1日目
・・・当日、朝5時半起床。寝れる訳ありません!!
何故か起きていた親父からお守りを借りて、見送ってもらってイザ自転車でGO!!
(・・・ここからは分単位でお送りします)
7:05(いきなり7時台かよ)、駐輪場到着。そぉいえば1週間置いとくのって
どーすんの?的な質問などでちょっと戸惑う(深夜でなければ普通に置いとけばよかった)
7:08、駅方面へ。・・・なんかごっつ遠く思えるんですけどッ!!(かなり焦りはじめる)
7:09、うぅ、そぉいえばメシ食ってない...何か買っておかなければッ!!と
通りすがりのコンビニに立ち寄って、最初に目に入っていくミルク紅茶(500ml紙パック)、
サンドイッチ、おにぎりを流れるように購入。思わず1円単位で払える金額だったので
しっかり小銭を出して購入(バカ...)
7:11、到着。間髪入れず「じゃ、出発します〜」と運転手。
バス内の時計を見て、「フフ、1分差でオイラの勝ちだ!!」と心の中で叫ぶとほぼ同じに、
時計は7:12になりました。30秒差くらいとちがう?(笑)
そんな訳で、まずしょなっぱからヘマをかましかける(実際にかけてないのがミソ)筆者で
ありましたが、バスは関空へ着実に近づいていくのでありました。
リアルタイムで書いていたメモを参考にすると7:50。
バスは高速道路内で堺市に入る。まだまだ南下。
なんとなくガサゴソと荷物を見直したあと、先ほど流れるように買った朝食を取り始める。
しばらくして、前方右手に橋が見えた。グァムの時は夕方出発だったのでこの橋全体が
1本の飛行機のガイドライトの様に、光が流れていくのがすごく奇麗で、その中を
渡っていったのだが、今回はナシ...ちょっと残念。
さらに少しして「帰りは3番乗り場にてお待ちしております...いってらっしゃいませ」
とのアナウンスも流れ、関空に到着。帰りは3番乗り場ネ、とメモメモ。
えぇ、この時点では、です...(またまた意味深)
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まだこれは日本側... 何ヶ月か居座り続けた |
「あー、全然かわってねーわ...」とつぶやくも、全然今回は勝手が違う訳で、早速
HISのブースに行ってまずは実際の搭乗券を受け取りに行く。確か8:30くらい。
早々と交換し、さてこれからは...完全に一人。上の写真の滑走路側に出っ張った
人気が少ないところでまず落ち着く。
ここで初めて、昨日買った電卓&時計をパッケージから取り出し、時刻合わせと
説明書を読んだ。またプリントアウトの無駄な部分を削るべく一通り見るも、
捨てたのは2枚だけ...それよりもこの作業で気づいたのは
「...カンボジア系の資料が半分以上、無い....」
無いというより単に忘れていて「あっちゃ〜...あぁ...」と言葉を無くしてしまう。
まぁ主要な名称なんかは覚えてるし...せっかくだからカンボジアでもタイの
マイペンライ(何とかなるサ!)気分で気合でGO!と意気込む
...事にする...
いや...気分的にも尾をひくのはイヤだし、資料がないから何もできなかった、
なんていうのも最近の若者の印象ぽくてイヤなんで...
さてさて、ちょっと余計な不安を増やしてしまいつつも、あと1時間40分くらい、
という時点まで引き続き荷物の分別や、トイレに行ったりうろちょろして過ごし
(自由席のくせに、特に窓側希望なら2時間前の受け付け前から待っておくべきなのだが...すぐ下参照)、
CXのアイランド(搭乗手続き所)へ出向いた。
「...なぁんか、人少ないなぁ...まさか早過ぎる事は無いよね?」
HISの搭乗券受け渡しの時点で既に席は決まっているものと思い、別に
こんなに早く来なくても良かったかな、と本気で思いつつ
(ご察しの通り、アイランドでの登録で初めて席が決まります...以下、全て同様)
「確かここではパスポートと搭乗券を添えて出すんだっけな」と
おぼろげな記憶を元に行動した。
が。まだ日本人の受付嬢(変な言い方ですが、実際にKIX以外では外人さんでしたから...)の
処理がなんだか妙に長い気がしてきた。気になって聞くと
受付嬢「えぇ、実はですね...香港空港の方が台風の影響で使用出来ず、
当機も飛べないようで...お客様に迷惑はかけられませんから、
別会社の搭乗を手配しているんです....」
筆者「はぁ...。・・・・?」
受付嬢「えー....現在ですね、タイ航空の直行便、11:45発の
17:10着の手配をさせていたいております...はい。タイ航空のアイランドは
大変申し訳ないのですがアイランド群の一番端となっておりましてそちらに移動して
頂いてこの紙を渡していただければ解るようになっておりますので云々...」
こういった会話が交わされ...私の様なデッカい野郎が言うのもなんだが、
「ほえええぇ?!イヤだって、考えてごらんなさいよ奥さン乗り継ぎ時はしなくて
いい様になったし、しかも2時間も時間短縮してむこうには現地時間で3時台に着いちゃ...
うえっ3時台ってば”ウィークエンドに行くフラグ”を今日中に立てちゃって他の半日
浮かしちゃう事も出来るんじゃないのッ?!イヤーどーしよ予定変更をせんと云々...」
と独り言をつぶやきながらタイ航空アイランドへ向う筆者。
途中親父に国内では最後の電話をかけ、
「やっぱタイに行くときはタイ航空でしょ」と突然降ってわいてきたタイ航空を独り言で
ヨイショしながら手続きに至る。しかし横槍で入ってきた立場ゆえか、窓側はとれなかった。
しかし最初のチケットを取るときにしろ、今回にしろ...どういう仕組みに
なってるんでしょうかね?まぁいい方へ変更される分には大歓迎ですけども。
今回は時間がより使えるようになったという点だけで「いい方」としましたが元から
タイ航空ならチケット、オイクラだったのカシラ...?
