現小泉内閣は第2次『神の国』内閣」   2004年1月6日
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 小泉首相が元旦(2004年1月1日)に靖国神社を参拝した。小泉首相が、なぜこうも靖国神社参拝にこだわるのか不思議な気がしていた。
 しかし第2次小泉連立内閣の構成を見ると納得した。
 森前首相は、「神道政治連盟(神政連)国会議員懇談会」の会合で、「昭和の日」制定に絡み、「日本の国は天皇を中心とした神の国である、ということを国民にしっかりと承知していただく」という「神の国」発言を行い、多くの人々の批判を受けた。
 この神政連に小泉第2次内閣の多くの大臣、副大臣が会員となっている。首相や大臣18人の内、9人が会員である。小泉総理は神政連の前副会長である。副大臣では、13人が会員となっている。阿部幹事長自身は神政連の事務局長という幹部である。
 神道政治連盟は、その綱領解説に「天皇の大御代(おおみよ)の光栄と永久とを祈る。これが、日本人の繰り返してきた祭りの心であり、ここに神道的日本国民の良識的な社会観があり、国家観がある」と述べ、「戦前」のような「天皇中心の神の国」を目指している団体だ。
 第2次小泉連立内閣は、森前首相を受け継いだ第2次「神の国」内閣と表現するのが妥当だ。
 
(資料) http://homepage3.nifty.com/gakuronet-takatsuki/table_takaha.html
 
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