映画好きの方なら御存じだと思いますが、毎週水曜日はレディースデー♪
女性のみ1000円で映画が観られます。
毎月一日は映画ファンサービスデー。誰でも1000円★
今までに観た映画でお勧めの作品などを載せていこうと思っています。 下の映画の題名をクリックすると、その作品の紹介文に飛べます。
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2006.4.22セルラー(2004年 米)
不動産の仲介業を営む夫と11才の息子の3人で幸せに暮らす高校の生物教師・ジェシカ。
いきなり見知らぬ家に監禁された彼女の頼みの綱は、破壊された電話と偶然繋がった見知らぬ青年の携帯電話のみ!
『デッドコースター』のデヴィッド・R・エリス監督と『フォーン・ブース』のクリス・モーガンの脚本で送る秀作サスペンスですッ☆その日もいつものように息子をスクールバスの乗り場まで送り届けたジェシカ(キム・ベイシンガー)は家に戻り、家政婦と挨拶を交していた。
そこへいきなり3人の見知らぬ男達が勝手口のドアを蹴破り押し入ってきた!
警報機に手をかけようとした家政婦は撃ち殺され、ジェシカは男達に連れ去られた。見知らぬ家の屋根裏部屋に監禁された彼女は、犯人の男がハンマーで叩き壊した電話を、彼女の理系の知識で何とか繋ぎ合わせた。
繋いだと言っても、粉々に破壊された電話の切れた線を手で捩ったりして接触させているだけの頼りないもの、、、偶然繋がった先はどこの誰とも知れぬ青年の携帯電話(セルラー)だった。いきなり携帯にかかった電話で助けを求められても悪戯としか思えない青年・ライアン(クリス・エヴァンス)にジェシカは必死で状況を説明するのだが・・・
頼みの綱である青年ライアンの協力は得られるのか!?
犯人の目的は何なのか!?
ジェシカの運命やいかに!?
この作品、ただ何気なく「久々にサスペンス映画でも観よっと♪」と思ってWOWOWで放送したものを録画して観たのですが、、、これがなかなか面白くて良かったですッ☆( ^ー゜)b
最初の15分ぐらいは「面白いのかなぁ〜?」とちょっと心配しながら見ていたのですが、知らぬ間に話しにのめり込んでいる自分がいて、ハラハラドキドキしてる間に終わっていました。(笑)
よく有る題材ですが95分という短い時間で上手くまとめてあり、壊れた電話と携帯電話というかなり頼りない命綱だけで最初から最後までストーリーを展開させている所など『フォーン・ブース』の脚本家らしい発想だなぁ〜と思いました。
アメリカ映画らしいカーチェイスのシーンなどもかなりハラハラさせられます!
この作品では生物の教師という主人公の知識がかなり役立っていますが、ハリウッド映画では監禁された母子が『何でそんに逞しく色んな事が出来るの?』ってぐらい何でもこなしてしまいますよね。(^u^)プププ
今回は息子ではなく見知らぬ青年が活躍してくれる訳ですが、、、最初ちゃらんっぽらんなキャラで登場した彼が一本の電話で事件に巻き込まれ、必死に立ち向かっていく姿も必見ですッ☆あまり話題にもならなかった作品だと思いますが、観て損は無いと思いますよ♪( ^ー゜)b
サスペンス好きの方にお勧めの一本ですッ☆
2006.2.5ラヂオの時間(1997年 日)
普通の主婦が応募したラジオドラマの脚本が見事に当選!?
生放送直前に我が儘を言い出す(元)人気女優・それを聞いて大人気なく拗ねる俳優・・・緊張感の走る深夜のラジオ局だが、このドラマ、完結出来るのか!?
三谷幸喜初監督作品!スリル感溢れる(?)コメディ・ドラマ。ラジオ局で応募したシナリオコンクールに、初めて書いた作品を応募し見事(?)当選したみや子(鈴木京香)。
いい感じでリハーサルが終わり、自分の本がラジオドラマになる喜びを噛み締めながらも緊張した様子の彼女だったが・・・本番前の休憩に入り、ヒロイン役の女優・千本のっこ(戸田恵子)が役名が気に入らないと言い出したことから、脚本家の意思に関係なく、、、何やら話しがおかしな方向に!!
人気脚本家・三谷幸喜氏の初監督作品で、原作は彼がかつて主宰していた劇団『東京サンシャインボーイズ』の同名劇ということですが、、、こんなストーリー展開を考え付く三谷氏の思考回路が摩訶不思議ッ☆(笑)
『こんな話し有り得ない!!』とも言い切れない微妙な題材が笑いのつぼにハマるのか!?
とにかく笑える♪( ^ー゜)b無愛想を装っていたディレクターの工藤(唐沢寿明)がとてもカッコ良かったし、元効果音を作る人だった駐車場の守衛のおじさん(藤村俊二)が素敵ッ☆
謎のトラック運転手の渡辺謙さんもかなりの熱演で良かったし、優柔不断のプロデューサーの西村雅彦さん・・・とにかくキャスティングが最高ですッ☆d(>_・ )グッ!
先日紹介した『THE 有頂天ホテル』のキャスティングも、三谷氏が思った通りに全員が出演を快諾してくれたそうで、やはり監督の人望の賜ってことでしょうか!?(笑)笑いたい方にはお勧めですッ☆
是非、家族揃って楽しんで下さい♪(一人で観ても声を出して笑ってしまいます。笑)
2006.1.27博士の愛した数式(2006年 日)公開中
80分しか記憶がもたない数学博士。
彼をそのような体にしてしまったと自分を責め続けた未亡人。
そんな訳ありの顧客の家に派遣された家政婦の若きシングルマザー。。。彼女には10歳の息子がいた。
博士との出会いによって沢山の事を学んでいく家政婦親子と、未亡人の心の変化を美しい映像で描いた心温まるヒューマンドラマ。とある学校のどこかのクラスの初めての数学の授業。
先生(吉岡秀隆)は教室に入ると、自分が『ルート』と呼ばれるようになった訳、数の美しさについて語り始める。
彼が10歳の頃、シングルマザーである彼の母親(深津絵里)は家政婦の仕事をしていた。。。ある日彼女は『ここ数年で担当が9人も替わった』という顧客の仕事を紹介された。
派遣されたお屋敷に行くと、そこには上品な未亡人(浅丘ルリ子)が一人で暮らしており、家政婦を必要としているのは離れに住む義弟(寺尾聰)だと告げられた。
彼は優秀な数学者だったが、10年前に未亡人と共に交通事故に遭い、未亡人は足が不自由に、そして彼は80分しか記憶を維持することが出来ない体になってしまった。そんな博士との毎日の会話は、、、
博士「君の靴のサイズはいくつかね?」
家政婦「24です。」
博士「ほお、実に潔い数字だ。4の階乗だ。」
といった具合に始まる。そして、博士は家政婦に10歳の息子がいると知ると、子供のことをとても心配して「明日から学校の帰りにここへ来させなさい。」と強引に約束させた。
博士は家政婦の息子が訪ねてくると、彼を抱きしめ、彼の頭を撫でながら『√(ルート)』と名付けた。その日から先生はルートと呼ばれるようになった。
小川洋子さんの同名小説『博士の愛した数式』を映画化した作品です。
記憶が80分しかもたないという障害を抱えた博士を、家政婦である母と共に気遣い、そして尊敬し、、、そんな親子に博士もまた愛情をもって接する。
言葉の一つ一つがとてもあたたかく愛に満ちている。
時間がゆっくり流れているようで、観ていてホッコリとした気持ちになる。
こんな先生に出会えたら、みんな『数』が大好きになるに違い無い!
この映画を観ただけでも数に興味が湧いてくる。
寺尾聰さんの博士も、吉岡秀隆さんのルート先生もどちらもいいですッ☆子供時代のルートを演じた子役の齋藤隆成君も、とても優しく賢いルートを好演していました。吉岡秀隆さんと顔だちも似てるかも!?(笑)家族みんなで観て、ホッコリしてもらいたい映画♪
お勧めですッ☆( ^ー゜)b
2006.1.25Mr.&Mrs.スミス(2005年 米)公開中
なにやら倦怠期を迎えたらしき夫婦が、どうしたら二人の関係が満足のいくものになるのか・・・本気で悩んでいるようだが。。。
この二人、お互いに重大な秘密を抱えているようだ!!
究極のアクション・コメディッ☆こんな夫婦見たことない!?ひょんな事から偶然出会った二人、建築家のジョン(ブラッド・ピット)とコンピューター・プログラマーのジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)。
二人は電撃的に愛し合い、周囲の反対を押し切って即結婚!しかし5〜6年経った今、二人の関係はギクシャクしているようだ、、、つまり倦怠期。
それもそのはず、二人には重大な秘密が有った!!
お互いに知られてはならない『裏の顔』を持っていたのだ!!!
二人は別々の敵対する組織の殺し屋。。。その事に気付かずに5〜6年過してしまったというわけ・・・二人の関係が再び熱く燃え上がる日がくるのだろうか!?
『ボーン・アイデンティティー』のダグ・リーマン監督の作品で、ジャンルはかなりハードなアクションだけどコメディーの要素たっぷりのアクション・コメディー!?(笑)
有り得ない究極の夫婦の愛の形。
う〜〜〜ん、あそこまでハードだと命がいくつ有っても足りないな・・・(* ̄m ̄) ププッ実生活の方でも上手くいってるお二人、とても息の合った演技でハラハラドキドキさせながら笑わせてくれました♪
お勧めですッ☆( ^ー゜)b
2006.1.25ヴィレッジ(2004年 米)
魔物が棲むという森に囲まれ、外界との関わりを全くもたない小さな村。
村人達は年長者の教えに従い、皆家族の様に肩を寄せ合って生きていた。。。
そこに住む盲目の女性・彼女を愛する男性・そして彼女の優しさに恋心を抱く知的障害者の男性の3人を中心に、愛をテーマに描いたサスペンス・スリラー。舞台は19世紀末の外界から隔絶された小さな村。
村は魔物が棲むという深い森に囲まれ、そこへ入ることはかたく禁じられていた。
自給自足でお金を必要としないユートピア。。。そんな閉鎖的な村で奇妙な出来事が次々と起こる・・・若者達は皆町は邪悪な人々が住む邪悪な所だと信じ、森の魔物を恐れ、決して森を抜け町へ出ようとはしなかった。
知的障害者のノア(エイドリアン・ブロディ)だけは平気で出入りして周囲をハラハラさせたが。。。そんなノアに優しく接し、いい友達だったのが盲目の女性アイヴィー(ブライス・ダラス・ハワード)だった。アイヴィーは目は見えなくても特別な人だけは色で感じる事が出来た。。。ただ、ノアの色は感じる事が出来なかったようだ。。。なぜなら、かくれんぼをしているノアを見付けられなかった。
ノアに優しいアイヴィーだったが、彼女には愛する男性ルシアス(ホアキン・フェニックス)がいた。彼は村人達を救う為に町に出たいと考え、掟やぶりな行動もしてしまうが勇敢な青年だ。彼もまたアイヴィーを愛していた。
そんな3人の愛の行方は・・・
そして森に棲む魔物とはいったい・・・
『シックス・センス(1999)』『アンブレイカブル(2000)』『サイン(2002)』の監督M・ナイト・シャラマンの作品だが、これまでの作品と違う点は『愛』をテーマに描いている事だろうか!?
とは言っても、アンブレイカブルは映画館で途中睡魔に勝てず一瞬眠ってしまったという・・・つまり作品に入り込めなかった訳で、よく覚えていない。(汗)
サインはテレビで観たがあまり印象に残っておらず、唯一シックス・センスだけはあの大どんでん返しが印象的で、よく出来た作品だと思った記憶が有る。
今回の『ヴィレッジ』は、それ程のインパクトは無いが、じっくり観ると案外いい映画かも!?と思った。
賛否両論分かれそうな作品だが、私は観て損は無いと思った。
知的障害者ノアの役を演じたエイドリアン・ブロディは『戦場のピアニスト』でも、役とは思えない演技をしていたが、この作品でも難しい役を好演している。
万人にお勧めと言える作品ではないと思うが、興味を持った人は観てみて下さい♪(笑)
2006.1.20THE 有頂天ホテル(2006年 日)公開中
大晦日、年明けまでの2時間ちょい!
高級ホテルに集う宿泊客・芸人さん・ホテルマン・・・
偶然この大晦日の夜という特別な時に、同じ空間に居合わせた人々の様々な事情を同時進行で描いていく、スピーディーで緊張感溢れるエンターテイメントムービーですッ☆舞台は大晦日、都内の高級ホテル『ホテルアバンティ』、年明けまでの2時間ちょい。(笑)
服支配人の新堂(役所広司)をはじめ、従業員たちはホテルの威信がかかった年越カウントダウンパーティーの準備で大忙し!
そこに訪れる客は、、、何やら訳ありの人達ばかり!?カウントダウンパーティーのショーに出演する芸人さんも何やら全員問題有り!!
マスコミから追われ、ホテルに逃げ込んで来た汚職国会議員が居たり。。。その元愛人がホテルの従業員の一人だったり・・・
申し分のない副支配人である新堂すら自らがトラブルに巻き込まれ・・・というより、全員がトラブルの中心人物!!このドタバタした高級ホテルで、様々な問題を抱えた訳ありの客と従業員たちは、無事に新しい年を迎えることが出来るのだろうか!?
三谷幸喜の脚本・監督という、聞いただけでも面白そうな映画!観てみたらやっぱり面白かったッ☆d(>_・ )グッ!
ホテルという限られた空間での年明けまでの2時間の話しをリアルタイム(グランド・ホテル形式)で2時間に収める予定だったが、撮ったフィルムを繋いでみると2時間では収まりきらなかったので、最初の場面に出てくる時計の針をCGで10分戻したというこだわりよう!(* ̄m ̄) ププッ
(そんな訳で『年明けまでの2時間ちょい』と書いてみました。笑)
『男おばさん(フジテレビ)』のインタビューで、三谷監督が「セリフの収まりきらない部分は早口で言ってもらいます」とかって、冗談みたいなことをおっしゃってましたが、、、ホントみたいですね。(笑)
とにかく登場人物全員が主役なわけで、それぞれの抱えた問題を年内に解決させなければならないので大忙し!
観てる方は飽きる暇も有りませんッ☆始終笑い声の絶えない楽しい映画です♪
何と言っても出演者が超豪華!!(全員の名前を書くのも大変なので省略!)
唐沢君やオダギリ君なんて、こんなんでいいの?ってな役を熱演しています。(謎笑)笑いたい方は是非映画館に観に行って下さい♪
決して期待を裏切らない作品です。
「こんなことあるわけないじゃん!!」とも言い切れない微妙なネタが笑いのツボなのかもしれませんねッ☆お店の人に注文したりする事が苦手だから、回転寿司に行ったら回ってるお皿だけをひたすら食べる・・・食べたいネタが回って来なければ同じものをひたすら食べ続ける、、、そんな三谷さんだから、凡人とは一味違う発想が出来るのかも!?(≧∇≦)ъ ナイス!
2005.8.18アイランド(2005年 米)公開中
汚染された外界から隔離されたある施設で生活する人々。
彼らは“選ばれし者”だけが行くことの出来る『アイランド』行きに当選することだけを夢見、待ち続ける。。。
しかし、施設での生活に疑問を感じた一人の住人が目にしたものは・・・!?
『パール・ハーバー』『アルマゲドン』のマイケル・ベイ監督が送る、近未来SFアクション映画ですッ☆時は2019年。汚染された外気から隔離された施設内で暮らす沢山の人々。
そこでの生活は健康管理も行き届き、安全そのものだった。
そして、そこに住む人々の夢は、地上最後の楽園『アイランド』へ行くこと。
不定期に行われる抽選会が彼らの最大の関心事だった。しかし、常に色々な事に疑問を感じていたリンカーン(ユアン・マクレガー)は、換気口から紛れ込んできた一匹の蛾を見付け、更に疑惑の念を強めた!
そして、彼が知ってしまった真実とは!?
この作品、あちこちの映画紹介サイトで、かなりネタバレの内容が載せられていますが、あまり詳しい情報を入れないで観た方が楽しめると思いますッ☆
主演のユアン・マクレガーも素敵ですが、ヒロイン・ジョーダンを演じたスカーレット・ヨハンソンが魅力的です♪
2019年という、もう目の前まで来ている近未来!これがまた、本当に起こり得る話だから怖い!!
我々の知らない所で今現在も色々な実験が行われているであろう事を想像すると・・・(((p(>v<)q)))!!
なかなか面白い作品でした♪お勧めッ☆( ^ー゜)b
2005.6.30電車男(2005年 日)公開中
彼女いない歴22年、アニヲタ、ゲーヲタの秋葉系男。
そんな彼が、、、ある日、電車の中で素敵な女性を酔っぱらいの魔の手から救ったッ☆
その出来事をネット掲示板に投稿したことから始まる、彼・電車男の恋物語と、電車男を応援しながら自分達もまた前向きに変わっていくネット仲間達のお話です。年齢22歳、彼女いない歴22年という冴えないヲタク青年(山田孝之)が、ある日電車の中で酔っぱらって暴れる中年男から、美しい女性(中谷美紀)を守ろうと立ち上がった!!
そんな事件をキッカケに彼の初恋が始まる。。。
彼は電車男というHNでネット掲示板にその日の出来事を投稿ッ☆
そのヲタク青年の恋の行方に興味を示した『Mr.名無しさん』たちからの返信が続々と・・・そんな時、勇気を振り絞って自分を助けてくれた電車男にお礼にと、彼女から送られてきた品物は、高級ブランド・エルメスのペアカップ・・・で、彼女はエルメスと呼ばれることに。(笑)
電車男は初めての恋で、もう何をどうしてよいのか。。。
掲示板を通じてネット仲間達から色々なアドバイスを、そして勇気をもらって次々と行動に移していく!
この作品、インターネット上で実際にあった話を映画化したということで、観ていて『わかる、わかる〜』と、思わずにやけてしまう場面の連続!(^u^)プププ
電車男とエルメスの恋物語もとても微笑ましくて応援したくなりますが、電車男を応援するネット仲間達の反応がまた面白いのですッ☆( ^ー゜)b
『こういう人、いるよねぇ〜』って、笑っちゃいます。でも、みんな電車男の恋の行方を面白がって見ているだけではなく、彼を応援しながら各々自分自身を励ましているのです。
電車男が仲間達に背中を押されてドンドン変わっていく姿を見ながら、仲間達もまた、電車男に『人間いつからでも変われるんだ!』みたいな希望を貰っていたのだと思います。ちょっと幸せな気分にしてくれる微笑ましい映画ですよ♪
ネットにハマっている貴方も、そうでない貴方も、是非一度観てみて下さいッ☆d(>_・ )グッ!
2005.5.21アンダー・サスピション(2000年 米)
プエルトリコの港町で発生した連続少女暴行殺人事件。。。容疑者は二件目の事件の第一発見者!
彼は町の有力者でもある税務弁護士。警察は彼の犯行を証明する事が出来るのか!?
若く美しい妻を持つ謎めいた容疑者の夫婦関係から警察署長が確信した事とは・・・
最後の最後まで真実の見えてこない密室サスペンス。舞台はプエルトリコの港町サンファン。平和な町で発生した連続少女レイプ殺人事件。
捜査に当たっていたベテラン警察署長ビクタ−・ベネゼー(モーガン・フリーマン)は、この連続殺人の2番目の事件の発見者である町の有力者、税務弁護士ヘンリー・ハースト(ジーン・ハックマン)に目を付けた!何かと曖昧な供述をするハースト、、、何故頭脳明晰な彼がそこまでうろたえるのか!?
そして容赦なく追い詰めるベネゼー・・・次第に明らかになっていくハーストの私生活とは!?
この作品は、地位と名誉それに若く美しい妻シャンタル(モニカ・ベルッチ)までも手中にした57才の弁護士と、貧しい家庭に育ち、妻とは離婚、、、娘二人も別れた妻に付いてしまい、一人地道に警察署長を勤める男の、事件の真相をめぐる心理戦だ。
そこに若き熱血漢の駆け出し刑事オーエンス(ト−マス・ジェーン)が入り、ハラハラさせる。
事件の鍵を握るらしい美しい妻、、、彼女の謎な存在がまた真相を解らなくする。。。取調中の容疑者の回想シーンにベネゼーが入り込んでいる撮り方が面白いッ☆
そして、この作品のテーマは単なる犯人探しのサスペンスではなく、疑惑の裏側に隠された夫と妻の深層心理、、、夫婦の愛とは。。。
最後の最後までシッカリ観ないと全く意味の無い作品です。是非、一人でじっくりと観賞して考えて下さいッ☆
若い人には理解し難い大人の映画だと思います。( ^ー゜)b
2005.5.19バタフライ・エフェクト(2003年 米)[PG-12指定]公開中
度々部分的な記憶を失う少年は、医師の勧めで日記を書いていた。
大学生になった彼が日記を読み返しているうちに、幼い頃の欠落した記憶の部分にのみタイムスリップ出来る事に気付く!
そんな自分の特殊能力で何とか大切な人達を幸せにしようと、何度も何度も過去を変える男の切ない愛を描いたSF映画です。幼い頃、何か衝撃的な事態に陥る度に重要な部分の記憶を失っていた少年エヴァン(アシュトン・カッチャー)は、精神科医の勧めで毎日日記を書いていた。
そんなエヴァンも州立大へ入学し、もう記憶を失う事も無くなっていた。
ある日、部屋に女の子を連れ帰った彼は、彼女に日記を見付けられてしまい、読み聞かせる羽目に、、、そして、不思議な体験を・・・何度か同じ事を繰り返すうちに、記憶の欠落した部分にのみタイムスリップ出来るという、自分の特殊能力に気付いたエヴァンは、彼にとって大切な人達の人生を幸せなものにする為に、何度も何度も過去を変えに行くのだが・・・
〈バタフライ・エフェクト〉butterfly effect[バタフライ効果](この説明はパンフより転載)
「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」
はじめの条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出すという、タイムパラドックスに関する言葉である。SFの範疇での理論であったが、現在は量子物理学分野での「ヒモ理論」(タイムワープの空間が理論的には発生可能とされる仮説)において真剣に論議されている。過去をちょっと変えた事で未来がガラッと別の世界になってしまう・・・
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などでも同じ様な説が描かれていましたが、『バタフライ・エフェクト』を観て、まず思い出したのは『ある日どこかで』(このページの50作品目の紹介文で★3つのお気に入り映画です)でした。何となく過去に戻る方法が、タイムマシーンなどを使わずに自分の能力で・・・といった感じが似てるかな?などど思いました。
それから、大切な人達を守る為にあれこれ過去を操作するといった内容からは、『オーロラの彼方へ』(これもまた、私のお気に入りの映画ベスト3に入る作品で、みんなにお勧めしてますッ☆笑)と同じ路線かな?とも感じました。(笑)どちらも自分が過去をちょっとだけ操作した事によって、大切な人達の運命を大きく変えてしまう物語りです。今回紹介した『バタフライ・エフェクト』は『ファイナル・デスティネーション』の続編『デッドコースター』の脚本を担当したエリック・ブレスとJ・マッキー・グラバーのコンビで脚本・監督ということですが、デッドコースターの方が「運命の筋書きは変える事が出来ない」的な内容だったのに対し、バタフライ・エフェクトでは運命を操作してしまうといった、全く逆のお話のような気がします。(私は個人的にファイナル・・・とデッド・・・は好きではありません。笑)
6年かけて仕上げたというバタフライ・エフェクトの脚本は、かなり見応えの有る出来だと思いますッ☆( ^ー゜)b先週の『男おばさん』(フジテレビの深夜番組)で、笠井アナがかなり力を入れてこの作品の紹介を熱く語っているのを見て、もう観たくて観たくてたまらなくなって、上映している映画館を調べたら、かなり少なくて、、、いつ終わってしまうか分からないので、慌てて小さな映画館に観に行ってきました♪(笑)
観て良かったですッ☆d(>_・ )グッ!
SF好きの方にはお勧めだよ♪但し[PG-12指定]です。(汗)
2005.5.1221グラム(2003年 米)[PG-12指定]
余命わずか一ヵ月の心臓病患者ポール、、、交通事故死した男の心臓を移植して生き延びることに・・・
明かされない提供者の身元を自ら調べ上げ、遺族と接触するのだが。。。
移植手術を受けた男と、その提供者になった男の妻、そして、その交通事故を引き起こした男、、、3人とその家族達の絡み合った運命の悲惨なヒューマン・ドラマです。心臓移植の手術を受けなければ余命わずか一ヵ月のポール(ショーン・ペン)。
別居状態だった妻は、彼の元へ戻り身の回りの世話をしてくれた、、、しかし、とっくに冷めた関係の妻が、人口受精をしてまで夫の子供を産みたいと病院に通うことにポールは違和感を覚えた。。。そんな時、交通事故の犠牲となり命を失った男の心臓を移植出来ることに!
再び健康を手に入れたポールは、人を使ってドナーの身元を調べる事に成功した。
ドナーとなった男は、娘二人との散歩中の事故で亡くなっていた。。。娘二人と一緒に。事故を起こした男にもまた家族が居た。。。ジャック・ジョーダン(ベニチオ・デル・トロ)、彼は16の時から刑務所と外を行ったり来たり、、、自動車泥棒・詐欺・麻薬・小切手偽造・アルコール依存症・・・2年前に出所したばかりだった。
しかし、そんな彼も今では神を信じ、妻と二人の子供達と幸せに暮らす真面目な男に変わっていた。。。そんな不幸な事故だった。ポールは、夫と娘二人を亡くし未亡人となったクリスティーナ(ナオミ・ワッツ)に近付き、、、心を閉ざしていた彼女も次第にポールに心を開いていくのだが・・・
この映画、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥという監督の作品ですが、ハッキリ言って分かり難い!!
私は何の予備知識も無く観たのですが、話の中盤に差し掛かるまでは『( ̄〜 ̄;)??この人、二役???』ってな感じで意味が分かりませんでした。(全員一人一役です。笑)
でも、よくよく観ていると、物語りを一度バラバラにして、順番を入れ替えて、まるでパズルの様につなぎ合わせてある事に気付きました。(汗)
以前に紹介した『メメント』を思い出しますが、でも、この『21グラム』に関しては、わざわざこのような手法を用いる必要が有ったのでしょうか!?ちょっと疑問に感じてしまいました。。。だって、普通にストーリーの流れ通りに話を進めたら、全然難解な話ではないのです。
心臓移植をめぐる3つの家族の悲しい運命の絡み合いを描いたヒューマンドラマだと思うのですが、それを難解なサスペンスタッチのドラマに仕上げたかったのか、、、その意図がよく分かりません。そして、タイトルの『21グラム』、これは魂の重さという事で話題になりましたが、この作品のテーマが魂だったのがどうかも怪しいです。。。(滝汗)
でも、この映画を一回観てしまうと「あれ?あの場面はいつの事だったんだろう!?」ってな感じで、もう一度観ずにはいられませんッ☆(* ̄m ̄) ププッキャストも豪華で、この作品で数々の映画賞にノミネートされたようで、ショーン・ペンはヴェネチア国際映画祭の男優賞、そしてナオミ・ワッツはLA批評家協会賞の女優賞を受賞したようです。
何も知らずにいきなり観てしまうと『(・_・?) ン?』って感じの映画かもしれませんが、この映画はパズルなんだと思って観れば、結構楽しめるかもしれません。( ^ー゜)b<内容は悲惨です。(汗)
2005.5.7フォーン・ブース(2003年 米)
携帯電話片手に口から出任せの嘘八百を並べ立て、有能なパブリシスト(宣伝マン)を気取る男。
そんな彼が妻への後ろめたさから、電話ボックスで結婚指輪を外して電話する相手がいた、、、受話器を置いた瞬間、公衆電話のベルが!!
一台の電話ボックスを舞台に、スリリングな展開を見せるサスペンス・スリラー。携帯電話の普及した今、人々は皆歩きながら電話する。。。
西マンハッタン“最後の聖域”ボックス型公衆電話、、、この最後の一台も明日取り壊される。
この電話の最後の利用者となったのがスチュ(コリン・ファレル)。スチュは携帯片手に口から出任せの嘘八百を並べ立て、相手を騙しながら仕事を手に入れる、自称有能なパブリシスト(宣伝マン)。
アシスタントのアダムにも「いいスーツを着て、俺の言う通りにしていれば必ず成功する!」と豪語する。そんな彼が、演劇学校に通うパムに電話する時だけは、電話ボックスを使用した。。。妻への後ろめたさから、結婚指輪を外して。。。
パムとの電話が終わり、受話器を置いた瞬間、、、公衆電話のベルが鳴る!!
公衆電話に電話をかけてくる人物とはいったい何者なのか!?
つい受話器を取ってしまったスチュ・・・まさか、それが自分への脅迫電話であるとは知らずに!!!
この映画、全編ほとんど電話ボックスの中での話しですが、窮地に追い込まれた時の人間の心理や、周りで見ている人々の思い込みのいい加減さ。。。とても良く描かれていると思いますッ☆
82分という短さもイイです。d(>_・ )グッ!
終わり方も、大都会で生きてゆく怖さ・不気味さみたいなイヤな空気を残したまま終わっている感じで、、、人間正直に生きなければ、必ずどこかでしっぺ返しがくるよ!とでも言っているかのようなラストでした。(((p(>v<)q)))!!ちょっと時間が空いた時に気軽に観られる長さなので、是非機会が有ったら観て下さい♪( ^ー゜)b
2005.5.6真夜中の弥次さん喜多さん(2005年 日)公開中
ワイルドで熱い男とヤク中の役者。。。
ディープに愛し合う二人の、お伊勢参りの珍道中。
喜多さんのヤク中を治す為、そしてリヤルを探す為、お伊勢さん目指して東海道の旅に出た二人のラブストーリー!?女房持ちのワイルドで熱い男、弥次郎兵衛(長瀬智也)と、美貌の役者でヤク中の喜多八(中村七之助)。。。二人はディープに愛し合っていたッ☆
注射器片手に「オイラ、現実(リヤル)がとんと分からねえ」と訴える喜多さんを、何とかヤク中から立ち直らせようとあれこれ考える弥次さん・・・っと、その時目にとまったのが☆お伊勢さんからのDM☆!
“リヤルは当地にあり”と書かれたきらびやかなダイレクトメールに引き込まれるように二人は旅に出た。いきなり奇妙な関所でつまずく二人だか、、、この旅の行く末は・・・
この映画は、十返舎一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』をベースに、しりあがり寿が描いたマンガ『真夜中の弥次さん喜多さん』と、その続編『弥次喜多 in DEEP』を、人気脚本家の宮藤官九郎が初監督で映画化した作品です。
恐らく原作の内容がぶっ飛んでいるものと思われますが、、、宮藤官九郎監督のこの作品もかなりぶっ飛んでますッ☆ヘ(゜Д、゜)ノ
何しろ、ヤク中の幻覚の世界とリアルが入り混じった感じで、一体全体何がどうなってるのか!?面白いけどワケワカンネェ〜〜〜って感じです。(* ̄m ̄) ププッ普通に「弥次さん喜多さんの映画」と思って観に行ってしまった人は、、、お気の毒です。(((汗)))
宮藤官九郎の脚本が好きで観に行った人でも、ちょっと評価が分かれそうな作品です。
上映中はかなり笑い声が聞こえてきましたが、終わった後の客席の微妙な空気が可笑しくてたまりませんでした。(謎笑)キャストは意外な人がチョイ役で出てたりして、かなり豪華だと思いましたよ♪( ^ー゜)b
人気脚本家、宮藤官九郎が監督までやると、、、どんな作品になるのか気になる人は是非観て下さい♪(笑)
面白いけど『お勧めッ☆』って言っていいのかどうか悩む映画!ε=(>ε<) プッー!
2005.5.5ローレライ(2005年 日)公開中
広島に続く原爆投下を阻止する為に寄せ集められたわずか70名の乗員たち・・・彼等は日本を救う事が出来るのか!?
眼をもつ潜水艦ローレライ。。。その超高感度水中探索装置のシステムとは!?
映画と原作小説『終戦のローレライ』が、同時進行で作られたという、大人の為のファンタジー映画です。広島に最初の原爆を落された日本軍に残された最後の切り札は、ドイツから接収した[戦利潜水艦 伊507]、脅威的な戦闘能力を持つ“ローレライ”のみだった。
第二次大戦末期。。。敗北直前の日本軍に残された選択肢は、どのように負けるかのみ。。。ライン川に棲む魔女になぞらえ“ローレライ”と呼ばれた潜水艦の超高感度水中探索装置とは、どのようなシステムなのか!?その秘密を知る唯一の男、軍属技師の高須(石黒賢)とは・・・
この戦争で、人間魚雷として特攻作戦で散ってゆくはずだった10代の乗員、折笠(妻夫木聡)と清永(佐藤隆太)が、特殊潜航艇〈N式潜〉の正・副操舵手として配属された。
N式潜に乗り込んだ二人が見たモノとは・・・絹見艦長(役所広司)の信念の元に、この寄せ集められた乗員たちは、日本を救うことが出来るのだろうか!?
首都東京に落されるという第3の原爆を阻止する為に彼等は戦った!!
この作品は、潜水艦の映画を作りたいという樋口真嗣監督の依頼を受け、福井晴敏氏が書き上げた小説『終戦のローレライ』も、映画に先駆けて刊行され、吉川英治文学新人賞・日本冒険小説協会大賞をダブル受賞したという、興味深い作品です。
監督は原作を依頼するに当たり、「第二次世界大戦を背景にしたオリジナルのストーリーで、潜水艦が舞台で、少女を一人乗せて欲しい。」という要望を出したそうです。(フジテレビ『男おばさん』より)
クライマックスシーンの海戦の画コンテには、『新世紀エヴァンゲリオン』の監督として知られる庵野秀明氏も協力しているという、若いアニメファンにも興味深い作品になっていると思います。キャストもかなり豪華ですよ♪
観て損はないと思いますッ☆d(>_・ )グッ!
2005.5.5ハイドアンドシーク/暗闇のかくれんぼ(2005年 米)公開中
最愛の人を失った父娘・・・娘の心の傷を癒す為、郊外の静かな町に移り住む。
心を閉ざした娘が見付けた友達“チャーリー”。しかし、娘にしか見えないチャーリーとは!?