ちなみにワタクシ、高校生の時初めて東京に行ったのですが(コレも一人旅)
新幹線の指定席を購入したにも関わらず遅刻してしまい、勿体無いなぁ〜と思ったら
まだ停車中でおかげで間に合った経験があり...アナウンスいわく
「台風の影響でダイヤが乱れており云々...」という理由でした。
あと1回くらい台風で助かったネタが出来たら宗教でも作ろうかしらん(笑)
席も決まり、大きい方の荷物も預けてしまったのでまだフラフラと日本側テナントを見る。
ふと本屋があり...結局、ここで6ヶ国語辞書を買った(汗)
本は定価がついてるし、常に定価で購入しているわけで、一応損得なし?)ので
せっかくだから、である。
これには痛い経験があって、昔のグァムの際にKIX内で
「あっ、マクドナルドがあるやん〜、チェーン店だから値段は変わらないだろうっ!」
と勢いよくレジ前まで行って大後悔、きっと世界一高い、(ノーマルの)
ハンバーガーセットをもしょもしょと食うハメにあった経験があったんで(苦笑)
本来400円を(確か)680円で買うのは我慢できましぇん!(単にセコイとも言うが)
本を買った後、ちょっと時間の方がヤバイかも、と焦りはじめる。
多分使わない(使える様な所に行かない)から置いてこようかとも思っていた
OMC(with VISA)カードで使用料券が買えるカウンターがあったので、そこで購入。
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今は亡き1回改札機を通るだけの役目であった かわいそうなチケット。せっかくだから公開しておきましょう |
金属探知ゲートでグァムの時と同様、ひっかかって怪しまれながらもクリア
(今回もそうだったが自転車のカギが引っ掛かった。進歩してない...)して、出国検査へ...
うひゃ、人多い!!!
至って普通に並んで居ると、ハタと気づく...
「そ、そういえば出入国カードとかいうのを書くんじゃなかったっけ?」
...アタリです。
飛行機内で配られるのは入国先(&そこからの出国)用、まず日本を出なければいけない...
....で、そのカード、手元に無いんスけど...はっ?!
そーいえば列の前方側に...机があるよ...(涙)
みんな一旦取りに行って記入してから並んでるよぉ...(汗)
なんであんな所に...こりゃあ一度取りに行って列を並び直しかぁ...うううぅ。
....えぇい、まだここは日本だからっ!
筆者「あのっ、スミマセン...ちょっと出入国カードの記入を忘れていまして...
申し訳ないんですけど荷物を置いておきますんで列が進む際、一緒に動かして
やってくれませんか?」
前の方「あぁ、いいですよ。」
筆者「助かりますうぅ(涙目)」ドドドドド(ダッシュ&流れる様な記入)
ドドドドド「助かりましたあぁ(涙目)」
ってな感じで日本ならではの手段で無駄な行動を省いて何とか出国手続き、完了。
”日本だから”というのは、解ってもらえますよね。
手続きを抜け、いよいよ最終局面....よ、41番ゲート...(わたわた...)
「うえぇ、ななななんか遠いッス!!!!」(4時間前と一緒じゃないか...)
と心の中で叫びつつもちょっと早足気味で41番方面へ。
着いたと思ったら2分おきの無人モノレールで更に離れていくハメに...
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その2分の待ち時間に デジカメのレンズカバーが開く 11:45のTG623がソレです |
...結局、搭乗には十分間に合いました...
トイレの大を余裕でぶっこく事が出来るくらい...
まぁ余裕があるに超したことはないです、ハイ。
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TG623便。いわゆる この後ろの滑走路をJALの |
そしてほぼ定刻どおり搭乗。...日本語のアナウンスもこれが最後か...
あっ、席は通路に面してる〜ありがたいなぁ...足なんかを通路側に乗り出せるので
図体がデカイ日も安心。隣は女性の方。スンマセンねぇこんな奴が
隣で...と心の中でだけ謝っておく。
そして離陸。
勿論この際、心の中でのBGMはトップランディング(by TAITO)!
しかし最近はこういうやり方なのでしょうか?飛行機が滑走路にあわせてまっすぐになった瞬間に
いきなり超加速を始めて「はううう心の準備ぐわあァァ...」とGを感じつつそのまま
飛び立ってしまいました...(以前は加速までにちょっと間があったと思うんですが...
”後ろつかえてんだ早よ行け(蹴リャッ)!!!”って感じなんでしょうか?)
何事もなく機体は通常体制になり、ほどなく昼食が運ばれてきた。
「fish or chicken?」に答えるだけの簡単さ。ヘタに種類があるより受け答えが楽なのがいい。
写真とかは撮ってません...ある意味普通の機内食で...なんか茶ソバとか
パンとかのったりした甘いケーキとかのり巻きとかバラエティに富んでいましたけどね。
実際のところはまだまだ高度はあがっており、前方モニターは風速や高度、
バンコクまでの距離ばかりを表示している。電卓&電卓でフィート表示を
変換してみたりして使い方を覚える。
そうそう、まだ機内アナウンスは日本語、英語ともに流されていた。それら1つ曰く
「ただいま現地時間は午前11時、気温は28度となっており...」
その瞬間機内がどよめきだった事は言うまでもない。勿論、私もその内の一人だった。
この年の大阪は9月でも結構暑く、案外大して変わらないのでは?と思っていたのだが
散々下準備で「蒸し暑い、蒸し暑い、ムシ...」の文字が飛び交っていたのを
思い出して、ちょっとブルーが入った...
そんなことはおかまいなしに、TG623便は着実にタイに近づいていく。
メモは日本時間12:53に前述の気温のアナウンスがあったのを書いた後、いきなり
現地時間の2:40に「あと30分」となっている。(2時間の時差だから3時間50分もサボッた)
(以後、現地時間です。日本より2時間、遅れています。
日本の正午では、タイはまだ午前10時な訳です)
確かにこの間、何も無かったといえば...トラブル等の面ではそうだが、
まずアメリカ横断ウルトラクイズほどの肩苦しさはないものの、第1関門
「タイの出入国カード記入」義務が筆者に待っていた。
とはいうものの、「歩き方」に記入の説明があって隣の女性や筆者も含め、カードを
渡されると皆一斉に「歩き方」を開いて記入し始めたのには心の中で笑った(笑)
カサカサと書いていると、「職業」の項目にブチ当たる。
「...び、びじねすまん の綴りがわからん...(汗)」
...情けない限りで...。
が、ここでKIXで買った辞典を開くのもこれまた恥ずかしいので一人で悩んでいると、
カードに運良く(?)「何の目的で来たか」の所でBusiness の綴りを発見でき、事無きを得た。
フと、隣の女性のカードをチラリとみると、職業の所に「Nurse」と書かれていて
ちょっとビビる(?) っつーか、そうやったんかッ!しまったッ!!(何が?)
