Muddy Waters －Recommend－マッキーレコード　

1948年～1954年録音のアリストクラット／チェス音源からのベスト。まずはこのジャケットですね。最高。臭いそうです。何なんでしょう、このインパクトは。ジャケも中身も名盤中の名盤ですね。
ここにはシカゴ・ブルースの「全て」があります。収録曲の全てがシカゴ・ブルースの名曲。そして、音や曲も最高ですが、“アイ・キャント・ビー・サティスファイド〝や“ローリン・ストーン”、ちょっとエロ路線？の“フーチー・クーチー・マン”、“アイ・ジャスト・ウォント・トゥ・メイク・ラヴ・トゥ・ユー”なんて、歌詞も最高だと思います。やっぱりこれを聴かなければ始まらないアルバムですね。

I Just Want To Make Love To You; Long Distance Call ; Louisiana Blues; Honey Bee; Rolling Stone; I'm Ready; Hoochie Coochie Man; She Loves Me; I Want You To Love Me; Standing Around Crying; Still A Fool; I Can't Be Satisfied

Tell Me Baby; Southbound Train; When I Get To Thinking; Just A Dream (On My Mind); Double Trouble; I Feel So Bad; Baby, I Done Got Wise; Mopper's Blues; Lonesome Road Blues; Hey, Hey

Mannish Boy; Screamin' & Crying; Just To Be With You; Walking In The Park; Walking Blues; Canary Bird; The Same Thing; Gypsy Woman; Rolli' & Tumbling; 40 Days And 40 Nights; Little Geneva; you Can't Lose What You Ain't Never Had (Compilation)

1959年録音。ビッグ・ビル・ブルーンジーの追悼盤ですね。これは、マディ初のアルバム用の録音です。
ビッグ・ビル・ブルーンジーの曲なんですけど、やっぱり師匠なんでね。違和感なし。マディらしいです。というかスゴイカッコイイです。バンドも乗ってた時期ですかね。あんまり注目されてないですけど、私は大好きですね。

チェスのリアル・フォーク・ブルースのシリーズ第一弾。４７年のデビュー作「Gypsy Woman」聴けます。
47年から64年までの選曲で、名曲満載。BEST　OF MUDDY WATERS と競るくらいの内容だと思います。私は聴き始めたころはこっちの方が好きでしたね。１曲目が「Mannish Boy」ですもんね。ROCK好きの人でも結構いけるかも。

(all live) I Got My Brand On You; Hoochie Coochie Man; Baby, Please Don't Go; Soon Forgotten; Tiger In Your Tank; I Feel So Good; Got My Mojo Working, Part 1; Got My Mojo Working, Part 2; Goodbye Newport Blues

1960年７月ニューポート・ジャズ・フェスティバルでのライブ。黒人以外の聴衆へ活動を広げはじめた頃の様子が伺えます。オーティス・スパン、ジェイムス・コットンがバック（！）。しかしマディのジャケは最高！ですね。ちなみに、このギターはジョン・リー・フッカーのギターというのは有名なお話。バンドといい、本人の調子といい、絶頂期と言えるのでは。

CORINE,CORINA / PINEY BROWN BLUES / BLACK NIGHT / TROUBLE IN MIND / GOING BACK TO MEMPHIS / BETTY AND DUPREE / SWEET LITTLE ANGEL / TAKE MY ADVICE / TROUBLE / HARD LOSER

６６年のアルバム。ホーン・セクションを入れた企画（？）盤。選曲やホーン・セクションの参加に賛否があるようで。。。あまり話題に上らない、地味なアルバムになっている気がします。
しかし、私は好きなんですよ。ホーンのダサさが逆に全体を和ませるというか、これはこれでカッコイイと感じてしまいます。ＭＵＤＤＹ自身は言う事なしの雰囲気ですからねえ。。。

Why Are People Like That / Going Down To Main Street / Born With Nothing / Caledonia / Funny Sounds / Love,Deep As The Ocean / Let Yhe Good Times Roll / Kansas City / Born With Nothing

75年の録音。ザ・バンドのドラムのレヴォン・ヘルムが立ち上げたウッドストックのスタジオの最初のクライアントがマディ。ザ・バンドの色が強いですが、パイントップ・パーキンスやボブ・マーゴリンがいますからねえ。やっぱりマディの世界です。しかし、マディの歌いいですよ。６０歳なんですが、ノリまくってます。ちなみにチェスでのラストアルバムです。

