ)。入館料は大人200円でした。
 お目当ての古墳を見る前に、その内容について予習をしておきましょう。その他には、近辺の歴史に関連した展示物がたくさん あって、比較的興味深いです。また、館内を案内してくれる学芸員の方が丁寧に解説してくれます。
 かみつけの里博物館の裏手にあるのが「二子山古墳」。こちらは整備中なのでしょうか、 周辺はきれいにしてありましたが、古墳本体はまだ草ぼうぼうの状態でした。
 この古墳は保渡田古墳群の中で最初につくられた前方後円墳なのだそうです。
 博物館に隣接した「はにわ工房」。ここでは、毎週土曜日にボランティアの方々が、古墳に設置する為の 円筒埴輪を作成しています。ちょっと中を覗いてみましょう。
 工房の中では、ボランティアの方々が円筒埴輪を作成している最中でした。係の人が丁寧に作成手順を 教えてくれるそうです。
 左に写っているのが完成した円筒埴輪。これを数日間乾かした後に、窯で焼きます。
 円筒埴輪を作成してみたくなった人は こちら

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