平和解決訴える声を目本から発信しよう
(週間金曜日「金曜アンテナ」から引用、2001年9月21日号)
「どれだけミサイルが飛んだら、戦争は終わるの〜♪」
米国の歌手、ボブ・デイランの『風に吹かれて』の替え歌を合唱したあと、同時テロに米国が「報復攻撃」で対抗することに反対するデモは国会前へと出発した。
九月一七日夜、「許すな!憲法改悪・市民連絡会」(代表、筆康弘・東大名誉教授ら)の呼びかけに、宗教団体、労組、平和運動グループなど約四〇〇人が、国会周辺に集まった。
今回のデモの主張は、@民間人を標的にしたテロリズム反対、A米国の報復攻撃は間題を解決しない、B日本政府の戦争協力を許さない−ーなど。集会の参加者からも、多くのアピールが行なわれた。
キリスト教系団体の女性は「プッシュさんは報復攻撃ではなく、国際法の手続きによって容疑者を訴追すればよいと思う。米国は国際刑事裁判所条約を早急に批准すべきだ」と述べた。
(略)
衆議院前では国会議員への請願が行なわれ、議員らが応じた。無所属の川田悦子衆議院議員は「報復攻撃によって、人が殺されることを許してはならない。憎い相手を殺したところで、何の解決にもならない。事件が起きた真相、背景を明らかにすることが問われている」と述べた。集会の運営にあたった八木隆次さんは次のように語した。「インターネットが効果的に活用され、予想以上の参加があった。今後はネットワークを広げ、日本から世界へと平和的解決に向けた声を発信していきたい。そして実際に軍事行動を止めることが大切です」
(週間金曜日記者Tさん)