ROLLIN' AND TUMBLIN' / JUST TO BE WITH YOU / ELECTRIC MAN / TROUBLE NO MORE / "UNK" IN FUNK / DRIVE MY BLUES AWAY / KATIE / WATERBOY WATERBOY / EVERYTHING GONNA BE ALRIGHT

74年の録音。ルーサー・ジョンソン・Ｊｒ、ボブ・マーゴリンがバック。７３年から８０年の春までこの二人がギターで参加しています。好きなんですよねえこの二人。しかしマディ・バンドって本当に沢山のミュージシャンが参加していますね。道場みたいなもんですかね。それぞれがその後活躍している事を考えると、マディは、かなりアーティストを見る目があったんでしょうね。あっ、このアルバムカッコイイですよ。バンド・サウンドの見本。

Long Distance Call / Baby Please Don't Go / I'm Your Hoochie Coochie Man / Blues Before Sunrise / Rolling Stone / I Can't Be Satisfide / Blow Wind Blow / I Feel Like Going Home / Walking Thuru The Park / Lovin' Stuff

58年に初めて海外公演（英）を行った時の録音。マディは４５歳。最高の時期のマディ。ちなみのこの時期のチェス録音は、パット・ヘアにギターを弾かせ、本人は滅多に弾かなかったとか。ということは、この時期のマディのギターを存分に味わえる貴重な録音といえるかも。マディの自伝で、フォーク・ブルースを期待していた英のファンがエレキの音に耳を塞いだというエピソードがりますが、この時の話です。

Hoochie Coochie Man / Wakin' Thru The Park / Boogie Woogie Memphis / Rolin' And Tumblin' / How Long / Rock Me / Blow Wind Blow / John Henry / Stack Alee / How Long / All This Piano Boogie / Bye Bye Baby / Love My Baby / When The Sun Goes Down / Someday Baby / Slim's Slow Blues / Gee Ain't It Hard To Find Somebody

59年カーネギーホールでの録音と６１年ごろのスタジオ録音。ユナイテッド・アーティスツでの録音。ということは、この時期でチェス以外での録音なんですよね。上のアルバムもそうですが、この時期はフォーク・ブルースが盛り上がった時期。選曲、アレンジなど、フォーク・ファン向けと思われるところもありますが、この二人です。最高です。まあ、この年代のマディが悪いはずないですけどね。

マディの魅力にはまったら、このＣＤを。未発表曲など、珍しい曲を集めた２枚組です。４８年の国会図書館用の録音から７２年までの録音での未発表曲。特に１枚目は、デルタ・ブルースからシカゴ・ブルースへの変化が堪らないです。全体を聴くころには、改めてマディの偉大さを感じるはずです。マディ好きなら持ってて損は無いです。というかマストです！

①Louisiana Blues/I'm Ready/Honey Bee/I Just Want To Make Love To You/Kind-Hearted Woman/She Moves Me//(I'm Your) Hoochie Coochie Man/Long Distance Call/She's All Right/Rollin' Stone/Standing Around Crying/Too Young To Know; ②Walking Thru The Park/Still A Fool/You Can't Lose What You Ain't Never Had/I Can't Be Satisfied/I Want You To Love Me/Rolling And Tumbling//Just To Be With You/You're Gonna Need My Help/Same Thing/My Life Is Ruined/Baby Please Don't Go/Got My Mojo Working, Part 1

７１年発売の２枚組みベストアルバム。チェス兄弟が選曲しています。当たり前ですがこの時期のベストですから、内容は充実です。う～ん、CD化されているのでしょうか。とりあえず、見つけたら買いましょう。

７１年のライブ。バックはパイントップ・パーキンス、サミー・ローホーン。典型的なシカゴ・ブルースといった感じです。マディのライブの中でも大人しい感じですが、５０年代から基本は変わっていないと思うのです。悪く言えば型どおり。でも、良く言えば。。。安心して聴けるアルバムです。

Munnish Boy / Bus Driver / I Want To Be Loved / Jealous Hearted Man / I Can't Be Satisfied / The Blues Had A Baby And They Named It Rock And Roll / Deep Down In Florida / Crosseyed Cat / Little Girl

７６年のBlue Skyからの１枚目。７５年にチェスを離れて、ジョニー・ウィンターのBlue Skyレーベルへ。
バックはジョニー・ウィンターの他、当時のマディ・バンド。パイントップ・パーキンスにボブ・マーゴリン、ジェイムス・コットンなど。この当時、すでに結構な年のはず（６０代）。なのにこの勢いはスゴイ。この時期の録音では、このアルバムが一押し（僕の中でね）。