幸せに暮らしていた家族に襲い掛かる悲劇・・・驚愕のスリラー映画です。舞台はNY、マンハッタン。心理学者であるデビッド(ロバート・デ・ニーロ)は、妻アリソンと娘エミリー(ダコタ・ファニング)そして猫のセバスチャンと幸せに暮らしていた。
しかし、妻の突然の自殺!
バスタブの中で手首を切った母親の姿は、9歳のエミリーには衝撃が強過ぎた。。。デビッドは思い出の多過ぎる家を離れ、ニューヨーク郊外の湖の畔に有る静かな町に移り住むことにした。
そして、彼は娘の為に友達を作ろうと努力するのだが・・・エミリーが心を開いた友達は、姿の見えない“チャーリー”だった。チャーリーとは、心に傷を負った子供エミリーが作り上げた想像上の友達なのか!?それとも、近隣の怪しい住人達の誰かなのか!?
最初から最後までハラハラドキドキし通しの、なかなか面白い(怖い)作品ですッ☆
父娘が引越した先の寂しい町では、出て来る住民が皆怪しく見えて・・・(* ̄m ̄) ププッ娘を心配する心理学者デビッドを演じるロバート・デ・ニーロの苦悩する父親役は、今までの彼とはまた一味違った雰囲気をかもし出していました♪(≧∇≦)ъ ナイス!
心に傷を負った娘エミリーを演じたダコタ・ファニングも、スリラー初挑戦ということで、また一つ演技に磨きがかかった感じ!ホントに名子役ですッ☆d(>_・ )グッ!ネタをバラしてしまうと全然面白く無くなってしまうので、この辺でやめておきます。(^u^)プププ
スリラー好きな方は是非観てねッ☆( ^ー゜)b
2005.4.23ジョゼと虎と魚たち(2003年 日)[PG-12指定]
乳母車を押す謎の老婆。。。その中身とはいったい・・・
バイト先の犬の散歩中に、暴走する乳母車に遭遇した大学生。。。中には脚の不自由な少女が!
ふとしたキッカケで出会った二人の切ないラブストーリー。雀荘でアルバイトをする大学生の恒夫(妻夫木聡)は、ある日 常連客達が『謎の乳母車』の噂話で盛り上がっているのを耳にする。
その噂とは、明け方まで麻雀をした帰り道に、乳母車を押す老婆をよく見掛けるが、その乳母車の中身はいったい何なんだろう!?という内容。。。『お宝を積んでいる』と言う客もいれば『あの婆さんはヤクの運び屋』だと言う客、、、勝手な想像でみんな大喜びッ☆ヘ(゜Д、゜)ノ明け方、店長から犬の散歩を頼まれた恒夫は、暴走する乳母車に遭遇する!
必死で追いかけるが追い付かない老婆、、、恒夫を見付けると、乳母車の中を見てくれと頼む。
恐る恐る中を覗くと、、、そこには包丁を握り締めた少女(池脇千鶴)が!!
田辺聖子の同名小説を映画化した作品で、平凡な大学生と脚が不自由な少女のピュアで切ないラブストーリーです。
監督は先日紹介した『いぬのえいが』の犬堂一心監督。
『ジョゼと虎と魚たち』という題名は映画を観て納得して下さい。(笑)
見所は、、、少女の作る質素な料理の美味しそうなことッ☆
ちょっと気になる所は、、、やたらにベッドシーンが多いこと。
せっかくイイ題材を取り上げた映画なのに、子供と一緒に観るにはちょっと抵抗が・・・ってな感じです。(;´▽`A``
そんな訳で[PG-12指定]になっているのだと思いますが、小学生以下の子供に気配りしながらハラハラして観るより、不必要なベッドシーンをカットしてしまった方が良かったかも!?
その他はとてもイイ内容だったと思います。
まだ大人になりきれていない普通の大学生と、障害者という弱味を見せないように健気に生きる少女を、妻夫木聡と池脇千鶴が好演しています。
ストーリーの終わり方については賛否両論有ると思いますが、私はこの終わり方は結構好きです。(笑)
あまりにも出来過ぎた話にしてしまうよりも、健常者と障害者の恋愛が生易しいものではないと言う現実を見せてくれたことで、観る者に考える為の余韻を与えているように感じます。<ラストの二人各々の場面を観てもらえば納得してもらえるかと・・・(謎笑)ネタバレにならないように感想を書くと、遠回しすぎてよく分からない文章になっちゃいますね。(^u^)プププ
そうそう!「シバクゾ、こらぁ〜!」が口癖の、少女の孤児院仲間がいいキャラしてますッ☆( ̄ー ̄)ニヤリ
イイ映画だと思うので、お子様に見せるかどうかは、、、まず親だけで観てから考えて下さい。(笑)
2005.4.20花とアリス(2004年 日)
活発な少女アリスと一見大人しそうなハナ。
中学から高校に進学した二人の少女の想像を絶する行動!?
キッ○カッ○のテレビCMからインターネットで短編ドラマとして配信された『花とアリス』を映画化した青春ドラマです。ハナこと荒井花(鈴木杏)とアリスこと有栖川徹子(蒼井優)は学校に行くのも一緒、バレエ教室にも一緒に通う大の仲良し。
ある日、中学校に通う電車の中で、アリスが素敵な男子高校生を発見ッ☆
そしてハナは、アリスが目を付けた高校生の連れの方に興味を持つ。。。
ハナが気に入った彼は、毎日本を片手に『寿限無寿限無・・・』と呟いている・・・春になり、憧れの彼と同じ高校に進学したハナは、彼の所属する落研に入部する。。。そして、彼の後ろをストーカーまがいにつけていたハナは、『寿限無』に没頭するあまりシャッターに気付かず頭をぶつけて倒れた彼を目撃!
咄嗟に彼を記憶喪失に仕立て、自分が恋人だと思い込ませるという恐ろしい作戦を実行してしまうハナ・・・一方、怪しいタレント事務所にスカウトされるアリス・・・
二人の運命やいかに!?(笑)
ちょっと不思議な映像が魅力の岩井俊二監督の作品で、インターネットでも3部作として配信された同名の短編ドラマを映画化したものです。
多分映画化されるだろうと期待していましたが、136分という結構長い映画になったのにはビックリしました。(笑)
女子高生の突飛な行動をクローズアップしたような内容ですが、実際にこんな事をしたら犯罪です。(爆)
でも、この有り得ない話が意外と面白くて、最後まで飽きずに観てしまう作品ですッ☆( ^ー゜)b主演の女子高生、鈴木杏と蒼井優以外にも、アリスのお母さん役で相田翔子が出ていたり、その恋人(?)役で阿部寛が出ていたり、バレエの先生の役で木村多江(『大奥』など、かなり色んなドラマやCMで活躍してますよね♪)が出ていたり、その他にも大沢たかおや広末涼子なんかもチョイ役で出てきますッ☆
観て損は無い作品だと思いますよ♪
2005.4.19ラブ・アクチュアリー(2003年 英・米)[PG-12指定]
老若男女様々な19人の織り成す恋模様。
クリスマスのロンドンを舞台にいくつの愛が生まれるのか!?
イギリスのスターが勢揃いした、心あたたまるラブ・コメディ♪秘書に一目惚れしてしまったイギリスの新首相(ヒュー・グラント)や、、、家庭を持つ身でありながら、会社で部下の若い女の子に誘惑される熟年男性や、、、妻に先立たれ、残された妻の連れ子の恋の悩みを何とかしてあげようと奮闘するお父さんや・・・色んな所で色んな人達が、各々の色んな愛のカタチを育もうと真剣に悩んでいる。
クリスマスという大イベントを前に、あれこれと思い悩む恋する人々、、、さて、結末は!?(笑)
この作品、あまりに登場人物が多過ぎて、一人一人の役名と芸名を把握しきれません!f(^^;) ポリポリ
でも、これだけ沢山の登場人物の恋模様を同時進行で、何とか観る側にも分かる様に仕上げた監督さんは流石ですッ☆
『ノッティング・ヒルの恋人』や『ブリジット・ジョーンズの日記』の脚本家、リチャード・カーティスの初監督作品という事で、気合いが感じられます。( ^ー゜)b
ちょっとエッチなシーンや、いかれた落ちぶれロックスターなど、お子様には不適切な部分も多いので、[PG-12指定]になっております。(* ̄m ̄) ププッ
136分と、ちょっと長い映画ですが、ほのぼのとあたたかい気持ちになれる作品だと思いますッ☆
暇な時にでも観てみて下さい♪
2005.4.13名探偵コナン 水平線上の陰謀ストラテジー(2005年 日)公開中
大財閥会長の娘、園子のコネで豪華客船に乗り込んだコナンとその仲間達。。。
船上という密室で起きた殺人事件!15年前の事故との関係は!?
コナンはもちろん、眠らない小五郎も大活躍ッ☆新一と蘭の愛のエピソードも素敵なシリーズ初の二重サスペンス!毛利親子にコナン、そして少年探偵団に阿笠博士の面々は都合で参加出来なかった園子の両親の代わりに、豪華客船アフロディーテ号の処女航海に参加させてもらっていた。
子供達は皆でかくれんぼを始めるのだが、その途中で事件に巻き込まれることに・・・
こういった推理物は、全く何も知らない状態で観た方が楽しめると思うので、ストーリーに触れるのは控えておきます。(笑)
今回の見所は、小五郎のおっちゃんがカッコイイことッ☆
そして、新一と蘭のかくれんぼに関する素敵なエピソード♪
タイタニックを彷佛とさせる豪華客船が舞台となった今回の二重サスペンス、見ごたえ有りますッ☆d(>_・ )グッ!
大人の方も是非観てみて下さい♪
2005.4.10この世の外へ クラブ進駐軍(2003年 日)
敗戦直後の東京、、、生きる為にジャズをやる若者たち。
敵国の音楽、ジャズという異文化を必死で体で覚えていく5人のジャズメン。
終戦後、すべてを失った日本の青年達と、まだまだ戦争の終わらない米兵との心の交流を描いた感動作です。1947年、太平洋戦争敗戦直後の日本。舞台は東京の米軍基地に有る米兵相手のクラブ。
軍楽隊出身の広岡(萩原聖人)は、先輩の平山(松岡俊介)、ブラスバンド出身の大野(村上淳)、ウエスタンバンド出身の浅川(MITCH)、そして、、、ドラムをやったことのない池島(オダギリジョー)の5人で“ラッキーストライカーズ”というバンドを結成した。
最初はとてもジャズと言えるような演奏ではなかったが、色々なトラブルに見舞われながらも、徐々に成長していく。彼等の演奏にケチを付け、日本人に対する敵対心むき出しだった一人の米兵も、戦争で負った心の傷に誰よりも苦しんでいた。。。
そんな若きジャズメンと米兵の心の交流や、戦後を生き抜いた人々の力強さを淡々と描いた青春ドラマです。
エンドロールでは、この時代を実際に生きたジャズメンやジャズシンガーの面々の映像が流れますが、この作品との関係は定かではありません。(笑)私の両親も、この時代を十代前半の頃経験した訳ですが、『こんな時代を生きてきたんだ。。。』と、今さらながら自分が生きてきた時代と親の世代が生きてきた時代の差を考えさせられます。
昔、父から「進駐軍の人からチョコレートや缶詰めをもらった」などという話しを聞いたような記憶が・・・(今度ちゃんと聞いてみようッ☆笑)。
コーラの事をコークと言っている場面なども、『そうそう!そうだったぁ〜』と、何だか懐かしいような気持ちで観てしまいました。(笑)<でも私が子供の頃には、もうコーラだったよね!?♪〜( ̄ε ̄;)この映画、特に素晴らしいジャズの演奏が聴ける訳でも、ジャズの歴史が詳しく描かれている訳でもありませんが、、、敗戦後の日本にどのようにしてジャズが浸透していったのか!?そんな事に興味の有る方は是非観てみて下さい♪
2005.4.8いぬのえいが(2004年 日)公開中
犬が主役の『いぬのえいが』。。。でも、超豪華出演陣ッ☆
犬と人間の何気ない心の中の呟き。。。そんな、誰もが思い当たる日常の見えない部分にスポットを当てた『いぬのえいが』。
ミュージカル?アニメ?コメディ?それとも、、、ホームドラマ?( ̄-  ̄ ) ンー<もっと有るよ♪(笑)
8人の監督と脚本家が各々の犬への思いを描いた短編作品を一本にまとめた、笑って泣ける具沢山の映画ですッ☆内容はとにかく観て下さい♪
「うちの子が一番!」と思う飼い主の気持ちや、飼い主の行動を冷静に観察する犬の目。
「あるある!わかるわかる!!」と手を叩いて笑いたくなるシーンの連続ッ☆
そして、笑った後には泣けます。。。犬を飼ったことのある人もない人も。
この作品を知ったのは、今年のバレンタインデーのこと、、、主人と二人で行ったアコーディオン奏者cobaのバレンタインコンサート。。。そこにゲストとして対談のコーナーに迎えられたのが犬童一心監督でした。
犬童監督の作品で、『ジョゼと虎と魚たち』という、妻夫木聡主演の映画があるのですが、バレンタインデーのすぐ後にWOWOWで放映されたので、「これはグッドタイミング♪』と録画したのですが、それを観る前に『いぬのえいが』を観てしまいました。(汗)この映画は、7人の監督による11の短編により構成されていますが、その中でもポチという柴犬が出て来る4つのお話が犬童監督の作品です。
そして、そのポチの気持ちをcobaのアコーディオンで素敵に表現しているのですッ☆( ^ー゜)b
感動的なシーンに効果的に使われたcobaのアコーディオンは、観る者を物語りの世界に引き込んでくれます♪そして、観たいと思ったもう一つの理由は、、、天海祐希も出ているということ。( ̄ー ̄)ニヤリ
天海もポチにまつわる話に登場するのですが、これがまた“難しい女”で、、、彼女にゾッコンの川平慈英の演技がまた見物ですッ☆(* ̄m ̄) ププッそんなこんなで、中村獅童を中心に、かなり豪華なキャストが続々と登場し、可愛いワンちゃん達との楽しくて・おバカで・変で・間抜けで・・・そして泣けるお話を披露してくれますッ☆d(>_・ )グッ!
『泣かせようったって、泣かないゾ〜〜〜ッ!』と思って観に行った人も必ず泣きます。(^u^)プププ
誰にでも安心してお勧め出来る作品です♪d(^0^)b グッ!
2005.4.3プリジット・ジョーンズの日記/きれそうなわたしの12か月(2004年 米)公開中
やっと『永遠の愛』を手に入れたブリジット。
しかし、彼には別の女性が!?
そして、あの女好きのサイテー男ダニエルとの仕事・・・
前作に続き、ドジで冴えない独身女ブリジット・ジョーンズのドタバタ・ロマンティック・コメディ。あのブリジット(レネー・ゼルウィガー)も、めでたく弁護士のマーク(コリン・ファース)という恋人をゲットし、まさに幸せの絶頂だった。
そんな矢先、彼女の親切な(?)仲間達から、マークと彼の美人アシスタントの怪しい噂を吹き込まれ、一気に不安のどん底に落されるブリジット。。。彼を信じたい彼女だが、その後も度重なる誤解に見舞われ、ついに大喧嘩に!落ち込むブリジットの元に、あの女好きなサイテー男ダニエル(ヒュー・グラント)との旅行番組の仕事の話しが舞い込んでくる・・・
その旅先でも大変な事件に巻き込まれ、、、彼女の運命やいかに!?
前作の『ブリジット・ジョーンズの日記』でも、役作りの為に6キロもの増量をしたレネー・ゼルウィガー(今でもレニーの方がよく使われているようですが。笑)が、今回は更にパワーアップして、かなり大きく育った様に見えました。(笑)
ブリジットのおバカぶりも前回よりレベルアップ!?(´c_` )ぷ
そんな彼女が何故あんなに愛されるのか?その辺りにこの映画の人気の秘密が有りそうですね。(笑)かなりドタバタのイメージが強くなった第二弾ですが、気楽に観れて楽しく笑えるロマンティック・コメディとしては、観る者の期待を裏切らない作品だと思います♪お勧めッ☆
それにしてもハリウッドスター達は、あんなに体重を増やしたり減らしたり、、、体は大丈夫なんだろうか?(汗)
あれれ?今気付いたけど、一作目の紹介文は書いてなかったみたい。。。ヘ(゜Д、゜)ノ
2005.4.3オペラ座の怪人(2004年 米・英)公開中
無気味な事件の頻発するオペラ座。
謎の怪人“ファントム”とは何者なのか!?
3人の男女の哀しい愛を描いたサスペンスタッチのミュージカル。1919年、パリ。廃虚と化したオペラ座でのオークション・・・
いわく付きのシャンデリアが紹介された瞬間、時代は1870年代の華やかだったオペラ座へと変わる。当時オペラ座では謎の怪人“ファントム”(ジェラルド・バトラー)の仕業とみられる奇怪な事件が頻発していた。
一方、若きコーラスガール、クリスティーヌ(エミー・ロッサム)は、正体不明の指導者の元で歌の才能を伸ばし、認められ始めていた。
その指導者は、クリスティーヌの亡き父が授けてくれた“音楽の天使”と彼女は信じ、慕っていた。。。しかし、彼の正体は謎の怪人、ファントム。ファントムの起こす事件は全て愛しいクリスティーヌをプリマドンナにする為のものだった。
クリスティーヌがオペラ座の主演に代役として大抜擢された時に、祝福に訪れた幼馴染みの青年貴族ラウル(パトリック・ウィルソン)との再開に嫉妬するファントム。。。
3人の愛の行方は・・・
舞台ミュージカルでお馴染みの『オペラ座の怪人』を映画化した作品です。
私は舞台の方は観たいと思いながら、まだ観たことがないのですが、多分映画版の方が舞台より分かりやすく出来ていると思います。
舞台では表現し難い部分も、映画では色々な手法を駆使して説明出来るので、初めて観た人にもスンナリ入ってくるのではないかと思います。
歌の方も吹き替え無しで、各々の役の俳優さんが自分で歌っているのには驚きましたッ☆d(>_・ )グッ!いつもガラガラの映画館が、この映画に関しては、中高年のおばさま方でほぼ満席!皆様大満足の御様子でしたよ♪
お勧めですッ☆( ^ー゜)b
2005.2.17ボ−ン・スプレマシー(2004年 米)公開中
自分の正体を知り、過去を捨てマリーとの新しい生活を始めて2年・・・
ボーンは再び何者かに狙われる!
恋人の死は、彼の戦いの始まりだった。2年前、記憶を失った自分がCIAのトップ・エージェント、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)である事を突き止めた彼は、謎の極秘プロジェクト『トレッドストーン計画』の提唱者コンクリン(クリス・クーパー)に「俺は死んだ。俺を追うな。追ったら殺す。」と言い残し、姿を消していた。
あの時行動を共にしてくれたマリー(フランカ・ポテンテ)と、インドのゴアでひっそりと、しかし幸せに暮らしていたボーンだったが、、、相変わらず記憶は完全には戻らず、過去の悪夢にうなされる毎日だった。。。
そんな時、ボーンは再び何者かに狙われる!
しかし、命を落したのはマリーだった。。。そしてボーンの戦いが始まった。
『ボーン・アイデンティティー』から2年、今回は追われる側から追う側へ!どんな切羽詰った状況下でも冷静かつ的確な判断の出来るプロフェッショナルな暗殺者がマット・デイモンによく似合っている。
元々頭のキレるキャラの彼だか、この作品の為にかなり体も鍛えたのだろうか、本当に強靱な体で何者にも負けない人間凶器に見える。
カーチェイスのシーンなどは、ちょっとやり過ぎなくらいのド迫力!
前作よりもスピード感のある仕上がりになっているような気がする。
ボーンの失った記憶と、彼の命を狙う何者かの正体を知りたい人は是非観て下さい♪
マット・デイモンの今までと違った魅力を発見出来ると思いますッ☆( ^ー゜)b
2005.2.17ゼブラーマン(2004年 日)
34年前、低視聴率の為7話で打ち切られたテレビ番組のヒーロー、ゼブラーマンを愛する冴えない小学校教師。
ある日、彼のクラスに車椅子の転校生が・・・
妻は不倫、娘は援交、息子は虐められっ子と、家庭崩壊寸前の哀れな小学校教師が地球を救う、愛と正義のアクション・ヒーロー。舞台は2010年、横浜市八千代区。冴えない小学校教師の市川新市(哀川翔)は、妻には浮気され、娘は援交、息子は新市の勤める小学校で虐めにあっていた。。。
学級崩壊に加え家庭も崩壊、、、新市の唯一の楽しみは、34年前に7話で打ち切りになってしまった幻のヒーロー『ゼブラ−マン』のコスチュームを自分の部屋で昔の記憶を頼りに縫い上げ、夜な夜なこっそりと外に出ること。ちょうどそんな時に、新市の学校に車椅子の少年が転校してきた。
彼の名は浅野晋平(安河内ナオキ)。34年前の低視聴率番組のヒーローを知るはずもない彼が、何故かゼブラ−マンの事をとても詳しく知っていたッ☆
新市は次第に浅野君を尊敬の目で見るように・・・そんな頃、八千代区では異変が起こり始めていた。。。
ゼブラーマンは人類を救えるのか!?
この作品、宮藤官九郎の脚本ということで、気になって観てみました♪(笑)
哀川翔の主演100本目の作品ということでも話題でしたが、、、観てみたら、かなり面白かったですッ☆d(>_・ )グッ!
哀川翔演ずる冴えない中年教師が教え子に向かって「浅野、今日から浅野さんって呼んでいいですか?」なぁ〜んて言っちゃうところとか、出来上がったゼブラーマンのコスチュームを着て、鏡の前で「あぁ〜、やぁばい!浅野さんに見せたいッ☆」なんて呟いてしまうところなんて、すっごく気持ちが伝わってきて笑えちゃいます♪
これは大人が楽しむヒーロー・ドラマ!?
哀川翔さん、素敵ですッ☆(≧∇≦)ъ ナイス!
2005.2.4レイクサイドマーダーケース(2004年 日)公開中
中学受験を控え、ある湖畔の別荘に塾の講師を招き、勉強合宿を開く三家族。
そこに突然やって来た一人の父親の愛人が殺される。。。『私が殺したの』と名乗り出たのは彼の妻だった!
子供達の受験への影響を恐れ、事件の隠ぺいを進める三組の親達だったが・・・中学受験を控えた三組の家族が、その中の医者である藤間夫妻(柄本明・黒田福美)の所有する湖畔の別荘に塾の講師・津久見(豊川悦司)を招き、勉強合宿を開いていた。
妻とは別居中の並木俊介(役所広司)は、その日も仕事仲間でもある愛人との一時を楽しみ、約束の時間に遅れて到着した。
彼は妻の連れ子である娘が3才の時に父親になり、中学受験にはあまり賛成ではないものの、娘の為にとこの合宿に参加したのだった。
ところが、、、そんな緊張した雰囲気の別荘に突然愛人が現れた!そして、その夜事件は起きた・・・
この先を説明するとネタバレになってしまうので、これから観る方々の為にココまでで!(笑)
この映画は、テレビの二時間サスペンスドラマなどでもお馴染みの、人気作家・東野圭吾のベストセラー小説『レイクサイド』を映画化した作品です。
冒頭から随所に「ん?何かヘン・・・」と思わせる伏線が張り巡らされ、推理好きな方なら楽しめる作品だと思います。
中学受験を控えた親子の異様な緊張感が、、、ちょっと薄気味悪いかも。。。 (^_^;)
昔、金八先生で妊娠騒動を起こした鶴見唇吾と杉田かおるのカップルも夫婦役で出ています。この二人と薬師丸ひろ子の三人は実際にも同い年で仲良しだとか。
2005.1.30福耳(2003年 日)
高齢者向け高級マンション内のレストランで働くことになった青年。
なぜか、その日の朝死んだ老人に取り憑かれることに。。。
ちょっといい加減な青年とロマンチストな老人のコミカルなやり取りや、老人達の交流をユーモラスに描いたファンタジックコメディ。里中高志(宮藤官九郎)は、どんな仕事も長続きせず、今度の職場はちょっと不純な動機で選んだ高齢者向けの高級マンション・東京パティオ。
自分が一目惚れした看護婦・信長珪(高野志穂)が病院を辞め、そのマンションでヘルパーとして働いていると知り、たまたま従業員を募集していたマンション内のレストラン・タイムマシンで働くことに。しかし新しい職場を訪れた彼は、、、その日の朝亡くなった老人・藤原富士郎(田中邦衛)に取り憑かれてしまう。。。
藤原は生前好意を寄せていた神崎千鳥(司葉子)のことが心残りで、若い里中の体を借りることにしたのだった。
彼女はマンションのマドンナ的存在ッ☆ライバルも多い・・・
『福耳』を観ようと思ったのは、売れっ子脚本家の宮藤官九郎が主演しているという単純な理由でした。(笑)
この作品には俳優として出演しているだけですが、観てみて良かったですッ☆
主人公のキャラに宮藤官九郎がハマっていて、田中邦衛との息もピッタリッ☆面白かったです♪
脇を固める俳優さん達も、各々に面白いキャラクターを好演していて、とてもいいキャスティングだったと思います。
最後までちゃんと観ると、ただのコメディじゃないし、なかなかイイお話だと思いますよッ☆d(>_・ )グッ!
2005.1.28ミニミニ大作戦(2003年 米)
天才的な窃盗のプロが、ある大きな仕事を成功させるが・・・仲間の一人に裏切られる。
一年後、新たなメンバーを加え復讐戦に!
盗みを生き甲斐とする奴等が、ミニク−パーを使ったカーチェイスを繰り広げるアクション・ドラマ。舞台はイタリア・ベニス。天才的な窃盗のプロ、チャーリー・クローカー(マーク・ウォールバーグ)は、50億円相当の金塊強奪の計画を、仮釈放中で引退したはずのジョン・ブリジャー(ドナルド・サザーランド)に持ちかける。
この大きなヤマを最後に足を洗おうという各々の分野のスペシャリストを集め、彼はこの大仕事を成功させた・の・だ・っ・た・が・・・仲間の一人にまんまと裏切られ、彼が父のように慕っていたジョンの命までも奪われてしまった。一年後、今度の舞台はロサンゼルス。
何とか生き延びたジョン以外のメンバーに新しく強力なメンバーを加え、裏切り者から再び金塊を取り戻すことに!!
その新たなメンバーとは、あの時殺されたジョンの娘で凄腕の錠前屋、ステラ・ブリジャー(シャーリーズ・セロン)だった。彼女は「私は泥棒ではない」と一度はチャーリーの誘いを断るが、「父を奪った奴の、金塊が消えた時の顔を見たい」と、引き受けることに。
そこからは美しく勇敢な彼女と、盗みを生き甲斐とする奴等のプロフェッショナルな復讐戦が!!!
この作品、『ミニミニ大作戦』という可愛らしい名前からはちょっと想像出来ないような、スリル溢れるカーチェイスや彼等一人一人の天才的な仕事っぷりに、小気味良ささえ感じます。
69年の同名映画をリメイクした作品ですが、キャストも豪華で何といっても美しいシャーリーズ・セロンが窃盗団の一員として活躍しちゃうあたりが見物ですッ☆
よく、『オーシャンズ11』と比較されるようですが、私は『ミニミニ大作戦』の方が好きかも♪(笑)時間も短かめで気軽に観られる映画です。まだの方は是非一度、観てみてねッ☆( ^ー゜)b
2005.1.27ボーン・アイデンティティー(2002年 米)
いったい自分は何者なのか!?何故命を狙われるのか!?
皮膚に埋め込まれた謎の銀行口座番号・・・
潜在的な特殊能力を持った男の正体とは!?
原作『暗殺者』を大胆にアレンジしたというサスペンス・アクション。ある嵐の夜、地中海に浮かんでいた男(マット・デイモン)が漁船に救助された。
彼の体は数発の弾丸を受け意識を失っていた。。。そして、皮膚の下にはスイスのチューリッヒ相互銀行の口座番号を記したカプセルが埋め込まれていた。
男は意識を取り戻すが、記憶を失っていた。いったい自分は誰なのか!?記憶は戻るのだろうか??
彼は自分の正体を知る唯一の手掛かりであるスイスの銀行へ向かう。
貸し金庫から出てきたモノは、ジェイソン・ボーンという名義を含め6つの名前(6カ国)のパスポート、、、そして、大金と拳銃も入っていた。危険を察知した彼は、拳銃だけは残し、パスポートとお金をバッグに詰め込み、偶然出会ったマリー(フランカ・ポテンテ)の協力を得てパリへと向かった。。。
この作品の原作はロバート・ラドラムのベストセラー小説『暗殺者』ということですが、小説と映画はかなり違うらしいです。(よく有る事です。笑)
映画は最初から続編が出来る事を想定して作られたようで、この作品を観ただけでは、まだ謎の部分が幾つか残った状態です。
日本でも来月公開される、続編の『ボ−ン・スプレマシー』を観ると、その残された謎も解決出来るはず!?(笑)
続編を観る予定の有る人は、一作目の『ボーン・アイデンティティー』は先に観ておくことをお勧めしますッ☆
ただ、この作品は好き嫌いがハッキリ分かれそうな映画です。
得体の知れない大きな力に操られた難解なお話だと思うのですが、細かい事まで理屈っぽく考える人が観ると全然面白くないかも!?(* ̄m ̄) ププッ
ちなみに私は結構楽しめました。続編も観て謎を解いてきたいと思います♪(^u^)プププ
2005.1.23ネバーランド(2004年 米・英)公開中
新作の悪評に失意の劇作家ジェームズ・バリ。
彼の日課である公園の散歩で、ある一家との出会いが・・・
童話劇『ピーター・パン』が生まれるまでの誕生秘話を綴ったヒューマン・ドラマです。舞台は1903年のロンドン。華やかに着飾った観客達の様子を、劇場の片隅で伺うジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)。
この日は彼の新作『リトル・メアリー』の初日だった。
反応は・・・彼の心配した通り。。。案の定、翌日の新聞には悪評が!しかし、ジェームズは彼の日課である愛犬ポーソスの散歩に、近くの公園に出掛けた。
そこで運命の一家との出会いがッ☆夫を亡くし未亡人となったシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)と、その四人の息子達。
四人兄弟の中で一人だけ遊びの輪から外れて、自分の殻に閉じこもっている様子のピーター(フレディ・ハイモア)がジェームズの気にかかった。そんな一家との交流の中から、あの傑作『ピーター・パン』が生まれることに!
『ピーター・パン』という童話が生まれるまでに、このようなドラマが有ったとは、、、実に興味深く、そして感動しました。
妻との間がギクシャクしていたジェームズと、未亡人とのプラトニックな愛。そして、父親を亡くし心を閉ざしていたピーターへの温かい心配り。。。自然と涙の溢れる作品です。主人公ジェームズ・バリを演じたジョニ−・デップは、この役は彼以外に考えられないと言える程のハマり役でした。そして、映画『タイタニック』のヒロインでお馴染みのケイト・ウィンスレットも気丈な母親役を好演しています。
上映終了後、場内が明るくなるまで誰も立ち上がらないような映画でした。
お勧めですッ☆d(>_・ )グッ!
2005.1.6ターミナル(2004年 米)公開中
ある約束を果たす為にNYにやってきた一人の男。
しかし、予期せぬクーデターにより彼は祖国を失った。
無国籍人間になった彼は入国不可!帰る国も無い!!
ターミナル内で待つ事を選んだ常に前向きに生きる男のヒューマンドラマです。ビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)は、ある目的を果たす為に東ヨーロッパの国クラコウジアからNYにやってきた。
しかし、空港に着いた彼は入国審査で引っ掛かり、色々と質問や説明を受けるが、通訳が居ない為言葉がほとんど理解出来ない。。。
訳の分からないまま、彼は国際線の乗り継ぎロビーに連れていかれ、連絡を待つように言われる。そこで彼が目にしたものは、ロビーのあちこちに設置されたテレビに映る、祖国クラコウジアがクーデターにより消滅したというニュース!
わかる単語を必死で読みながら涙するビクター。。。だが、彼は逃げなかった。
祖国クラコウジアの戦争が終わるまでの9ヵ月間をターミナルで待ち続けた男の物語りです。
この作品にはモデルとなる実在の人物がいますが、映画と事実はかなり違うようです。(笑)モデルとなった御本人は、今でも空港内で生活している事をテレビで紹介していました。(汗)この作品の主人公ビクターはとても人柄が良く、多くの人に愛されました。しかし一方では、彼が逃げ出して不法入国で捕まってくれる事を願う人もいましたが。。。
空港内で出逢い淡い恋心を抱く相手、アメリア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)のキャラがまた魅力的ッ☆
自称33才と言う彼女、実は・・・(* ̄m ̄) ププッ
キャサリン・ゼタ=ジョーンズと言えば、『シカゴ』の時のイメージが強く、授賞式の時の大きなお腹を抱えたガッシリしたお母さんって印象が強烈に残っていますが、このアメリア役の彼女はとても可愛らしい守ってあげたいタイプの女に見えました。
やっぱり女優さんって凄いですねぇ〜(≧∇≦)ъ ナイス!国際線のターミナルが舞台という事で、登場人物も実に国際的。
物凄く感動するとか、ハラハラドキドキするとかいったストーリーではありませんが、普通に面白い映画です。(笑)
時々ジワッとしながら、時には声を出して笑いながら楽しめる作品ですッ☆( ^ー゜)b
2004.12.24マイ・ボディガード[R-15](2004年 米・メキシコ)公開中
生きる目的を見失っていた男がいた。
そんな彼に生きる希望を与えてくれたのは9歳の少女。
二人が心を通わせていく過程が何とも微笑ましく、そして悲しいサスペンス・アクションです。舞台はメキシコ。そこは誘拐事件が世界で2番目に多い国。
生きる希望をなくし、酒浸りの日々を送っていたジョン・クリーシー(デンゼル・ワシントン)にボディガードの仕事を勧めたのは、米軍の対テロ部隊の先輩であるレイバーン(クリストファー・ウォーケン)だった。クリーシーは16年間続けた『暗殺』の仕事によって。身も心もズタズタになっていた。。。その悪夢を大量の酒で誤魔化す日々を送っていた彼は、ボディガードの話しには乗り気ではなかったのだが・・・
雇い主はメキシコシティの実業家ラモス。そこでは6日間に24件もの誘拐事件が発生し、人質の70パーセントは生還出来ないという。
ボディガードを雇わなければ9歳の娘ピタ(ダコタ・ファニング)を学校に通わせる事も出来ない。。。しかし、実業家とはいっても経営の思わしくないラモス家では高い給料は払えない。
そこで、ボディガード未経験の為、給料は安いが経歴は申し分のないクリーシーに白羽の矢が立った。すぐに彼を気に入り懐いてきたピタに、クリーシーは『僕の仕事は友達になることじゃない』と冷たく言い放った。
そんな二人が段々と心を通わせ、いつしか親子の様な愛情が育っていく。。。しかし、事件は起きてしまう。
そこには予想もしなかった事実が・・・
この作品にはA.J.クィネルの『燃える男(MAN ON FIRE)』という原作が有るそうです。
よく有る事ですが、原作を読んだ人にはこの映画はちょっと納得いかないようです。(汗)
『マイ・ボディガード』という邦題もセンス悪いとかって声が多いようです。。。でも、私は好きですッ☆( ^ー゜)bごっつい殺し屋(?)と9歳の可愛い少女が心を通わせていくシーンなんて、何度もジワッときました。(ρ_;)
やぱりダコタ・ファニングは名子役ですッ☆あの歳であの大人びた表情、、、色気っていうのか、、、とにかくタダモンじゃありません!!d(>_・ )グッ!主役の先輩役で出ているクリストファー・ウォーケンも素敵な俳優さんですね♪
いつもクセの有る役で出てきますが、今回は多分(謎笑)ホントにイイ先輩だったと思います。ププッ ( ̄m ̄*)デンゼル・ワシントンは、、、やっぱり警察官とかボディガードはハマリ役ですねッ☆(≧∇≦)ъ ナイス!