そしてTG623便のフライト予定としては予告通り、筆者にとっては早めに、着陸。
シートベルト着用ランプが消えて皆がゴソゴソしだすも、ちょっと余韻にひたってみたり...
真ん中列の端っこなんだから早く動かないと〜とも思ったがあいにくこの列、
みんな日本の若者で「そんなに早く動かなくても...ねぇ」なんて最後の最後でやっと話していた。
そんな訳で出口に出ようとするヒトビトで通路が詰まってしまって、4人とも通路に出れず
「この列、タイミング悪っ(笑)」なんての〜の〜と笑ってもしてみたり。
隣の看護婦さんはバンコクで空港を出るのでは無く、乗り継ぎの為2、3時間ほど
空港内で待機しなければならない事を話してくれた。ぬぅ、筆者も我が身であったものを。
でもどこへ行くかは失念。
タイの出入国カードを記入していたから国内だとは思うのだが...
なんかアユタヤに、というのが記憶にあるが飛行機で行かなければいけない様な
所では無かったと思うのだが...?
飛行機から降り、入国審査へ。いやぁドンムアン空港って、でけぇわ...
KIXも大概だが(縦にも長いし)、審査ゲートが20個近く(以上か?)ある事でも
規模が伺い知れる...
そのゲートに2,3人づつ配分されて並んで審査(贅沢と言うかなんと言うか)を。
グァムの際、審査員に「ナンニチ?(何日間滞在するか)」と向うから聞かれて
なんか冷めたものだが...今回は何も言われず。これもサミシイ(どっちやねん)
すぐ後ろのエスカレーターを降りると荷物受取所になっていて、ウチの紙袋が
妙に目立ってぐるぐる回っていたので、これまた流れるように奪い取って
さっさと税関の緑のコーナー(申告物ナシの方)へ行くとむすっとした顔の係の人が
申告カードを受け取っているだけだった。筆者も渡して通過。
「...素通りやん...(笑)」
(思い返せば)税関用通路らしきところを抜け、わぁっと広い空間に出て...
初めてそう実感したのだった。
と、同時に、ちゃんとタイに入国できた事も改めて意識するようになった。
とうとう来たのか...ところで、出口はドコ????(汗)(もうちょい感慨にふけろよ)
すこし見渡すと、出口よりも先に両替所が並んでいるのを発見。
うぉ、そそそそうだ両替せなイカン。各々の両替所に列が出来ていたので
少な目の所をチョイスして、前の人のを見ながら(単に日本円を出してサインするだけだが...)
まず、2万円をタイバーツ(B)に両替。7462Bに化けた。
「すもーるちぇんじ ぷりーず(細かいのにして〜な〜)」を言うのを忘れて1000B札も何枚か...
「うわ、どこでくずそう...使うような所ってそうそうないぜコリャ...女(中略)は
くずすっていうより消費やし...ま、なんとかなるかっ!!」等と、ぶつぶつ言いながら、
枠の外側の妙に多い待合席の現地の方々(多分...涼んでいるだけの様な気が...)に
異様さを感じつつ、空港利用者と前述の人々とを隔てるヘボい出口の門を見つけ、
くぐった。
とりあえず外に出てみるか...なんか
”空港から出ると「もわっ」とした蒸し暑い空気が、「来た」という実感を感じさせ云々...”
という一文がよく他の方のHPで見られたから...
もわぁあああン
うへぇ。ほんまやぁ〜(180度回転後、建物の中へ帰還)
事前に想像していたよりは...だったので実際は上記ほど
ひどくはなかったがUターンしたのは事実。ちょっと涼んで、ここで初めて
サングラスを装着し、もう一度外に出る。
今度はタイに来た実感を味わうためではなく、列車(電車ではない)に乗って南下しようと
決めていたので、駅(ドンムアン駅)までの道のりを探すため。HPでの情報で「判りにくい」
とあったのでココロして探すが、確かに...空港から大きな道路を隔てた向こう側の
駅に行けるような、道がない...(汗) 駅自体は見えているのに!
ちょっとイライラしながらも、もう一度ターミナル中に戻って全然違う所に行ったり
端から端まで歩いてみたりしたが...無い。ホント、無い。しまいには
地下に潜ってみたりもして...駐車場だったらしく、
「なんだぁ?この排気はぁ...ぐえぇっほッ」と暑さと排気まみれでエラい目にも逢う。
しかしそのちょっと涙目の先に、とあるものを見つけた。
「ふぁ、ファミリーマート....」
1分後には車の間を掻き分け、入店しようとする自分の姿があった...(汗)
別に何を期待していた訳でもないが
(もちろん、店員に「ねぇちゃん、”どんむあん”駅ってどうやって行くんー?」と聞ける訳でもない)
「飲み物、買っておこう...」と至ってフツーの理由だった。んで入店。
店員のおねぇさん「サワディ
カッ」
うお!初めての生の挨拶ですよ奥さン!!!はぁ、ちょっとカンゲキ。
しかもかわいらしい感じでいいなぁ。「さわでぃ〜かぁ〜♪」(心の中で復唱)
で、やはり文化の違いを圧縮して見れるかな〜と店内を見回そうとした時に
思い立ったのでぐるりと物珍しそうに一通り見て行く。
...で、結局「むーん、文字わかんねぇのでアレだけど...こゆ所の商品では
ちょっと素顔(?)がワカンナイや...」と退散。しかしここで初めての買い物、
PEPSIの1.25Lペットボトルを購入。25B。なるほど、確かに10倍すると
安いとは思わない...でも実際は67円だからなぁ...
ターミナルに戻り、PEPSIを一口飲んで落ち着き、再度探しに行くと
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やぁっとあったぁ!! |
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「空港利用者と(中略)隔てるヘボい出口...」 の、待合席の後ろやん!!! 下暗しとはマサしく、この事やな... 結果はコレかい...(苦笑) |
矢印の先には大小二機のエレベータがあり、3Fからドンムアン駅を更に越えた
Amari Airport Hotelへの専用通路があるのだが、最初にホテル行きの本来の道と
分岐として扉があって、脇道扱いのこの道こそが唯一のドンムアン駅への通路だった。
...なんか間違ってまセン?(笑)
とにかく、妙に無駄な長さのスロープをとととっと降りていくと、
「ッ!!!!列車来てるぅ!!」
しかし筆者、乗り方を知らず&そのキタナ...いやもとい年季の入りまくった
ディーゼル車に圧倒され、次は30分後と知らずにやり過ごしてしまったのだ。
この時の時間は良く覚えている。PM4:25だった。
「あ...あぁ...」と溜息の様な良く判らない声を漏らして、ベンチに腰掛ける筆者。
車掌役の青年が、「next−4:55 5B」と小さなホワイトボードに書き直した。
さきほどはボロクソに書いた列車(2度目になるが、電車ではない)だが、圧倒されたのは
事実で、何かドキドキした感情が一気に湧いてきたのだった。普通、空港はある意味
隔離された場所にあって、中心地に行くに従い徐々にその国本来の姿が見えてくるものだが
ここでは空港の目と鼻の先でいきなり原寸大のタイを見せつけられた訳で...
