開発がすすむにつれて、大樹がだんだん少なくなってきている今日、次の大樹・大樹群は是非保護して後世に伝えていきたい。
(一) 山口八区のカヤの木
村道ぞいにある。周囲五・五b、高さ一○b、枝張り東西一五b、南北二○bぐらいあり、樹勢もよく、毎年果実をたくさんつける。木の又にはウメモドキや、アカメガシワなどの幼木が育っている。ムギラン・カヤラン・ヨウラクランのほか、シノブ・ノキシノブも着生している。この樹種としては全県的にみても大樹で、天然記念物として村の指定を愛けている。
(二) 荒町のハナノキ
田の中にある、周側一・五五b、高さ一五bぐらいで、枝張りも東西に一○bあり、樹勢もよい。
(三) 神坂荒町の堤のハナノキ
堤の土手にあり、樹勢もよい。周囲二・三b、高さ二五b、枝張り一○bくらいあり、天然記念物として村の指定を受けている。
(平成12年 堤の改修工事にて移植)
(四) 山口十一区(切石)のハナノキ
杉林の中にあって高くのぴている。周囲二・一b、高さ約二○b以上の雌木である。
(五) 山口六区のサルスベリ
光西寺の近くの防火用水池の近くにあり、毎年紅紫色の花をつける。周囲二・六b、高さ一○bぐらい、サルスベリとしては大きい。
(六) 山口十区のヤブツバキ
地上二○b、の周囲一・七五b、高さ約五b、四方に枝を広げ、樹勢は盛んでよく花をつける。天然記念物として村の指定を愛けている。直ぐ上に道路がつくられたので、その影響が心配になる。付近にはビワの大木があり県内では珍しい。