観た後で気付いたのですが、この映画は[R-15]指定です。小さいお子さんは観られません。m(_ _)m
2004.12.22ポーラー・エクスプレス(2004年 米)公開中
サンタの存在を素直に信じられなくなった微妙なお年頃の少年・・・
それでもクリスマスイブの夜、ベッドの中で息を潜めて耳をそばだててしまう。
半分諦めかけた0時5分前。窓の外に信じられない光景が!!
北極点行きの蒸気機関車『ポーラー・エクスプレス』。オールCGアニメーションのクリスマスファンタジー。
この作品は、上の短い文章だけでストーリーの概略は想像がつくと思うので、いきなり最後のまとめに入りたいと思います。(* ̄m ̄) ププッ
1985年に出版されたクリス・ヴァン・オールズバーグの「急行『北極号』」(原題:THE POLAR EXPRESS)をCGアニメーションの映画にした作品ですが、この本の大ファンで自分の子供達にも読み聞かせているという、トム・ハンクスが『フォレスト・ガンプ/一期一会』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で有名なロバート・ゼメキスに映画化の話しを持ちかけたそうです。
普通のアニメでは終わらせたくないという事で、この作品ではパフォーマンス・キャプチャーという技術を導入し、俳優の動きをコマで捕らえ、コンピューターで人間の動きに見える様に処理され、すべてのアングルから3Dで捕らえた映像になっています。とにかくオールCGアニメーションですから、実写では無理な事でも何でも有りッ☆
スリル満点で、遊園地のジェットコースターに乗っているような気分でしたよ♪
もちろん昔子供だった大人が(笑)一人で観ても楽しめますが、クリスマス前の今の時季、親子で一緒に観るには最高の作品だと思いますッ☆d(>_・ )グッ!字幕版ではトム・ハンクスが一人で5人分の声を演じていますが、日本語吹替え版の唐沢寿明も好評のようで、いつかテレビでやった時には是非観てみたいと思います。
2004.11.20ホワイト・オランダー(2002年 米)
屈折した愛で娘を縛りつける母。
父親を知らず、母の教えがすべてだった娘。
そんな母が恋人を殺害した罪で終身刑に・・・残された娘は里親に引き取られ。。。
多感な年頃の娘の揺れ動く心情を描いたヒューマン・ドラマです。15歳の少女アストリッド(アリソン・ローマン)は、母イングリッド(ミシェル・ファイファー)と二人仲良く暮らしていた。
美しく強い母が彼女のすべてだった。。。あの日までは・・・母イングリッドは自分以外の何ものも信じなかった。
そんな彼女がある日ルールを破り一人の男に心を許してしまい、、、そして裏切られた。恋人殺しの罪で母が刑務所に入れられてしまったアストリッドは、児童福祉事務所の管理下で里親に引き取られた。
行く先々でトラブルに見舞われた彼女は、3年で3軒の里親の許を転々とした。
しかし、アストリッドが何処に居ようと、彼女は母イングリッドの独占欲と強い嫉妬で縛られていた。。。
何故イングリッドの愛はそこまで歪んでしまったのか!?
母親なら誰でも少なからず、自分の子供を所有物のような気持ちで見てしまう事が有るでしょう。
この映画の主人公の母は、そんな利己的な押し付けの愛が強過ぎた為に、娘を苦しめる結果になってしまいました。
そんな愛し方しか出来なくなってしまった母にも、そこに至るまでの事情というものが有ったのですが・・・この作品の公開時のコピーは
あなたの愛が、私を壊す白い夾竹桃キョウチクトウ(ホワイト・オランダー)・・・・・それは強く美しくあるために毒を放つ花。そう、私の母のように。
でした。
このコピーがこの作品の全てを物語っています。15歳の少女が母以外の世界を初めて知り、自分で考え自立してゆく過程を描いたヒューマン・ドラマですが、何と言っても見所は美しい母娘です!?(笑)
二人目の里親として登場したレニー・ゼルウィガー(今はレネーになったんだよね・・・笑)が可哀想なくらい惨めに見えました(役柄だから仕方ないんだけど。。。笑)。母と娘の関係(いや、息子も含む。笑)を考えさせられる映画でした。
母にとって自分のお腹から出てきた子供達って分身のような存在に思えるんですよね。
子供だって一人の考える人間なんだってことを忘れて、自分の思い通りになって欲しいと願う。。。これはどのお母さんにも思い当たる事があると思います。(* ̄m ̄) ププッ
でも、この映画に出てくるイングリッドの思いは、、、ただのエゴ!娘の幸せを願ってる親とは思えませんでした。
自分自身が幸せじゃないと、子供への愛情も歪んだものになってしまうのかな?( ̄-  ̄ ) ンー是非女性の方に観ていただきたい作品ですッ☆
2004.11.15いま、会いにゆきます(2004年 日)公開中 ☆HP2周年記念紹介文☆
雨の季節になったら帰ってくると約束して死んでいった澪。
そんな夢のような言葉を信じ、雨の季節を待ちわびる父と息子。
雨の季節という限定された時間の中で、3人はもう一度家族になった・・・一年前、妻に先立たれた秋穂巧(中村獅童)は、一人息子の佑司(武井証)と二人で一生懸命あたたかい家庭を保っていた。。。『雨の季節になったら帰ってくる』という妻、澪(竹内結子)のお話しを信じて・・・
(澪は佑司の為に絵本を描いていた。。。)佑司は早くママに会いたい一心で、家でも学校でも逆さまのてるてる坊主を作った。
そして雨の季節が訪れ、、、約束通り澪は帰ってきた!
しかし、澪は何も覚えていないようだった。。。本当に澪が帰ってきたのだろうか!?
また元の家族に戻れるのだろうか!?
これ以上書くネタバレになりそうなので、ストーリーに関してはこの辺で・・・( ̄ー+ ̄)キラーン
この映画は市川拓司の同名小説『いま、会いにゆきます』を映画化した作品ですが、とても素敵なラブ・ファンタジーに仕上がっています。
キャスティングもとても良かったです。
佑司の小学校の担任役をYOUが演じているのですが、ちょっとした一言がとっても感動的なんですッ☆d(>_・ )グッ!
それから、高校生の頃の巧の役を演じた浅利陽介は、大人になった巧の中村獅童ととても雰囲気が似ていて、同じ人が高校生の自分を演じるよりも良かったかも!?と思えたぐらいです。(笑)
佑司の小学校の同級生役で『僕と彼女と彼女の生きる道』で一躍人気者になった美山加恋ちゃんも出ています。可愛いッ☆
巧の主治医役の小日向文世は『お医者さんの役ならこの人でしょ!』ってぐらいハマっていますよね♪あのホンワカした感じがイイですねぇ〜(笑)
ココに書かなかった出演者の方達もみんなイイ感じにハマっていました。
そして、何よりイイのは、、、やっぱりストーリー展開でしょう。(≧∇≦)ъ ナイス!
みなさんも観て泣いて下さい!お勧めですッ☆最後に一言・・・ホントにコワイ人に見えたり、ホントに頭のヨワイ人に見えたり、ホントにビョウジャクな人に見えたり、、、中村獅童ってスゴイ役者さんだと思いますッ☆d(>_・ )グッ!
2004.11.9ショーシャンクの空に(1994年 米)
無実の罪で投獄された一人の銀行マン。
一方、獄中生活が長く、希望を持つ事を諦めた男。
ショーシャンク刑務所で生きる男達の絶望や悲しみ、そして小さな喜びを描いた感動作です。妻とその愛人殺しの容疑で終身刑の判決を言い渡された銀行マンのアンディ(ティム・ロビンス)。
無実の罪で投獄されてしまった彼だったが、どんな苦境にも決して屈することなく、希望を持ち続けた。
銀行マンとしての経験や彼の豊富な知識を惜しむ事なく、獄中の囚人達や看守達の為に提供した。
頭のいいアンディは自分に出来る事で、まわりのみんなも幸せにして、自分の希望をいつか叶える事も決して忘れなかった。
穏やかで控え目ながら、芯にはとてつもなく強い信念を持つアンディ。。。20年という長い歳月にも流される事なく希望を捨てなかった。一方獄中では古株のレッド(モーガン・フリーマン)。
彼は刑務所の中で上手く生きる術を知ってした。。。そして、アンディに『刑務所で希望を持つのは禁物』と忠告した。そんな全く違うように見える二人の男の間にいつしか強い友情が芽生える。
スティーブン・キングの『刑務所のリタ・ヘイワース』を映画化した作品で、監督は『グリーンマイル』(1999年)でもコンビを組んだフランク・ダラボンです。
「どんな時でも希望を持ち続けよ!」というメッセージや「悪い事をすれば必ずいつかは罰を受ける」というような道徳的な要素の濃い作品なので、我家の息子などは中学生の時に先生が教室のテレビで見せてくれたそうです。
好きな映画にこの作品を挙げる人も多いですね。
獄中の惨い生活を描いた作品ですが、最後には清々しい気持ちで感動出来ますッ☆しかし、このような刑務所の中を題材にした映画やドラマ、または実際の事件などを見聞きすると、看守と囚人の関係の怖さを考えさせられます。
前に紹介した『es「エス」』でも看守役になった人達の異常な精神状態を題材に、閉鎖された特殊な状況下での心理状態の怖さを描いていましたが、こういった問題は解決法が無いのでしょうか?
そして冤罪の問題。。。無実である事をいくら訴えても信じてもらえない人、そして、一度出た判決を覆す事が難しいという現実。。。どうしたら間違った裁きを無くす事が出来るのでしょう!?色々と考えさせられる作品です。
私のHPの2周年記念の紹介文としてアップしようかとも考えたのですが、私の中では☆は一つ(ココでは☆3つが最高です。なので、☆が一つでも付いた作品は一応お気に入りの映画です。笑)ぐらいなので、特別扱いはやめました。(笑)
次に紹介する作品が105作目になるので、それを2周年記念に。。。なんて考えています。
でも、そんなに気に入った映画って。。。どうしよう!?ウーム (; _ _ )/
2004.11.5笑の大學(2004年 日)公開中
笑いに命を懸ける男がいた。
一方、生まれてから一度も心から笑ったことのない男。。。
劇団の座付作家と警視庁の検閲官のおかしなやり取りを題材にした密室劇の舞台を映画化した作品。舞台は昭和15年、警視庁保安課取調室。
次々と呼ばれる劇団の作家達。。。台本に貼られた『一部削除』の赤紙に、納得した者は『許可』、納得出来ずに不満を言った者には容赦無く『不許可』の印が押された。最後に呼ばれた劇団『笑の大学』座付作家の椿一(稲垣吾郎)。
彼の台本には何も貼られていなかった。。。直す所が無いということなのだろうか!?そこから鬼のような検閲官、向坂睦男(役所広司)と椿一の激しくもおかしい戦いが始まる。
この作品は1994年にラジオドラマとして初めて発表されたそうです。
その後、1996年には舞台で公演されました。
密室の二人芝居という、映画化するには難しい設定の為、監督を頼まれた星護(ほしまもる)氏も最初はお断りしたらしいが(笑)、出来は最高ッ☆d(>_・ )グッ!
登場人物はモデルとなる実在の人物がいるということで、なおさら感動します。
『笑の大學』は三谷幸喜の3作目の映画ですが、2作目の『みんなのいえ』もとても面白かったです。
『みんなのいえ』は三谷氏自身の体験談を、かなり大袈裟に脚色したお話しだったようですが、やはり、実際に有った話しは真実味が有って面白いです。
1作目の『ラヂオの時間』は、まだ観ていないので、是非近いうちに観たいと思っています♪今回のキャスティングは大成功だったと思います。
役所広司の検閲官は、「さすがベテラン!」と思わせる熱演(怪演)ぶりッ☆
思わず笑っちゃいます。
そして、吾郎ちゃんの椿一もホントに良かったです♪
笑いに命を懸ける座付作家の青年を好演していました。心から笑えます!!そして、泣けます。。。お勧めッ☆( ^ー゜)b
2004.11.3ザ・ダイバー(2000年 米)
人種差別の厳しい壁に立ち向かう一人の黒人青年。
片や、黒人に恨みを持つ鬼教官。
そんな相反する二人が、いつしか男同士の友情で結ばれる。。。感動のヒューマン・ドラマ。アフリカ系アメリカ人で初めて『マスター・ダイバー』の称号を与えられた米国海軍、海難救助潜水士 カール・ブラジア(キューバ・グッディング・Jr)。
学歴の無い父親から、「俺のようになるな!」と言われ、学校に行き、海軍へと進んだ彼だったが、、、入隊した彼を待っていたのは『黒人はコックか雑用係』という厳しい現実だった!
しかし、彼の泳ぎの才能が認められ甲板兵へ・・・
その後、数々の虐めにも、鬼教官サンデー(ロバート・デ・ニーロ)の苛酷な仕打ちにも音を上げず、命がけの試験もクリアしてきた彼だったが。。。不慮の事故で片足を失うことに・・・もうダイバーには戻れないのだろうか?
愛する妻や可愛い子供にも恵まれた彼の運命は・・・
この映画、深夜にたまたま観てしまったら途中で止められなくなってしまったという感動モノですッ☆
実在する人物の話しをアメリカ海軍の協力を得て映画化したそうです。
訓練の様子など、『海猿』?と思ってしまうシーンが色々と出てきますが、こっちの方が数年早い公開でしたね。(^u^)プププ
こんなに素晴らしい作品が、あまり話題にならなかったのは何故でしょう!?憎まれ役の鬼教官を演じたロバート・デ・ニーロもイイ味を出していたし、彼の若い奥さんを演じたシャーリーズ・セロンもとても可愛かったです♪
人種差別の問題に父親の愛情をプラスした感動のヒューマン・ドラマです。
是非一度観てみて下さいッ☆( ^ー゜)b
2004.10.29シークレット・ウインドウ(2004年 米)公開中
妻の浮気を目撃してしまった人気作家。失意の作家は人里離れた湖畔のログハウスに一人移り住む。。。そこに現われた見知らぬ男・・・
「俺の小説を盗んだ」と言って、作家を追い詰める男は何者なのか!?予想もしなかった結末が。。。
スティーブン・キングの原作をデビッド・コープの脚本・監督で、原作とは違った結末を仕掛けたサイコ・サスペンスです。人気作家モート・レイニー(ジョニー・デップ)は、妻の浮気を目撃してしまう。。。酷く傷付いた彼は一人、人里離れた湖畔のログハウスで執筆活動を続けるのだが・・・
ある日、ボロボロのガウンをまとい荒んだ生活を送るモートの前に、見知らぬ男が現われ「俺の小説を盗んだ。」と言い掛かりをつける!その男が書いたという小説は『種まきの季節』。
確かにモートが書いた短編小説『秘密の窓』とそっくりだった。男の狙いは何なのか!?
モートは本当に盗作をしたのだろうか!?
最初から『ん?』と思う怪しいシーンの連続で、観客も色々と推理しながらストーリーに引き込まれてしまうといった感じ。
スティ−ブン・キングの小説『秘密の窓、秘密の庭』を、『パニックルーム』や『スパイダーマン』の脚本家デビット・コープが原作とは少し違った設定で描いたサイコ・サスペンスです。怪しい魅力のジョニー・デップには打ってつけの役柄でしたッ☆d(>_・ )グッ!
96分間たっぷりジョニーの魅力を味わえますよ♪
ただ、結末は奇想天外と言えるかどうか・・・私は「あぁ〜、なるほどねぇ〜〜〜」と納得してしまいました。
サスペンスの好きな方、そしてジョニー・デップのファンの方にはお勧めですッ☆
2004.10.25容疑者(2002年 米) ★祝★映画紹介文100作品目★( ̄ー ̄)v ブイ!
離婚した妻との間に生まれた息子が殺人事件の容疑者に!?
刑事であり父親でもあるという辛い立場で苦悩する男の姿を描いたヒューマンサスペンス。ある殺人事件を追って14年振りに故郷のロングアイランドに帰省したニューヨーク市警の敏腕刑事ヴィンセント(ロバート・デ・ニーロ)。
捜査線上に容疑者として浮かび上がったのは、別れた妻との間に生まれた一人息子だった。妻と息子を捨てたという事にずっと負い目を感じていたヴィンセントは、何とか息子を救いたいと事件の真相を探る。。。
かつて華やかだった海辺の町ロングビーチの寂れた様子が、父親に見捨てられた息子の喪失感と重なり悲しさを誘います。
息子ジョーイのヤク中でやつれきった役を、ジェームズ・フランコがとてもよく演じています。ロバート・デ・ニーロの演じている刑事も、自らが殺人の罪で死刑になった父を持ち、息子がまた同じ歴史を繰り返すのか!?といった辛い立場に置かれた苦悩する父親という重い役所ですが、先に紹介したアナライズ・ミー(ユー)と同じ人とは思えない重厚な演技を見せてくれます。
180度違った魅力を堪能出来ると思いますよッ☆( ^ー゜)b
ロバート・デ・ニーロ特集みたいになっちゃったかも!?(汗)
泣いてから笑うか、笑ってから泣くか。。。う〜〜〜ん、どっちでもいいと思いますよ〜♪(笑)
2004.10.25アナライズ・ユー(2002年 米)ANALYZE THAT
服役中のマフィアのボス。。。何者かに命を狙われ、考えた策は・・・
あの名(迷)コンビが再びッ☆
マフィアのボスと精神科医のおかしな友情を描いたドタバタコメディ第2弾!!前作アナライズ・ミーで刑務所に入ったマフィアのボス、ポール・ヴィッティ(ロバート・デ・ニーロ)が、刑務所内で何者かに命を狙われる。
そこで考えた策が、精神錯乱を装って仮出所・・・警察はヴィッティの企みを見抜いた上で、保護観察官にアノ精神分析医のベン・ソボル(ビリー・クリスタル)を付け、仮出所させる。当然の事ながら、、、ソボルは再びマフィアの抗争に巻き込まれることに。。。
それにしてもこの精神分析医、、、タダモノではない!?( ̄ー ̄)ニヤリ
前作に続き、またもやおかしな二人の絶妙な掛け合いが満載!
この作品だけでも単純に面白いですが、ストーリーが前作の続きになっているので、アナライズ・ミーを観てからの方がもっと楽しめると思いますッ☆( ^ー゜)b
時間も短かめなので、気軽に観られる映画です♪
2004.10.25アナライズ・ミー(1999年 米)ANALYZE THIS
不安神経症の悩みを抱えるマフィアのボス。。。
患者にビシッと一言言えない気弱な精神科医。。。
どこかおかしな二人の絶妙なコンビッ☆ギャングと医者の奇妙な友情を描いたドタバタコメディ。ある日体調不良を訴え、病院でストレスからくるパニック症候群と診断されたニューヨークで絶大な権力を誇るマフィアのボス、ポール・ヴィッティ(ロバート・デ・ニーロ)。
なんとか人に知られる事なく極秘でセラピーを受ける事の出来る精神科医はいないものかと、手下のジェリー(ジョー・ヴィタレリ)に探すよう命じたところ・・・たまたま運悪く、その直前にジェリーの車に追突して名刺を渡していた精神分析医、ベン・ソボル(ビリー・クリスタル)に白羽の矢が立ってしまった。敵のギャング達に腰抜けだという評判が立つ事を恐れ、ヴィッティは事有る毎にソボルを訪ねた。。。8年振りの花嫁を迎えるべくフロリダでの休暇にまで、ニューヨークから2400キロ飛んで容赦なく追ってきた。
そんなこんなでヴィッティに引きずり回されるソボルだが、いつしか二人の間におかしな信頼関係が・・・
この映画、ギャングと医者というチグハグなコンビというだけでなく、精神分析医のソボル自身も、派手に活躍する同業者の父親にコンプレックスを感じていたり、、、それを小生意気な息子にチクチクとやられたり。。。
また、患者達のくだらない愚痴を聞かされて、ガツンと一言言ってやる妄想をしてしまったり。。。
そんなうだつの上がらないソボルがマフィアのボスを救ってしまうという有り得なさがイイのかも!?
2004.10.7ぼくの神さま(2001年 米)
ナチスの連行を逃れる為に、田舎の農家に匿ってもらう少年。
両親と離れ出自を隠していつか迎えに来てくれるはずの両親を待つ少年だが・・・
ユダヤ人の少年と彼の力になってくれた仲間達の、辛い体験を描いた悲しい衝撃作です。1942年、ナチス・ドイツ占領下のポーランド。
ロメック(ハーレイ・ジョエル・オスメント)の両親は、まだ11才の息子だけでもナチスによるユダヤ人狩りから救いたい一心で、ロメックをジャガイモ袋に詰込み田舎の村に連れ出してもらった。しかし、村にもナチスの手が・・・
ロメックが身を寄せる事になった農家には、二人の男の子がいたが、ロメックと歳の近いヴラデック(リチャード・バーネル)は、何かと辛く当たった。まだ小さなトロ(リアム・ヘス)はロメックを慕い、色々とかばってくれた。
しかし小さなトロには、この過酷な現実は許容範囲を越えていた。彼等が慕う神父様(ウィレム・デフォー)が、村人をナチスの手から救えなかった事も幼いトロには大きなトラウマとなっただろう。キリストがユダヤ人だった事、、、そして、12使徒の気持ちを理解させる為に神父が提案したゲームなどが引き金となり、、、トロの奇行が始まる。。。
主人公のユダヤ人の少年役は『シックス・センス』『A.I.』のハーレイ・ジョエル・オスメント。彼の演技は本当に素晴らしい。
この作品では、そのハ−レイに一歩も譲らない演技を見せてくれたのが、幼いトロ役を演じた、リアム・ヘスだ。彼は映画初出演だったらしいが、「子供にこんな感情が理解出来るのだろうか!?」と考えさせられる程、演技とは思えない自然な表情を見せてくれた。両親を亡くし年老いた祖母と二人で暮らすマリアとの淡い恋心なども垣間見せながら、ポーランドの小さな村で暮らす子供達の壮絶な体験を描いた衝撃作です。
これは、大人(理解出来る年齢になった人)が観て考える映画だと思います。
2004.10.6スウィングガールズ(2004年 日)公開中
ひょんな事から、即席ジャズバンドを組むハメになった女子高生達。。。
夏休みの補習から逃げるのには持って来いの口実だと思った吹奏楽部のピンチヒッター役だったが。。。
ジャズの魅力の虜になっていく彼女達の一夏の青春物語りを『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督が描いた、楽しく爽やかなエンターテイメントですッ☆野球部の応援に出掛けた吹奏楽部に、お弁当を届けに来た仕出し屋さんがバスの出発に間に合わず、、、どうしようかと悩んでいるのを目撃してしまった鈴木友子(上野樹里)は『これは補習をサボるいい口実になる・・・』と思い、みんなで球場までお弁当を届けることを提案!
補習担当の小澤先生(竹中直人)の許可をもらい、いざ球場へ!!大騒ぎしながらお弁当を運ぶ彼女等だが、無事にお弁当は届くのだろうか!?
案の定(?)お弁当に当たって病院行きになってしまった吹奏楽部。。。
彼等の穴を埋める為に急遽集まった補習組の13人+リコーダーとベースとギターといった吹奏楽には使えそうにない楽器を持参した3人。。。
そして吹奏楽には足りない、自分を含め計17人のメンバーで、何とかピンチヒッターを勤めようと『ビッグ・バンド・ジャズ』を考え付いたのは、たまたまお弁当が足りなくて助かった唯一の吹奏楽部員・中村拓雄(平岡祐太)だった。彼は吹奏楽部ではヘマばかりして冴えない存在だが、子供の頃に習ったピアノが大いに役にたち、ガールズ達をぐんぐんジャズの世界に引き込むことに・・・
まぁ、途中紆余曲折は有る訳だが。。。とにかく笑えるッ☆
失恋兄弟の歌には大笑い!(謎爆)
と言うより、ずっと笑っていたので笑いジワがぁ〜〜〜ヘ(゜Д、゜)ノ♪タタァ〜ラッタ、タラララッ!ジャァ〜〜〜ン♪で終わるとジャズらしくなってしまうところなんかも笑える!!(* ̄m ̄) ププッ<ジャズが好きな人なら分かるはず♪
ホントに最初から最後まで笑顔で観ていられる楽しい映画ですッ☆d(>_・ )グッ!
観た後には、みんなジャズをやりたくなる!
作品の中で何度も流れた『A列車で行こう(TAKE THE “A ”TRAIN)』などは、私も何年か前にピアノで練習した曲だったので、懐かしくてまた弾きたくなりました。誰が観ても楽しめる作品だと思います。
お勧めッ☆( ^ー゜)b
2004.9.17めぐり逢えたら(1993年 米)
妻を亡くし、一人寂しく幼い息子を育てる男。
悲しみから立ち直れない父を心配し、ラジオ番組の電話相談のコーナーに助言を求める息子。
その番組を聞いた時から、その事が頭から離れない女。
見知らぬ男女の運命的な出会いを描いた心温まるラブ・ストーリー。愛する妻を突然の病で亡くしたシアトルに住む建築家のサム(トム・ハンクス)。
一年半経った今も悲しみから立ち直れずボンヤリしてる父を心配した8才の息子ジョナは、『心のクリニック』というラジオ番組の『クリスマスイヴの願い事と夢』をテーマにした電話相談のコーナーに電話をかけ、「パパに新しい奥さんを見付けたい。」と訴える。
相談を受けた精神分析医は、お父さんを電話に出すよう説得。。。最初は怪訝な様子だったサムも、素直な気持ちを話し出す。一方、ボルチモアで記者の仕事をするアニー(メグ・ライアン)は、婚約者がいるにもかかわらず、そのイヴの放送を偶然車のラジオで聞いてからというもの、見ず知らずのサムの事が気になって頭から離れない。。。
ちなみに放送終了後、2000人もの女性がサムの連絡先を問い合わせた為、シカゴの電話回線がパンクしたらしい。。。
亡くなった妻を愛し続け眠れぬ夜を過す優しいお父さんで一躍人気者になったサムの家には、放送を聞いた女性達からの手紙が殺到し、息子のジョナはお父さんの新しい奥さんを見付けるのに大忙しだった。相変わらずあの放送が頭から離れないアニーは行動を起こすことに!
婚約者はどうなるのか!?サムとの運命的な出会いはあるのか!?
父を心配する健気な息子と、亡くなった妻を愛し男手一つで一生懸命に息子の世話をする優しい父親の微笑ましい物語です。
そんな親子に運命的なものを感じてしまったアニーの悩む様子もなかなかチャーミング♪
息子の小生意気なガールフレンドの活躍も忘れてはいけませんッ☆(笑)ちょっとホンワカした気持ちになりたい時にお勧めの一本です。( ^ー゜)b
2004.9.16木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003年 日)
昼は草野球チーム、夜は怪盗団の“木更津キャッツアイ”。
メンバーの一人は余命半年!?しかし、半年経った今も仲間と共に普通に生きてる!!
そこに死んだはずのあの人が・・・
宮藤官九郎の脚本で人気を集めたテレビドラマの映画化ッ☆A.D.2033、相変わらず「ビール!ビール!」の掛け声と共にマスターの店に走って行く、おじさんになったうっちーとアニ。
昔と変わらぬ様子でビールを飲む二人・・・そこに、やはりおじさんになったバンビとおばさんになったモー子が合流。
メンバーが揃った所にピザを配達に来たのは、、、死んだぶっさんソックリの若者!あの頃のキャッツアイを知らないぶっさんソックリの若者に昔話を聞かせるといった設定でこのストーリーは始まる。
21歳の若さで余命半年と宣告されたぶっさん(岡田准一)は、一度死のふちからよみがえっている。そして半年後の夏、相変わらずキャッツアイのメンバーと共に野球とビールに明け暮れていた。
そんな普通に暮らす彼らの前に、死んだはずのオジーが現われた!
氣志團(氣志團)が木更津で開催するロックフェスティバルで、前座の役を任された彼らは、張り切って新曲作りに取り組むが、、、ある事件に巻き込まれることに。。。
この作品では、韓国パブの女の子ユッケ(ユンソナ)とぶっさんの恋物語も有り、美礼先生(薬師丸ひろ子)の同級生役で内村光良がゲスト出演。それから、30年後のバンビの役は中尾彬、モー子のお父さん役には船越英一郎、お馴染みの哀川翔役の哀川翔などなど、、、かなり豪華な顔ぶれ!
何と言ってもこのドラマの魅力はテンポの良さッ☆
表で今起きている事態を見せた後、早回しで元の時間まで戻って、裏では何が起きていたかを見せる。
それを野球のゲームに見立てて、『一回表』『一回裏』といった具合に話しを進めていく。
見事だッ☆d(>_・ )グッ!『木更津キャッツアイ』の深夜の再放送を何度も見るうちに宮藤官九郎の作品は面白いと認識し、今はまた、同じ深夜の再放送枠でやっている『マンハッタンラブストーリー』にハマっている♪<もちろん宮藤官九郎作品ッ☆(笑)
今気になる脚本家のナンバーワンかも♪( ^ー゜)b
2004.8.27マイ・ドッグ・スキップ(1999年 米)
気弱で友達も作れない虐められっ子のウィリー。
一匹の犬との出会いが彼の人生を大きく変えた。
気弱な少年が逞しい青年へと成長する様子を描いたハートウォーミングドラマ。1942年の夏、ウィリーは弱虫で悪ガキ達に虐められていた。
当時、子供の4〜5人居る家庭が普通だったが、ウィリー(フランキー・ミューニース)は一人っ子だった。
友達のいない彼には、隣に住むスポーツマンで町の人気者のディンクが唯一人の頼れる友達だった。母(ダイアン・レイン)は、明るく話好きな優しいお母さんだった。
父(ケヴィン・ベーコン)は、とても厳しく高圧的な人だった。退役軍人で、戦争で片足を失っていた。その為、心の一部まで失ってしまったようだった。ウィリーの唯一の友達である、頼れる隣のお兄さんディンクも戦争に行ってしまい、気弱なウィリーは独りぼっちだった。
心配した母は、じきに来るウィリーの誕生日に、学校の友達を沢山呼んで誕生会を開いてあげようと計画を立てるが、パーティーに集まったのはおじいちゃん・おばあちゃんの親戚だけ。。。
しかし、兄弟のいないウィリーに何とかして友達を作ってあげたかった母は、誕生日のプレゼントにこっそり犬を用意していた・・・偏屈な父には内緒で。
その日から、ウィリーとスキップ(犬)は強い絆で結ばれた大切な友達になった。
この作品は、ウィリー・モリスのベストセラー自叙伝を映画化したものです。
私のHPを閲覧してくれている皆さんは、ほとんどの方が、もうとっくにこの映画を観ているのではないかと思います。(何故なら、B'zの稲葉さんの好きな映画として知られているので。笑)ケヴィン・ベーコンの偏屈なお父さんも、ダイアン・レインの明るいお母さんも、とてもいい味を出しています♪
犬と子供が主役のストーリーと言えば、高感度は高くて当たり前!?(笑)しかも、実話に基づいた物語という事で、観た人の感動も一入といった感じでしょう。これはお子さんと一緒に家族で観賞するのにお勧めの作品ですよッ☆( ^ー゜)b
2004.8.16スパイダーマン2(2004年 米)
グリーン・ゴブリンとの壮絶な戦いから2年。
大学生となったピーターは、自分がどう生きるべきか悩んでいた。
“大いなる力”を授かってしまった彼は、スパイダ−マンとして正義の為に生きるしか道は無いのか!?ピーター(トビー・マグワイア)の親友であるハリー(ジェームズ・フランコ)の父が、自ら開発した新薬の副作用で邪悪な人格に支配され、グリーン・ゴブリンと化し、スパイダーマンとの壮絶な戦いで命を落してから2年の歳月が流れた。
ハリーはグリーン・ゴブリンの正体を知らずにスパイダーマンに父が殺された事を恨み続けていた。
そんなハリーも父の創設したオズコ−プ社で、核融合の特別プロジェクトの責任者となり、Dr.オットー・オクタヴィウス(アルフレッド・モリーナ)に多額の資金を提供していた。大学生になったピーターは、レポートのテーマに取り上げようとしていたDr.オットーにハリーの紹介で会わせてもらう事に・・・
オクタヴィウスは科学を通し人類の為に貢献し、私生活では素敵な奥さんまでも手に入れ・・・ピーターの憧れの存在となる。。。
そのオクタヴィウスの核融合実験のデモンストレーションの日・・・またもや2年前の悪夢が!?
今回のストーリーは、幼馴染みのメリー・ジェーン(キルスティン・ダンスト)への熱い想いを心の中に封印してまでもヒーローとして生きなければならないのか!?愛する人達を傷つけてまで正義の為に戦い続けるのか!?そんなピーターの心の葛藤を中心に、新たに誕生してしまった“ドック・オク”という怪物との戦いを描いた、涙有り感動有りのファミリー向け娯楽映画に仕上がっていると思います。
悪役のドック・オクについても、本当は人類の為に役立つ研究に励んでいた科学者が、計算ミスから誤って悪の化身“ドック・オク”へと変貌してしまった事を悲劇的に描いていて、涙を誘います。
この映画だったら、家族で観ても、恋人同士で観ても、、、誰が観ても楽しめると思います。
相変わらずトビーの目は素敵で、またまた惚れ直しました♪(* ̄(エ) ̄*) ポッ
お勧めの作品ですッ☆d(>_・ )グッ!