ちなみに...エアコン付きで、なんとなく寝台特急のブルートレイン(だったか?)っぽい
1等車、中途半端(小奇麗だがエアコンなんて無し)な2等車、最低レベルの3等車とあるが
大して差はない様に思う(値段は10倍以上差がある)
きしむ車体、それからあふれる熱風、全開の車窓、、煙突からの黒煙。
これらの車体は元々日本で活躍していたものであり、特に...本来駅ホームの下で
発着の度に轟いていた熱風は、駅ホームがレール上30cmたらずのここでは
「お客様」に容赦無く吹き付けられていた。
外側から見ても、3等車なんぞは...車内の雰囲気、乗客の層が
「あぁ...一般人のカタガタだぁ〜」と思わずもらす人々ばかりで...
うぅ、ディ・モールト!!!実に、非常に、いい!!!!!
...と、一人で勝手に盛り上がる筆者であった。
10分くらい経った頃だろうか...前述の長いスロープから明らかに日本人の
旅行者が一人、降りてくるのが見えた。結構大きな荷物を持っている。
筆者の前を通り過ぎ、ホワイトボードの記述を見て少し離れた所で腰をかけた。
筆者は声をかけようか、ちょっと悩む。が、ツアーでない旅人に声をかけるのは
(よほど困っている等でなければ)控えた方がいい、というのは一応心がけていたので...
お互い、顔を合わせることも無く待ち時間を消化する。
そんな間に撮っておいた駅を2枚ほど。
![]() 空港側、ファランポーン駅方面との看板。 アルファベット表記があるだけまだマシです(ここと 中継のバーン・スー駅のみしか見られなかった) |
![]() 反対ホーム。向こうに倉庫(?)とかがあるらしく、 こちらのホームでの物売りの青年は柵を越えて荷物を 持ってきてました。 |
そして時は4:55。
....。いや...確かに、よじごじゅーごふん...だよね...
.
.
.
...。ご、ごじ...になっちゃった...よ...?あ、あれぇ?
.
.
.
.........。来ねーよオイ......!!!
こ、これはいわゆるタイ文化の洗礼デスか?
真正面から受けてたたないといけないんですかッ!!!???
かつてTVCMで、電車が定刻通りに来るようになったのはきっと誰かのお蔭ね♪
と明電舎が宣伝していたがアレはタイじゃなかったかぁ〜?!(マレーシアだったかなぁ...)と
ココロの中で絶叫しながら、状況はいつ来るともしれないストレスとの戦いに一転した。
後ろでは、列車よりさらに安い赤バス(3.5B)が既に10本以上は行き来している。
が、(利用するには)敷居があまりにも高すぎる上、ドコ行くか判ったもんじゃない(!)ので、
アレだけは乗るまいとは思っていたが...考慮に入れなければならないか...
等と考えていると、前述の日本人旅行者もソワソワしだした。
向こう側の管理局らしき所まで歩いていって、...いかし程なく、首を傾げながら戻ってきたり
ポツポツと待っている客も集まり始めていたが、その中の白人の旅行者などにも
なにやら話し掛けている。
やがて、車掌が出てきたが、反対車線(ファランポーン駅から北部方面行き)に対してのもので、
程なく列車が来る。多分この列車の到着時間はそこそこ予定通りなのかな...と
少しジェラシーを感じる。
やがて、風がちょっときつくなってきて、雲行きもなんだか怪しくなってきた。
いわゆるスコールって奴がくるんだろか?なんだか幸先が悪いなァ...
流石に気分もダークになる。とりあえず、先ほどからの旅行者に話し掛けて気分を
紛らわせようかな...メモを書き終えて、いよいよその旅行者に声を掛けた。
筆者「あの、先ほど向こうに聞いていかれたみたいですが...何か言ってました?」
旅行者「いや、よくわかんない...タイは初めてです?」
筆者「えぇ...やータイってこんなモンなんでしょうかね(笑)待つしかないんでしょう...」
旅行者「どこまで行くの?やっぱりファランポーンまで?」
筆者「一応途中のバーン・スー駅まで行こうかと...ぎりぎりウィークエンドマーケットに
行けるかなと思ってるんです、駅から1kmほどの所なんで」
旅行者「そう...」
これだけの会話を交わし、また待ちはじめる。そう、飛行機の中から多少時間が
”浮いた”為のスケジュール変更として、まず明日(日曜日)に行く予定だった
ウイークエンドマーケットを今日中に行ってやろうという魂胆だった。
しかし...やがて、曇りの状態からかなり「溜め」の時間があったが、雨が...
とうとう降り出した。結構、きつい強さだ...
が、しばらくしてやっと車掌の動きもあった。ホワイトボードを書き換えた
青年がふっと現れ、ボードを置いてある机で、唐突に切符を売り始めたのだった。
「遅れる旨くらい放送でもしやがれよ...(怒)」とも思ったが、
先ほどから2,3回は何やら放送をしてたのがソレだった?...いやでも
「ごにょごにょにょ!!」と短い(当然タイ語なので詳細は不明)のでまさか
「スマン、30分くらい遅れるけどマイペンライ(気にすんな)ね、手屁☆」
とでも言ってやがったら、なんだかソレもイヤだし(笑)
時間は...5:20頃...だったと思う...つまり1本分、まるまる遅れて待望の列車が来た。
車体に「3」と書いてある所に並び、えらく高く、狭い入り口から中へ入った。
「うわぁ...えぇカンジや...」
と思わず漏らし、あまりに普通の、庶民の中にちょっと足を踏み入れたつもりの
自己満足に早速浸る筆者。「庶民臭さ」は外見だけでは当然、無かった。
空いている席を見つけ、日本人旅行者と共に座る。その頃には、もう列車は動き出した。
列車スピードはともかく待機時間は新幹線並みの短さである。
そんなに急ぐんなら...もっと根本的に...ブツブツ...
