神戸空港の膨大な負担         
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 神戸市の広報が神戸空港について「空港島の埋め立て免許を取得」と報じた。その中で財源は「市債の発行による借り入れ金など」で「空港島の土地を処分して返します」とある。これを読んで、空港島の土地は「神戸市以外の企業・団体」が購入するものと、ほとんどの市民は思うだろう。
 空港島の「処分計画書」という図書を公文書公開で手に入れた。これを見て驚いた。土地処分で約3千億円を予定している。その内、神戸市は空港施設用地として360億円を支払う。神戸市や神戸市出資の第3セクターが購入する土地が、約30ha(ヘリ用の用地半分を含む)である。この費用は、神戸市の第3セクターへの出資率が50%として、400億円、出資率が百%とすると約800億円にもなる。合計すると、神戸市は空港島の土地取得のため、760億円(土地処分の約25%)から1160億円( 約39%)を支払うことになっている。  この約1000億近い財源は、神戸市は「一般会計からではない」というので、企業会計や特別会計から支払われることとなる。これらのお金は市長の財産ではなく市民の財産だ。この市民の財産を膨大に使っても「市民負担はない」と神戸市は言いはるのか?
 
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