2004.8.4センタ−ステ−ジ(2000年 米)
バレリーナを夢見て名門バレエカンパニーの練習生になった少女。
バレエ団の正式団員になるべく努力を惜しまない彼女だが・・・
バレエに情熱を注ぎ、センターステージを夢見る若者達の栄光と挫折の青春物語り。舞台はニューヨークの名門バレエカンパニー。
ここに来るまでは各々スクールのトップとして持て囃された者ばかりが集まるエリート集団だ。
その中からバレエ団の正式団員に採用されるのは男女各々たったの3人!ヒロインのジョディ(アマンダ・シュール)は、新入生として合格はしたものの、舞台監督から脚の形が悪いと指摘され、他の道へ進路を変更するなら早い方が良いのではないかと辛い選択を迫られる。。。
このまま努力しても報われる日は来ないのではないかと思い悩むジョディだが、そんな彼女を救ってくれたのは舞台監督とは折り合いの悪い、花形ダンサーで振り付け師でもあるクーパー(イーサン・スティーフェル)だった。
憧れのスターダンサーに認められ、優しくされたジョディが恋に落ちるのには時間はかからなかった。。。しかし、クーパーはダンサーとしては最高だが、恋人には・・・
この作品、観る予定ではなかったのですが、そろそろテレビを消して寝ようと思った所に始まってしまった、何とも迷惑な映画で(* ̄m ̄) ププッ、もう寝よう、もう寝ようと思いながらも途中で止められなくて最後まで観てしまいました。f(^^;) ポリポリ
なので、一回観ただけでバレエの詳しい知識も無いので、紹介文はやめようかと思ったのですが、、、やっぱりバレエ(ダンス)ファンには是非観てもらいたくて書くことにしました。
ヒロインのジョディが身体的な問題や、恋に翻弄され悩む姿の他にも、母親の夢の為に頑張る自分に悩み、摂食障害に落ち入るルームメイトや、突っ張り通して舞台監督から見放されても、素直になれない自分に悩むルームメイトの心の葛藤も同時に描いています。
単純なストーリーと言えばそうかもしれないけど、バレエのレッスンのシーンや、実際に舞台で踊るシーンなどは感動物ですッ☆
あまり知られていない作品だと思いますが、クラシックバレエに限らず、ダンス好きな方は是非観て下さい♪
お勧めですッ★d(>_・ )グッ!
2004.8.2ショウタイム(2002年 米)
ベテラン刑事の囮捜査を本物の麻薬取り引きと勘違いした、お調子者のパトロール警官。
捜査を台無しにされた上、テレビ局まで加わって大騒動に!
ベテラン刑事とお調子者警官のドタバタコミカルアクション映画。ある日、ロス市警のベテラン刑事ミッチ(ロバート・デニーロ)は、相棒と共に麻薬取り引きの囮捜査を実行するところだった。
その様子をたまたま目撃したパトロール警官のトレイ(エディ・マーフィ)は、相手が刑事とは知らずに無線で応援を要請してしまう。その無線を傍受したテレビ局が、ヘリを飛ばしテレビ中継を・・・捜査は台無しに!
逃げた犯人を追うミッチに報道カメラマンがまとわりつき、キレたミッチはカメラに発砲してしまう。。。
ダーティハリーを地で行くようなミッチに目を付けたテレビ局の女性プロデューサーは、カメラを撃たれた件の訴訟を取り下げる事を条件に、警察ドキュメントの番組作りに協力するようロス市警に要求した。
それを請け警察上層部は、ミッチに強制的に引き受けるよう命令した。
そして、その相棒刑事の役に抜擢されたのが、あの勘違い警官のトレイ。。。彼は俳優志望で、何としてもこの役を獲得しようと、アクションスクール時代の仲間まで使って、女性プロデューサーにアピールしたのだ。
ミッチにとって最悪の相棒が選ばれてしまったわけだが・・・
渋いロバート・デニーロ扮するところのベテラン刑事の大根役者ぶりや、コメディ路線のエディ・マーフィ扮するところの、お調子者のいわゆるパトロール警官が、ハリウッドスター並のカッコイイ刑事を演じてしまう所など、笑い所満載ですッ☆
二人の絶妙な掛け合いも見所!(犬も笑わしてくれます。(* ̄m ̄) ププッ)難しい事を何も考えずに、気楽に笑える作品です。
96分という短さも、ちょっと笑いたい時にお手頃ではないでしょうか!?( ^ー゜)b
2004.8.1ストーカー(2002年 米)
人の良い、几帳面で仕事熱心な孤独な写真屋店員。
ある一家の家族写真に理想の家族像を重ね合わせ、自分もその親族の一員かの様に妄想を膨らませてしまう彼だが・・・
善良な中年男がストーカー行為をエスカレートさせてしまう哀しいサイコサスペンス。ある大型ショッピングセンターの中にあるD.P.E店に勤める仕事熱心で几帳面な独身男サイ(ロビン・ウィリアムズ)。
彼は長年、写真の現像をするうちに、ある一家の家族写真に理想の家族像を重ね合わせ、孤独な自分自身もその一家の親類にでもなったかのように妄想を膨らませていた。自分の家にもその一家・ヨーキン家の写真を飾る為に、注文よりも一枚ずつ多く現像していたサイは、「計算が合わない」と店長に呼び出され、解雇された。
ちょうど仕事をクビになった頃、彼の理想の家族であるはずのヨーキン家の夫ウィルが浮気をしている写真を見てしまう!!
自分の抱いていた妄想をズタズタに壊されてしまった彼は・・・
いつも優しい眼差しのロビン・ウィリアムズが、ストーカーという裏の顔を持った孤独な中年男を怪演している。
この作品、写真屋さんに自分の撮った写真の現像を頼むといった、ごく日常的な事が題材になっているが、『そう言えば、私も子供が小さい頃は・・・』と、誰もが思い当たる事が有るような話し。
デジタルカメラの普及率が高くなった今、こんな映画を観たら、誰も写真屋さんに行かなくなっちゃうかも!?作品としては、観た後に喪失感というか、哀愁というか、、、とにかくサイは罪を犯してしまったけど悪い人ではないゾ〜〜〜!と同情してしまう火曜サスペンスタッチの映画ですッ☆( ̄ー ̄)ニヤリ
2004.7.29リプリー(1999年 米)
サインの偽造と人をかつぐ事・物真似が特技だという貧しい青年。
あのジャケットを借りた日から、彼の運命は狂ってしまった・・・
眩しい程に奔放な生活を送る、富豪の放蕩息子に強く惹かれる貧しい青年の、悲しく歪んだ物語。ある日、怪我の為にパーティーでのピアノ演奏が出来なくなった友人の代理で、彼のジャケットを借り、彼に成り済まして立派に代役を務めたトム・リプリー(マット・デイモン)。
彼が借りたジャケットのエンブレムにプリンストン大学の56年卒と記されていた為に、造船会社を営む富豪ハーバート・グリンリーフ(ジェイムズ・レブホーン)に息子の同級生だと勘違いされ、トムもとっさに「友達です。」と嘘をついてしまった。グリンリ−フ氏はトムを気に入ってしまい、イタリアで放蕩生活を送る彼の息子、ディッキー(ジュード・ロウ)を連れ戻しに行って欲しいと頼む。報酬は1000ドル。
貧しい青年は、突然舞い込んだ美味しい話を喜んで引き受け、一人イタリアへと向う。
サインの偽造・人をかつぐ事・物真似が特技だと言うトムは、時にはディッキーに成り済まし、時にはディッキーの良き友達としてイタリアでの生活を楽しんでいた。
計算し尽くされた彼の行動に惑わされ、ディッキーもトムを気に入り、二人は常に行動を共にする程の仲になった。
太陽の様に眩しく奔放なディッキーにトムは強く惹かれ、ディッキーもまたトムを愛している、、、とトムは思い込んだ。。。
しかし、気まぐれな放蕩生活を送るディッキーの気持ちがトムから離れるのに時間はかからなかった。
自分の気持を拒絶され、罵られたトムは思わずディッキ−を殺害してしまう。
トムはディッキーに成り済まして優雅な生活を続けようとしたが、、、悲劇は悲劇を生み、予想もしなかった方向へと進んでしまう。
太陽の様に輝く青年にジュード・ロウ。その対照的な存在である、太陽の光が無ければ光を放つ事の出来ない月の様な存在の、危なく繊細な青年にマット・デイモン。
このキャスティングはとても良かったと思いますッ☆( ^ー゜)bアラン・ドロンが主演した『太陽がいっぱい』のリメイクという事で、アラン・ドロンのファンからは「ちょっと違うんじゃないか!?」という批判の声も多かったようですが、マット・デイモンのリプリーもじっくり観ると、とても哀しく切ない孤独な青年の悲鳴が聞こえてくる様ないい作品に仕上がっていると思います。
ディッキーの恋人マージを演じたグウィネス・パルトロウも、トムを見る目の表情の変化など、とてもいい演技をしていて素敵です。後半は重苦しいサスペンスになっていますが、ちょっと重い作品を観たい時にお勧めの一本ですッ☆
2004.7.27クリスティーナの好きなコト(2002年 米)
28歳、独身、気ままな恋愛を楽しむ女。
本気の恋にちょっと臆病な彼女だが・・・
きわどいギャグの連発で、ちょっとお下品だが楽しいラブコメディ。いわゆる男好きする女・付き合っても絶対真剣にはならない・恋はゲームでしかない・・・
そんな28歳独身女のクリスティーナ(キャメロン・ディアス)。そんな彼女がある日、親友のコートニーと共に、もう一人の親友ジェーンの失恋の憂さ晴らしに出かけたクラブで知り合ったピーター(トーマス・ジェーン)に本気になってしまう。
クリスティーナは自分の気持を認めようとはしなかったが、コートニーは何とか二人を再会させようと、ピーターのお兄さんの結婚式に強引に連れて行くのだが・・・
この映画、とにかくお下品!(o_ _)ノ彡☆バンバン ギャハハハ
でもキャメロン・ディアスの体を張った演技に思わず笑ってしまうッ☆
日本の女優さんはココまでは出来ないだろうと思われる凄さです。(;^_^ A フキフキ女が3人集まると、こんな会話をしてるのか。。。と思われると困りますがぁ〜f(^^;) ポリポリ
何も考えずに笑いたい時にはもってこいのお手軽な作品だと思います♪
85分という短さも、気楽に観れるという点で魅力的ッ★( ^ー゜)bお子様に見せる作品ではありません!
一人でちょっと時間が空いた時『2時間の映画はちょっと重いなぁ〜』という様な時にお勧めです。(笑)
きっとあなたもキャメロン・ディアスの演技に『そこまでやっていいの!?』と、思わず呟いてしまうでしょう。。。(・-・*) ヌフフ
2004.7.2パッチ・アダムス(1998年 米)
生きる目的を見失い自殺未遂の末、精神病院に自主入院したハンター・アダムス。
その入院生活の中で、相手の顔も見ない医師よりも病人にとって必要なものが有る事に気付く。
そして退院もまた自主的に決めた彼は、人助けをする為に医師になる決意をッ☆
これは、ハンター(パッチ)・アダムスという実在の人物の実話に基づく物語りです。1969年、生きる目的を見失っていたハンター・アダムス(ロビン・ウィリアムス)は、自殺未遂事件を起こすほど追い詰められていた。
精神病院に自主入院した彼は、そこでの生活の中で自分にも人助けが出来る事に気付く!彼は他人を救う事で、自分も救われたのだった。。。
そして入院した時と同様に、退院もまた自主的に(強引に)してしまった。(笑)
パッチとは、彼が入院中に出会った、ある天才患者に付けられた名前だ。
2年後、ヴァージニア大学医学部に入学した彼は学校の規則を破ってまでも、自分の信念に基づくやり方で病に苦しむ人々を癒す事に執着し、学部長から睨まれ、、、危うく退学処分に・・・
しかし、彼の人柄は誰からも愛された。。。学部長以外からは。
そんな型破りな医学生パッチも、幾多の困難を乗り越え医学部を卒業し、医師免許を取得する事が出来た♪
以後パッチは、ホーム形式の医療機関を通じ、12年で1万5000人以上を無料で診療した。
現在(この作品が公開された頃)、彼の買った土地に『ゲズンハイト(お大事に)』病院を建設中。
1000人以上の医師がパッチの理念に共感し、協力を申し出ている。<作品より
この作品は、実在の人物ハンター・アダムスの実話に基づくヒューマン・ドラマになっていますが、主演のロビン・ウィリアムスが本当に味のある演技で感動させてくれます。
彼の演じる役柄は、他のどの作品を観ても、みな型破りな、そして誰からも愛される人物のような気もしますが、このパッチもまた彼ならではの優しさに溢れたキャラがピッタリハマっていますッ☆観た後で温かい気持になれる素敵な作品ですよ♪
お勧めッ☆d(>_・ )グッ!
2004.6.26ビッグ・フィッシュ(2003年 米)
自分の人生をまるでお伽話のように周囲の人々に語る父。
そんなホラ話の天才である父親を理解出来ず、苦悩する息子。
ファンタジーと現実を見事に融合させた愛と感動の物語りです。エドワード・ブルーム(アルバート・フィニー)は、自分の歩んできた人生をまるでお伽話のように語り、周囲の人々を楽しませる天才だった。
誰もが彼の話しに引き込まれ、幸せな気分になった。息子のウィル(ビリー・クラダップ)も、そんな父の話しを聞くのが大好きだった、、、小さい頃は・・・
ジャーナリストとして活躍する大人になったウィルの結婚式の夜、エドワードは相変わらず『息子が産まれた日に釣った巨大魚』の物語りをスピーチしていた。
人々の注目を集める父に「今夜の主役はお父さんではなく自分なんだ!」と訴えるウィル。
その後3年という長い間、父と息子の交流は母親のサンドラ(ジェシカ・ラング)を通じての間接的なものしかなかった。しかし、父に残された時間が後わずかだと知らされたウィルは、身重の妻ジョセフィーン(マリオン・コティヤール)と共に故郷へ帰る。
ベッドの上の父は相変わらずジョセフィーンに、ウィルの母サンドラとのロマンティックな恋愛話しを聞かせていた。
そんな語り上手で人々の心を引き付けてしまう父親の人柄を、ウィルが受け入れられず苦悩している事を察したジョセフィーンは、二人で話し合う事を勧める。
話し合いは上手くはいかなかったが、本当の父を知りたいと願う息子の想いが、少しずつ真の父の姿を探り当てていく。。。
そして、父の最期の時、息子は・・・
この作品は、エドワードが語るお伽話(ファンタジー)の世界と現実の世界が全く違う映像で区別され、観るものにとても分かりやすく作られた作品です。
ファンタジーの世界での若き日のエドワードを演じるユアン・マクレガーが、とても自然に役にハマっていました。d(>_・ )グッ!
自分とは正反対の生き方で、誰からも愛されるキャラの父親に、嫉妬心さえも抱いていたであろう息子が、葛藤の末に何とか父の本当の姿を見付け出していくラストには感動ですッ☆
偶然にもティム・バートン監督の作品が二つ続いてしまいましたが、彼のファンタジーの世界にちょっとハマりそうですッ☆
まだ観ていない彼の作品も、これから観てみたいと思います♪
2004.6.25スリーピー・ホロウ(1999年 米)
伝説の首無し騎士による連続猟奇殺人事件。。。
捜査に乗り出したのは、ちょっと気弱な3枚目!
怖いのに何故か笑える娯楽版ミステリーホラー!?1799年、ニューヨーク郊外のスリーピー・ホロウという小さな村で、村人の首を切り取り持ち去るという、謎の猟奇殺人事件が起きていた。
日頃からNY市警で行われている、中世同様の拷問による自白に疑問を持っていたイカボッド・クレーン捜査官(ジョニー・デップ)は、『捜査において真犯人を探し出す為には、最新の科学技術をもって証拠を分析し、論理的に検証すべきだ』と主張した。
自分のやり方に楯突くクレーン捜査官を鬱陶しく思った市長は、彼を恐ろしい村・スリ−ピ−・ホロウに捜査に行くよう命じた!
一人捜査に向ったクレーンは、村人達から首無し騎士の伝説を聞かされ怖気づくが、、、父親を殺された少年と村の有力者の娘カトリーナ(クリスティーナ・リッチ)を助っ人に何とか勇気を振り絞って捜査に挑む。。。
この映画、何とも恐ろしい題材を扱っていますが、観ているとヒエェ〜〜〜ッ!と思いながらもクスッと笑ってしまう。そんなユーモアのセンス溢れる作品ですッ☆
ジョニー・デップの演じているイカボッド・クレーンという捜査官の臆病な3枚目ぶりが何ともおかしい♪
(最新の科学技術とやらも見ると笑っちゃうから必見ッ★ププッ ( ̄m ̄*))映像はファンタジックな雰囲気で、ただ怖いだけのホラーではなく、娯楽的要素たっぷりの楽しい作品です。
監督は現在公開中の映画『ビッグ・フィッシュ』でも好評のティム・バートンですが、ジョニー・デップとは以前に私の好きな作品として紹介した『シザーハンズ』でも組んでいます。
これはもう名コンビと言って間違いなしッ☆でしょう!?(笑)怖いのが苦手な人でも多分OKな作品だと思いますよ♪
ジョニー・デップファンは必見ッ☆d(>_・ )グッ!
2004.6.13交渉人(1998年 米)
シカゴ警察内部の事件で濡れ衣を着せられた凄腕人質交渉人。
窮地に立たされた彼が、無実を証明する為に起こした立て籠り事件の交渉人として指名したのは、他管轄の凄腕交渉人。
二人の凄腕交渉人の頭脳と頭脳の心理作戦が見物のサスペンス・アクション。シカゴ警察でNO.1の人質交渉人ダニー・ローマン(サミュエル・L・ジャクソン)は同僚のネイサンから警察内部の横領事件について相談を受けていた。
そのネイサンに呼び出され行ってみると。。。彼は何者かに殺されていた・・・ローマンはハメられたらしい。同僚の殺人と横領の容疑をかけられたローマンは、事件の真相を暴こうと警視正ニーバウム(J・T・ウォルシュ)を訪れるが、そこで人質を取り立て籠る事に!
内部の人間は誰も信用出来ない状況のローマンは、彼が起こした人質立て籠り事件の交渉人に、他の管轄でNO.1の交渉人クリス・セイビアン(ケビン・スペイシー)を指名した。
お互いにネゴシエーター(交渉人)の手の内を知り尽くした二人が、どんな心理作戦で真実を導き出すのか!?
この作品、実話が題材になってるとか!?w(°o°)w おおっ!!
もう最初から最後までハラハラドキドキのし通し!
ケビン・スペイシーのクールな交渉人役が何だかとってもナイスでしたッ☆(≧∇≦)ъ ナイス!サスペンス好きな方にはお勧めだよ♪d(>_・ )グッ!
2004.6.12クリムゾン・リバー(2000年 仏)
二つの別の事件を追う二人の刑事。
全く接点が無い様に見えた二つの事件・・・捜査が進むにつれ、ある恐ろしい関連性に気付く!
ジャン=クリストフ・グランジェの原作小説をマチュー・カソビッツ監督が映画化した猟奇サスペンス。アルプス山脈で起きた謎の猟奇殺人事件。
パリ警察から特別捜査班として招かれたベテラン刑事ニーマンス(ジャン・レノ)は、その地域を取り仕切るゲルノン大学に疑惑の目を向けた。一方、別の事件を捜査していた若手刑事マックス(ヴァンサン・カッセル)は、犯人の家を調べようとしていた所、ニーマンスと出くわす。
偶然出会ったと思われた二人だが、そこには恐ろしい事件のカギが隠されていた・・・
『クリムゾン・リバー=深紅なる川』
このタイトルの意味するものは!?
サスペンスということで、これ以上は解説しない方が観た時に楽しめるでしょう。(笑)
ある程度、推理する楽しみを残しておかないと面白味が半減してしまいますからねッ☆( ^ー゜)bこの事件は閉鎖的な地域では有り得ない話でもないかも!?と思える所が恐いです!(謎)
この映画はフランスの作品ですが、私のイメージするフランス映画の雰囲気は全くなく、ハリウッドっぽい仕上がりになっていたと思います。
ジャン・レノの渋い刑事とヴァンサン・カッセルの軽いノリの若手刑事のやり取りが、なかなかコミカルで面白かったですッ★
サスペンス好きの方にはお勧め♪
只今公開中の2も観てみようかな。。。ニャハハ (*^▽^*)
2004.6.10CUBE2(2002年 カナダ)
ある日気付くと謎の立方体に閉じ込められている人々。。。一体何の目的の建造物なのか!?そこには何人のどんな人達が囚われているのか!?
前回のCUBEを更に進化させたHYPERCUBE、果たして脱出は可能なのだろうか?
斬新なアイデアで大ヒットしたSFサスペンスの第2弾です。前作と同じ様に、突然見覚えの無い謎の立方体の部屋に閉じ込められている人々。
その謎の建造物の全体像は一体どうなっているのか?今回のCUBEは前回と違い、立方体の各々の面にあるドアの向こうでは違う時間が流れているらしい。。。つまり四次元立方体(HYPERCUBE)だったのだ!
HYPERCUBE=超立方体は空間移動を繰り返し、時空の歪みにより過去と未来が混在して・・・
前回のCUBEの斬新なアイデアに感動して、それ以上のモノを期待して観た人にはちょっと期待外れだったかもしれません。
今回は監督もヴィンチェンゾ・ナタリからアンジェイ・セクラに替わり、3次元の世界から4次元の世界に舞台を移し、前回の様な生々しい殺人トラップの怖さとは違い、、、CGの技術に頼っている感がありました。しかし、結局わからなかったなぁ〜何の目的で!?( ̄-  ̄ ) ンー
しかも、3作目に続きそうな終わりだったし。。。皆さんにお勧めとは言えませんが、CUBEが面白いと思った人は観てみてもいいかも!?α~ (ー.ー
2004.6.8母の眠り(1998年 米)
良妻賢母のお手本の様な母親。
そんな母の生き方を理解出来ず、ジャーナリストの道を選んだ娘。
幸せの意味を考えさせられる感動のヒューマンドラマです。尊敬する大学教授である父の影響を強く受け、ニューヨークでジャーナリストとしてのキャリアを磨くエレン(レニー・ゼルウィガー)。
ある年の父の誕生日、仮装パーティーを開きお客さまをもてなし、夫である父と楽しそうに踊っていた母ケイト(メリル・ストリープ)が、その翌日重い病で入院したと知らさせ、キャリアを捨て故郷へと帰る事になったエレン。
母の介護の為に帰ったとは言っても、まだまだ母親に教えてもらう事ばかりのエレン。
毎日母に付添って行動を共にしているうちに、今迄気付かなかった母の強さ・偉大さが見えてくる。エレンを帰省させるにあたって些か強引とも言える行動をとった父は、仕事仕事で母の事は娘任せ。。。
そんな父親に疑念を抱き反発するエレン。しかし、真実の愛とは何なのか!?
本当の幸せとは何所に有るのか!?
母が娘に残した言葉:
『幸せになるのは簡単よ。今あるものを愛するの。』多くの経験を重ねた母親のこの言葉に、私自信ハッとさせられました。
おそらくこの作品を観た誰もの心に残る言葉になったのでは!?と思います。末期癌に冒され自分が生きているだけでも大変な状態にあっても、家族の為・人の為に尽くそうとする母親役のメリル・ストリープの演技が素晴らしいですッ☆
最初は若々しい元気なお母さんだった彼女がドンドン衰えていく。。。名優だな〜と思えた作品です。バリバリのキャリアウーマンを演じたレニー・ゼルウィガーは最近の彼女を知ってから見ると、まだ彼女らしい個性があまり出ていないのかな?と思えるような、、、ちょっと普通の雰囲気でした。(謎笑)
それでも存在感の有る女優さんですね♪この作品、結婚前の娘の立場で観ても、結婚してから親の立場で観ても、、、色んな意味で考えさせられるイイ作品だと思います♪
是非一度観てみて下さいッ☆( ^ー゜)b
2004.5.15トイズ(1992年 米)
兄の急死で、おもちゃ会社の社長になった軍国主義者の将軍。
新社長の危ない企みを何とか食い止めようと反撃する前社長の息子。
おもちゃという夢を与えるべきアイテムを利用して、反戦メッセージを伝えるファンタジックな反骨コメディ。ある日おもちゃ会社の社長が亡くなり、彼の遺志により弟の将軍が新社長に就任した。
しかし軍国主義者の新社長は、子供達のゲームの才能に目を付け、とんでもない企てを思い付く。。。工場をおもちゃの兵器化の為にどんどん改造していく叔父に不信感を持った前社長の息子レスリー(ロビン・ウィリアムス)は、昔作ったおもちゃを総動員して平和を取り戻す為に戦う。
お子様向けの映画ですが、映像のカラフルさと、おもちゃという夢のあるアイテムを使っている事で、反戦メッセージという重いテーマもスンナリ受け入れられる優しい作品ですッ☆( ^ー゜)b
平和主義者で子供の心を忘れないレスリーの役に、ロビン・ウィリアムスがピッタリでした♪
2004.5.13星に願いを。(2003年 日)
事故で両目の視力と言葉を失った青年。
時に厳しく、時に優しく献身的な看護で彼をささえる看護師。
そんな二人にさらなる悲劇が襲い掛かり・・・哀しく切ないラブ・ファンタジー。3年前の事故で両目の視力と言葉を発する力を失った青年、天見笙吾(吉沢悠)は看護師、青島奏(竹内結子)の献身的な看護で生きる気力を取り戻した。
そして、二人の間に恋愛感情が芽生えるのだが、そんな時に笙吾は交通事故に遭い、今度は本当に死んでしまう。。。しかし、天の計らいで数日間だけ別人として現世に居られることになり、自分の想いを何とかして奏に伝えようと努力するのだが・・・
香港で大ヒットした『星願』を富樫森監督がリメイクした作品です。
先日二本連続でWOWOWで放映されましたが、私は『星に願いを。』の方しか観ていないので、比較が出来ません。。。今度放送されたら原作の方も観てみたいと思います。主演も竹内結子という事で、『黄泉がえり』とかなりカブっているのでは!?と思っていたのですが、観てみると全く違った作品でした。
函館の美しい夜景と吉沢悠の奏でるハーモニカの調べが効果的に使われ、切なさを際立たせていました。あまり話題にならなかった映画のような気がしますが、邦画にしては(!?)なかなか満足出来た作品ですッ☆
2004.5.10ワンダー・ボーイズ(2000年 米)
かつて天才と騒がれたが、長期のスランプに苦しむ大学教授の作家。。。かつて彼の才能を見出したが、今は失業寸前の天才編集者。。。
そして、情緒不安定で正体不明の教え子。
そんなちょっと危ない三人が巻き起こすちょっとした事件を、ブラックな笑いを交えながら描くヒューマンコメディ。グラディ(マイケル・ダグラス)は処女作が大ヒットし、驚異の新人と呼ばれた元天才作家だが、その後長いスランプに苦しむ冴えない大学教授である。
そんな彼を尊敬し、彼の指導を受ける為に大学に入った情緒不安定な怪しい学生ジェームズ(トビー・マグワイア)が色々と問題を起こしてくれる。。。
そんな二人にかつてグラディの才能を見出し、処女作を大ヒットさせた編集者テリー(ロバート・ダウニーJr.)が加わり、何とも可笑しな展開になるが、、、その事件がきっかけとなり彼等に転機が訪れる。
不倫あり、麻薬あり、、、ゲイの方までいらっしゃる。。。
そうとうドロドロしたドラマになりそうな内容ですが、随所にブラックな笑いがちりばめられたユーモアのセンスが光る作品ですッ☆
トビー・マグワイアの変人ぶりもなかなかの見物!?ププッ ( ̄m ̄*)
マイケル・ダグラスも冴えない教授役がハマってますッ★
ゲイの役のロバート・ダウニーJr.がトビーと似てると思ったのは私だけでしょうか?(笑)深夜に民放で放映したものをビデオに録画して観たのですが、「録画予約しておいて良かった〜ッ☆」と思えた作品です♪(≧∇≦)ъ ナイス!
2004.4.228月のメモワールTHE WAR(1994年 米)
ベトナム戦争で心に深い傷を負った父。
そんな父を思い遣りながらも子供達の縄張り争いに明け暮れる双子の姉弟。
父親の戦争での体験談と自分達の争いを重ね合わせながら、戦争の悲惨さ・貧困や人種差別などについて子供達が学び成長していく心温まるヒューマン・ドラマ。舞台は1970年、ミシシッピー州。
ベトナム戦争から戻った父スティーヴン(ケヴィン・コスナー)は、職探しの為に長い間家を空けていた。
しかし、家を空けていた本当の理由は職探しの為ではなく、戦争で負った心の病の為入院していたのだと、スティーヴンは12才の双子の弟ステュ(イライジャ・ウッド)に打ち明けた。ステュは父の告白を重く受け止め、人を思い遣る気持ちを深めていくのだが・・・
双子の姉弟とその親友達が喧嘩をしながらも初めて作ったツリーハウスを巡って、近所の廃材置き場(?)に不法居住する悪ガキの兄弟達との縄張り争いを中心に、子供達が一夏を通して成長していく様子を描く感動のストーリーです。
『ロード・オブ・ザ・リング』で日本でも超有名になったイライジャ・ウッドの10年前の主演作ッ☆天才子役という表現がピッタリの演技力で感動しました。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー パート2』の未来の喫茶店でゲームをする子供の役で一瞬だけ出ていたのは知っていましたが、こんな立派に主役を演じた作品が有ったとは知りませんでした。おまけに(?)、昼間の民放で放映された時に観たので吹替え版で、、、聞き慣れた声だなぁ〜と思ってよくよく聞くと、なんと私の大好きなコナン君の声(高山みなみ)だったので更に感動!?<それは違うだろ!(爆)
戦争で負った心の病という重い題材を、子供達の縄張り争いという何所にでも起こりうる事例と重ね合わせて、戦争の愚かしさ・悲惨さ、命の尊さなどをやさしく考えさせてくれるいい作品ですッ★d(>_・ )グッ!
お子さんと一緒に観て、作品のテーマについて親子で語り合うのもいいかもしれませんね♪
子供の時のイライジャ、、、可愛い〜ッ☆デレデレ ヾ(´▽`*;)ゝ
2004.4.11ロード・トゥ・パーディション(2002年 米)
マフィアのボスのもとで働く父。
父の仕事を目撃してしまった息子。
そして、もう一組の父子の対照的な姿を描いたギャング達のヒューマンドラマ!?舞台は30年代のシカゴ。
12歳のマイケル・サリヴァン・ジュニアは、母アニーと弟ピーター、そして寡黙な父マイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)の4人で、イリノイ州ロックアイランドの町で暮らしていた。
ある日、子供部屋で怖い夢を見たピーターが、兄マイケルに父親の仕事は何なのかと質問した。
マイケルは答えるうちに自分自身も父親の仕事について疑問を感じ、、、ある夜、父の車に忍び込んでコッソリ仕事を覗き見てしまう!そこで父親が町を牛耳るマフィアのボス、ルーニー(ポール・ニューマン)のもとで働く殺し屋であることを知ってしまう。
殺しの現場を見られたことを知ったルーニーの息子コナーは、元々マイケルが自分の父親であるルーニーに可愛がられている事に嫉妬していた。。。そこで、マイケル親子の口封じを企てるが、、、コナーに殺されたのは、マイケル・ジュニアではなく、母アニーと弟ピーターだった。
父親が殺し屋だと知ったショックに追い討ちをかけるように母と弟を殺されたマイケル・ジュニアは、父に対する不信感と、自分のせいで母と弟が殺されたという自責の念で辛い思いをするのだが、、、父マイケル・サリヴァンはコナーへの復讐を誓い、息子と共にシカゴへと向う。
しかし、ギャングのボスを敵に回したマイケル親子は、凄腕の殺し屋マグワイア(ジュード・ロウ)から命を狙われることに・・・
そんな命がけの逃避行の過程で次第に深まる父子の絆と、一方、対照的に根性の曲がった息子に苦悩するギャングのボスの姿を描くヒューマンドラマです。
マフィアの話なので殺しのシーンもかなり多いけど、普通のギャング映画とは一味違うと思います♪
ベテラン俳優さん達の演技も見応えが有りますよッ★
2004.4.2きっと忘れないWith Honors(1994年 米)
名門大学で優等賞を目指す学生。
その大学のボイラー室で冬の寒さを凌ぐホームレスの中年男。
ふとした事で知り合った全く異なった境遇の二人の交流を綴る、温かく切ない青春ドラマ。名門ハーバード大学で卒論の優等賞を目指すモンティ(ブレンダン・フレイザー)は、ある日自分の部屋のパソコンの故障で、早くから書き溜めていた卒論が消えてしまった。
慌てて下書きをコピーしようと大学の図書館へ向うが、躓いて大切な封筒をボイラー室の通気溝に落してしまう。。。何とかボイラー室に入り込むが、そこには拾った卒論を燃やしている浮浪者サイモン(ジョー・ペシ)が居た。モンティは大切な卒論を返してくれと頼むが、サイモンは交換条件を出す。。。
友人三人と共同生活をしていたモンティは、庭先に置いてあるボロ車にサイモンを住まわせることにした。
最初は『やっかいな事になってしまった。』ぐらいにしか思っていなかったモンティだが、博識なサイモンと共に過すうちに、彼から多くの事を学んでいく。
この作品は、世の中には学校で学ぶ事以外にも、学ぶべき大切な事がいっぱい有るのだという事を教えてくれています。
主人公モンティは、自らの目標であった優等賞を諦めてまでも、その大切なものの為に時間を費やします。仲間達の徐々に変わっていく様子も微笑ましいです。
ジョー・ペシの浮浪者も、哀愁漂う演技が切なくていいですッ★心あたたまるイイ作品だと思いますよ♪( ^ー゜)b
最後にモンティが石を拾うところがグッときます。(謎)
2004.3.29アバウト・ア・ボーイ(2002年 英・米)
定職に就いたこともなく、リッチで気ままな生活を送る38歳の独身男。
情緒不安定な母と学校での虐めに悩む12歳の少年。
そんな大人になりきれない男と悩み多き少年の奇妙な交流をユーモラスに描いたハートフルコメディー。亡き父が放った一発のヒット曲の印税で、優雅で気ままな独身生活を送るウィル(ヒュー・グラント)。
彼はこれまで定職に就いたこともなく、自分の事だけを考える無責任で大人になりきれない男だった。そんなウィルがひょんなことからシングルマザー・フィオナ(トニ・コレット)の一人息子マーカス(ニコラス・ホルト)と出会う。
マーカスの母フィオナは情緒不安定で自殺騒ぎを起こす始末。。。
学校では虐めの標的にされ、彼の毎日は悲惨なものだった。そんなマーカスが思い付いたこと。。。それは、『母の支えになる男が必要だ』ということだった。
そして、その役にちょうど都合のいい男がウィルだった。ウィルに白羽の矢を立てたマーカスは、毎日学校が終わると彼の家に押し掛け、何をするでもなく一緒にテレビを見たりお菓子を食べたりして帰っていった。
初めはただ迷惑にしか思っていなかったウィルも次第にマーカスを気にかけるようになる・・・
この無責任な軽い男の役にヒュー・グラントがよくハマっていた。(笑)
そして12歳という、まだ少年なのに多くの悩みを抱え苦悩するマーカス役のニコラス・ホルトが、大人びた可愛さ(?)で何ともいい味を出していた。最後までじっくり観ると、人はみな一人で生きているのではないんだというメッセージも伝わってくるし、ちゃんと感動のシーンも有り、暖かい気持ちになれる素敵な作品だと思いますッ★
102分という短さも気に入りました。(笑)
これなら親子で観ても楽しめると思いますよ♪
2004.3.2813ゴースト(2001年 米)
妻を亡くし、ボロアパートで失意の底にいた数学教師とその子供達。
ある日突然、大富豪の叔父さんの豪邸を相続することに・・・
13番目のゴーストとは!?迷宮のような悪霊屋敷を舞台に繰り広げられるホラー映画です。ごく普通の数学教師のアーサー(トニー・シャローブ)は、不幸な家事で家と愛する妻を失った。
残された娘キャシー(シャノン・エリザベス)と息子ボビー、それに子守役に雇ったマギーの4人でボロアパートで暮らしていた。そんな失意の底にいた彼の元へある日突然、叔父サイラスの代理人として弁護士のモスが現れ、叔父の遺産である豪邸を相続することに・・・
その豪邸とはラテン語の呪文の書かれたガラス張りのからくり屋敷だった!