そして雨の中、実際、最高時速は60km/hほどは出ているかと思うが、
荒めの揺れと轟音で何やら体感速度が異様に速い様に感じながらの道中。
西側には過去のアジア大会に向けての開発で間に合わずに途中で廃墟になった?
建物群、東側には空港を過ぎたあとに、少しづつ町並みが早速見え始める。
親父の言う「2,30年前の日本」っぽさが随所に見られて、場所をわきまえずに
「うわぁ〜、いい!いいなぁ〜」と声を漏らしまくってしまっていた。
しかし、筆者が判断するに明らかに「ドブ川」の水門の様な所に現地の子供達が
パンツ一丁で飛び込んで顔を出していたのには...ちょっと引いた。(汗)
...あれ?そういえばドンムアンから1つめの駅(ラクシ駅)を列車がちゃんと
停車しないまま発車した前後には西側の建物群に夕日が沈みかけてたな...
ということは...いつのまにか雨は止んでいた...んだ。
そうそう、そして2つめの駅...らしき広場(バーン・ケーン駅)で
「うわっなんじゃこりゃ、水溜りというより小さな池が出来てるやん!!
(...これ、降りる予定の次のバーン・スー駅もこんなんやろか...や、やめとこうかな)」
という状況をまの当たりにし、旅行者の方とせっかくだから(これは嘘、なんだかすごく心細くなった)
大人しくファランポーン駅まで同行させてもらうことにしたんだった。
かくして、一日目はどうやら本来のスケジュール通りになりそう、
という事がここら辺で確定したのだった。トホホ。
しかし冷静になってみれば、荷物も置かずにWマーケットに行くこと自体、自殺行為であり
またビビらずに先ほどの列車に飛び乗って、現地に行ってしまっていたら先ほどの雨で
結構サメていたに違いないし、妥当ではあろう。
やがて3つめ、降りる予定だったバーン・スー駅を通過。車庫のある所の様だった。
4つ目のサムセン駅に到着。どちらかは忘れてしまった(汗)が、今までとうってかわって
ドンムアン駅以上にちょっと豪華な”なり”をした駅で、地図的に線路が分岐していて
乗換可能駅かと思う。待機時間も異様に長く10分くらい待たされた。珍しく
駅名表示に英語表記があった。
また、こんな所(あと1,2駅なのに...)から売り子が乗り込んできて車内を往復し始める。
妙にカン高い声を発しているのだが、いかんせん意味がわからない。水や
缶ジュース、ちょっと興味があったが行動に出れなかった焼き鳥などを売っていた。
|
南がファランポーン駅方面だが手前の東へ行く線路が 非常に気になる。 しないでしょうかね?!」 旅行者「...だいじょうぶ...でしょう(笑)」 筆者「は、ははは、そうでしょうネ...あはは...」 |
.
.
.
.
結果、大丈夫でしたよ、えぇ。
予断を許さぬ状態でしたが(ってどうしようもありませんがネ(笑))
しばらく経ち、スピードが遅くなり始める。「わぁ、そろそろなんだぁ...」とドキドキしていると
「!!! おおお!!!!!」
レールの東側に筆者が判断するにスラム街の様な集落が見え、更に気分が高まる。
旅行者「...あぁいうのが好きなの?」(先程からの挙動にちょっと呆れ顔)
筆者「えぇ!!!」
#おそらく、だが...そこはカンチャナ・ワニット市場の付近みたいだったが
結局今回はいけずじまいで詳細不明。でもアレどう見たってスラム街だよ〜(汗)
そしてさらにスピードが緩まりファランポーン駅の日本でいう所の阪急梅田駅のごとく
半開きの扇子状に広がるレールの1本を選び、ホームに列車はすべりこんだ。
|
←多分、右から2本目だったと思う... ![]() ↑ カンボジアから戻ってきた際の列車だけども一緒なのでとりあえず。 |
列車を降りる。TVの「世界の車窓から」でヨーロッパ方面の終着点でありそうな風景。
やはりちょっとアジア色が入っている(なんとなく汚い)が、想像していた印象とは
かけ離れた...ちゃんと「国を代表する駅」っぽさを持っていた。(かなり失礼ではあるが)
![]() |
|
|
人の流れに沿って改札口の様な所を通過、わあっと広い構内が視界に飛び込んできた。
側面が2階建てでテナントが入っている。中央付近はベンチばっかり、そして
その量に負けぬ現地の人々の座る姿。地方からの友人待ちか?暇つぶしか?
筆者には判断が全くつかない。
何はともあれ「わぁ、すごいわ...」思わず全体を見回して感心していたのだが...
早速ハイエナどもが照準を我々の方へ向けていたのだった。
そしてこちらのとある”常套句”も、この時から大放出を始めた。
「ハロー、アナタタチ、ホテル キマッテマスカー?」
一応肩から身分証明書をぶら下げた、明らかに怪しいツアーコンダクターみたいな人が語りよってきた。
ドンムアン空港にて、普通の方々が利用するようなホテルであればホテル案内所カウンターで
予約などを取れるわけであるが、あいにく筆者はそんなご身分ではない。
筆者「...無視していきましょうか。実際のところホテルはどこか決められています?」
旅行者「とりあえず...空港でバンコクセンターに...(笑)」
筆者「(笑)そうなんですか、私はまだ決めてないんですよ〜」
#バンコクセンターホテルは駅のすぐ南側(今頁下方参照)。前述の予約をしておくと半額になるらしく
立地条件の希望なども判らない初心者はここに放り込まれるのが大概みたいだ(笑)
などと先程のヒトを無視して歩き出した。その動きが勝手に「付いていく」様に見えたのか
「OK、行キマショウ」と手招きしつつ歩いていくが、微妙に歩く方向が違うのを察知して、
いつのまにか諦めたみたいだった。
更に構内をとりあえず出よう、と約100mを進む間に同じようなお誘い(?!)が
2、3度続いたがこれまた便利な言葉「のーさんきゅ!!(要らん!!)」
で全て一掃。あぁ楽。事前にHPで調べていた、構内の2Fにある旅行代理店みたいな所に
連れて行きたがっていたけどもその手には乗るかっ!!
