北光社開拓記念碑

「北光社」とは、明治30年に当時クンネップ原野と呼ばれていた当地に高知から開拓の為に入植してきた人たちが作った「農場」です。

北光社とその後に入植してきた「屯田兵」が何もなかった原野の開拓を行い、現在の北見市の元となる「野付牛(ノツケウシ)村」ができました。

このあたりは「北光社」にちなんで「北光」という町名が付いています。
ちなみに、屯田兵が開拓した場所には「とん田(トンデン)東町」「とん田西町」という町名がついている場所があります。

この石碑にある「坂本直寛」という人は、坂本竜馬の甥で土佐自由民権運動の代表的な理論家で、先駆的憲法学者としても高い評価のあった人物だそうです。
「坂本直寛」は、板垣退助らとともに自由党を結成し、自由民権運動の先頭に立っていたそうですが、キリスト教に出会ってから政界から遠ざかり、民間人の独立と自由に基づく民主的・理想国家を夢見て「北光社」を設立し、新天地を求めてこの地に入り開拓を行ったそうです。

この人たちがいなかったら、今の北見市は存在していなかったかもしれません。

この場所には現在「北光八幡神社」があります。
神社の横のあたりに「北光社」の本部があったようです。

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