そこにはサイラスが捕獲した12人の悪霊達が閉じ込められていた。。。13番目のゴーストとは何を意味するのか!?
この作品、ウィリアム・キャッスル監督の1960年の作品をリメイクしたものだそうです。
『マトリックス』シリーズのジョエル・シルヴァーと『ホワット・ライズ・ビニーズ』のロバート・ゼメギスという2大ヒットメーカーの制作ということで、VFX満載のホラー映画です。
監督のスティーブ・ベックはこの作品がデビュー作ということです。お助けキャラのラフキンという心霊研究家が出てきたり、ゴーストの見えるサングラスなどの小道具が物語りを分かりやすくしていると思います。
ホラー好きな方なら楽しめる作品だと思いますよ♪
からくり屋敷が動く瞬間などは、ちょっと前に紹介した『CUBE』を連想させます。(笑)
2004.3.18ペイチェック/消された記憶(公開中 米)
自分の人生を切り売りするコンピューター・エンジニア、彼は法外な報酬(ペイチェック)と引き換えに、その仕事に関わった期間の記憶を消されていた。
報酬の代わりに自分宛に送った19のアイテムは何を意味するのか!?
記憶の迷宮をスリリングなストーリー展開で彷徨うSF映画です。コンピューター・エンジニアとして優れた才能を持つマイケル・ジェニングス(ベン・アフレック)は、ハイテク企業の極秘プロジェクトに参加しては機密漏洩の防止の為、高額な報酬と引き換えにその間の記憶を消されていた。
それまでの彼の仕事は最長でも2ヵ月を限度としていたが、今回の仕事は3年というとてつもなく長い期間だった。その3年間の彼への報酬(ペイチェック)は、日本円にすると100億円という法外な金額!
しかし3年後、記憶を消された彼が受け取った物は、見覚えのないガラクタ・・・100億円の報酬を放棄してまで彼が自分宛に送った19のアイテムには何の意味が有るのか!?
ストーリー的にはかなり無理が有る(それはちょっと強引でしょ?)と思う突っ込み所も多々有りますが、最後までハラハラドキドキ楽しめましたッ★
ヒロイン役のユマ・サーマン(キル・ビルの人)もベンと共にアクションがカッコ良かったですよ♪
まだ公開されたばかりの作品なので簡単に紹介しました。( ^ー゜)b
2004.3.11サイダーハウス・ルール(1999年 米)
望まれない子供達と不幸な妊婦を救う為に孤児院に一生を捧げた医師がいた。
そんな彼に息子の様に、そして助手として惜しみない愛情を注がれ育てられた孤児がいた。
命の尊さ、そして善悪の判断の難しさ、、、そんな人として一番大切な事を考えさせられるヒューマンドラマです。メイン州ニューイングランドの人里離れたセント・クラウズにある孤児院で、孤児と不幸な妊婦の為に働くウィルバー・ラーチ(マイケル・ケイン)。彼は堕胎で女性を救うという信念を持っていた。
セント・クラウズで産まれたホーマー・ウェルズ(トビー・マグワイア)。彼は、我慢強すぎて最初の里親からは、『泣かない』という理由で戻され、、、二度目の養子先では叩いて泣かせたが、今度は泣き止まずに戻された。。。
ラーチ先生は、そんなホーマーを『特別な子』だと感じた。
そして、「もしここに留まるつもりなら、私の役に立て」と、我が子の様に愛情を注ぎ医術を教えた。そんな惜しみない愛が彼を『永遠の孤児』にしてしまったのか。。。
そのように暖かく育てられたホーマーも、自分の将来に不安を抱くようになり、ある日中絶手術に訪れた女性キャンディ・ケンドール(シャーリーズ・セロン)とその恋人と共に施設を飛び出した。
キャンディの恋人の家のりんご園の『サイダーハウス』と呼ばれる小屋で、労働者達と寝起きを共にし働きながら色々な事を経験したホーマーは・・・
法律では禁止されている中絶手術を行ったり、無免許のホーマーに医療行為をさせたり、、、今だったら刑務所行き間違いなしのラーチ先生ですが、世の中には法律だけでは裁けない難しい事が有るんだという大切な事を教えてくれています。
それは決して人に押し付ける事は出来ないが、真剣に考えなければいけない問題。。。人として一番大切な事を教えてくれる作品です。ストーリーの内容もとてもお勧めですが、この作品でのトビー・マグワイアがとても素敵ですッ★孤児院で育ったのにスレた所が一つもなく、穏やかで、冷静なのに優しくて・・・(≧∇≦)ъ ナイス!
ホーマーの二代目的な役柄のバスター(キーラン・カルキン)がまた、本当の弟の様に雰囲気がよく似ています。<彼はマコーレー・カルキンの弟です。重い題材なのに優しい気持ちで観られるのは、このキャスティングだからでしょうか!?
最後の子供達の幸せそうな笑顔が印象的です。
2004.3.5クレイマー、クレイマー(1979年 米)
いつもの様に家に帰ると、いきなり妻に出ていかれた会社員。
残された子供の面倒を見ながら仕事と家事の両立は出来るのだろうか!?
一人息子を愛おしく思い奮闘する彼に、妻は養育権をめぐる裁判を起こす。。。父と息子の絆を描く感動のヒューマンドラマ。仕事第一で家庭を顧みる事のなかったテッド・クレイマー(ダスティン・ホフマン)が、念願の大きな仕事を任され、妻のジョアンナ(メリル・ストリーブ)を喜ばせようといそいそと家に帰ると、そこには家を出る準備を済ませ思いつめた様子の妻が居た。
テッドが何を言っても聞く耳も持たないジョアンナは、一人息子のビリー(ジャスティン・ヘンリー)を置いて出て行ってしまった。
残されたテッドは、何とか一人で子供の世話も仕事も完璧にこなそうと頑張るが、仕事に支障が出てしまう。
しかし彼は一人息子のビリーを親戚に預けたりせずに一生懸命に愛情をそそいだ。。。やがて父と子の絆は深まり、とてもいい関係が出来ていた。そんな時に妻のジョアンナから子供を引き取りたいとの申し出が有り、法廷で争う事に・・・
この作品、かなり古い映画ですが(むかぁ〜し映画館で観ました。笑)現在放映中のテレビドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』とかなりかぶってます。(笑)
今まで仕事人間で家庭を全く顧みなかった夫が妻に逃げられ初めて子供と向き合う。
映画やドラマでは、父と子の絆が深まっていく美談的要素が強調されてしまいがちですが、このようなケースでは子供はいつも被害者ですよね。
親の都合で捨てられたり、取り合いされたり、、、可哀想としか言い様が有りません。
自分は何も悪くないのに、「僕が悪い子だから?」とか「わたしを嫌いなの?」とか子供の心に大きな傷が付くんですよね。(滅)でも、映画やドラマとして『クレイマー、クレイマー』も『僕と彼女と彼女の生きる道』もどちらも好きな作品ですッ★( ^ー゜)b
離婚願望の有るあなた!(誰!?爆)一度観ておいた方がいいかも!?ププッ ( ̄m ̄*)おまけ・・・最初の日に焼いたフレンチトーストと最後の日に焼いたフレンチトーストはまるで別物!?(謎爆)
2004.3.5いまを生きる(1989年 米)
全寮制のエリート男子高校で、規律と親の期待に縛られた生徒達。。。
決められた道を必死で歩いていた彼等に『今をいきろ』と説く新任教師。
感化されやすい年頃の生徒を指導する事の難しさや、彼等の揺れ動く心と苦悩を描いた感動の学園ドラマです。舞台は1959年、アメリカで最も優秀な進学校と言われるウェルトン高校。
生徒達は親の大きな期待と学校の厳しい校則に縛られ、いい息子・いい生徒を必死で演じていた。
そんな悶々とする彼等の前に現れたのが、ロンドンの名門校から赴任されてきたジョン・キーティング先生(ロビン・ウィリアムス)。彼はこの学校の卒業生でもあった。キーティングは型破りな授業を行い、『今を生きろ』と説く。そして、自分を『船長』と呼ばせた。
そんな風変わりな先生の人間味溢れる指導に、生徒達は次第に惹かれていく、、、そしてキーティングの学生時代の年鑑を図書室から探し出し、謎の『死せる詩人の会』なるものに興味を持ち、、、彼等も会を結成することに!
会の中心的な存在であり、優等生のニール(ロバート・ショーン・レナード)は、父の期待に背く事なく従順な息子を演じてきたが、初めて自分の本当にやりたい事に向って歩き出し・・・その事が後に思いもかけない悲劇を生む事になるのだが。。。
この作品でキーティング先生が生徒達に伝えたかった事は、今どきの言葉にしたらきっと『ナンバーワンよりオンリーワン』って事なんじゃないかと思いました。
そして、子供の声を聞いてやる事の出来なかった親が自分の落ち度を認めたくない為に、何でも先生のせい・学校のせいにしたがるのは、いつの時代もどこの国も同じなんだなぁと悲しく思いました。
悲惨な事件も起きてしまいましたが、キーティング先生との出会いによって、生徒達が必死で『今を生きよう』と変化していく様子は見ていて清々しいですッ★人前で話す事が苦手で、いつも辛そうにしていたトッド(イーサン・ホーク)が、最後に見せた勇気には感動します。(いや、彼は2回泣かせてくれます。。。あっ!3回!?笑)
自分の事を『ヌワンダ』などと名乗りだしたお調子者のチャーリーもまた忘れてはならない存在です。(彼をトビー・マグワイア?と思ったのは私だけか!?爆)厳しい校則と親からの期待に締め付けられた彼等だからこそ、ちょっとした事にもドキドキワクワク興奮する事が出来るんだろうなぁ〜と、なんだか愛おしくさえ感じてしまいます。
学園もの・感動ものが好きな方にはお勧めですよッ★d(>_・ )グッ!
2004.2.20シービスケット(公開中 米)
三人の寂しい男と誰からも見放された一頭のサラブレッド!
彼等の挑戦は、アメリカ中の人々を興奮させた。
大恐慌で絶望のどん底にいた多くの人々に勇気と希望を与えた伝説の競走馬の感動の物語です。16歳の少年ジョニー・ポラード(トビー・マグワイア)は両親の愛に恵まれ何不自由なく暮らしていた。しかし1929年10月、株の大暴落でアメリカ大恐慌時代に突入すると彼の一家も無一文となり、乗馬の才能を期待されたジョニーは草競馬の世界に預けられ、天涯孤独な身となった。その赤毛から愛称『レッド』と呼ばれるようになる。
一方、自転車店を経営していたハワード・スミス(ジェフ・ブリッジス)は世紀の発明品・自動車の将来性に目を付け、成功し莫大な富を手に入れた。
しかし、愛する息子を皮肉にも自動車事故で亡くし、妻も彼の元を去り、彼もまた孤独な身となる。そしてその頃、カウボーイのトム・スミス(クリス・クーパー)は自動車産業の発展という時代の波に乗り遅れ、生活の為、馬の調教師として各地を転々としていた。
そんな三人の孤独な男達が、誰からも見放された一頭のサラブレッド・シービスケットと出会い、感動のドラマを産む事になる。。。
それは大恐慌により失意のどん底にいたアメリカ中の人々に大きな夢と希望を与えた。
この作品は実在した競走馬を題材にした物語りですが、競馬に全く興味の無い人でもちゃんと引き込んでくれます♪(笑)<心の中で「頑張れ〜ッ!」って叫んでしまいますよ♪
家族揃って安心して観られる映画ですッ★お勧めですよ♪( ^ー゜)b
主演のトビー・マグワイアは騎手の役作りの為に10キロも減量したそうです。『ブリジット・ジョーンズの日記』のレニ−・ゼルウィガーも6キロの増量で役作りをしてたし、『戦場のピアニスト』のエイドリアン・ブロディも役の為に10キロの減量をしてましたよね。ホントに役者さんって凄い!
トビー・マグワイアは乗馬の方もかなり練習したみたいで、騎手の姿もさまになってましたよ〜♪
『スパイダーマン2』も楽しみですね♪
2004.2.18カンパニー・マン(2002年 米)
平凡な生活から抜け出したい一心でハイテク企業の産業スパイになった男。
彼はスリル溢れる任務に興奮を覚えるが、、、正体不明の謎の女の出現により立ちはだかる謎また謎。
彼の運命やいかに!?『記憶』を操るSFサスペンス。近未来のアメリカ。平凡な毎日に嫌気のさしたモーガン・サリバン(ジェレミー・ノーザム)は刺激を求め産業スパイに・・・
ハイテク企業・デジコープ社に採用された彼は順調に任務を遂行し、スパイというスリル溢れる仕事に興奮を覚えるが、そんな彼を原因不明の頭痛と謎のフラッシュバック現象が襲う。。。そして、謎のカギを握る女リタ(ルーシー・リュー)が何かと彼を助けてくれるのだが、、、彼女は何者なのか!?
先に進めば進むほど謎が深まるといった感じで、最後まで目が離せません!
そして、ラストには・・・(大謎)『CUBE』で注目を浴びたV・ナタリ監督の最新作で、要所要所にサブリミナル効果を連想させる映像を使い、『記憶』という迷路に迷い込み二転三転するスリリングなストーリー展開の近未来サスペンスです。
SFサスペンス好きな方にはお勧めの一本ですッ★d(>_・ )グッ!
2004.2.12CUBE(1997年 カナダ)
ある日突然見たこともない立方体の部屋に閉じ込められた男女6人。
誰がどんな理由でこの無気味な建物を造ったのか!?
この6人の繰り広げる脱出劇、、、ゲーム感覚溢れる斬新なSFサスペンス。ある日突然何の前ぶれも無く、謎の立方体(キューブ)に閉じ込められた人々。
各々の部屋にはそれぞれの6面にハッチが有り、どっちに進んで行ったら外に出られるのか見当もつかない。
この奇妙な建物の中に何人の人が閉じ込められているのかも分からない。。。恐る恐る移動を試みる男女が一つの部屋へと集まってきて、6人の男女が力を合わせて脱出を試みることに・・・
しかし、6つのハッチの先のそれぞれの部屋には恐ろしい殺人トラップが仕掛けられていた!
安全なハッチを探し出し、何とか脱出しようとする6人だが・・・何の関係も無い6人の男女が何故選ばれたのか!?
一人一人に何か役割が有るのだろうか?
最後の最後まで謎だらけな展開で、窮地に追いやられた時の人間の本性なども見えたりする。。。色んな面で考えさせられる作品です。
一度観ただけでは理解しきれていないと思うので、二度三度観てみるといいかもしれないと思っていますッ★
カナダの若手監督ヴィンチェンゾ・ナタリが一躍注目を集めた作品というだけあって、なかなか今までに観たことのない(ちょっとグロいシーンも多いが)面白い作品だと思いました♪
お子様にはお勧め出来ません。
2004.2.3ハピネス(1998年 米)
現在は家庭を持ったり仕事を持ったりして、それぞれの道を歩んでいる三人姉妹。
彼女達を取り巻く人々のかなり風変わりな私生活。。。
そんな現代人の隠れた病理を面白おかしく暴露する異色の群像劇。この作品は、何人もの登場人物の各々の問題を色々な角度から鋭く観察している複雑な構成になっているので、誰が主役で何から始まったという解説は出来ません。(謎)
『えぇ〜、何この人。。。気持ち悪い〜〜〜』と言いながら、途中でやめられなくなる不思議な作品です。(笑)
R指定にはなっていませんが、セックスレスの夫婦に少年愛、、、卑猥なイタズラ電話にレイプ願望女。。。性に関するブラック・コメディな作品なので、お子様と一緒には観ない方がいいです。(爆)この作品を気に入った方は『ストーリーテリング』も観てみて下さい。
こちらもハピネスと同じくトッド・ソロンズ監督の現代アメリカ社会をブラックな笑いで風刺した異色作です。短い説明ですが、、、結構気に入ってます。(笑)でも、万人うけする作品ではありません。
2004.1.27半落ち(2004年 日)
最愛の妻を手にかけた元敏腕警部。
彼が自首するまでの二日間に何があったのか!?
『空白の二日間』の謎を追う人間的推理サスペンス。梶総一郎(寺尾聰)は、かつては第一線の敏腕刑事だった。
しかし、13才の息子を急性骨髄性白血病で亡くしたショックでアルツハイマー病に冒されてしまった妻・啓子(原田美枝子)の発病後は、警察学校の教官として、皆の尊敬と信頼を受けていた。そんな彼が自首した事で県警幹部は困惑する。。。
何故なら梶は自首するまでの二日間の事を頑として語ろうとしなかったからだ。尊敬する梶の取り調べを命じられた志木(柴田恭兵)は苦悩しながらも任務にあたるが、誘導尋問で『空白の二日間』を捏造するという幹部達の方針には従えず、取り調べ官を解任される。
しかし彼は個人的に捜査を続けた。。。
この作品はまだ公開中なので、あまり詳しくは書きませんが、沢山の登場人物の各々の心の動きがとてもよく描かれています。
主人公の『空白の二日間』を追ううちに、色々な事実が見えてくるのですが、各々の人が各々の立場で『生きる意味』を考えさせられるヒューマンドラマです。
アルツハイマーの啓子の姉(樹木希林)の複雑な心境もとても重く伝わってきました。彼女の法廷でのあるセリフで涙が溢れ出てきました。寺尾聰と柴田恭兵の表情の演技は流石ベテランといった渋さを感じますよ♪
是非一度観て下さい。お勧めですッ★(ハンカチをお忘れなく!笑)『半落ち』とは警察用語で、容疑者が容疑を一部自供することを言うそうです。(全て自供することを『完落ち』)
2004.1.9命(2002年 日)
妻子ある男性の子供を宿した作家。
苦悩した彼女はかつての恋人を訪ねるが・・・
作家自らの体験を綴った原作を映画化した感動作です。妻子ある男性の子供を身ごもった作家・柳美里(江角マキコ)は苦悩する。
美里の母(樹木希林)は事情を知った上で娘の妊娠をとても喜んだ「これで美里も死ねなくなった」と。。。彼女は過去に何度も自殺を計ったからだ。美里は悩みながらかつての恋人であり恩師でもある東由多加(豊川悦司)を訪ねた。。。しかし、彼の体は癌に侵されていた。
東は自分の命がもう長くないと知り、美里の子供は自分の生まれ変わりだと感じた。
そして、彼女の出産と育児を助ける為に出来る限り長く生きられる努力をすることを決意した。
この作品、芥川賞作家・柳美里の壮絶な体験を綴ったベストセラーを映画化したもので、本当にこんな事があったのかと思うと胸のつまる思いです。
死の宣告を受けた人でも生きる目標を持っていれば、あんなにも強く生きられるのか。。。
そして、妊娠・出産というそれだけでも人生の一大事という場面で、死にゆく元恋人をささえ、一緒に癌と戦った作者の強さにも感動しました。
女は母になると強くなるものなんですね・・・
2004.1.7チョコレート(2001年 米)[R-18指定]
息子を自殺に追い込んでしまった男と、死刑によって夫を亡くし、更に事故で幼い息子までも失った女・・・
そんな失意のドン底の二人が出会い、愛し合う仲に。。。
人種の壁を越えた二人の愛と感動のヒューマンドラマ。アメリカ南部の田舎町に住むハンク(ビリー・ボブ・ソーントン)は、刑務所の死刑囚棟に勤務していた。
息子のソニーも同じ職に就くが、心優しい彼には刑の執行を取り仕切る看守の仕事は向いてなかった。
ハンクはそんな息子を自分達を捨てたソニーの母親と重ね疎ましく思っていた。ある日ソニーは死刑囚の刑の執行直前に、自分の感情をコントロール出来ずに吐いてしまう。。。その事をハンクに咎められ、、、彼は自殺してしまう。
ハンクは息子を自殺に追い込んでしまった事で、自分がいい父親でなかった事を悔やんでいた。
そんな時、幼い息子が車にはねられ助けを求め泣叫んでいる黒人女性レティシア(ハル・ベリー)を目撃してしまう。。。
今までだったら、黒人に対し酷い差別意識を持った父の教えに逆らえず無視して通り過ぎたところだが、自責の念に駆られ失意のドン底にいた彼には「息子を助けて!」と泣叫ぶ母親を見過ごす事は出来なかった。子供を病院まで運んだが命を救う事は出来なかった。
しかし、心に深い傷を負った二人は次第に惹かれ合っていく。。。
人種差別の問題や、死刑執行のシーンなど、ちょっと重い気持ちになる映画ですが、ハル・ベリーが黒人女優として初のアカデミー賞主演女優勝に輝いた作品という意味でも、一度は観ておいてもいい作品だと思います。
2003.12.22マーキュリー・ライジング(1998年 米)
国家機密の暗号を解読してしまった自閉症の少年。
巨費を投じた暗号システムを9才の少年に解読されてしまった国家安全保障局(NSA)は・・・
この天才的な才能をもつ自閉症の少年と、彼の命を守ろうと国を敵に回し孤立無援の戦いを強いられたFBI捜査官の心の交流を描いた感動のヒューマン・サスペンス。ある日、銀行強盗のおとり捜査をしていたFBI捜査官アート(ブルース・ウィリス)は、犯人一味の中に居た少年の命までも奪ってしまったFBIのやり方に酷く怒っていた。その事で、上層部と揉めた彼は14年間おとり一筋だった彼の天職から外された。
そんな時、自閉症の為シカゴ神経精神科学習センターに通っていたサイモン(マイコ・ヒューズ)は、先生から一冊のパズルの本をもらった。
パズルの大好きなサイモンは家に帰ると一人、部屋でパズルを解き始めた。。。そして、数字や記号だけが一面びっちりと羅列されているページをじっと見つめると、彼は電話をかけに行った。。。それがとんでもなく恐ろしい事態の始まりになるとは知らずに・・・そのパズル雑誌に掲載された暗号は、国家安全保障局(NSA)が2億ドルもの巨費を投じて考案した世界で最も高度で洗練された暗号で、誰にも解読出来るはずがなかった。
しかし、それを解いたのは9才の自閉症の子供だった。
その有ってはならない事実を隠ぺいする為に、NSAは少年の一家を消すという非情な方法を選んだ!しかし、少年は運良く生き残った。
面白くもない仕事をさせられていたアートにお呼びが掛かり少年の家に駆け付けると、、、一人、部屋の隅に隠れているサイモンを見付け保護した。
なぜ9才の少年の命が狙われるのか?調べていくうちに国家的陰謀という事に気付いたアートは、国を敵に回し孤立無援の戦いを強いられる事になるが・・・
この作品、自閉症の少年サイモンを演じているマイコ・ヒューズの演技力に驚かされる。
そして、ブルース・ウィリスは『ダイ・ハード』の時の様なアクションと『キッド』の時にも見せた不器用ながらも少年と心を通わせていくあたたかい魅力の両方を見せてくれる。
冒頭の銀行強盗事件で、少年を救ってあげる事の出来なかったアートが、命を懸けてサイモンを守ろうとする。そのアートの気持ちに少しずつサイモンも心を開いていく様子が微笑ましい。
最後にはちょっと泣けるワンシーンもッ★( ^ー゜)b
スリルとサスペンスと感動の味わえるお勧めの作品です♪
2003.12.11キューティ・ブロンド(2001年 米)
男子社交クラブのアイドルで女子社交クラブの会長!スタイル抜群のブロンド美人!!
しかし、そんな魅力的な彼女が恋人に捨てられた!!!
恋人の愛を取り戻す為に、猛烈に頑張る彼女・・・
何が有ってもへこたれない超前向きなブロンド娘が奮闘する痛快コメディ。カリフォルニアの女子大でファッション・ビジネスを専攻するエル・ウッズ(リース・ウィザースプーン)はスタイル抜群で美しいブロンドの髪を持つカリスマ的なお嬢様。
恋人のワーナー・ハンティントン3世は、5代続けて上院議員を出した家柄。
その日、エルはワーナーとの特別なデートで、彼からプロポーズされると思い込んでいた。
しかし、彼の口から出た言葉は、、、別れの言葉だった。自分がただのおバカなブロンド美人だと思われて振られたと確信したエルは、彼の居るハーバードの法学部に入る事を決意した!
彼女のCULAでの成績はオールA。しかし、専攻はファッション・ビジネス。
大学の先生も一瞬呆れるが、彼女の熱意に動かされ、『入学論文を出す事。法学部検定試験で最低175点を取る事。』を条件に、強力な推薦状を書いてくれる事になった。
そこからの彼女の頑張りは見ていて気持ちがいい!
多分観ている人は皆、彼女を応援して最後には「ヤッター!」と心の中で叫び、爽快な気分に浸っているでしょう。(笑)スッキリ爽やかな気分になりたい時にお勧めの作品ですッ★( ^ー゜)b
続編の『キューティ・ブロンド/ハッピーMAX』も観てみたくなりました♪
2003.11.22フラバー(1997年 米)
発明のアイデアが閃いた途端に今やるべき事をすっかり忘れてしまう天才科学者。
三度も結婚式をすっぽかされた婚約者は許してくれるのか?
彼の発明で大学閉鎖の危機を阻止することが出来るのか?
奇想天外なハートウォーミング・コメディ。経営難で閉鎖を迫られているメドフィールド大学の教授であるフィリップ・ブレイナード(ロビン・ウィリアムス)は、学長のサラとの三度目の結婚式の約束の日を迎えていた。
しかし、一度目二度目と同じ様に彼はその大切な日を忘れていた。彼は頭脳明晰な天才科学者だが、生活能力に欠けていた。
その欠点を補うべく作られた女房役のロボットがウィーボ。彼女はロボットだかフィリップを愛していた。
そんな訳で、何とか教授とサラを結婚させない様に意地悪をしたりもする。その日もフィリップは結婚式に行く準備をしている最中に閃いてしまい、、、もう結婚式の事など忘れてしまった。
そして空飛ぶゴム、フライング・ラバー『フラバー』が誕生した!その頃結婚式場では、花嫁姿のサラとサラを教授から奪おうと企んでいるラトランド大学教授のウィルソンが諦めて帰るところだった。
ウィルソンは学生時代から横取りの名人で、いつもフィリップの発明を盗んでしまう。。。ついに婚約者までも!フィリップが結婚式を思い出したのは半日後の翌朝6時半・・・またやってしまった。。。
三度も結婚式をすっぽかされたサラが許してくれるはずもない。
しかしフィリップはフラバーの発明で大学を閉鎖から何とか救えると考え、その後も研究を続けた。悪徳資産家の邪魔が入ったり、恋敵のウィルソンがサラを奪おうと割り込んできたりで、なかなか思うようにいかないフィリップだが、最後に助けてくれたのは彼を心から愛していたロボットのウィーボだった。
フィリップは大学を救えるのか?
そしてサラの心を取り戻せるのか?
この作品、ディズニーの古い映画のリメイク版らしいです。『101』のジョン・ヒューズとジョージ・ルーカスのSFX工房ILMが手掛けたハートウォーミングコメディ。
いつも不思議な光景を見てしまう隣家の少年が一番の被害者かも!?(謎)
フラバーのぷよぷよした変幻自在のキャラも可愛いし、教授の相棒のウィーボも憎めない存在です!
親子で楽しむにはお勧めの作品ですよ♪( ^ー゜)b
注*多分お子様向けの映画なので、大人だけで観るには物足りないかも!?
2003.11.15ニューヨークの恋人(2001年 米)
不審人物を追い掛けているうちに19世紀から現代にタイムスリップしてしまった公爵。
時を越えて出会ってしまった現代のキャリアウーマンと公爵の運命やいかに!?
ロマンチックなラブファンタジーです。1876年のニューヨーク。公爵レオポルド(ヒュー・ジャックマン)は、花嫁選びをするべくダンスの最中だった。
その時、公爵家に忍び込んで証拠写真を撮っていたのがスチュアート(リーヴ・シュライバー)。彼は時間の裂け目を発見し、現代のNYからタイムスリップして1976年の公爵家に来ていたのだ。そして、コソコソと証拠の写真を撮っていたのだが・・・元々愛のない結婚に乗り気でないレオポルドは怪し気なスチュアートに気付くと、ダンスを中断して追い掛けた!
何としても予定の時間内に現代に戻らなくてはならないスチュアートは、逃げて逃げてとにかく目的地である時間の裂け目まで辿り着いた。
しかし、人のいいレオポルドはスチュアートを助けようとして自分まで一緒に時間の裂け目に落ちてしまった!そんなこんなで現代のNYのスチュアートの部屋に転がり込んでしまったレオポルドは驚く事ばかり。
しかし彼もまたエレベーターを発明した程の人物。スチュアートの発見について理解するのに、そう時間は掛からなかった。スチュアートの部屋の階下に住んでいるのが、広告会社に勤務するやり手のキャリアウーマン、ケイト(メグ・ライアン)。スチュアートの元恋人だ。
時代錯誤な言動や行動の目立つレオポルドを風変わりな役者か何かと思い込むが、一緒に行動するうちに心を通わせ互いに惹かれ合っていく。しかし彼は19世紀の公爵・・・二人の愛は実るのだろうか!?
この映画は映画館で公開された時に観に行って、かなり気に入った作品です。
公爵のレオポルド(ヒュー・ジャックマン)がひったくりを捕まえる為に、観光客用の馬車の馬を借りて追い掛けるシーンが有るのですが、、、まさに白馬に乗った王子様!素敵ですッ★d(>_・ )グッ!
ラブコメの女王、メグ・ライアンも相変わらず可愛くて素敵♪
観た後で幸せな気分になれる夢の有る作品です。
かなりお勧めッ★ミ凸ヽ(^_^ )太鼓判!
2003.11.12コンタクト(1997年 米)
宇宙の神秘に魅せられて天文学者の道を選んだエリー。
ある日宇宙からの電波をキャッチした!
地球外知的生命体は存在するのか?
一人の女性天文学者が地球外知的生命体の存在を信じ続け、彼等の信号をキャッチし、彼等とコンタクトをとるべく宇宙へ旅立つ・・・科学と宗教を考えるSFサスペンス。エリー・アロウェイ(ジョディ・フォスター)、1964年8月25日ウィスコンシンに生まれる。
母ジョアナは彼女を産んだ時に合併症を起こし死亡。
エリーは幼少時から科学と数学に非凡な才能を見せた。
父テッド(デイビッド・モース)は娘の能力を伸ばすべくあたたかく導いた。。。そんな優しい父も1974年11月10日心筋梗塞でこの世を去った。その後エリーは1979年にハイスクールを人より2年早く卒業し、奨学生としてMITに入学。優等で卒業。
博士課程でルビーを使った電磁波増幅器を開発。電波望遠鏡の感度を高めた。
ハーバード大学から教員として働かないかと誘われるが、それを断りアレシボ観測所で地球外文明を探索。非現実的なテーマの為、研究資金を途中で打ち切られたりと、なかなか思うように援助が受けられないが、、、そんな彼女にずっと目を付けていた人物がいた!資産家のS・R・ハデン(ジョン・ハート)だった。
恒星ヴェガからの信号をキャッチしたエリーたちは、その電波に時空間移動装置ポットの設計図が隠されている事をハデン氏の助言により解明。
そして政府レベルでポットの建造に取り組む事になるのだが、、、搭乗人員はたった一人。
このプロジェクトの中心人物であるはずのエリーは宇宙に旅立つ事が出来るのか?
米大統領の宗教顧問でありエリーの恋人のパーマー・ジョス(マシュー・マコノヒー)はエリーを失いたくないという気持ちから、彼女の宇宙行きを邪魔してしまう。
この作品、『コンタクト』というタイトルから、よく有る宇宙人の出てくる映画かな?と思いがちですが、観てみると前半は、主人公が学会からは嘲笑され資金援助の困難に立ち向かいながらも、地球外知的生命の存在を信じ研究を続けていく様子がかなり地味に描かれているので、途中まで「もしかしてこの映画面白くないかも。。。」と思いながら観ていましたが、科学者のエリーと宗教家のジョスを恋人にした事によって、科学だけでは説明のつかない目に見えない大きな力が存在するんだという事(神の存在)を示唆しているなかなか深い作品だと思います。
エリーを影から応援していたハデン氏の神出鬼没な登場の仕方がナイスでしたッ★d(>_・ )グッ!