左手に食堂があるみたいで、そーいえばこっちに来てから食べ物関係、まだ
食べてないな...まずはこういう平均的なところで試すためにもココは良さげだな〜
と、とりあえずチェック。
そして駅を出る。トゥクトゥクの運ちゃん達からもひたすらアツイ勧誘を隣で受けつつ
筆者「あぁ、あの大きいのがバンコクセンターですか、確かに近いな〜(笑)」
旅行者「あなたはどうします?私はとりあえず何か食べようかと思うんですが」
筆者「ま、ホテルのことは...なんとかなるでしょうから(笑) さっき食堂があったんで、
それじゃ一緒に何か食べますか〜」とやはりシカトを決め込んで逆戻り、
食堂の机に荷物を下ろした。
しかしながら...いざ食べようとするも、どう注文したらいいのかわからない。
そこで、じっと観察することにした。癖を見つければ無敵だ(違うぞソレは)
食堂っぽく、側面にジャンル別にわかれた店(一応個別の様子)が並んでいて
数を示し、色々種類があるのは指差しで選び、客は何かお金ではない紙を渡している。
ふむふむ、食券式か。確かに入り口のところに小さなカウンターがある。
各店の材料をおいてあるケースや柱に英語のメニューが書かれており、
店の上には扱っている食べ物の写真が貼ってある。ものは試し、麺ものと飯ものを
注文してみることにした。
が、しかし...通じない!(汗)英文のメニューの名称をそのまま言っている
つもりなのに...とりあえずよくわからないまま、言ったつもりのメニューの金額丁度分を
出していたのだが、その分らしい食券を渡された。
なんだか悲しくなったが、見るとバーツ=ポイントになっているらしく、カウンターには
食べ物名を言うのではなくて、「いくら分の食券を買うのか」というやり方だったようだ。
あとは御勝手にポイント内でどうぞ、という...な、なるほどね...
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という事で、本場で初めて食べたのがこれ。 スープを一口すする... |
各店の前には噂で聞いた4大調味料(?)、ナンプラー(魚醤油)、唐辛子(粉末状)、酢(with青唐辛子の輪切り)、
そして砂糖が置かれている。初めてなので、とりあえずスプーン各1杯づつを入れた。
砂糖は確かに躊躇はするが完成品に直接入れることは無いとしても、何かにつけて
入っているものだから...と開き直る。ごにょごにょと混ぜ、再度スープを一口。
「(ずずず...)おぉ、美味いわコレ...」
こうして時期早々ながら、タイでの食い物に対しての不安はほぼ無いな、と確信した。
「どんなモンだと思っていたのか」と聞かれると...まぁ、また失礼な印象で
ある意味覚悟、またある意味期待していたので伏せさせていただくが...
結局、この麺だけ食べて飯ものは食べず。ポイント券は、多分明日以降でも
使えるだろう、とキープする。きっと何度も通うだろうな...と思いながら。
ところで今まで散々「旅行者」とだけ紹介していた方...実際、この食堂で
こちらから質問し、お互いに名前を知ったのだったがFさんという方で
福岡から来られていたという事だった。
「もし良かったら明日だけでも、一緒に観光しましょうか」などと話していたが、
結局この食堂を出て分かれた後は...一度も再開できなかった。
筆者「まずは...今日は、この東側すぐにある”シーファランポーン ゲストハウス”に
してみますよ...何かありましたら私もバンコクセンターに転がり込みますんで(笑)」
F氏「んじゃあ一旦荷物を置いて、また後で会いましょう、20:00〜20:30くらい
にはここでビールでも飲んでいますよ」
と食堂を出て、わざわざシーファランポーンGH前まで一緒に来てくださって、
そこで分かれた。この頃、大体19:30くらい。
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駅からはピカイチの近さ、シーファランポーンゲストハウス。 ![]() |
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↑中ほどの”ステーション”とやらは「歩き方」にも載っていないし、思い返してもどの建物か 下の方に見えるのが例のバンコクセンターホテル。建物が地図上に載っているように、 |
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「ゴ、ゴクリ...」
ふと一人に戻ったという自覚と、目の前の薄暗い2階への階段(本来は夜間用のもの)が、
余計な不安を煽り立てられたが、とにかく階段を上がった。「歩き方」では
○かなり古びた外観。入り口ホールは広々としている。
の1節のみの説明。シングル/ダブル共に200Bとある。
...なるほど、まさにその通りだった。無意味に広い。泊まりたい旨を伝えて
部屋を案内される際も、これまた無意味な入り組んだ階段
(上り口が2つあるが結局踊り場で1つになり、また分岐していて辿り着くのも隣同士でしかない)
を4階まで上るはめに。なんだかゲームの初代「バイオハザード」の舞台の洋館を一瞬
思い出させるような怪しい気さえしてくる。
あてがわれた部屋を見る。正直なところ、こちらに選択肢は無いに等しいが
例の価値観(バーツを10倍した円で見る)でも、2000円では十分すぎるほどの
部屋だったので即決。値段は180Bとの事。オフシーズンだからだろう。
以下、その部屋を撮影したもの。貴方には耐えられるものだろうか?
以前、小手調べに大阪あいりん地区の素泊まりホテルに1200円で泊まったことがあるが
実質472円のこちらにはとてもかなわないと思った。低レベルの比較かもしれないが。
![]() 妙に高い天井。このプロペラも微妙に軸が ブレていてなかなか恐怖だった...(真下にベッド有) |
タイ式トイレ。 |
![]() 赤い扉...いや別になんでもないです... 締りの悪い網戸(手前)と本来の緑の扉のセットになっている |
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![]() 電気プラグがないのが次回旅行では致命傷。 |
とりあえず1泊分を支払い、落ち着く。扉は駅の食堂には20:10頃に行こうかな...と考え、
ベットでドンムアン空港駅以降の日記を書いたり、持ってきた資料を少し読んでいた。
10分ほど経ち「...そういえば...こういう類の宿ってば『女、ドウ?』な類の
セールス(?)攻撃を畳み掛けてくるって話をHPで見たことがあったけど...もしあったら
まぁ稀に相手によるかもしれないけど、ウザイなぁ...でもこの枕2つって...ハァ」
.
.
.
そう思っていた矢先、「コンコン」と扉が鳴った。
「は、はははハイッ?!」
あまりにも心の中での想像を狙ったかのように、バッチリのタイミングで
扉のノックがするものだから、もう既にドキドキしてしまっていた。しかし
「まだ落ち着いて10分だぞオイ...なんかパスポートの提示とかの要求かな」と
ちょっと無理やりな内容を期待して、再び「コンコン」と急かすので扉を開けた。
#事実、以降の宿泊の際はパスポートを提示した(このゲストハウスでも)。この夜だけしてない
「Hi.」
女性や...(涙) 「Ha,Hi...」
その女性は手にポータブルプレイヤーとタオルを持っていた。顔は...顔...
