ビシーテ・エスパーニャ


グラナダの写真たち

グラナダの町 アルハンブラ宮殿(スペイン語ではHを発音しないので、正確には「アランブラ宮殿」)から見下ろす古都グラナダの街並み。 中央に見えるのが宿泊先だったアランブラホテル。(四ッ星!)遠く春霞に煙る山並みが美しい。

そういえばこの遙か彼方のネバダ山脈の雪解け水で作った?ミネラルウォーター「ランハロン」(ガス抜き)が、私が今まで飲んできた水の中で一番美味しかった。本当にクセがなくてさらっと飲めちゃう。どこかで輸入してくらないかなぁ。

この町にあるカテドラル(大聖堂)はスペインで2番目の大きさを誇る。
そこの管理人?のホアキンおじいちゃんと仲良しになる。
昔フラメンコのギタリストとして来日した経験があり、大の親日家。私とisakoの肩に腕をまわして 「リョウテニハナ!リョウテニハナ!」
…一体どこで覚えたんだ?そんな言葉。
スペイン語が話せない私達と、英語が分からないホアキンお爺ちゃんのコミュニケーションの手段は、片言の日本語。そんな「スンバラシイ!」(素晴らしいの意)「カンペェーキ!」(完璧の意)を連発する怪しい会話しながら、アルバイシーン(まるで迷路)を散策。アルバイシーンはジプシーの町。
行き付けのタブラオ(フラメンコのショーを見せてくれるバーのようなところ)に案内してもらう。ママ(私のことをおじいちゃんはこう呼んでいた)とコドモ(isakoのこと)はオレンジジュース、おじいちゃんはご機嫌にサングリアなどを舐めながら、フラメンコのかけ声の掛け方(「オレ!」とか)や手拍子の打ち方などを教わる。 おじいちゃんの顔ききでもちろん特等席。ふと後ろの座席を振り返ると日本人の観光客が30人ほど雁首そろえて座っている。向こうでも私達に気づいたのかこっちを見ているけど、その目が訝しげ。変だよねぇ、確かに。二十歳の娘二人が現地のおじいちゃんと、怪しい日本語と怪しいスペイン語で会話してるんだもんねぇ。(しかもリョウテニハナな席の座り方で)
舞台で演じられたのは「典型的なサクロモンテの踊り」だそうで、死んだ恋人を懐かしむ踊りや激しい恋の踊りなど、男の人が踊るフラメンコって(今でこそメジャーになったけど)初めて見たんだけど、凄くかっこよかった。(実はそのダンサーの方と舞台の前にバーでお会いしたんだけど、舞台の上の方がずっといい男。近い内に来日の予定があるとか言ってたけど、来たのかな?) ギターとパーカッション代わりの椅子と手拍子と踊り子の刻むステップが、あれほど感動的なものだと初めて知った。なにかこう、直接私の体の中のに伝わって、聴いているうちに体中の血が沸騰するみたいな感じ。また見たい。

ホアキンおじいちゃん、元気かなぁ…。

アルハンブラ宮殿の獅子のパティオ
グラナダはヨーロッパなのにイスラム文化の香りが漂う小さな町。本当に小さくて派手な所じゃないけど私は一番好き。
アランブラ宮殿のレリーフはどれも細かい幾何学模様で、美しい。天人花のパティオの噴水も、花のシーズンには素晴らしい景観なんだろうな。(花はいくつか咲いていたけど、ちょっと早かったみたい)部屋は入り組んでいて太陽光が直接当たるような明るい部屋と、真っ暗な陽の当たらない部屋が交互に置かれている。外部から進入してきた敵の目をくらませる仕組みになっているんだって。
フェネラリーフェ庭園には藤の花が咲き誇っていた。普通にオレンジがなってるところがいかにもスペインって感じ。

獅子のパティオ
現地の?少年達 カルロス5世宮にて
カメラをかまえたら現地?の少年たちが乱入! いい笑顔です

グラナダで誕生日を迎えた私。
ISAKOとファンタナランハ(ナランハ=オレンジ)で乾杯!
スペインのファンタは果汁?が入っていてジューシー&フルーティー。


BACK  NEXT