監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ』などのロバート・ゼメギス。
2時間半という長い映画なので余裕の有る時にゆっくり観て欲しい作品です。
2003.11.7スパイダーマン(2002年 米)
何をやっても冴えない高校生。。。そんな彼がある日、遺伝子操作されたクモに咬まれる!
驚異的な力を得た彼は、正義の味方スパイダーマンとなり悪と戦い始める。
アメコミ界の人気ヒーローが最新VFX技術を駆使して映画化された作品です。伯父夫婦に育てられたピーター(トビー・マグワイア)は、冴えない高校生だった。
ある日彼の通うミッドタウン高校から、コロンビア大学の自然科学部を見学に行った時のこと。。。
彼は遺伝子操作された特殊なクモに咬まれてしまった。
そして彼の身体に異変が!!科学が得意なピーターは、自分の身体の異変があのクモに咬まれた事が原因であるとすぐに理解し、その特殊な能力を上手く使いこなせる様に自ら訓練した。
そして、その能力を世の為人の為、そして六才の頃から想いを寄せていた隣の家のメリー・ジェーン(キルステン・ダンスト)の為に使おうと決心する。
一方、親友ハリーの父親であるノーマン(ウィレム・デフォー)は科学者で、人体パワー増強薬の研究をしていた。
彼は二週間以内に研究を成功させないと、研究資金をライバル社に回されてしまうといった切羽詰った状況に立たされていた。
そこで、マウス実験で狂暴性が出る副作用を懸念されていたにも関わらず自らの身体で人体実験を強行してしまう。。。そして邪悪な怪物グリーンゴブリンが誕生することに・・・
正義の味方スパイダーマンと強敵グリーンゴブリンとの戦いが始まる。。。
この映画、お子様向けかな?と思って、映画館には観に行かずにテレビで放映されるのを待っていた作品ですが、観てみると思ってたよりずっと面白かったッ★(笑)
普段は冴えない主人公が、メガネを外してお決まりのコスチュームを身にまとうとスーパーヒーローに変身してしまうといった、スーパーマンと同じパターンだが、冴えない高校生だったピーターが悩み苦しみながらスーパーヒーローへと成長していく様子は頼もしく、見ていて気持ちがいい。
家族で気楽に楽しめるファミリー向けのイイ作品だと思います♪お勧めッ★( ^ー゜)b
2003.10.31アンドリューNDR114(1999年 米)
プログラムされていないはずの感情を持ってしまったロボット。。。
200年という長い歳月を彼は人間になる為に生きた。
人間の女性を愛してしまったロボットの生涯を描いたハートフル・ファンタジー。そう遠くない未来のある日、ある幸せな一家にロボティックス社から生涯奉仕型の家庭用ロボットが届いた。
ロボットを買ったパパと奥さんと長女と次女の4人をロボットは「パパさん、ママさん、ミス、リトルミス」と呼んだ。
そしてロボットの名前はアンドリューと名付けられた。リトルミスの大切にしていたガラスの馬を壊してしまった事から、木を彫って動物を作る楽しみを覚えたアンドリュー(ロビン・ウィリアムズ)。
壊れたレコードプレイヤーを直して音楽鑑賞を楽しむ事もした。。。そんな彼の姿を目の当たりにしたパパさん(サム・ニール)は、アンドリューを教育する事にした。
毎日少しずつ人間の色々な事を教えていった。時は流れ、リトルミスも大人になりボーイフレンドから結婚を申し込まれる、、、しかし、彼女には気になる存在が。。。
そして、そんな彼女を見るアンドリューにも淡い恋心と自分が人間でない事への寂しさが芽生えていた。そしてさらに時が流れ、アンドリューは自由を求める様になった。
沢山の本を読み、人間と同じ思想までも持つ様になった彼は、長年使えたパパさんの家を出て一人で生活を始める。それからさらに時が流れ、同類の消息を知る旅に出たアンドリューは、ちょっと変わった踊る女の子型のロボットを見かけた。。。そして、彼女の帰る家を追跡したところロボティックスでアンドロイドを作っていた人の息子のルバート・バーンズ(オリバー・プラット)と知り合う事に。。。彼は父親の後を継いでアンドロイド技術の研究を続けていた。
アンドリューは今まで稼いだ彼のお金をルバートの研究資金に出資する事で、どんどん人間へと近付いていった。
そして、リトルミスの孫娘ポーシャ(エンベス・デイビッツ)と出会う事に。。。
この手のロボットが感情を持ってしまうストーリーは他にも沢山有るが、このアンドリューは人間の姿になる前のロボットの時から、ちゃんと中にロビン・ウィリアムズが入って演技をしていて、ロボットの顔や姿形もロビン・ウィリアムズそっくりに出来ていて、人間との会話がとても面白いッ★( ^ー゜)b
また、アンドリューが人間になる為に無くてはならない存在のルバートのキャラもとてもナイスだッ★d(>_・ )グッ!
リトルミスのエンベス・デイビッツは孫娘のポーシャと二役やっているが、二人の違う人格をとても上手く演じ分けている。ストーリーの展開にはかなり無理は有ると思うが、とても夢の有る作品で、小さな子供と一緒に観ても安心して楽しめる作品だと思います♪
この作品、15年前に出会っていたら(1999年の作品なので無理だが。笑)きっと子供達と何十回も観たことでしょう!☆ミ凸ヽ(^-^) タイコバン!
2003.10.27ドメスティック・フィアー(2001年 米)
母の再婚相手の殺人現場を目撃してしまった息子。
警察も母親も彼の言葉を信用しないが、別々に暮らしながらも息子を想う父だけは息子を信じ彼を守る為に戦う!
父と息子の強い絆を描いたサイコサスペンス。両親の離婚により、大好きな父親フランク(ジョン・トラボルタ)と引き離され、母親と暮らす少年ダニー。
そんな寂しさからか、ダニーはよく問題を起こした。ある日ダニーは母が再婚相手リック(ヴィンス・ヴォーン)との間に赤ちゃんが出来た事を知りショックを受ける。
実の父フランクに相談したいと思っていた時にタイミング良くリックが車で町に出掛けると言うので、ダニーはこっそり車の後部座席に潜り込んだ。ところが彼はとんでもない場面を目撃してしまうことに。。。
有名な実業家で『町の顔』にも選ばれるようなリック、、、彼には恐ろしい別の顔が有ったのだ。
ダニーは車の後部座席から見た事を警察や母親に必死で話したが、普段から問題行動の多い彼の言葉をみんな信用しなかった。。。しかし、実の父フランクだけは息子を信じ、リックの素性を調べ上げ息子を守る為に戦う。
この映画、途中までは少年ダニーの言葉を全く信じようとしない母親や警察にイライラしてしまうが、終盤の父親の頼もしい行動力でそれまでのイライラが吹っ飛んでしまう。(笑)
最後はちょっとジーンときますッ★
2003.10.26ベティ・サイズモア(2000年 米)
昼メロが三度のメシより好きといったイカレた主婦ベティ。
ひょんな事から夫の殺害現場を目撃してしまう。。。ショックのあまり現実とドラマの世界の区別がつかなくなって・・・
実在しない昔の婚約者を追って走り続けるおとぼけ主婦のコメディ。ベティ(レニー・ゼルウィガー)は昼メロに出てくる青年医師にメロメロだった。
そんな彼女の誕生日の夜、友達とお祝の夕食に出掛ける約束が友達の都合でダメになってしまい、彼女は一人部屋でお気に入りの昼メロのビデオを観ていた。そこに誰も居ないと思い込んでいる夫が、ある危ない取り引きの相手二人を連れて帰ってきた。
ベティは居ないフリをしてそのまま部屋でビデオを・・・
すると暫くして夫の叫び声と共に銃声が!殺されても当然の様な(?)女癖の悪い夫だったが、あまりの酷い殺害シーンを目撃してしまったショックで、ベティはその時観ていたドラマと現実の区別がつかなくなってしまった。
夫が殺されたという恐ろしい現実は彼女の記憶から抹消されていた。
そしてベティの旅が始まる。。。
この映画、レニー・ゼルウィガー扮するベティのおとぼけ主婦振りも笑えるが、モーガン・フリーマンの演じた殺し屋もかなりのとぼけたキャラで笑えた。
最初の殺害シーンがちょっとグロいので、かなり前に観た時にはそこで見るのを止めてしまった覚えがあるが、そのシーンの後は面白いコメディの作品なので、是非最後まで楽しんで欲しい(って、途中で止める程のグロさでもなかったかも。。。笑)。
イカレた主婦のレニー・ゼルウィガーも可愛いですッ★d(>_・ )グッ!
2003.10.26ハッシュ!(2001年 日)
ゲイのカップルとちょっと風変わりな女。。。
二人の関係を知りつつ『子供が欲しい』と割り込んでくる彼女・・・
三人の奇妙な関係を通して、家族の意味を問い掛けるヒューマンドラマ。ゲイである事を周囲に隠しながら、彼に言い寄る同僚の女性を傷つけまいと努力する真面目な会社員勝裕(田辺誠一)と、気ままなゲイライフを送るペットショップに勤める直也(高橋和也)。。。
そんな二人の間に割り込んできた歯科技巧士の朝子。。。どうやら彼女も訳有りらしい。ある日朝子が勝裕に『子供が欲しいの』と告げる。
でも、それは結婚とかそういった事を求めての言葉ではなく・・・その事が原因で、直也と勝裕の関係がギクシャクしたり、勘違いしている勝裕の同僚の女性が騒ぎ立てたり、直也の母親や勝裕の兄夫婦も巻き込んでのドタバタも有るが、、、そんな中で三人の絆は深まっていく。
本人達は大真面目に悩んだり喧嘩したりしているのだが、その言葉やしぐさの不自然さについつい笑ってしまう。
ちょっとおふざけの映画の様にも見えるが、家族というものの意味を考えさせられる作品で、日本国内のみならずフランスなどでもロードショー公開されるなど、海外でも高い評価を受けた侮れない作品ですッ★
136分というちょっと長い映画ですが、時間に余裕の有る時にでも是非一度観てみて下さい♪
2003.10.20ある日どこかでSOMEWHERE IN TIME(1980年 米) ★祝★紹介文50作品目★( ̄ー ̄)v ブイ!
母校での初演を終えた新進劇作家のもとへ現れた老婦人。。。
数年後、母校のある町のホテルで一枚の肖像画に心を奪われた彼は・・・
時間を越えた切ないラブストーリーです。1972年5月、新進劇作家のリチャード(クリストファー・リーヴ)は母校であるミルフィールド大学で、作品のお披露目公演を終え、仲間達の賛辞を受けていた。
そこに現れた見覚えのない老婦人から『帰ってきてね』という謎の言葉と共に金の懐中時計を手渡される。。。それから8年程の歳月が流れ、再び母校のある町を訪れたリチャードは、ホテルの史料室で一枚の肖像画の女性に心を奪われてしまう。
彼女は1912年(つまりその年より68年前)にホテルの劇場で公演していた、当時一世を風靡した女優のエリーズ・マッケナ(ジェーン・シーモア)だった。
美しい女性エリーズ・マッケナについて調べていくうちに、彼女がかつてリチャードに懐中時計を手渡した謎の老婦人だという事実が判明する。なんとしても肖像画の美しい女性に会いに行きたいリチャードは、大学の教授を訪ね『時間の旅は可能なのですか?』と助言を求めに行き、、、その方法を聞き出す。
そして、彼の時間の旅が始まった。。。
この映画、、、宝塚の元トップスターの天海祐希が現役のトップだった時に(確か彼女の好きな映画だということで)バウホールという宝塚の小劇場用に舞台化した作品で、、、もちろん天海の舞台も素敵でしたが、映画の方もとても気に入っていたので、いつかココで紹介しようと思っていた作品です。
タイムトラベルと言っても、何か特別なマシーンを使うわけでもなく、、、とても地味にロマンティックなお話です。
作品の中で使われているラフマニノフの名曲『パガニーニの主題による狂詩曲』がとても心に残ります。
有り得ない話ではありますが、、、なんとも切なく哀しいファンタジーロマンスです。
まだ観ていない方は是非一度、、、いや二度三度観てみて下さい♪
お勧めですッ★
2003.10.13愛しのローズマリー(2001年 米)
女性をうわべでしか見る事の出来なかったハル。。。
偶然出会った心理カウンセラーの暗示により、彼の目には他人の内面だけが映るように・・・
彼はきっと幸せになったはず!?(謎笑)ハル(ジャック・ブラック)が9歳の時に死んだ父親のとんでもない遺言により、彼のトラウマになってしまった女性へのこだわり・・・
ある日偶然エレベーターの故障で、二人っきりで閉じ込められてしまった心理カウンセラーのトニー・ロビンスの暗示により、ハルの目には人の内面のみが映るようになっていた。他の誰が見ても、デブでブスにしか見えない女性でも、ハルの目には内面の美しい女性はスタイル抜群の美女にしか見えない。
そんな彼の前に現れた内面美人の彼女がローズマリー(グウィネス・パルトロウ)だった。ローズマリーの父親が偶然ハルの会社のボスであった事から、彼の親友のマウリシオは出世目当ての下心のみの付き合いとしか思ってくれない。
当然ローズマリーの父親であるボスも、彼をただの野心家で娘を利用して出世する為の芝居をしていると思い込む。
しかし父親は、ハルのあまりにも熱心な言葉に心を動かされていく。でも周りの目から見れば、やっぱりハルは最低な奴!
『良心のかけらが残ってるなら、彼女を傷つける前にすぐに別れろ!』と言われてしまう。親友のマウリシオはやっかみ半分でハルの暗示を解いてしまう。。。
この作品はラブ・コメディーで、気軽に楽しく観られる娯楽映画だと思いますが、本当の幸せって何だろう?って考えさせられる深い一面も持っています。
ハルは女性の内面しか見えなくなった事で、本当に心の美しい女性を愛せるようになった訳ですが、、、他人の目から見た現実と彼の見ている現実は明らかに違う訳ですよね。。。その事実をハル本人が理解していれば問題は無いと思いますが、気付かないままだったとしたら、、、心理カウンセラーのやった行為は問題有りですよね。超巨体女性もG・パルトロウが特殊メイクで演じているらしいです。(私には同一人物には見えないが。。。笑)
なかなか面白い作品です。ちょっと笑いたい時に是非どーぞッ★(笑)
2003.10.6パニック・ルーム(2002年 米)
侵入者から身を守る為にパニック・ルームへと駆け込んだ母娘。
しかし、男達の目的は・・・
次々と襲い掛かる危機に勇敢に立ち向かう母娘の死闘をスリリングに描いたサスペンススリラー。夫と別れ、パニック・ルームと呼ばれる緊急避難室を完備した邸宅に越して来たメグ(ジョディ・フォスター)とその娘サラ(クリステン・ステュワート)。
二人は引越し初日の夜、それぞれの部屋で眠りにつこうとしていた。。。
そんな彼女達の新しい生活が始まった新居に、前の住人の大富豪が屋敷内に隠しておいた遺産を、まだ空家だと思い込んでいた遺族の一味の男三人組が盗みに入った。異変に気付いたメグは、男達の目を盗んで娘のサラを起こし、パニック・ルームへと駆け込んだ。
しかし男達が盗み出しに来た遺産はパニック・ルームの中に隠されていたのだ!
しかも、三人の中の一人バーナム(フォレスト・ウィテカー)は、パニック・ルームの設計者!!w(°o°)w おおっ!!
屋敷内のシステムを熟知しているバーナムにはメグの考えた虚偽の警告などは通用しなかった。
安全な場所のはずのパニック・ルーム。。。
しかし、予想外の展開で最初から最後までハラハラドキドキし通しです。
母親のメグの冷静かつ知的な行動にも感心してしまいますが、、、娘のサラの判断力にも驚かされます。(まぁ、有り得ない事と言えば有り得ない話ですが。。。笑)この作品の撮影時、主演のジョディ・フォスターは二人目の子供を妊娠中だったという事実も驚きです!!
最後に、、、あの人は、逃がしてあげたかったなぁ。。。(謎爆)
サスペンス好きの方は是非一度観てみて下さい♪
2003.10.5アトランティスのこころ(2001年 米)
父を亡くし母とふたりで暮らす少年。
彼の家に下宿することになった謎の老人。
二人の切ない思い出を綴る感動のファンタジー。ある日、思い出の品と共に届けられた有人の訃報を受け取った50才になる写真家ボビー・ガーフィールド(デイビッド・モース)は、葬式に参列する為に生まれ故郷に帰った。
彼は少年時代に住んでいた家で、あの不思議な出来事を思い出していた。5才の時に父親を亡くし、母親と二人で暮らす11才のボビー(アントン・イェルチン)の家の二階に、テッド(アンソニー・ホプキンス)という老人が下宿することになった。
テッドは不思議な能力を持つ謎の人物で、何者かにに追われているらしいのだが、ボビーの家に身を潜めながら何かと彼の力になってくれた。
あの老人は、自分の洋服にお金を掛ける事は惜しまないのに息子のボビーが欲しがっている自転車の一つも買ってくれない身勝手な母親の元で、一生懸命に母の立場を理解しようと努力するけなげな少年を、今の生活から救う為に神様が届けてくれたバースデープレゼントだったのだろうか。。。
テッドという不思議な老人との触れ合いによって、その後のボビーの生活が大きく変化した事は言うまでもない。
そんな謎の老人をアンソニー・ポプキンスが好演している。
名優というものは凄いと思った。。。彼の目を見ていると、本当に不思議な能力を持っているのではないかと錯覚してしまう。
そして少年ボビーを演じたアントン・イェルチンのナイーブな演技も見逃せないッ★!原作は「グリーンマイル」でお馴染みのスティーブン・キングの『Hearts in Atlantis』。
少年と老人の間に生まれた友情、、、そこに可愛い彼女との淡い恋を折りまぜながら、少年が逞しく成長していくノスタルジックなヒューマンドラマです。観る者の失われた思い出を蘇らせてくれる大人に向けた作品だと思いますが、親子で観ても楽しめる作品だと思います♪
是非一度観てみて下さいッ★オススメです。d(>_・ )グッ!
2003.9.28ピンポン(2002年 日)
卓球が大好きでいつも自信に満ちた主人公ペコ。
そんなペコに憧れて卓球を始めた幼馴染みのスマイル。。。
魅力的なキャラのライバル達とのスポ根物語りです。主人公ペコ(窪塚洋介)は、本名:星野裕。
片瀬高等学校の卓球部。
『この星の一等賞になりたいの、卓球でオレは!そんだけ!』がキメゼリフ。
たいして努力している様に見えないのにカッコ良く決めてしまう、、、ヒーロー的存在。
ヒーロー見参!!(謎)そんなペコに憧れて卓球を始めたスマイル(ARATA)は、本名:月本誠。
ペコと同じ片瀬高等学校の卓球部。
『卓球なんて、死ぬまでの暇つぶしだよ』がキメゼリフ。
笑わないからスマイルというあだ名が付いたぐらい無表情な彼だが、相手の事を考えると勝負に勝つ事が出来ない、、、優しい心の持ち主。<ってか、アマちゃん?(笑)
いつしか憧れのペコよりも卓球の腕が上がっている事にも気付いていない。
しかし、卓球部の顧問の小泉(竹中直人)に才能を見い出され開眼していく。。。
でも、やっぱり彼のヒーローはペコなんだ。そんなスマイルの実力にいち早く目を付けていたのが、上海卓球ジュニアチームから来たエリート留学生チャイナ(サム・リー)。本名:孔文革(コンウェンガ)。
辻堂学院高校の卓球部。
『スウェーデン・・・ドイツ・・・ふん、日本か』がキメゼリフ。
なんだか分からないけど、いつも一緒にいる監督と共に面白いキャラ。(笑)
ペコに飛び方を教えてくれた(?)貴重な存在。そして、そんな彼等の強力なライバル、ドラゴン(中村獅童)。本名:風間竜一。
海王学園の卓球部。
『せいぜい振り落とされるな、ザンギリ頭』がキメゼリフ。
彼はペコとは対称的なキャラで、とにかく努力の人!
特訓に特訓を重ねて強くなったという、顔は恐いが愛すべきキャラ。そのドラゴンの後輩でペコの幼馴染みのアクマ(大倉孝二)。本名:佐久間学。
海王学園の卓球部。
『飛べねぇ鳥もいるってこった』がキメゼリフ。
先輩に認められる為・ペコに勝つ為に、努力に努力を重ねたアクマだったが、、、子供の頃バカにしていたスマイルに負け、、、チンピラに絡まれ喧嘩になり志し半ばにして高校を退学。。。
どこかでつまずいてしまった、この物語りの中で一番可哀想な役所。
チンピラに絡まれ「どこ見て歩いてんだ?オイ!」といちゃもんを付けられた時にアクマが言った『どこ見て歩きゃ褒めて貰えんだよ!』というセリフが何だかジーンと胸にこたえました。。。
飛べない鳥。。。努力をしても報われない人もいるんだって、悲しい現実を知らされてしまいます。(滅)ストーリーは省略しますが、松本大洋の青春コミックを映画化したこの作品、出演者が実に魅力的ッ★
テレビドラマや映画で活躍する窪塚洋介をはじめ、ファッション界からARATA、『メイド・イン・ホンコン』『無問題2』に出演のサム・リー、歌舞伎界からは中村獅童。そして、劇団ナイロン100°Cに所属しテレビや映画で活躍中の大倉孝二。このキャスティングを見ただけで面白そうでしょ!?(笑)
白熱するピンポンシーンの90パーセントはCG処理らしいが、CGと分かっていても手に汗握って見てしまうかも♪『ウォーターボーイズ』に続くスポ根物のお勧め作品ですッ★( ^ー゜)b<って、『ウォーターボーイズ』はココでは紹介してなかったっけ。。。f(^^;) ポリポリ
2003.9.25インソムニア(2002年 米)
白夜のアラスカで起きた猟奇殺人事件。
ロス市警からベテラン刑事が派遣されて行ったが・・・
不眠症に陥り混乱していく刑事の心の葛藤を描いたサスペンススリラー。24時間太陽が沈まないアラスカの田舎町で起きた17歳の少女の殺人事件を捜査する為にロス市警のベテラン刑事ウィル(アル・パチーノ)と同僚のハップが現地に送り込まれた。
地元警察の新人女性刑事エリー(H・スワンク)らとの合同捜査により容疑者を誘き寄せる事に成功したが。。。霧深い鉱山跡の坑道での追跡劇、、、犯人の影と同僚を見間違うのも当然の状況だった。
ウィルが自分の誤射に気付き、慌てて倒れるハップに近付くと、、、ハップは酷く怯えてウィルを怖がった。
その同僚の様子にウィル自身も戸惑う。。。自分自身の深層心理に自信の持てなかったウィルは偽装工作をして誤射を隠し、追跡中の容疑者を犯人に仕立て上げる事にしてしまった。
しかし、誰にも見られなかったはずのミスを犯人は見ていた。
誤射をネタに犯人から脅されることになったベテラン刑事ウィルは・・・
良心の呵責により何日も眠れない日が続くベテラン刑事ウィルの錯乱した精神状態をベテラン俳優アル・パチーノが見事に演じている。
犯人役のロビン・ウィリアムズも色々なキャラの役柄を演じ分ける名優だが、今回は猟奇殺人とは言っても、とても頭脳明晰な知能犯の役を怪演している。精神的に追詰められると的確な判断が出来なくなるという恐ろしい現実を、この『映画の日』のコーナーでも紹介した『フォロウィング』と『メメント』で有名なクリストファー・ノーラン監督が名優を起用して、1997年のノルウェー映画『不眠症:インソムニア』をリメイクした秀作サスペンスですッ★
2003.9.20ビューティフル・マインド(2001年 米)
実在の天才数学者ジョン・ナッシュが精神の病と戦いながらノーベル賞を受賞するまでの半生を、
フィクションを織りまぜながら描いた苦悩のヒューマンドラマです。1947年、ジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)はプリンストン大学院の数学科に入学した。
なんとか独創的な理論を打ち立てようと、大学の講議にも出席せずに一人宿舎で研究に没頭する日々が続いた。
人付き合いが苦手で変わり者の彼だったが、『ゲームの理論』という独自の理論を構築させ、認められた。見事マサチューセッツ大学の研究所に推薦してもらった彼は、不本意ながら大学で教壇に立っていた。そこで知り合ったアリシア(ジェニファー・コネリー)と愛し合うようになる。
その一方、自他共に認める大物の数学者となった彼は、国防省の諜報員パーチャー(エド・ハリス)からソ連の暗号解読という秘密任務を依頼される。
しかし、この任務が彼を精神的に追詰めていくことに。。。
実在の天才数学者、ジョン・フォーブス・ナッシュ・ジュニアの精神分裂症との長い戦いを、人生をかけてささえ続け快復に導いた妻アリシアとの大きな夫婦愛を描いた感動のドラマです。
映画を観ている者にも、何が真実なのか、、、中盤まで分からない様なサスペンスタッチな展開になっていて、ストーリー的にも楽しめて感動出来る作品ですッ★あまり詳しい説明をしてしまうと作品の面白さが半減してしまうので、簡単に紹介してみました。(笑)
是非、最後までじっくりと観て感動して下さい♪
2003.9.16DRIVE ドライブ(2002年 日)
生真面目な男と銀行強盗の3人組。。。
不思議な縁(エン)の織り成す可笑しな不条理コメディーです。薬品会社の営業マン、朝倉健一(堤真一)は信号待ちをしながら名も知らぬOL(柴咲コウ)に見とれていた。
そこに、いきなり黒マスクの3人組(大杉漣・安藤政信・寺島進)が現れ、朝倉の車に乗り込んできた。3人組は銀行強盗をしてきたらしいのだが、仲間の一人に裏切られ、奪った金を持ち逃げされた。。。
その裏切り者を追跡しようとしていたのだった。彼等は朝倉に『あの車を追え!』と脅すのだが、超律儀な朝倉には交通ルールを破る事などとうてい出来ない。
40キロの制限速度で走り続け、他の車にもドンドン追い越される始末。( ̄ρ ̄)ハゥゥゥ追跡中の車はすぐに見失ってしまったが、その後も彼等の珍道中は続く・・・
この映画、『MONDAY』(私は観ていないが。。。汗)でベルリン国際映画祭批評家連盟賞に輝いたSABU監督の作品で、じっくり観るとかなり面白いですッ★( ^ー゜)b
主演の堤真一の演ずる生真面目なサラリーマンも面白いけど、銀行強盗一人一人のキャラがまた面白い!(笑)
寺島進の演じている寺の住職だが銀行強盗の一味という新井定運などは、最初の方しか出てこないけど、かなり強烈なイメージのキャラで重要な役所だ。
主役の朝倉にもある重要な一言を言っています。(謎)
霊視能力が有るが、観てもらうには30万円程のお布施が必要だったり、、、座右の銘は『同席対面五百生』だったり、、、『因果応報』を説いたり、、、しまいには説教ソングで新しい仲間と出会ってしまう。(謎爆)
その仲間の中に、ある有名女優が特別出演しています。(^u^)プププ
よぉ〜く見ないと気付かない鴨!?(笑)仲間を裏切ってお金を独り占めにしたミッキー役の筧利夫も、ある穴に手を突っ込んだままのキツイ演技を熱演しているし、、、我が路を行くといった感じの児玉誠役の安藤政信も、自分の事しか考えていないちょっとキレやすい現代っ子を好演している。
そして最後まで朝倉を連れ回す西五郎役の大杉漣は、強盗犯のリーダー的存在だが、どこかみんなの事を気遣っているような包容力も感じさせる、、、実は愛妻家といった役所を好演している。主役の朝倉が見とれていた坂井スミレもかなり変わり者のキャラで、極度の潔癖症といった役柄だ。出番は少ないが柴咲コウがハマり役だった。
個性的な俳優さん達がそれぞれの役を好演していて、このキャスティングだけでも観る価値が有ると思いますッ★
2003.9.6二十日鼠と人間 Of Mice and Men(1992年 米)
大好きな動物を見ると可愛がり過ぎて死なせてしまう。。。
そんな知的障害者の大男と彼を助ける賢い男の、優しさと哀しみを描いたヒューマンドラマです。子供の様に純粋な心で優しいけど知的障害の為、問題ばかり起こしてしまう大男レニー(ジョン・マルコビッチ)と、レニーの叔母さんが亡くなってから彼の面倒をみながら生活を共にする賢い男ジョージ(ゲイリー・シニーズ)。
二人には、いつか自分達の農場を持つという夢が有った。レニーは、その夢の話しをジョージにしてもらうのが大好きで(小さな子供が大好きな絵本を全部暗記しているのに、お母さんに読んで欲しがる様に)、いつもジョージにせがんだ。
そんな子供の様なレニーも力は人一倍強かったので、農場での仕事は順調に運んだ。
農場の仕事にも慣れ、彼等の夢の計画を知った老人が自分の持っているお金を出資するから、その計画の仲間に入れて欲しいと申し出てきて、、、夢は現実のものへと近付いたかの様に見えたが・・・
そんな矢先にレニーが大変な問題を起こしてしまう。。。
『二十日鼠と人間』の原題『Of Mice and Men』は、この映画を観ただけでは「何でこの題名なの?」と不思議に思いますが、由来を知って納得しました。
この作品はノーベル賞作家スタインベックの原作をそのまま映画化したもので、この題名はスコットランドの詩人ロバート・バーンズの『ハツカネズミ』という詩の第七節
ハツカネズミと人間のこのうえもなき企ても
やがてのちには狂いゆき
あとに残るはただ単に悲しみそして苦しみで
約束のよろこび消えはてぬ
といった一節から取ったものだそうです。題名といい映像といいちょっと地味な作品なので、ストーリーの導入部分では「なんだか訳分からないし、もしかして面白くないかも。。。」と思ってしまいましたが、ジョン・マルコビッチが気になって最後まで観てしまいました。
途中でやめないで本当に良かったです♪
後味は、、、哀しく切ないものですが、色々な事を考えさせてくれる重い作品です。そしてマルコビッチの演技はやっぱり凄いです。
演技とは思えない演技、、、どんな役柄にもなりきってしまう!本物の役者さんなんだなぁ〜と感動しましたッ★ジョージ役のゲイリー・シニーズは、この作品の監督でもあります。
マルコビッチとは劇団仲間で、この作品はもともと二人が舞台で演じていたものらしく、それをそのまま映画化したようです。ちょっと重い映画を観たい時にはお勧めの作品ですッ★d(>_・ )グッ!
2003.9.2妹の恋人(1993年 米)
両親を亡くし、精神を病む妹を父親の様な気持ちで見守る兄。
そんな兄妹の前に不思議な青年が現れ・・・早くに両親を亡くし、精神を病む妹ジューン(メアリー・スチュアート・マスターソン)の面倒を見ながら自動車の修理店を経営するベニー(アイダン・クイン)は、妹を施設に預ける様医師から勧められるが、何とか自分で面倒を見てやりたいと思う気持ちと、思う様に自分の時間が持てないもどかしさで悶々としていた。
ジューンはベニー以外の人とは上手くコミュニケーションがとれずに、お手伝いさんも次々と辞めさせてしまう。
しかし、ある日ヒョンな事からベニーのポーカー仲間のいとこサム(ジョニー・デップ)を預かる事に・・・
そのバスター・キートンに憧れるサムと言う青年が風変わりと言うか、、、彼の生活そのものがパントマイムの様な。。。
最初はベニーもジューンもそんな不思議な青年に戸惑っていたが、次第に彼のピュアな人柄に好感を持つようになる。
ベニーはサムのパントマイムの才能に目を付け、彼をプロダクションに売り込もうと計画するが、サムを愛してしまったジューンは兄の計画に反対する。
サムとジューンが愛し合ってしまった事を知ったベニーは二人を認めようとせずに引き離してしまう。。。
ストーリーはまだまだ続くのだが、、、精神を病んだジューンと人生そのものがパントマイムの様なサムの純粋な恋が見ていて微笑ましい。
お兄さんのベニーの方にも恋人になりそうな女性が現れるのだが、その女性を演じているのがジュリアン・ムーア。とにかく、この作品の見所はジョニー・デップの演技ですッ★
もう観ながら「可愛いィ〜〜〜♪」を連発してしまいます!(* ̄(エ) ̄*) ポッ
『シザー・ハンズ』のジョニーの表情の演技にも感動しましたが、この作品のジョニーにも彼の演技力には驚かされますッ★d(>_・ )グッ!ジョニーファンなら絶対に気に入る事間違いなし!ミ凸ヽ(^_^ )太鼓判だね
かなりお勧めですッ★( ^ー゜)b
2003.8.2310日間で男を上手にフル方法(2003年 米)
女性誌にハウトゥもののコラムを書いている彼女は『どんな事をすると男に嫌われるのか!?』といった逆恋愛マニュアルを、実際に自分で体験し観察した事を記事にする使命を与えられた!
締切りまでの猶予は10日間。
実験台の男も決まり、楽勝かと思ったが。。。
気軽に楽しめるラブ・コメディーです。アンディ(ケイト・ハドソン)は、ハウトゥもので人気の女性誌『コンポージャー』の編集者。
女性好みの実用ネタを扱った彼女の記事は、雑誌の売上げに大きく貢献していたが、大学院卒の肩書きを持つ彼女は政治や社会問題についての記事を書きたかった。
しかし、編集長のラナ(ベベ・ニューワース)からは、『あなたがやりたい記事は、読者が求めているものではないわね。売れる企画を作ってから思う存分おやりなさい!』と言われてしまう。そこでアンディは、同僚ミシェル(キャスリン・ハーン)の失恋体験をヒントに、恋愛のハウトゥもの『10日間で男を上手にフル方法』を執筆する事に・・・
締切りまでの猶予は10日間!早速実験台の男を見付けたが。。。その可哀想な男の名はベン(マシュー・マコノヒー)。
広告代理店に勤める彼はアンディの計画にまんまとひっかかり、全て順調に運んでいるかの様に思われたが、、、彼にもまた仕事上の事情が有ったのだ。。。魅力的なのに恋が長続きしないのは何故?
この答えを実体験で証明する為に、アンディはこうすれば男に嫌われると思うあらゆる事をやってみせるのだが・・・この映画のタイトルを見ただけでもちょっと気になる作品だが、観てみると期待以上に楽しめた。
なんと言っても、主演のケイト・ハドソンが可愛いッ★
アンディという役の中で、さらに男を騙す演技をしている訳だが、、、そのコロコロと変わる表情がなんとも魅力的!d(>_・ )グッ!