け、研ナオコを長髪にしたような...うぅ、あまり思い出したくない。もう堪忍してください...
筆者が「うはぁ〜」と意味深な溜息(?!)を一息ついた後、勿論その真意は判らないであろう
彼女はこう言った。(多分こんな感じで)「Would you like massage? (マッサージはいかがですか?)」と。
なるほど、マッサージ中に彼女はプレイヤーを聴きながらする訳ですな。
でも普通(本来普通とは言えないのだが)こういうパターンではマッサージ中に要らん所まで
マッサージしてくるコンボが確定するのは見当がついていた(多分にそちらがメイン)ので
筆者は表面的には日本人特有のいかんともしがたい表情で「のぉさんきゅ...」とだけ
答えた。...つもり。ちょっと顔がひきつっていたかも知れないが...
そしたら...そしたら彼女はちょっとうつむいて...ちょっと上目遣いで
「Would you like sex?」
と言いやがった!!!!!
即行で「No Thank you!!!!!!」と丁寧にお断りした。
つーかよくもぬけぬけと...ブツブツ...わしは...ワシは若ゴホゴホッ!!
こうして、一人めの女性とは御縁が無かった。
.
.
.
...め?
...そ、それはとにかく向こうも「当たって砕けろ式」だろうからすんなり笑顔で退散してくれた。
しかし筆者も、これでめでたく開放される訳ではないと言う事を事前に認識していた
(質より量(?!)モードで交代で別の女性がくる確立が大いにありそう)のでとっとと外出しようと、
ちょっとペンが震えながらもメモに追記し、荷支度をして逃れるようにゲストハウスを一旦離れた。
幸い、この間に扉をノックされることも無かった。やはりガツンとYesかNoかを言えば、
追い討ちはそうそうしてこないと思う。全世界で有効な事ではないだろうか(日本はどうだか知らないが)。
その後駅の食堂に立ち寄り、20:10くらいから20:30まで居たのだが、結局
F氏とは会うことが出来なかった。埒があかないので仕方なく、このまま
一人でチャイナタウン方面に繰り出すことに決定。
個人的に、かつてクスリとオンナに堕落する(日本人客の比率も異様に多かったらしい)男どもの世界を
作り上げた舞台、ジュライホテル...の廃墟周辺を見てみたかった。もちろん、この
チャイナタウン全体も、だが。よって、電光ネオンのヤワラー通りは後回しに、その北側の
ジュライロータリーと呼ばれる広場のほうに歩いていった。
ロータリーと言うからにはそこから放射状の道路が展開されている訳で、駅から一番近い道から
ズドンと一直線に行くので迷うとかそういうのはほぼありえない。また駅から1kmほどである。
十分徒歩で行ける範囲内だ。「ガタガタの舗装歩道だなぁ...」と文句を言いながら、
しかしチャイナタウンに自分は歩いてきているんだなぁという実感がとても嬉しく、それこそ
ルンルン気分(死語)だった。ほとんど...というか全ての軒並みの店は閉店していたので
今後、昼間にまた来ようと早々に決意する。
と...バス停が見えた。...と同時に、またイケナイ情報を思い出してしまった。
「バス停のバス待ち客の中に紛れて、『立ちんぼ』がいる。どうせ近くに行けばすぐ判る」
といった旨のものだった。「そりゃ彼女達にとっては目立たなくていいかもしれないが...
いざ客がついたら?バス待ち客に対しての負い目は無いモンなのか?」と単純に疑問に思っていた。
しかし明らかに...確かに、ソレとわかる女性が3人ほど軒並みの店の方に並んで座っていた。
顔はよく判らない。...と言うことに...イヤホント...良く見てないんで...
そう、顔ではない。格好がモロに挑発的なのだ。
残念ながら、むこうも声を掛けてこないので応対する事もなく、当然こちらから御声をかけるなど
失礼極まりないので、そのまま通り過ぎる。
「フーやれやれだゼ」と思い(何もしてないのに...)、スッと前を見渡すと、今度は
豹柄のボディコンを召したオネェサンが後ろ向きで仁王立ちになっているではないか!!
しかも腰に手をあてて!!「ぶっ!!」と思わず吹き出してしまった。その横をすり抜けるも、
お互いアクションが無かったので顔も拝見せずのままであった。コレくらいが潔いかも(そうか?)
その直後あたりから屋台が並び始め、なんだかいい感じになってきた。さきほどの食堂での
センミーナームだけではやっぱりちょっと...の感が否めず、やはりチャイナタウンの屋台を
経験してやろう!!と狙っていたのだった...が、結局ロータリーまで辿り着いてしまった。
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実に簡単な順路ではあるが。 |
...薄暗いなぁ...
街頭がロータリーの内側の円に沿って立っているのと屋台の電気、そしてくるくる回っている
車の光だけで、肝心(?)の中心の噴水部分がえらく暗い。とにかく外側の円をぐるぅ〜っと回ってみた。
だがしかし何も変わったところは無かった(汗)
”変わった”というのが何なのか?と言われると返答に困るが、とにかく屋台だけが広がっていた。
あとは交通の通過点としての役目しかないように思われた。
正直「あれっ、これ...だけ?やはり過去のものはソレ相応のものなんだな...例えば立ちんぼとか
立ちんぼとか立ちんぼがタンといると聞いていたんだが...ってオイ!違う、断じて違う...
でもホントいないや...」とブツブツ文句を言いながら歩いていた。暗闇の中にそそり立つジュライホテルの
廃墟を見上げながら、「ここには霊じゃなくて淫魔(モリガ○とかリ○ス)とかが出てきそうや...
