金沢土産にいただいた加賀麩「不室屋」のお吸いものにお湯を注ぐ。桜の花びら型をした麩やきの中から、まずは細かくきざまれた青菜が顔を出し、続いて桃色の花麩、そして最後に本物の桜の花があらわれた。お麩の香りの豊かなこと! 何よりも、ときどきこういうものをいただくと心がゆっくりとする。そしてもう少し周りのこと、ものに丁寧に接しようと思う。
一昨年金沢で出合った「ハントンライス」はなかなか強烈だった。オムライスの上に魚やエビのフライがごろごろと乗った、ボリューム満点のメニュー。