ちょっと笑いたい時に観るには最適の映画ですッ★
2003.8.12キッド(2000年 米)ディズニー映画
イヤな大人になってしまった敏腕イメージ・コンサルタントの前に、ある日突然少年が現れる!
彼は8才の頃の自分自信だった。。。
大人にも夢と希望を与えてくれる感動のファンタジードラマです。40才を目前にした有能なイメージ・コンサルタント、ラス・デューリッツ(ブルース・ウィリス)はハッキリ言ってイヤな奴だった。
恋人(?)のエイミー(エミリー・モーティマ)からも一日に何度も『むかつく奴!』と言われる始末。そんなラスの前に、ある日突然8才の頃の彼自身ラスティが現れた!
いつから始まったかも忘れてしまった目の痙攣に悩むラスは、自分が幻覚を見ているのだと思い込み、診療内科の医師のもとを訪れ強い薬を出してもらう。
しかしラスティの姿がラス以外の人にも見える事を確認すると、何故8才の時の自分自身が現れたのか!?その事を真剣に考える。
太り過ぎで虐められっ子の8才の頃の自分と、子供の頃に思い描いていた理想の大人とは掛け離れた生活を送っている40才の自分に、お互いに失望しつつも徐々に心を通わせていく。
ラスティの話しを聞くうちに失った子供の頃の夢を思い出したラスは・・・
嫌な思い出しかない少年時代を葬り去る事でやり手の仕事人間になっていたラスをブルース・ウィリスが味の有る演技で好演している。
8才のラスティ役のスペンサー・ブレスリンも肉マンの様な憎めないキャラでなんとも可愛い子です。
それから、恋人エイミーを演じたエミリー・モーティマだが、デミ・ムーアにとてもよく似ていると思うのは私だけだろうか?(笑)この作品を大好きな理由は、大人にも何歳になっても夢は叶えられるものなんだ!いつからでも人生を変える事が出来るんだ!といった希望を与えてくれる。。。いや、大人にもと言うより、ラスの年齢に近い大人が観た方が感動は大きいのかもしれない。
とにかく観た後でとても温かい気持ちになれる素敵な作品です。
私のお気に入り映画のBEST3に入る作品なので、是非一度観てみて下さい♪
お勧めですッ★d(>_< )GOOD!
2003.8.10ニック・オブ・タイム(1995年 米)
娘の命と引き換えに、女性州知事を暗殺するよう脅迫された父親。
ギリギリの状況下で彼は。。。離婚するはずだった妻を亡くし、仕事の為に娘と二人ロサンゼルスにやってきた会計士ジーン・ワトソン(ジョニー・デップ)は、駅に着くなり警察官を装った男女二人組に拉致された。
『娘の命と引き換えに写真の女を殺せ!』という、あまりにも酷い脅迫。
二人組の男スミス(クリストファー・ウォーケン)がジーンを見張り、女ジョーンズ(ローマ・マフィア)が娘リンを人質に軟禁した。
娘の命も守り、殺人もしないで解決する方法は有るのだろうか!?
『キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン』でレオ様のお父さん役を演じたクリストファー・ウォーケンが、あの独特な目で冷酷な犯人役を好演している。
ギリギリの状況のジーンを助けてくれたヒューイ(チャールズ・S・ダットン)もイイ味を出している。いつも作品毎に全然異なったキャラを演じてくれるジョニー・デップは、この作品ではわりと普通だが(笑)、その普通のお父さんが命がけで娘と州知事の命を救おうとする切羽詰まった様子がなかなかイイッ★d(>_・ )グッ!
2003.8.7穴(2001年 英)
名門校の生徒4人が失踪。。。18日後、ボロボロになった女子生徒が一人生還するが・・・
高校生という微妙な年頃の心理状態が生んだ悲劇。
学園系青春サスペンス。英国の名門パブリック・スクールに通う4人の生徒が突然行方不明になった。
18日後、いなくなった生徒の一人であるリズ(ソーラ・バーチ)だけが、薄汚れ憔悴しきった状態で姿を現した。彼女に何が起こったのか!?真実を解明する為に、犯罪精神科医のフィリッパ(エンベス・ダビッツ)が問いかける。
そして”穴”の中での出来事が徐々に明らかになっていくのだが・・・『アメリカン・ビューティー』でも不機嫌な娘役を演じたソーラ・バーチが、この作品でもちょっと劣等感を持つ複雑な女子高生の役を好演しています。
高校生という微妙な年頃が生んだ悲劇という面では、以前紹介した『O』と共通しているように思います。
この作品は、物語りが進むにつれてニ転三転するストーリー展開になっているので、内容については敢えて書かないでおきます。(笑)
ちょっと寒くなれるかもしれないので、夏の暑い夜にでも観てみて下さい♪
2003.8.7es[エス](2001年 独)[PG-12指定]
模擬刑務所における看守役と囚人役の心理実験!
彼等の行動は全て監視されているはずだった。。。
心理学界を震撼させた実験を題材にした驚愕のサイコサスペンス。ある大学の心理学部が新聞で被験者を募集し、模擬刑務所で看守役と囚人役を演じさせるといった心理実験を行った。
高額の報酬目当てに参加した人が多い中、元記者のタレク(モーリッツ・ブライブトロイ)は、『面白い記事が書けるのでは、、、』とメガネ型のカメラを購入し、自らも参加した。
記者として面白い展開を期待したタレクは、自分が囚人役である事を利用し、看守役の一人にわざと言い掛かりをつけて、彼の心理状態を揺さぶった。
そして、事態は思わぬ方向に・・・かつて実際に行われ裁判沙汰になり、現在は禁止されている心理実験を題材にした話題作です。
刑務所内での看守の暴行事件は度々問題になりますが、この作品を見ていると、ああいった特殊な状況の下では誰もが簡単に異常な精神状態に追い込まれてしまうという事が分かります。
あんな実験が実際に行われていたのかと思うとゾッとしますが、興味深い作品だと思います。皆さんにお勧めはしませんが、心理学に興味の有る方は是非観てみて下さい。( ^ー゜)b
2003.8.1シザーハンズ(1990年 米)
年老いた発明家により作られた人造人間。
未完成なまま製作者が急死してしまい、彼の手はハサミのままに。。。
純粋で哀しい恋の物語です。ある日、化粧品のセールスレディーのペグ(ダイアン・ウィースト)は、どの家を訪問しても断られ仕事にならず、ふと車のミラーに映った丘の上のお城に行ってみた。
そこには、製作者が死んでしまった為に、完成しないままの状態で独りぼっちになってしまったエドワード(ジョニー・デップ)が居た。
彼は、心も体も人間と全く変わらないのだが、、、手がハサミだった。心の優しいペグは、彼を見てビックリはしたものの、そのまま放っておけずに、自分の家に連れて帰った。
彼女には息子のケビンと娘のキム(ウィノナ・ライダー)、そして物わかりのいい(?)旦那様がいた。エドワードはペグの家族に優しく守られながら、近所の人々とも上手に付き合っていこうと努力した。
初めて写真を見た時からエドワードはキムに惹かれていた。
キムにはボーイフレンドがいたが、エドワードの純粋な気持ちに彼女もまた段々に惹かれていく。。。一度は町中の人気者になったエドワードだったが、手がハサミだった為に、彼の意思とは関係なくトラブルが多発!
人気者から一転して危険人物に・・・
この物語りは、おばあちゃんが孫娘に自分の体験談を聞かせているといった設定で作られています。
年を取らない人造人間と、長い年月を経て年老いてしまった人間の娘の哀しい恋の物語りです。エドワード役のジョニー・デップは本当に色々なキャラの役柄を演じてきていますが、この人造人間エドワードの役は、見ていて思わず『可愛い〜♪』と言ってしまう程、チャーミングで魅力的です。d(>_< )GOOD!
そして、娘のキム役のウィノナ・ライダーがエドワードの降らせた雪の下で舞うシーンは、とても美しいですッ★
優しいお母さんペグを演じたダイアン・ウィーストもとても素敵♪
とってもイイ人のお巡りさんも出てくるよ!(笑)是非、家族で見てもらいたい作品ですッ★d(>_・ )グッ!
2003.7.22海辺の家(2001年 米)
余命3ヵ月と宣告された父。。。
長年の夢だった理想の家を一緒に建てる事で荒んだ息子の心を救いたい、、、そして父子の絆を取り戻したい。。。20年間勤めてきた建築事務所から『CG全盛のこの時代に、手作りのモデルを使ってデザインする建築デザイナーは時代に合わない』という理由で、突然解雇されたジョージ・モンロー(ケビン・クライン)。
怒りにまかせて自分が作ったモデルを全て鉄棒で叩き壊し、事務所を飛び出したが、、、その場で突然倒れてしまう。余命3ヵ月と知った彼は残された自分の時間を、別れた妻と暮らす反抗期の息子サム(ヘイデン・クリステンセン)と共に、長年の夢だった手造りの家を建てる事に費やそうと決心する。
10年前に別れた妻ロビン(クリスティン・スコット=トーマス)は既に再婚し、サムの他に二人の幼い息子がいるが、子供達は仕事人間の父親に懐かない。。。家庭崩壊の寸前だった。
そんな荒んだ家庭環境の中で、ドラッグ・マリファナ・ピアス・化粧・・・と、どんどん変貌していくサムを説得し、家造りに参加させるまでにはかなりの努力と忍耐を要したが、ジョージの命をかけた思いが通じ、サムも次第に心を開いていく。
息子が更正していく様子を見るのが嬉しくて、別れた妻ロビンも毎日ジョージの元へ通ってくるように。。。
そして、念願の手造りの家を建てる事で別れた家族との絆が・・・この作品では、別れた家族以外にも、その隣人や友達などの絡みも興味深く(?)描かれている。
向いの家に住むコリーン(メアリー・スティーンバーゲン)は『バック・トゥ・ザ・フユーチャー3』でクララの役を演じた人だが、今回は娘のボーイフレンドと寝てしまうといった、ちょっとイカレタお母さんの役で面白い。他にも面白いキャラの隣人が出てくるが、、、やはり今回注目したいのは、反抗期の繊細な息子を演じた『スター・ウォーズ』でお馴染みのヘイデン・クリステンセンかな!?
そして、最後にちょっと意外な結末が。。。(謎)
2003.7.16I am Sam アイ・アム・サム(2001年 米)
7歳の知能しか持たないが故に娘の養育権を奪われてしまった父親。。。
しかし、愛する娘を取り戻す為に法廷闘争に挑む!
父娘の愛情を描いた感動のヒューマンドラマです。コーヒーショップでテーブルのセッティングや掃除の仕事をして生計を立てるサム(ショーン・ペン)。
ホームレスの女の子を妊娠させた事で、彼は父親になってしまった。
しかも出産後彼女は逃げてしまい、産まれた赤ちゃんはサムが一人で育てることに・・・知的障害というリスクを背負ったサムだが、彼は本当に献身的に子育てをし、彼を取り巻く優しい人々の手を借りながら娘のルーシーと仲睦まじく暮らしていた。
ルーシーはとても可愛く賢い少女に成長し、小学校に入学した。しかし児童福祉局では7歳の知能のサムが、自分よりも知能の上がっていく娘を育てるのは問題有りと判断し、ルーシーを施設に保護するべく、父娘を引き離してしまう。
なんとか娘を取り戻そうといつもの仲間達と相談した結果、サムは敏腕女性弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)に強力を求めた。
最初はやっかいな役を引き受けてしまったといった風だったリタも、実は自分の方がサムに癒されているのではと感じるまでに彼にのめり込んで戦ってくれた。
この作品では、サムが事有るごとにビートルズにまつわる話を引用するのが面白い。
BGMにもビートルズナンバーが使われ、ルーシーが小学校に履いていく靴を買った帰りに、仲間達が全員赤い風船を持って道路を横断する場面は、ビートルズのアルバム『ABBEY ROAD』のジャケットそのものだった。(笑)
注*ビートルズのメンバーは風船は持っていません。(笑)そして、当時ポールが手にしていたタバコは現在では消されてしまったとか。。。
余談ですが、急にABBEY ROADが懐かしくなった私はBGMに流しながらこれを書いています。(笑)最後に温かい感動の込み上げてくる作品ですッ★
なんと言っても、ショーン・ペンの演技と思えない名演技と、子役の女の子が本当に可愛い所が見所です♪
2003.7.9ダイ・ハード2(1990年 米)
ブルース・ウィリスの大ヒットシリーズ第二弾!
今度は大空港を舞台にド派手なアクションが炸裂ッ★前回の舞台は超高層ハイテクビルだったが、今度はクリスマスのワシントン、雪の降るダレス国際空港。
一作目では、NYに単身赴任している刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)がクリスマスに訪問したLAの妻の会社の有る超高層ハイテクビルがテロリストに占拠されてしまった話しだったが、今回は、クリスマスの空港に妻を迎えに行ったジョンが、またまたテロ集団に遭遇してしまうといった話し。
管制機能はテロ集団に支配されてしまい、空港の上空では悪天候の中、着陸の指示を待つ飛行機が何機も旋回中。。。燃料切れの心配も!!
石頭の空港の警備責任者や、味方だと思ったらテロ集団の仲間だった奴らに邪魔されながらも、不死身の男ジョン・マクレーンが勇敢に立ち向かう。
一作目よりもさらにハラハラさせるド派手なアクションシーンが多いですッ★
前回に続き、あの話しの分かる大食いのパウエル刑事も出てくるし、自分の手柄の事しか考えていないアホな報道マン、ソーン・バーグも健在!(今回もジョンの奥さんに痛い目に合わされるが。。。爆)
そうそう!さんざんジョンの邪魔をした石頭の刑事が最後にちょとだけイイ人になる。。。(笑)
このシリーズは、ブルース・ウィリスのアクションが大好きな人にはたまらない作品だと思います。
多分、男の人向き。
最近のブルース・ウィリスとはちょっと違った、まだ若い熱血漢といった感じの彼が見られます♪
2003.7.7オーロラの彼方へ(2000年 米)
時空を越えた父と息子の奇跡の交信!
オーロラのもたらす不思議な現象が親子の運命を変えた。
感動のSFファンタジーです。1969年10月10日、地下変電所の火災で命がけの救出劇をやり遂げた勇敢な消防士フランク・サリヴァン(デニス・クエイド)と、その30年後の36才になったNY市警の刑事である息子ジョン(ジム・カヴィーゼル)が、NYでオーロラの見える夜に無線で繋がった。
父がその二日後に倉庫火災で命を落す事を知っているジョンは、なんとか父を死なせまいと自分の知っている事を伝える。。。
父の運命を変えてしまった事で、タイム・パラドックスにより周囲の人々を予想もしなかった事件に巻き込んでしまう。。。
ジョンの母までもが殺人事件の被害者に。。。しかし、30年の時を越えた父と子の絆で一人の連続殺人鬼を追詰めて行く。
現在を生きる36才の息子と30年前を生きる父が、同時進行で事件に立ち向かって行くストーリー構成がとても上手く出来ていて、30年前の父が何か一つ解決する度に息子の記憶が走馬灯の様に変わっていく様子も面白い。
途中、いくつもの危機に見舞われるが30年後の息子を信じる父と、父や母をなんとか助けようとする息子の強い気持ちが奇跡を現実のものにした。
『オーロラの彼方へ』は、ここ数年の間に観た映画の中ではBEST3に入る作品です。
私のイイ映画の条件である、ハラハラドキドキ出来て感動の温かい涙が溢れる、そんな作品です。
まだ観てない方は是非観てみて下さい♪お勧めですッ★d(>_・ )グッ!
2003.7.2ダイ・ハード(1988年 米)
ブルース・ウィリスを世界的スターにした大ヒット作!
やられてもやられてもくたばらない奴!(=ダイ・ハード)
最初から最後までハラハラし通しのアクション映画です。ある年のクリスマス、NYの刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、仕事の為に別々に生活をしている妻の会社のパーティーに訪れた。
その妻の会社のある超高層ハイテクビルがテロリストに占拠された!マクレーンは異常事態に気付き、たった一人でテロリスト相手に戦う事に。。。
やられてもやられても死なない奴の役をブルース・ウィリスが熱演!
余談ですが、最初は白かったマクレーンのランニングシャツの色がドンドン変わっていくのが面白いです。(笑)
ハラハラドキドキした後に、ちょっとだけ感動的な一コマも有ります。(謎)<奥さんとの抱擁シーンじゃないよ!(^u^)プププ
これはアクションを楽しむ映画なので、詳しい説明は有りません。(笑)
来週は『ダイ・ハード2』もアップする予定ッ★
2003.6.24ジャック(1996年 米)
人の4倍の速さで成長してしまう少年ジャックとクラスメイトの悪ガキ達の友情を描いた、フランシス・フォード・コッポラ監督の珠玉のヒューマンドラマ。物語りは、妊娠初期のジャックの母カレン(ダイアン・レイン)が、仮装パーティーの最中にいきなり産気づくところから始まる。。。
病院に駆け込んでも、お医者さんは「まだ生まれる訳がない。」とたかをくくるが、超音波検査で臨月の状態である事が判明!!そして、あれよあれよと言う間にジャックの誕生。
生まれてきた赤ちゃんは、人の4倍の速さで成長してしまう特異体質であることが分かった。『子供は残酷』と言う両親の心配の中、ジャック(ロビン・ウィリアムス)は10歳まで家から出た事が無かったが、家庭教師の熱心な説得で、両親もジャックを学校に通わせる決心をする。
はじめは怪物を見る様な態度をとっていたクラスメイト達も、次第に彼を受け入れ友情が芽生える。
とりわけおませな悪ガキ ルイ(アダム・ゾロティン)は、ジャックの外見が大人である事を上手く利用しながら、彼を仲間へと導いてくれる。
ジャックと同じ視線になって彼の生き方を考えてくれる家庭教師ウッドラフ(ビル・コスビー)も忘れてはならない彼の親友だ。担任のマルケーズ先生(ジェニファー・ロペス)も優しく彼を見守り、その美しい先生にジャックは淡い恋心を抱く。
どう見てもお母さんより年上にしか見えないジャックとお母さんがジャレ合うシーンも微笑ましくおかしい。
最終的には誰よりも歳をとった姿になってしまうジャックだが、心は仲間達と一緒・・・
(7年後の彼等の姿も必見!謎笑)フランシス・F・コッポラ監督が、突然の事故により22歳の若さで逝ってしまった息子への愛情を込めて作った作品ということです。
コミカルにあたたかく、命の大切さや家族愛・友情、そしてほんのちょっと淡い恋なんかも描いた、感動のヒューマンドラマです。
主演のロビン・ウィリアムスの目の演技はホントに素晴らしいです。
涙なしには観られません。
絶対にお勧めッ★d(>_< )GOOD!
2003.6.20バンディッツ(2001年 米)
まるで違ったタイプの二人の脱獄囚が繰り広げる強盗計画!
二人の間に家出主婦が加わり、二人の関係にヒビが!?
大真面目なのに笑える痛快クライムサスペンス。行動派のジョー(ブルース・ウィリス)と頭脳派のテリー(ビリー・ボブ・ソーントン)は、脱獄後の逃走資金を集める手段に銀行強盗を選んだ。
一滴の血も流さずに現金を手に入れる、その紳士的(?)な彼等の手口を人々は『お泊まり強盗』と呼んだ。
その手口とは、犯行の前夜に標的となる銀行の支店長宅に押し入り一泊した翌朝、支店長と共に銀行に入り現金を出させるというものだった。そんな迷コンビの前に現れたのが家出主婦のケイト(ケイト・ブランシェット)。
結婚生活に失望し、死にたい気分だった彼女に怖いものなし!そんな三人が心を通わせながら強盗を繰り返すのだが・・・
途中ちょっと仲間割れか!?と、ガッカリさせる場面も有りますが、最後までちゃんと観ると、なかなか爽快な気分に!?(謎笑)
今朝たまたまテレビにチラッと写ったブルース・ウィリスはスキン・ヘッドでしたが、この作品では彼のロン毛が見られますッ★(笑)
ビリー・ボブ・ソーントンとは『アルマゲドン』以来の共演ということですが、二人とも全く違った役柄で、ちょっと意外な感じかも。ケイト・ブランケットも『ロード・オブ・ザ・リング』の時の妖精の様な女王様のイメージとは全く違った家出主婦。
この三人のおかしな関係も笑えます。
そうそう、もう一人忘れてはならない人が。。。
ジョーのいとこでスタントマンのハーヴィー。
でも彼についての説明は控えておきます。(謎)ドキドキハラハラ出来てちゃんと笑える、一粒で二度美味しい。そんな作品かなッ★( ^ー゜)b
2003.6.18アメリカン・ビューティー(1999年 米)
一見幸せそうに見える中流家庭の家族一人一人の抱える葛藤や倦怠をシニカルに描いたヒューマンドラマ。お洒落な家に仕事での成功、、、世間体ばかり気にする妻キャロリン(アネット・ベニング)と、父親のことが大嫌いな反抗期の娘ジェーン(ソーラ・バーチ)を持つ夫レスター(ケヴィン・スペイシー)は、14年間のサラリーマン生活を辞め、ある意味死んだ様な生活から足を洗う決心をする。
いつからか心が何物にも動かなくなっていたレスターは、ある日娘の色っぽい同級生に一目惚れしてしまい、忘れていたトキメキを思い出す。。。しかし、彼は一年後には死んでしまうことをまだ知らない。(謎)
両隣りにはゲイ・カップルが暮らす家と、規律ばかりを重んじる元海兵隊員の家族が住む。
その、元海兵隊員の家族も全員精神が病んでいて、息子のリッキー(ウェス・ペントリー)は堂々とジェーンの盗撮を繰り返す。。。しかし、何故かジェーンはそんな彼に惹かれていく。
そして、色っぽい同級生であるアンジェラ(ミーナ・スヴァリ)はそんなジェーンに嫉妬心を抱き、わざと彼女の嫌いな父親レスターに色仕掛けをしていく。こんな中流家庭の集まる住宅街での出来事を皮肉たっぷりに、しかし現実的に描いています。
タイトルの"アメリカン・ビューティー"とは、妻が庭で栽培する米国産の赤いバラの品種名だそうです。この映画は観ている誰もが、どこか思い当たる節の有る様な、、、感情移入出来る要素の多い作品で、自分自身の生活形態についても考えさせられます。
今の生活に不満の有るあなた!是非一度観てみて下さい。(笑)
ケヴィン・スペイシーのダメおやじ振りもなかなかイイですッ★d(>_・ )グッ!
2003.6.17光の旅人(2001年 米)
ある日、ある駅の構内にどこからともなく現れた不思議な男のヒューマンファンタジー。どこからともなく現れたその男は、たまたまひったくり事件の現場に居合わせた為に警察に保護され、その不思議な言動が病気と判断されて、『マンハッタン精神医学協会』の医師のもとに送られた。
彼は、自分が地球から1000光年の所に有るK-PAXという惑星から光エネルギーに乗ってやってきた胸から飛び出さないエイリアンだと言う。
端から信じていなかった精神科医パウエル(ジェフ・ブリッジス)も、彼のあまりにも高度な妄想に『彼はもしかして本当にK-PAX星人なのかも・・・』と考え始める。。。。
彼の名はプロート。
プロート(ケヴィン・スペイシー)は、ほんの一部の天文学者しか知り得ない宇宙の謎を的確に解いてみせ、彼の言うK-PAXに相当する星が実在する事を証明してみせた。
そしてまたプロートは、同じ病院に入院する患者達と接しながら彼等の傷付いた心を癒し始める。プロートは本当に異星人なのだろうか???
パウエルは真実を見付け出す為に彼にどんどん入れ込んでいくのだが・・・『アメリカン・ビューティー』で2度目のオスカーに輝いたケヴィン・スペイシーが謎の男プロートを好演しています。
最後の最後まで彼が何者なのかドキドキしながら、病院内でのほのぼのとした感動も味わえて、満足出来る作品だと思います。
年齢に関係なく楽しめる作品だと思いますよ♪( ^ー゜)b
2003.6.14O[オー](2001年 米)
シェイクスピアの名作『オセロ』を映画化した作品。
原作を知らないので、どの程度ストーリーが変わっているのか分かりませんが、現代の高校を舞台に置き換えてのスリリングな青春映画になっています。舞台はアメリカ南部にある全寮制エリート高校。
優秀な黒人オーディン(メキ・ファイファー)は、バスケチームでもヒーロー的存在で、監督からも可愛がられ、校長の娘デジーまでも虜にしていた。
そんなオーディンに嫉妬するチームメイトであり監督の息子のヒューゴは、邪悪な罠を仕掛けるのだが、、、それは思いもよらぬ惨劇へ・・・高校生という微妙な年頃が生んだ悲劇だと思います。
父親の愛情を自分のものに出来ないもどかしさと、全ての成功を手に入れてしまったチームメイトへの強い嫉妬心がヒューゴを悪魔の心へと変貌させてしまったのでしょう。
それにしても、あまりにも惨い。。。
自分の手を汚さずに、仲間達の心を上手く操って目的を達成しようとする頭脳犯。<このあたりが窪塚的。(謎)
それでも何となく同情してしまうあたりが、高校生というデリケートな心理状態を描写した作品ならではの感想なのかな!?主役のヒューゴを演じたのは『パール・ハーバー』で有名になったジョシュ・ハートネット。
ジェームス・ディーンの様な暗さと、レオナルド・ディカプリオの様な王子様的な雰囲気を持ち合わせた彼は、日本の俳優さんで言えば、窪塚洋介だろう!?
「この作品を日本でリメイクするなら、ヒューゴの役は絶対に窪塚君しかいないな!」と勝手な事を思いながら観ていました。(笑)悩める高校生に興味の有る人(???)にはお勧めッ★
2003.6.10アザーズ(2001年 米・スペイン・仏)
片頭痛の持病に悩む美しく神経質な母親と、光りアレルギーの子供二人の住む大邸宅で起こる奇怪な現象...
想像もつかない様な展開で最後まで目が離せません。
暑い日の夜に暗い部屋で一人で観ると涼しくなれるゴシックホラーです。(笑)1945年、イギリスの霧深い孤島の大邸宅で、グレース(ニコール・キッドマン)は出征した夫の帰りを待ちながら、二人の子供と暮らしていた。
そこに、以前屋敷に仕えていたという訳ありげな三人の使用人が現れる。。。
光りアレルギーの子供達の為に、部屋という部屋に鍵を掛け、子供達の通る場所はカーテンを閉めて太陽の光りを遮断する。
そんな閉ざされた大邸宅で、次々と奇怪な現象が起こるのだが。。。この作品は、何の予備知識も無く観た方が楽しめ(怖がれ)ます!?(笑)
なので、登場人物の説明などはやめておきます。この映画では、主演のニコール・キッドマンが、病気の子供を持つ母親の精神的に疲れた様子を好演しています。
やっぱり演技派女優って感じですね♪( ^ー゜)bストーリーも、かなり意表をつく展開になっているので、ちょっと寒くなりたい日にお勧めですッ★(^u^)プププ
2003.6.9スウィート・ノベンバー(2001年 米)
広告ディレクターとしての輝かしい実績を持つ仕事人間が、ある日ひょんな事から不思議な女性に『私の11月にならない?』とせまられる。。。『マトリックス』で今話題のキアヌ・リーヴスと無邪気な笑顔が魅力的なシャーリーズ・セロンのラブ・ロマンス。
'68年に製作された『今宵かぎりの恋』のリメイクらしい。常に仕事の事しか頭に無く、恋人からも愛想を尽かされ、彼の全てである仕事でも失敗をしてクビになってしまったネルソン(キアヌ・リーヴス)は、自分の過失から免許更新の試験を受けられなくなってしまったサラ(シャーリーズ・セロン)の突飛な要求を受け入れざるを得ない状況にあった。
サラは出会ったばかりのネルソンに
『力になるわ』『問題を抱えた男性を救う特殊能力があるの』『閉じたままの箱を開けて光りを当てるわ』
と言い放つ。
心から人を愛する事の出来なかったネルソンも次第に彼女のペースに引き込まれていく。
しかし、、、あけっぴろげの無邪気な笑顔の彼女にも、誰にも言えない秘密があった。。。どこから見てもハンサムなキアヌ・リーヴスとホントに素敵な笑顔のシャーリーズ・セロンの共演を見るだけでも楽しめる作品だと思うが(笑)、問題を抱えた人達の心の動きもちゃんと描かれていて、なかなか良かった。
女性好みの映画だと思うが、人間っぽいキアヌを見てみたい人にはお勧めッ★( ^ー゜)bエンヤの歌う主題歌『オンリー・タイム』もd(>_・ )グッ!
2003.6.3めぐりあう時間たち(2002年 米)
時空を越えた3人の女性のそれぞれのある一日をモザイク状に構成した、『幸福のつかみ方』をテーマにした作品。
最初から最後まで3人の女達の表情は苦悩に満ちていて、観るものをハラハラさせる。。。この作品は、別々の時代を生きる、『ダロウェイ夫人』というキーワードで繋がった3人の女性の一日を同時進行で見せていくといった、かなり複雑な構成になっているが、最後まで観るとちゃんと納得出来る様に精密に組み立てられている。
最初の一人は、1923年のイギリス、ロンドン郊外のリッチモンドに住む、作家ヴァージニア・ウルフ(ニコール・キッドマン)。
彼女は病気療養の為に、都会からこの町に移り住んできたのだが、日々悩みながら執筆活動を続けていた。
そこで生まれようとしていた作品が『ダロウェイ夫人』。二人目の女性は、1951年、ロサンジェルスの閑静な住宅地に住む、妊婦ローラ・ブラウン(ジュリアン・ムーア)。
彼女は、子供の面倒もよく見てくれる申し分のない夫の理想の妻を演じる事に疲れていた。
そのローラがベッドの中で読んでいた本の題名は『ダロウェイ夫人』。三人目の女性は、現在2001年のニューヨークに住む、編集者クラリッサ・ヴォーン(メリル・ストリープ)。
彼女は病の詩人リチャードの世話を何年も続け、感情を抑え込んで生きてきた。
リチャードは彼女のことを『ミセス・ダロウェイ』と呼ぶ。3人とも、いつ自殺してもおかしくないような精神状態で、心から笑っているシーンは一度も出てこない。
とにかく重い作品です。
自分が誰の為に、何の為に生きているのか?そんな事を考えさせる深いテーマの作品ですが、難解な作品という事で、繰り返し観て下さいという意味なのでしょうか、、、この映画のチケットの半券を持って行くと、リピーターの人は千円で観られます。(多分)難解だけど、これ以上内容に触れてしまうとこれから観る人にネタバレになってしまうので、このへんで。。。(笑)
この映画の予告編を見た時に、『この人、ホントにニコール・キッドマン?』って思ったのは、私だけではないと思いますが。。。あれは特殊メイクのもよう。
実在の人物、ヴァージニア・ウルフのイメージに近付ける為に、かなり研究したらしい。
いつもの彼女の小悪魔的な雰囲気はみじんも感じさせません。(笑)
毎度の事ですが、女優さんって凄いッ★d(>_・ )グッ!一度は映画館に足を運んでもいい作品だと思いますよ♪( ^ー゜)b
2003.5.26レオン(1994年 米)
これまたちょっと前の作品ですが。。。
ジャン・レノ演ずるところのストイックに生きる殺し屋と、ナタリー・ポートマン演ずるところの麻薬密売組織に家族を殺された少女のアクションロマンです。ストーリー
レオン(ジャン・レノ)は、決して人と組まずに一人ストイックに生きるプロの殺し屋だった。
しかし、そんな彼の元へ麻薬密売組織に家族を皆殺しにされ、偶然買い物に出ていた為に、一人生き残った少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)が助けを求め、転がり込んできた。
12才とは思えぬ少女の色っぽさに、ストイックに生きてきた殺し屋もタジタジ!(笑)
少女はレオンが殺し屋だと知って、自分にも殺し方を教えてくれと頼む。。。そんな子供らしくない少女と殺し屋が一緒に過ごすうちに心を通わせていく。。。平然とアッと言う間に何人もの人を殺してしまうレオンが、12才の少女マチルダに振り回される様子が可愛い!?(笑)
そんなナイーブな殺し屋をジャン・レノが好演しています。
そして、その12才の少女の色っぽさが、また見物ッ★( ^ー゜)bナタリー・ポートマンと言う女優さん、現在は22才(かな?)の素敵な大人の女優さんになっています。
大ヒットした作品には恵まれなかったようですが、『スターウォーズ』の新3部作にも出演契約を結んでいるという事です。
また、レオンの続編で成長したマチルダが見られるかも!?という話しも出ているそうですよ♪
楽しみですね♪o(*^▽^*)o~♪
2003.5.24冷たい月を抱く女(1993年 米)
この作品は、ちょっと古い映画ですが、『めぐりあう時間たち』でアカデミー賞主演女優賞を受賞してから、ニコール・キッドマンの昔の作品を毎日のように番組欄で見かけます。
若い頃の彼女はホントに可愛いッ★
最近になって彼女の人気の理由が分かったような気がします。(^u^)プププこの作品では、小悪魔と言うよりも、真の悪女といった役柄をキッドマンが好演しています。
かなりのハマり役だと思います♪( ^ー゜)bストーリー
生徒の連続殺人事件に頭を悩ませながら自らも容疑者になってしまう、人のイイ大学の学長補佐アンディ(ビル・ブルマン)は、小児科病棟のボランティアとして働く美しい妻トレーシー(ニコール・キッドマン)と幸せな新婚生活を送っていた。
そこに、アンディの旧友の外科医ジェット(アレック・ボールドウィン)が偶然現れ、腹痛で倒れたトレーシーの手術をする事に。。。
その時の医療ミスによって、夫婦の間に亀裂が。。。しかし、その全ての偶然は綿密に仕組まれた罠だった!といった感じのサスペンス物です。
この映画、グウィネス・パルトロウが問題の有る生徒の役で出ています。すぐに殺されてしまいますが。。。(爆)
10年も前の映画を観ると、今では主役級の俳優さんが、チョイ役で出ていたりして面白いですねッ★ニコール・キッドマンの悪女ぶりを見たい人にはお勧めですッ★( ^ー゜)b
2003.5.18スポット(2001年 米)
優秀なFBI捜査犬と美人シングルマザーに厳しく躾られたちょっと大人びた少年が、ひょんな事から友情を結ぶ心暖まるドタバタコメディー。
98分という短かめの作品なので、小さいお子さんと一緒に観ても最後まで楽しめると思います。( ^ー゜)b主演は『スクリーム』シリーズ3本に出演している(私は観てないが。。。汗)デヴィッド・アークエット。
彼が演じる、大の犬嫌いの郵便配達員ゴードンが、ひょんな事から同じアパートに住む美人シングルマザーの一人息子ジェイムズ君を預かる事に。。。
そこに、有能過ぎるが為にマフィアから暗殺者を差し向けられた警察犬11号が逃げ込んで来た!