日本語もちょっとはOKカモ...」とも呟くバカな筆者であった。
ところで先程の中心の噴水部分...くるくる回る車をかいくぐり(正式な渡る方法が無い様に思われる)
中心円に入ったのはいいが、流石の筆者でも思わず息を飲んだ。
「ヤバイ、これはヤバイ...」
非常に狭い面積ではあるが、(自分でちゃんと見たことは無いが)夜の上野公園に引けをとらない
ヤバさがにじみ出ていたので、いつもなら対角線上を歩いてみたりするが、やめた。
その後、もと来た道ではなく1本道をズラし、南南西の道へ。すぐ台北ホテル(Hotel Taipei)が見えた。
#ちょっと話は戻るが、出入国カードに「滞在先」の欄があり、筆者は綴りが非常に楽なので、ココを書いておいた。
入国の際に空白では呼び止められる可能性があって面倒だから、大して見てないと思うがとりあえず。(実際1泊したし)
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更に南下するとセブンイレブン。水(900ml 5B)だけ購入。 続いて通行量の多い交差点(駅からの西方面の大きな道と交差する)を越え、 次の大きい交差点...右手(西側)に電飾の派手な灯りがアカアカと ともる東西の通りが、有名なヤワラー通りである。 |
先程のジュライロータリーの「あれ?」な感じから一転、今度は期待を裏切らない予想通りの
展開に筆者は純粋に興奮した。その時のデジカメ写真が「つかみのコーナー」でも使ったこれ。
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なんとか見れる写真になっているが ちょうど南下してきた交差点から 大体ここが東の端という感じで、 |
ンンン〜ンンッ、この景観といい、喧騒といい、実にいい感じだ!!
何やら親しげに「ハロォ」と声を掛けてくる奴がいるが華麗にスルーを決め込んで
ズンズン進む。バカみたいな大音響で音楽CD(テープか?)を売ってるのはかなりハタ迷惑だが
屋台のすさまじい火力で料理を鮮やかに素早く仕上げる手さばきや海鮮系の焼かれる
香ばしい匂いもたまらん〜。
しかし屋台と店舗を構えているところを比べると、むしろ屋台の方で満席で大盛況な所が
何箇所かあった。やはり味の差であろうか。
昼間は肉屋なのであろうか?な所では豚足や豚顔(!!)とかもごく標準に見られた。
乾燥もの(ツバメの巣や干し鮑、フカヒレ)などもかなり安い。お土産に買って帰ろうか〜と候補に挙げた。
そんな中で1つの屋台で食事をした。写真を撮っていなかったのが不覚ではあるが、「紅飯」
と書かれていたソレは、赤い衣の豚の竜田揚げみたいなのが乗った飯という、至って
普通のもの。30B。「かっ...辛かったらヤバいなぁ...」と頼んでから後悔したが、
甘辛かったので一安心。
そしてここまで好き嫌いの分かれる食べ物も珍しい念願(と言うことは筆者は...ハイ(汗))の
ドリアンを扱う車と手引き車(荷台一杯に100個くらい置いてあったと思う)も発見!!!
出発1日目から早速独占しちゃっていいんスか?!えーのんか?
と近くに寄ってみるも、相場が判らないのでどこかで値段提示しているのを見てからに...。
...等と今晩はかなり表面的に見歩いただけで徘徊終了。
こりゃ毎晩でも来て少しづつでも何か色々試していきたいな...と言うことで巡礼を決意。
直線的にシーファランポーンGHへ帰る。しかし日本人らしき人々に全くと言っていいほど
出会わなかった。どう考えてもオフシーズン故、か?
...が、ジュライロータリーへ行くときには少々の人数だったので気にとめていなかったが、
ファランポーン駅周辺にソムタム(青いパパイヤの即席なます)売りの人々が地べたで商売をしている
姿が帰路ではかなりたくさん見られた。
そう、そういえば...と言う事で、また...イケナイ事を思い出したのであった。
「ソムタムだけを頼むのではなくて売り子のおねーちゃんも、交渉次第で...?」という旨の
ものだったが、「情報では『おねーちゃん』ってアンタ...さっき(外出前)の様なのも
おねーちゃんだしね〜」と思いつつ、ちょっと気になって前を通ってみた。
スンマセン、ソコソコおねーちゃんでした。(控えめというか失礼な...)
しかもなんだかとても「ソムタムの売り子」を盾にした立ちんぼやん!と思えて
仕方ないんですが〜(汗) 化粧してタンクトップ+ジーンズ姿のおねーちゃんが
なんで元々郷土料理のソムタムを座敷敷いて売っとんねん!!(笑)
しかし「はぁまったく...でも面白いなぁ...国を代表する中央駅周辺でこんな風景が
普通にあるなんて...」と決して印象が悪かった訳ではない。女性観光客の方々は
不愉快だと思うが...と、そう思いながら駅の東側の道、シーファランポーンGHにあと少しと
いう所に差し掛かったとき、信じられない光景に出会った。
視界が駅の建物から開放されたとき、そこには「象」がいた。
お鼻が長い象さんである。
「なっ!?☆○(株)`■??!!(涙)」
すっかり混乱している筆者に更に追い討ちをかけるがごとく、(多分ワザと飼い主が操作してだと思うが)
すぐ前までまっすぐ歩いてきて、すっと横切り、チャイナタウンの方へ去っていってしまった。
「....か、く...き、きっつい歓迎の仕方やないかぁ...」
カメラでも向ければ軽く芸でもしてくれたのであろうが、身動きひとつ取れずにいた自分が
ちょっと情けなかった...
しかし反面...なんというか、アメージング タイランド(タイの観光キャッチコピー)ならぬ
”ワンダーランド タイランド”の予感を感じさせてくれるいい体験だったと思う。
#最近、新聞でタイの出稼ぎに来ている象を(事故の原因になったりするので)郊外へ追い出す事を
警察がし始めているらしい事を知った。生活が苦しいからこそ来ていたのだから、ほんとこの時に
芸でもしてもらってチップをあげればよかったと後悔している
この後はさすがに何事も無く(何せGHまであと80mほどだった)辿り着き、部屋に戻る。
と思ったがその前に!
夜間用のフロントの所に先程のマッサ−ジお姉さん(...と言うことにしておこう)がチェックイン
する際に居た男性とだべっていた。「うへぇ気まずい!というかまた来るんじゃないだろうな?!」
と思ったらニッコリ笑って筆者が階段を上がっていくのを見送られただけだった。
ホントにアッサリというかなんと言うか...
部屋に戻り、きっちりと鍵を閉め、ベットに横たわるともう起き上がれず...
そのまま寝てしまった。「しかしココ、車の音とかが結構ウルサイなぁ...網戸も
扉がないからこのままの状態だけかぁ...」と思いながらも...
ちなみに、本日の出費
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駐輪代(一週間で700円)、リムジンバス1800円、朝食573円、 KIX使用料2650円(カード支払い)、辞書920円 合計6643円 |
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列車3等席26円、PEPSI1.25L−67円、センミーナーム67円、 GH1泊472円、水13円、紅飯67円 合計712円 |
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