日本の水道水の普及率は98%に及び、
日本の水道水は「世界一安全な水」と言われてきました。
確かに現状でも水道水は安全に違いありません。
しかし、新たな問題が起こっていることも事実です。
安全な水を供給するためには、
十分な消毒・殺菌をしなければなりません。
その目的のために、残留効果の高い”塩素”が用いられています。
日本の水道水は「水道法」により塩素による殺菌が義務付けられており、末端の蛇口で0.1PPM以上の塩素が検出されることと規定されています。
つまり、下限のみ0.1PPM以上と規定されています。
そして上限が規定されていないために水源の汚染がひどい場合には、塩素が2PPM以上投入されることもあります。
では、この”塩素”によって起こる問題点とは?
⇒ カルキ臭 |
原水に残っていた有機物やアンモニア等と塩素が反応すると”カルキ臭”となって強く感じられます。 |
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⇒ トリハロメタン |
原水に含まれている有機物質と塩素が反応して発ガン性物質である”トリハロメタン”が生成されます。トリハロメタンは沸騰した時になんと3倍〜4倍に増えるのです。
沸騰して取り除くためには40分〜50分の時間が必要です。(H.5年大阪市水道局実験)
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⇒ ビタミン破壊 |
キャベツやお米、レバーに含まれているビタミンC、ビタミンB1,B2が塩素によって分解されます。
特にお米をとぐ時に残留塩素1.5PPM以上の水道水を利用すると、ビタミンB1のなんと約90%が破壊されてしまうのです。 |
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