そこで付けられた名前がスポット。教育ママに育てられ、甘いお菓子も羽目を外す事も知らない大人びた少年と、遊ぶのは『ダメな奴』だと教え込まれた警察犬が、脳天気な郵便配達員ゴードンと過ごすうちに、本来の悪ガキ&犬ぶりを発揮し、友情が芽生える・・・といった流れです。
その有能な警察犬を調教したFBI捜査官を演じているのが、『グリーン・マイル』で、あの死刑囚の大男を演じたマイケル・クラーク・ダンカン。
優秀な警察犬が、新しい友達を選ぶか、それとも子犬の時から我が子の様に愛情を注ぎ育ててくれたFBIの大男を選ぶか。。。その時の大男の表情もなかなかイイです。マイケル・クラーク・ダンカンの優しい目に注目ッ★( ^ー゜)b子役の男の子も、あんなに小さいのに、ちゃんと小生意気な演技をしてるし、犬もちゃんと色んな表情を見せてくれて、かなり楽しめました。
ちょっと笑いたい時に観るにはお勧めの映画ですッ★d(>_・ )グッ!
2003.5.9ビッグ(1988年 米)
ちょっと古い映画ですが、『トム・ハンクスの人気を決定づけた大ヒット作。』と、WOWOWの解説に書いてあったので観てみました。
娘と一緒に105分間、しっかりテレビの前で楽しみました♪( ^ー゜)b12歳の少年ジョッシュは、気になる彼女に勇気のあるところを見せようと、遊園地のジェットコースターに一人で乗ろうと決心するのだが、身長が足りなくて乗せてもらえない。。。
がっかりしたジョッシュがフラフラと歩いていると、一台の謎のマシーンが・・・
そのマシーンに25セントを入れて『早く大きくなりたい』と願いをかけた。
すると翌朝、彼の体は大人にっ!!その大人になった子供(笑)がトム・ハンクス。まだ若いッ★
一応30代の設定のようだが、20代にも見える。(笑)で、いきなり大人になった息子を母は本人と信じてくれず、、、隣の家に住む、一番の親友ビリーだけがなんとか信じてくれた。<持つべきものは友達。。。だねッ★
その親友ビリーが、また小生意気で可愛い♪d(>_< )GOOD!
ビリーのアドバイスで住む所も決め、仕事も見付ける事が出来た。
その就職先が玩具会社。
ジョッシュは体だけは大人になってしまったけど、心は子供のまま。
彼の感性が社長さんに気に入られて大出世!!その社長さんのキャラもなかなかイイ♪
ちょっとムリして恋人も作っちゃったりして、、、恋人との辛い別れも経験して少し大人になった子供の、そんなこんなの心温まるファンタジーコメディー。
大人も子供も楽しめる作品ですッ★
(日本でもミュージカル化した『ビッグ』を唐沢寿明さんがやってたよね。)是非一度、観てみて下さい♪
お勧めですッ★d(>_・ )グッ!見所は、、、社長さんとの連弾シーンかな!?(謎笑)
2003.5.1シカゴ(2002年 米)
舞台は1920年代のシカゴ。
貪欲に、自分の犯罪さえも利用してスターになる事を夢見る女達と、その夢を利用して金儲けをする男の猥雑でセクシーでコミカルなミュージカル。殺人罪という重い犯罪をコミカルにテンポよく(もしかしたらこれは犯罪じゃないかも!?と思わせるような)最初から最後まで飽きさせる所が一つも無い作品です。
『あっ!』と言う間の113分でしたッ★d(>_・ )グッ!主演のレニー・ゼルウィガーは、スターを夢見るあまり、ウマイ話しに騙されて悪い男に引っ掛かってしまうロキシー・ハートの役。
ロキシーは騙されていた事を知ると逆上して衝動的に男を射殺してしまう。同じ頃、ロキシーの憧れのスター、ヴェルマ・ケリー(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)も、不倫していた夫と妹を殺してしまう。
そんな二人が獄中で出会うのだが。。。
留置場には賄賂を取り辣腕弁護士を紹介してくれる憎めないキャラの女看守長ママ・モートン(クイーン・ラティファ)が居る。(笑)
その辣腕弁護士ビリー・フリンを演じているのがリチャード・ギア。
このフリン弁護士も、かなりのワル!?(笑)とにかく、1920年代のシカゴでは人々が刺激を求めていたので、自分より目立った事件を起こされてしまうと、再び人々の感心を集める為にわざと騒動を引き起こして、巻き返しを図る。(爆)
最終的には『殺人犯も一人では当たり前だけど、二人揃えば。。。』ってな、凄い発想!!テンポのいいストーリー展開も特筆すべきだが、キャスティングの良さも素晴らしいですッ★(≧∇≦)ъ ナイス!
レニー・ゼルウィガーは、歌ったり踊ったりという世界とは無縁だったので、何故自分がこの役に抜擢されたのか不思議に思ったそうです。
そんな彼女を選んだロブ・マーシャル監督、あなたは偉いっ!!
撮影開始の二ヵ月前から、毎日学校に通うように特訓に通ったということです。
『ブリジット・ジョーンズの日記』の時には、役の為に6キロも増量したという話しを聞いて、『さすが女優魂!』と感動したものでしたが、そのポッチャリだった彼女が、今回は実にスリムな肢体で華麗に歌い踊る。。。ホントに努力以外の何ものでもないと思います。(感動)キャサリン・ゼタ=ジョーンズは、日本の女優さんで言うと大地真央(?)。
ハッキリとした目鼻立ちで、舞台の為の女優さんって感じです。
彼女のステージは本当に華やかで素敵でした♪リチャード・ギアもタップダンスのシーンまで代役無しで、全て自分でやったということで、かなりの特訓をしたようです。
こんな感じで見所満載ッ★
まだまだ誉め足りないけど、あまり長くなると読むのも大変なので、このへんで♪これは絶対にお勧めッ★d(>_< )GOOD!
(でも、ミュージカルの嫌いな人にはダメかもね。笑)
2003.4.24名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)
今回の物語りの舞台は、歴史の都 京都。
そして主役は、西の名探偵 服部平次(かな?)。オープニングから服部君の幼少時代の回想シーンが出てきて、その時に拾った(今でも初恋の想い出の品として大切に持っている)水晶玉が事件に大きく関わっているらしい。。。(謎笑)
義経と弁慶、手毬歌、翁の面、そして水晶玉。。。
ちょっと時代劇っぽいシチュエーションだが、現代の話です。(笑)まぁ、事件の内容は見てのお楽しみって事で、、、今回の見所は、服部君が映画では初めてフル出演しているという事です。
幼なじみの和葉(かずは)との恋の駆け引きなども面白いが、コナンとピッタリ息の合ったコンビネーションは、見ていて思わず顔がにやけてしまう程ッ♪(・-・*) ヌフフ
それから、服部君の太刀捌きはかなりカッコイイッ★d(>_・ )グッ!<きっと和葉も惚れ直したはず。新一と蘭の方も、一瞬だけ会えたような会えなかったような。。。(謎)
でも私的には、淋しそうな表情の蘭を何とも切ない顔で見つめる時のコナンが好きだなぁ〜。。。(笑)今回のコナンは映像的に犬夜叉っぽい!?α~ (ー.ー
何となく京都の雰囲気も楽しめて、大人のファンにも納得の作品になったのでは!?(と思うのは私だけ?笑)私はいつも水曜日のレディースデー(平日)に観に行くので、まわりを見ても大人ばかりだが、今回の作品は途中何度か笑い声がこぼれていたよ♪( ^ー゜)b
是非、大人の皆さんも観に行ってみてね♪お勧めですッ★
2003.4.4青の炎(2003年 日)
この作品は蜷川幸雄監督が貴志祐介のミステリーを原作に映画化したものです。
とは言っても、私は単純にあややがどんな演技をするのかが気になって見たくなっただけで、原作は読んでいません。f(^^;) ポリポリ主人公の櫛森秀一(二宮和也)はとても繊細な心の持ち主の17才。
その秀一が家族の平和な生活を守る為に完全犯罪の計画を立て実行するのだが。。。家庭の事情などを詳しく説明してしまうと、これから観る人が面白くなくなってしまうので内容にはあまり触れないでおきます。(黙)
で、私が気になっていたあやや(松浦亜弥)は、秀一のガールフレンド(クラスメイト)役で出てくるのですが、私が思っていた程事件に関わっていなくてちょっと意外でした。
口数の少ないちょっととっつき難い感じの神秘的な雰囲気を漂わせた女の子を演じていました。
以前にもテレビドラマで実年齢よりもかなり年上の役を自然にこなしていましたが、今回も不自然さは感じませんでした。そうっ!無口にしていれば大学生の役でも全然OKですッ★(爆)<今回は高校生です。そして、秀一の妹役が鈴木杏ちゃん。
杏ちゃんと言えば、テレビドラマの『青い鳥』の印象が強くて、ちょっとおませな可愛い女の子って感じが抜けないので、どうしても杏ちゃんと『ちゃん』を付けてしまいます。
今回は主人公の妹役ということで、特別出演になっていました。今現在も舞台に映画にと大活躍の杏ちゃんッ☆将来の楽しみな女優さんですよねッ★( ^ー゜)bそれから今回この映画で俳優デビューした人がいるんです。
なんと、、、デザイナーの山本寛斎!!w(°o°)w おおっ!!
ファッション界の巨匠とは思えないいい演技をしてました♪d(>_・ )グッ!
役柄はヒ・ミ・ツッ★(謎爆)<でも、かなり重要な役っ!主人公のお母さん役は秋吉久美子。いつも通りの不思議な雰囲気を漂わせていました。(笑)
あと、友情出演で竹中直人と唐沢寿明もちょっと出ています。邦画なので、映像とかにはあまり期待出来ないので、私的にはテレビでも充分かと。。。
でも、二宮君のファンにはよだれが出そうな作品ですッ★(^u^)プププ
2003.3.29catch me if you can(キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン)(2002年 米)
この作品は、本物の偽者を描いた真実のドラマです。<パンフよりかなり前に『世界仰天ニュース』みたいな番組で、こんな人を見たような気がするが。。。高校生ぐらいの男の子にこんな事が出来るなんて、信じられない!!w(°o°)w おおっ!!
まさに天才詐欺師ッ★スティーブン・スピルバーグが天才詐欺師フランク・アバグネイルの自叙伝(1980年出版)をジェフ・ネイサンソンの脚本で映画化した作品だが、この本が映画化されるまでには、何人もの人が映画化権を買い、脚本も書かれたが、アバグネイルの納得のいくものが出来なかったそうだ。
そんな長い道のりを経て、今回の脚本が注目を集め、天才レオ様(今回の作品でのレオナルド・ディカプリオを見ていると天才レオ様と呼びたくなる!爆)が出演を承諾し、スピルバーグが監督を引き受けることになったという訳だ。
レオ様を追い掛けるFBI捜査官役はトム・ハンクスが自分から名乗り出たそうだ。こんな感じで、この素晴らしいメンバーによって映画化された実話ですが、、、面白かった♪
まず、オープニングのアニメーションが昔っぽくてお洒落な感じで良かった。d(>_・ )グッ!
天才詐欺師が何故そうなってしまったのか。。。
尊敬する父親と、その父親に愛されているのに夫を捨てて他の男にはしってしまう母親。
仲のいい両親を微笑ましく思っていた普通の高校生のフランク(レオ様)には、両親の離婚など耐えられない事だったのでしょう。父と母のどちらを選ぶか、究極の選択を迫られたフランクは、誕生日プレゼントに父から貰った小切手を持って、家を飛び出してしまった。
そんな心に傷を持つ10代の役をレオ様が好演しているッ★( ^ー゜)b
『え〜、ウッソ〜!』と言いたくなるような鮮やかな詐欺ぶり♪
でも、この実話が60年代に起きた話だと言う事をお忘れなく!!(今だったら小切手の偽造なんて、、、ねぇ。笑)そして、天才詐欺師を追う事が人生の目標とも言えるカタブツFBI捜査官のカール・ハンラティ(トム・ハンクス)の感情の動きがなんともホロッとさせる。なんと言うか、、、ルパンを追う銭形警部にも似た感情が。。。(笑)
たまたま今朝テレビを見ていたら山本○也監督が、この作品を『駄作です!』と言っていたが、私はかなり好きです。
見た後で爽やかな気持ちになれる映画です。詐欺という立派な犯罪の話ですが、別に弱い者を騙して老後の為に貯えたお金をむしり取るわけでもなく、外見だけでお金を出すか出さないか判断するような世の中を逆に上手く利用した天才的な詐欺ぶりを、コミカルに軽快に描いているので、楽しい気分で観ていられる。
そして、楽しい中にもフランクの孤独やカールの微妙な感情の動きがちゃんと表現さてれいて良かった。
フランクのお父さん役のクリストファー・ウォーケンの演技も最高でしたッ☆最後のオチまで言うと、これから観る人に悪いので、この辺で。(^u^)プププ
観て損はないと思うよ!お勧めですッ★d(>_< )GOOD!
2003.3.16THE PIANIST(戦場のピアニスト)(2002年 仏・独・ポーランド・英)
この作品は実在のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンのナチスによるユダヤ人狩りからのサバイバルの恐怖の体験を忠実に映画化したものです。
少し前にこの映画の予告編を見て、『ナチスドイツの残虐な映画なんか見たら、気分が暗くなるから観ないっ!』と思っていたのですが、その後、テレビでこの映画の宣伝番組に、シュピルマンの実の息子さん(日本在住)が出ているのを見て、『事実を忠実に再現してる映画なんだ。。。やっぱり観ておこう。』と思い、早速行ってきました。(笑)
この映画の監督ロマン・ポランスキー自身も、幼い頃、当事者としてこの戦場に居たそうです。自分の記憶で補いきれない部分は、シュピルマンの原作に頼り、出来る限り現実に忠実に映画化したということです。シュピルマンを演じたエイドリアン・ブロディは本当に哀し気な目をした紳士で、この役柄にピッタリの人でした。
なんでもこの役の為に10数キロの減量を行って、その上ピアノの特訓も受け本番では代役無しで演奏シーンをこなしたそうです。
以前に『ブリジット・ジョーンズの日記』のレニー・ゼルウィガーが役の為に体重を6キロ増やしたという事を知って、「女優さんって凄いなぁ〜。」と感動したものでしたが、10数キロの減量って、、、私がやったら死んでしまうかもしれない程危険で、相当な努力と注意が必要な事ですよね。
やっぱり魅力を感じる俳優さん達は普通の人には出来ない様な努力をしてるんですね。(感動)そして映画の内容ですが、ナチスドイツのユダヤ人虐殺のシーンは、今までにも他の映画や歴史物の番組などで何度も見ていると思いますが、この映画の違う所は、シュピルマンを救ってくれたナチス将校の存在にも光を当てている事です。
後にこの将校はシュピルマン以外にも何人ものユダヤ人を救っていた事が分かりましたが、自身はソ連の収容所で亡くなられたそうです。歴史は苦手な私ですが、このように一人の実在のユダヤ人ピアニストから見た戦争の話は、ストレートに心に染みて分かりやすかったです。
今、幸せボケしている私達にも、いつ何が起こるが分からない世の中です。
一度見ておいていい映画だと思います。
2003.3.15RED DRAGON(レッド・ドラゴン)(2002年 米)
『羊たちの沈黙』『ハンニバル』に続くレクターシリーズ三作目ですが第一章という時間を遡った作品です。
今回の主役はレクター博士(アンソニー・ホプキンス)よりもグレアム捜査官(エドワード・ノートン)の方でした。それにしても、アンソニー・ホプキンスは物語りの導入部分からいい味を出していました。(笑)<確かにあの演奏は酷かった。(謎爆)
そして、今回FBI捜査官から遠ざかっていたグレアムに協力を求めなければならない程、常識を超えた残忍な手口の連続殺人事件を起こした犯人ダラハイド役を演じたのがレイフ・ファインズだが、グレアムとダラハイドの配役が逆でも良かったのでは?という声が多いようです。
確かにエドワード・ノートンは『アメリカン・ヒストリーX』の白人至上主義者のかなり危険な雰囲気の役がハマり役だったし、この前テレビの深夜映画で観たばかりの『ラウンダーズ』ではどうしようもないチンピラの役を好演していたので、今回の残忍な殺人鬼役もきっとハマり役だったと思います。でも、過去を引きずりながらもレクターに意見を求めに行き、謎めいた言葉の中から事件を解決へと導いていくちょっと陰のある元FBI捜査官の役も素敵でしたッ☆d(>_・ )グッ!
それにレイフ・ファインズのダラハイドもとても良かったです♪
あんな残忍な殺人鬼なのに盲目の女性との出会いによって、人間らしい心が顔を出してしまう。だたの冷血な殺人鬼ではなく「この人も可哀想なんだ・・・」と思わせる暗い目。。。
これまた素敵な俳優さんですッ☆d(>_・ )グッ!2『レッド・ドラゴン』を観る前に『羊たちの沈黙』と『ハンニバル』を復習しておいた方がいいかな?と思いましたが、余裕が無くて観られませんでした。でも、前の2作を忘れていても全然問題無いと思いました。
多分、2作とも観ていない人でもちゃんと楽しめる作品だと思います。
私はこのシリーズでは、今回の『レッド・ドラゴン』が一番好きです♪この手の作品は、ストーリーを全く知らない状態で観た方が楽しめると思うので、ストーリーに触れるのはやめておきます。
2003.3.9ラウンダーズ
1998年の作品ですが、新聞の番組欄を見てたらマット・デイモンとエドワード・ノートンの名前が出てたのでちょっと見てみました♪(笑)天才的なポーカーの腕を持つ法学生をマット・デイモン、そして、その天才のどうしようもない悪友をエドワード・ノートン、闇の勝負師をジョン・マルコヴィッチという豪華キャスト。
天才的なポーカーの腕を持つ法学生は、全財産を掛けて闇の勝負師に挑んだが大敗を喫し、勝負の世界から足を洗い恋人と地道に暮らしていた。
しかし、過去にイカサマの相棒だったムショ帰りの悪友との再会によって元の世界に引きずり戻されてしまっう。といったストーリー。
マット・デイモンの物凄い洞察力で他の人の手の内を全て見通してしまう役柄(役名を忘れた。。。汗)は、かなりハマり役で良かった☆
恋人と『ポーカーは二度としない。』という約束をして、一生懸命地道に生きてきたのに、悪友の誘いにズルズルと引きずり込まれてしまう。
ああいった勝負の世界って、きっと一度勝利の快感を味わってしまうと忘れられない(やめられない)んだろうね。その悪友役のエドワード・ノートンも、レッド・ドラゴン(まだ観てないが。。。)のFBI捜査官のイメージとは全く違って、いかにもチンピラって感じの役を好演していた。<見ていて、『ふざけんなよ〜ッ!』と言いたくなるようなチンピラぶりッ☆(笑)
そして闇の勝負師役のジョン・マルコヴィッチは、いつもの通り見るからにキケンな雰囲気をかもし出していて、これまたハマり役ッ☆
最終的には、ポーカーの天才も悪友の借金を全てかぶってしまって破滅してしまうしかないのか!?と思って最後までハラハラしながら見ていたが・・・(謎)
まぁ、結構面白かった♪
夜中に寝つけないからと言って、深夜映画なんか見ていると、結末が気になって結局は約2時間眠れない事になるんだよね。。。ヤレヤレ ┐(´ー`)┌ マイッタネ
2003.2.27四月物語
岩井俊二監督の67分の短い映画ですが、独特のカメラアングルで、ごく普通の女の子の私生活をごく自然に本人の視線になって見せてくれる。。。といった感じの作品です。物語り冒頭の、大学に行く為に上京する主人公の女子大生(松たか子)を家族が駅で見送るシーンでは、松たか子の実の家族が出演していた。(これって友情出演!?笑)
電車のドアが閉まり、駅から離れていく主人公を見送る家族は主人公の目から見た映像になっていて、電車が動き始めてやっと松たか子の姿が映った。(なんとなく岩井俊二って感じでしょ!?笑)
そして、東京(武蔵野)での一人暮らしが始まるのだが。。。なんだか見ていて羨ましかった。
私は東京生まれの東京育ち。何処に行くにも便利な所に住んでいて、結婚するまで一人暮らしをするようなチャンスなど無かった。。。と言うより、わざわざ家を出る必要が無かった。この物語りは、主人公が高校の時に憧れていた先輩を追って、同じ大学に行く為に上京する話しなのだが、、、地方に住む人だからこそ容易に実現出来る事で、これが東京から地方に行くとなったら、親を説得するのもかなり大変な事だと思う(家庭の状況にもよるが。)。
なんて、今さら羨ましがる年齢でもないがぁ。。。(^凹^)ガハハ
憧れの先輩役の田辺誠一も、なんか『先輩』って感じで良かったなぁ〜♪(謎爆)
2003.2.6黄泉がえり(2003年 東宝)
この映画、3週間限定上映ということで、慌てて観に行ってきました。(笑)<でもこの日の朝、ロングラン決定ッ★とテレビで言っていました。(爆)物語りは、九州の阿蘇地方のある限られた地域で、死者が死んだ当時のままの姿で蘇る(黄泉の国から帰ってくる)という信じられない現象が次々と起こり、『最愛の人に黄泉がえって欲しい』と想い続けていた家族や恋人達の喜びや戸惑いを描いている。
草なぎ君演ずるところの厚生労働省に勤務する川田平太は、自分の故郷で起こった不思議な現象の調査にやってくるのだが、、、そこで幾つもの家族や恋人達の現実の世界と非現実の世界の間で揺れる心の葛藤を目の当たりにするが、彼自身も。。。
といった感じで、いくつかの『黄泉がえり』のエピソードが同時に進行していて、一人一人の登場人物が、みんな重要な役割で気になる存在といった感じでした。
中でも高校生カップルとお医者さんファミリーが印象に残っています。
柴咲コウ演ずるRUIもなかなかいい味を出していました。
柴咲コウが昨年歌手デビューをしていたという事を、映画を観た後でパンフを見て初めて知ったので、『歌手じゃないのに、あんな魅力的な歌い方が出来るなんて、女優さんって凄いなぁ〜。』と感心して見ていました。(笑)テレビで放映するまで待ってもいいとは思いますが、なかなか心にしみる映画だったので、機会が有ったら観てみて下さい♪
最近の邦画は結構いい作品が有るので、要チェックッ★d(>_・ )
2003.2.6GO
この映画は、2001年の10月に公開されたものですが、去年の12月にテレビでやっていたので、暇な時に観ようと思って録画しておいたものです。(笑)物語りは、主人公・杉原(窪塚洋介)が、民族学校・友達・恋人を通して在日という現実と向き合い、悩み傷付きながら、民族意識や国籍という厚い壁を乗り越えていくといった、重いテーマでありながら明日への希望を感じさせる青春ドラマに仕上がっているように思う。
冒頭のシーンで、杉原自身が
「これは僕の恋愛に関する物語だ」
と、繰り返し断っている。
これは、監督の重苦しい作品にしたくない(後々問題にならないように)などの意図の表れだと思った。キャスティングがまたいい感じで、、、(笑)
主人公の杉原役は、窪塚洋介。
窪塚君と言ったら、私のイメージの中では『知能犯的な役が多くて、自分の手は汚さない。』みたいな感じだったのですが、この映画では、かなり喧嘩っぱやくて血の気の多い役。しかも負け知らず。
なかなかカッコ良かったですッ★杉原のお父さん役が、山崎努。
このお父さん、元ボクサーで息子が日本人にナメられないように(?)一生懸命鍛える、やはり血の気の多い人。(笑)
ハワイ旅行に行く為に、いとも簡単に朝鮮籍から韓国籍に変えてしまった。(でも、本当の意図は息子の足かせを少しでも外してやろうと思う親心のはず。)
そして、ママ(大竹しのぶ)には頭が上がらない。といった、下町っぽいキャラがとってもハマリ役で良かった。ママはママで、夫婦喧嘩をしては家出を繰り返すような、これまた面白いキャラです。(笑)
その他にも、恋人役の柴咲コウや、タクシー運転手の大杉漣などもいい味出してました。なんとなくタイムリー(?)な映画なので、是非一度観てみて下さい♪( ^ー゜)b
2003.1.21フォロウィング
『メメント』のクリストファー・ノーラン監督が、製作・脚本・編集・撮影も兼ねた長編デビュー作。。。という事で、やはり時間が逆行(と言うより、あっちへ飛んだり、こっちに飛んだり)するようなストーリー展開で、一度観ただけではサッパリ理解出来ない。まさに『メメント』の原点という感じの作品です。孤独で退屈な生活を送っていた作家志望の冴えない男が、小説の材料を探すという目的から、他人を尾行するようになった。。。まさか、尾行していた男に自分が操られる事になるなんて思いもせずに。
メメントを観て、面白いと思った人ならきっと気に入る作品だと思います。
ストーリーの展開が、『ん?何でこうなってるのっ!?』と思うシーンと、『あぁ、さっきの場面はここの結果ああなったのかぁ〜。。。』と納得するシーンが交互に出てくるような(結果を先に見せられて、後からその説明の場面が出てくる様な)行ったり来たりの構成になっています。でも、不思議なのが、、、さっき見たシーンと同じはずのシーンが出て来ても、映像がちょっとずつ違うんです。(これは観た人にしか分からない疑問だと思うけど)同じはずなのに違う。。。何故なんだろう???
普通、映画でもドラマでも、前後の繋がりがおかしくならない為に登場人物の立ち位置や、セットの配置なども寸分の狂いもない様に気を使うものだが、わざとちょっとずつ違う映像を使っているのだろうか?<理解不能ッ★是非、この映画を観た人の意見を聞いてみたい。
2003.1.11メメント
一年程前から『時間を逆行するストーリー構成』が話題になった映画で、テレビでやったら絶対に見ようっ!と思っていた作品です。この映画は、主人公が妻を殺された事件で自分自身も怪我を負い、前向性健忘という記憶障害に悩まされながらも、妻を殺した犯人に復讐する為に、証拠となる事実(?)をポラロイドカメラで撮影し、忘れないうちにメモを入れ、絶対に忘れてはならない事は自分の体にタトゥーの文字を刻み込んだ。。。といった設定で話が進んでいく(いや、戻っていく!?謎)。
ストーリーが過去に遡っていく事や、主人公の10分前の記憶が消える事を知った上で観ていても、何が真実で何が捏造された記憶なのか、、、登場人物全員が怪しくて、解釈に悩む。
正解を見付ける為に何度も繰り返し観るリピーターも多いようだが、この映画、何度観ても正解には辿り着けない様に思う。
観た人数分だけの解釈が有りそうな作品だ。討論好きな若者にはもってこいの作品だと思う。(笑)
メメントの監督、クリストファー・ノーランの作品で『インソムニア』は、昨年映画館に観に行ったが、こちらの方はストーリー自体は分かりやすかった。ただ、両作品に共通する事は、心理的描写に力を入れている事かな!?
デビュー作の『フォロウィング』という作品もビデオに録画してあるので、近いうちに見ようと思う。
2003.1.4連弾
竹中直人監督・主演の映画で、奥さん役に天海祐希が出ていたので、「テレビでやったら見よう!」と思っていた作品です。竹中直人扮する”専業主夫”の夫と天海祐希扮するバリバリのキャリアウーマンの妻。
その妻の浮気が、浮気相手の奥さんによって、子供の前でバラされてしまい、一家は家庭崩壊の危機に。。。といったストーリー展開。子供は、中学生ぐらいのお姉ちゃんと、小学校5・6年ぐらいの男の子の二人。
男の子はお母さんの浮気を知らされ、お母さんに対して嫌悪感を抱きながらも離れたくないという心の葛藤に苦しむ。
一方お姉ちゃんの方は、この騒動の前から決まっていたピアノの発表会でお母さんと連弾をするという課題が有った。
そこで本当は両親の離婚というショッキングな出来事も『私には関係ないわっ!』みたいな顔をして、お母さんとの連弾の練習を続ける。
もちろんお母さんも約束を守る為に、家を出た後も娘の所に練習に通った。なんか、家族の一人一人のキャラがすっとぼけてて可笑しいんだけど、、、ビックリしたのが天海のピアノの腕前!
確か、宝塚時代に音楽学校でピアノは苦手だったと言っていたように記憶してるのだが、、、あのブラームスの『ハンガリー舞曲』のSecondoのパートを、しっかり自分で弾いていた。w(°o°)w おおっ!!
このお母さんの役は、かなりピアノの上手い人の設定なので、猛特訓したに違いない。流石女優魂ッ★
私も何年か前にピアノの発表会で同じパートを弾いた事が有るが、右手と左手で違うリズムを刻まなければならない難しい箇所が有って、結構苦労した事を覚えている。(汗)
でも、キャラ的には天海の地のままでいけたんじゃないかな!?(笑)他にも、及川光彦がピアノ教室の先生の役で出てたりして面白かった。
わたし的には結構楽しめた映画です♪テレビでやってるのを見付けたら是非見てみて下さい★
2002.12.22K-19(2002年 英・米)
先日日記にも書いたが、観る予定ではなかった『ハリー・ポッター』を観に行ったら、丁度私達から「お立ち見になります。」と言われ、161分の長編をお立ち見は無理ッ!と思い、急遽『K-19』を観る事にした。ハリソン・フォード主演の潜水艦の映画だという事は知っていたが、K-19がソ連の原子力潜水艦で1961年に実際にあった話に基づいて作られた映画だという事は知らなかった。(歴史は苦手です。汗)
原子炉事故という日本でも時々耳にする深刻な問題がストーリーの中心になっているので、他人事とは思えない怖さと、潜水艦という逃げ場の無い恐怖を長時間体感しているうちに少し気分が悪くなってしまった。それだけ入り込んで観ていたのだと思う。私の様に歴史が苦手な人でも感情移入して観られた作品という事は、少し歴史の分かる人には、もっと見応えの有る作品なんだろうと思う。当時ソ連はアメリカとの軍拡競争で、かなり無理をしていたようだ。
アメリカが世界初の原子力潜水艦(SSN)ノーチラスの進水に成功すると、3年後にはソ連も・・・といった具合に。
アメリカに自国の威信を見せつける為に、艦の安全対策が後回しにされ、原子炉事故は起こるべくして起こったと言われているようだ。そう考えると、K-19がウィドーメーカー(未亡人製造艦)とまで言われたのも頷ける。『U-571』という潜水艦の映画を観たことが有るが、(ただジョン・ボンジョビが出ていたという単純な理由で。笑)その時も思ったが、潜水艦の中での事故とか故障は、逃げられない恐怖でパニック状態になって当然だと思うが、そんな緊迫した状況の中で乗組員の人達は冷静に的確な修理をしていく。その精神力は物凄いと思う。
『K-19』の場合は、数名の乗組員が放射能の充満した原子炉の中に入って破損部分の修繕をしなければならないという、特攻隊的な決断を強いられるわけだが、、、
これから観る人の為に詳しい内容を書く事は避けるが、本当に観ていて苦しくなってしまった。主演は艦長役のハリソン・フォードだか、役柄的には副館長のリーアム・ニーソンの方がいい役だったような気がした。(笑)
それと、この映画の監督さんが女性だという事も驚きですね。
決して楽しい映画ではないので、「面白いよ♪」とは言い難いが、いい映画だと思いました。お勧めです★
2002.12.12マイノリティ・リポート(2002年 米)
スティーブン・スピルバーグ×トム・クルーズという、映画ファンなら『これは観なきゃッ★』と思う、ハリウッドきっての最強のコンビ!?(笑)早々と観に行ってきました♪
スピルバーグだから面白いに違いないと思って観に行ってガッカリした『A.I.』などという作品も有りましたが、近未来を舞台にした作品を沢山作っているのに、こんなにも異なった世界を想像出来るスピルバーグはやっぱり天才なんだなぁっと思いました。
今回の作品ではストーリー展開もスリリングだけど、映像的にもかなり視覚効果(UFX)に力を入れて未来的雰囲気をよく出してしたのではないかと思います。舞台は2054年のワシントンD.C. ここでは、未来は透視可能になっており、犯罪は犯す前に罰せられるという異様な世界になっていた。
”プリコグ”と呼ばれる3人の予知能力者によって殺人事件はすべて予知され、犯人は殺人を犯す前に逮捕された。
そのシステムは完璧で決して誤謬は無かった。。。はずだった。この最先端の犯罪取締チームのトップで精力的に働いていたのがジョン・アンダートン主任(トム・クルーズ)だった。
彼は6年前に息子を誘拐され、その悲しみから抜け出せずにいた。同じような悲劇を二度と起こさない為にも彼は仕事にのめり込んでいた。このシステムに誤りは無いと信じて。。。
ところが、そのアンダートンがシステムに疑念を持つ事態に・・・・・
何故か、彼が見ず知らずの人を36時間後に殺すという予知がされたのだ。そこでアンダートンは自分の手で自分を罠にハメた人物を探す為に、とにかく逃げるのだが、このシステム下では、全ての人の行動がモニターでキャッチされており、何処に行っても自分の目がIDとなって、身元が明らかになってしまうのだった。
これ以上書くと、これから観る人の楽しみが無くなってしまうので、ストーリーについてはこの辺で。。。(・-・*) ヌフフ
このプリコグによる予知が100%完璧だと信じて事件を未然に防ぐというシステムは私は嫌いだ。
よく、飛行機の墜落事故とか、無差別殺人事件などの惨劇が起きたりすると、被害者に対して『運命だったのかしらねぇ。。。』みたいな声が聞こえてくるが、この『運命』には納得出来ない。
生まれてから死ぬまでの変える事の出来ない筋書きが決まっている様で、(これは私の勝手な解釈だけど)なんだかイヤだ。
やっぱりマイノリティ・リポート(少数報告)は重要だろう!(謎)
勇気ある決断で人生は変えられるんだッ★(笑)上映時間2時間25分という長い映画だけど、のめり込んで観る事が出来る面白い映画だったと思います♪
これなら男女を問わず楽しめるハズッ★是非カップルでどうぞっ!(^u^)プププ