「ロバと王女」という映画を観る。美しき王妃亡き後、自分の娘の美しさに急に気づき、しつこく求婚する王様(=父親)から、ロバの皮をかぶって逃亡する王女(カトリーヌ・ドヌーブ)の話。王の家臣や動物は顔から何から全身真っ青だったり、周りの時間が止まって王女だけが動ける、というシーンでは馬のしっぽがしっかりと動いてたり…。つっこみ所満載。こんなばかばかしいテーマの映画を、お金をかけて本気で作ってしまうジャック・ドゥミってすばらしい。王女が歌う「アムール、アムール♪…」という歌(もちろんミシェル・ルグラン)が頭から離れない。
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